『サッカー不毛の地』から『隠れたサッカー大国』へ

アメリカ下部リーグ新体制に

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本ブログで何度か、日本人選手が活躍していることで、紹介して参りましたが、メジャーリーグサッカー(MLS)の下部に位置する独立リーグのユナイテッドサッカーリーグ(USL)と言うリーグが存在します。

このUSLより、昨季終了後より、何チームかがUSLの方針に沿わないということで、分離し、新たな独立リーグを新たに立ち上げる動きが始まりました。

この新リーグは、かつてペレ選手などがNYコスモスでプレーした、MLS以前にアメリカに存在したNational American Soccer League(NASL)の名前を踏襲することまで発表しました。但し、独立してもアメリカサッカー協会の認可がなければ、プロリーグとして正式に活動することは出来ず、アメリカサッカー協会(USSF)を巻き込んでの話し合いにまで発展しました。

NASLがこのまま認可されれば、USLと、NASLの二つの下部独立リーグ、それに加えて元々ありましたUSLの2部リーグと、リーグが乱立してしまうことになる上に、それぞれチーム数が不足し、各クラブの試合数低下、ひいては収入にまで悪影響が出てしまったり法廷闘争のケースも出てしまう可能性があることより、USSF、USL、NASL間で協議が続けられてきました。

その中で、USSFが出した結論はUSLとNASL両者の折衷案で、暫定的に2010年シーズンは、NASLとUSLが共同で、『USSFディビジョン2リーグ』を設立。合計12チームによるリーグ戦でいったんは歩み寄りが実現しました。

とは言え、2011年以降、バンクーバー・ホワイトキャップス及び、ポートランド・ティンバーがそれぞれMLSに加入することが決まっていることと、アトランタと、NYから新チームが加入する予定があるため、これは暫定的な決定で、2010年シーズン中も3者間の話し合いは継続され、2010年シーズンの運営にはUSSF内に設置された特別委員会が補助することになります。リーグの名前も未定で、当面は「USSF Division 2」となります。

2010年に関する新下部独立リーグは6チームずつの2つのカンファレンス制(USLカンファレンスと、NASLカンファレンス)が敷かれることになります。カンファレンス間での交流戦も行われ、各カンファレンス内上位何チームかがプレーオフに進出するMLSと類似した方式が採用される見通しです。

【USLカンファレンス】

・オースチン・アズテックス

・ミネソタ・サンダー

・ポートランド・ティンバー 

・プエルトリコ・アイランダーズ

・ロチェスター・ライノズ

・タンパベイ・ラウディーズ

【NASLカンファレンス】

・クリスタルパレス・ボルチモア

・カロライナ・レイルホークス

・マイアミFC

・モントリオール・インパクト

・ACセントルイス

・バンクーバー・ホワイトキャップス

また、この新リーグの傘下に属することになる旧USL2は来期の開幕戦が4月17日になると発表されました。

・シャーロット・イーグルス

・レアル・メリーランド

・リッチモンド・キッカーズ

・チャールストン・バッテリー

・ハリスバーグ・シティ・アイランダーズ

・ピッツバーグ・リバーハウンズ

まだ、詳細は詰められることになりますが、来期の大枠を巡っての話し合いには一旦は目処が立ちました。今後、引き続きこのリーグを巡っての推移が注目されます。

  • 注:本件は今後数多くの変更・調整が行われることになりますので、随時更新していくことが出来れば、と思います。

  • 2月1日2010年時点:

メジャーリーグサッカー(MLS)=1部リーグ
USSFディヴィジョン2=2部リーグ
ユナイテッドサッカーリーグ(USL)=3部リーグ



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メジャーリーグサッカー(MLS)は1996年にアメリカで開幕したプロサッカーリーグ。MLSは、スポーツビジネスが盛んなアメリカらしくサッカー専門のマーケティング会社としてサッカー・ユナイテッド・マーケティング(SUM)を設立しました。この両者は、近年のアメリカサッカー成長のシンボル的な存在である。当ブログではそのMLS/SUM国際部、そしてスペインリーグFCバルセロナ国際部を経てLeadOff Sports MarketingのGeneral Managerに就任した中村武彦が、「サッカー不毛の地」と称されてきたアメリカにおける「隠れたサッカー大国」をニューヨークから発信していきます。(http://www.leadoffsportsmarketing.com)
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