2010年03月23日
本気で怒れない指導者
どうも、こんばんは。 半人前コーチ@昨日はジョニー・デップを見ました。 ビルの1階でジャパン・プレミアがやってましたからね。 (すっげー、小さくしか見えませんでしたが) 先週、あるスポーツのセミナーに行ってきました。 出席者の合計が30名くらいのスポーツ指導者のセミナーでした。 内容的には非常に興味深く、スポーツ理論を本でしか 勉強したことの無い私には、組織論等も含めて、 非常に有意義な時間でした。 そのセミナーに出席していたのは、ほとんどが30代・40代の方。 (20代は28歳の私と、29歳の方の2名のみ) 有料のセミナーなので、若い方が参加しづらかったのかな? そんな年齢構成でした。 そして、そのセミナーが終わってから交流会がありました。 そこである指導者の方が、こんな発言をしたのです。 「指導者にとって、色々と指導しづらい時代になってきました。」 まぁ、言わんとすることは分からなくはないですよ。 確かに、ワイドショーでも色々と学校がたたかれたりする時代ですからね。 その後に、その方はこんなことを言ったのです。 「我々教員は、何かあればすぐに問題視され、また部活のことだけではなく、 学校の仕事もやらなければならないため、大変なんです。」 「外部コーチの方は、ご自身の好きなスポーツを教えてればいいので、 問題が少なそうでうらやましいです。」 「手を出したりとか、大きな声で怒ったりということは絶対にやりません。」 (最初の方は、「外部コーチは楽でいいですよね」というようなニュアンスで 言われたので、実はすごくカチンと来ていたのですが・・) 私は、ちょっと疑問に思ったことがあったので、聞いてみました。 「なぜ、手を出したりとか、大きな声で怒ったりしないのですか?」 そしたら、その方はこう答えたのです。 「問題になるからです。」 私は、すごく複雑な気持ちになりました。 学校の先生は、教育するというのが仕事です。(もちろん我々外部コーチも) でも、今は優先順位の先頭が「教育」ではなく「生活」になるのです。 私は当然、必要だと思うタイミングであれば、その選手の間違いを正すためには、 厳しく戒めることも必要だと思っています。 それは、その選手の将来にもつながると考えているから、厳しくします。 でも、その会に出席していた教員の方々は、そうではありませんでした。 目の前の子供に、何かを矯正する必要があっても、厳しくは言えないのです。 それは、たとえ必要だと思っていたとしても、厳しくは言えないのです。 問題になっては困るからです。 学校ももちろん困りますし、教員の方からすれば、「生活」がかかっている という理由もあるでしょう。厳しく言って、もし収入がなくなってしまったら? そう思うと、厳しく叱ることもできないかもしれませんね。 ましてや、その会に集まっている方は、7割くらいは教員の方で、 休日をつぶして、しかもお金を払って来ている、要は一生懸命で、前向きな、 私からしてみると、すごく信頼のできる指導者の方々です。 ここまで一生懸命になってくれるなんて、、、と思いますよね。 自分のお金と時間をつぶして参加してるのですから。 でも、そこまで一生懸命で前向きな先生方から、「問題を起こしたくない」と いう旨の発言が、まず最初に出てくるのです。 そこに私は驚きました。 色々と問題が出ているのは、指導者の側の個の資質の問題のウェイトが大きいと 思います。(当然の話ですが・・・・) 但し、ここまで一生懸命な先生からの、現場の声を耳にすると、これは 個の問題よりも、社会の質が徐々に変化する中、今の教育システムでは、 社会ニーズに対応しきれないという、マクロ視点の問題を早急に議論しなければ ならない。そう思いました。 以前の記事にも書きましたが、 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/miyagi-jr/article/215 この時書いたことと同様に、今は指導者の方も、 ある程度のリスクを負わなければ、子供たちに全力で 向き合うことができません。 そういう意味では、我々外部コーチは、そこに「生活」はないので、 全力で子供たちに向き合うことができるというのはあると思います。 (あとで話を聞いたら、最初に「外部コーチは楽でいい」といった方も、 決してそういう意図ではなく、「私も全力で向きあいたのだけども、 学校からの抑制等があるため、そうできずに非常にもどかしい」と 「時には外部コーチがうらやましくなる」いうことが言いたかったようです) 子供たちに教えることが好きで、それを仕事にしたいと思い、 やっとのことで先生になったのに、それに全力で取り組めない。 そう思っている方も少なくないんだな、と思いました。 ・教員側が、全力で指導に取り組める環境 これの実現を考えると ・子供たち(保護者も含めた)も、ある程度選択肢を選べる仕組み というのが必須かなと思っております。 これが、今後の教育システムのあり方であり、早急に取り組む必要がある プライオリティの高い事項である。 このような現場の声が、聞こえてきたような気がしました。
posted by 半人前コーチ |11:06 |
中学生 |
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