2008年09月18日

スポーツ少年団のあり方

どうも。こんばんは。
半人前コーチ@今日で東京に来て5年が経ちました。
いやぁ、早いですねぇ。
今年ももう9月ですからね。時間が経つのは早い。
私が東京に行く頃の中学1年生も、もう既に高校3年生。
いやぁ、感慨深い。

うちの中学生のチームで3年まで練習して、
高校も私が関わっている高校に来た奴も何人かいて・・・
嬉しい限りです。
でも、そんな奴らももう卒業ですからね。。。

高校生を教えてて思うのが、中学校の時までに
どれだけ基本ができてるかって、その後の飛躍において
とても重要だと感じます。

どんな戦術のチームで戦ってきた子でも、基本の技術が
しっかりしてる子ってのは、使いやすいし伸びやすい。
そんなことをいつも感じているのですが、あるサイトに
こんな記事がありました。

ここには、長期的視野での教育の重要性が書かれていました。


http://www.sfen.jp/opinion/yasukou/yasukou01.html



(前半部分、省略)



「ここの子らは中学と高校と6年間技術の習得をし続けてきている。
他の高校の選手は中学まで技術的な練習をやるけど、高校3年間は
フィジカル(身体)トレーニングばかり。その差が大きいんです」

 県立の野洲高校がなぜ中学から育成が可能になるのか?
そこには組織的背景がある。

「野洲高校は残念ながら普通科の高校で体育科がないので、
学区の中で中学から選手が進学することになるんです。
そこで僕が(中学年代の)野洲クラブを立ち上げて、野洲クラブで
プレーしいた子供が野洲高校には沢山いてるんです。
夕方6時半になると高校の練習が終わり、校庭は野洲クラブの
練習になります」

 これこそが野洲高校躍進のひとつの大きな要因である。

「9年前にここに赴任したときには部員は16人しかいてませんでした。
しかも中学時代にレギュラーやった選手はゼロ。当然選手の
スカウトもしましたけど、学区制がありますから限度もありましたね」

 その帰結として自前で選手を育成することになる。さらに地元には
やはり技術習得で定評のあるFCセゾンというクラブもあった。
現在野洲高校でプレーする選手は全員が地元滋賀県の出身であり、
当然こうした方向性を共有するいくつかの地元のクラブとの連携が
なければ全校生徒397人、体育科も寮もない高校が全国の頂点に
立つことなどできなかった。

 高校選手権を制した直後の記者会見で、山本監督は次のように話している。

「小学校・中学校からの育成というのはすごく大切だと思うんです。
うちチームの田中(U-15日本代表候補)、荒掘、平石、中川は中学時代に
登録は中学校のチームでしたが、僕が作った野洲クラブ出身なんです。
ほかの多彩な攻撃陣はセゾンFC出身。3年間だけじゃなくて長期的な
ビジョンで育成するのは必要なこと。そういった成果も出たと思います」

 何も長期的育成ビジョンを持つのは野洲だけではない。
これは決勝で敗れた鹿児島実業も同じだ。

「うちもディアマントという下部組織を持っていて、今の3年生が第1期生」
(鹿児島実業・松沢総監督)である。
既に下部組織を置く高校サッカーチームは多い。

 他のスポーツでも育成の重要性を説く指導者は多い。
しかしその反面、組織全体として何ができるか。
日本サッカー界にはナショナル・トレーニング制度があり、
個々の育成の現場の努力をフル代表の底上げ、つまりW杯での勝利に
収斂させていこうという方法論を持っている
(これについては連載3回目で解説する)。

「これほど同じ方向を向いている組織は日本サッカー協会しかないと思います」

 の言葉は山本監督だけでなく、多くの指導者に共通する認識だ。

 しかし方向性をマニュアル化すればするほど、情報の共有は簡単に
なる反面、選手が均質化してしまうという弊害も近年生まれてきた。

「平均点の高い選手を作ろうとする。ユース代表なんかはみんな
同じような選手ばかり。おもろないんですわ。目からうろこが
落ちることがない。(優勝メンバーの)楠神は高速ドリブルは
できるけど、守備はできません。平原はヘディングをしない。
ウチの選手はできることとできないことが極端。でもそれを補い合うことが
できるのがサッカーというスポーツのおもしろさでもあるんです」

 すべての基本は

「『事件は会議室で起きてるんじゃない』っていう映画の台詞やないけど、
結局は個々の選手と関わる最前線の問題なんです。
プレーヤーズ・ファースト。選手を第一に考えてあげられるどうかやと
思います」

 繰り返すが「野洲高校の優勝で高校サッカーが変わる」という人は多い。
しかしそれは野洲高校のみで成し遂げられるものではないことも確かだ。

 では課題を残しつつも既に組織としては世界を基準に動き出しているという
日本のサッカー界が、どのような取り組みをしてきたのかを、
次回以降もうひとつのユース年代の現場、クラブを通じて考えてみる。



ま、全てが全てこのお方の考えと私の考えが一致するわけではないですが、
私が思っているとこと、方向的には一緒の部分がいくつかあります。

まずは、長期的ビジョンでの指導が必要ってこと。
当然中学校のチームの指導者は、チームの勝利を優先させます。
それはある程度仕方が無いこと。
但し、技術の練習をしないで、チームの仕事だけやらせるのは、
選手のその先を考えると・・・ちょっとかわいそうでもあります。

その端的な例ですが、たとえばミニバスの試合や中学校の試合で、
マンツーマンでのディフェンスの力はまったくないのに、
ゾーンディフェンスを組んでいるチームをよくみかけます。

ミニバスや中学校では、アウトサイドシュートの確率も高くないチームが
多いため、確かに勝つ確率が高くなるのは分かるのですが、、、
ゾーンだけでディフェンスをするチームには、あまり強く同意はできません。

当然、個人の力もチームの力も両方高めて行くのが理想的ですが・・・


また、もう一つ賛同できる部分は、プレーヤーズ・ファースト。ってこと。
子ども達が何を望んでいるか、選手達のために、将来の何が一番大切か。
まぁ、これは具体的に実践していく、形にしていくってのは、
中々難しいんですけどね。



この辺には賛同できたのですが、逆に賛同できなかったのは
「僕が作った野洲クラブ出身なんです。」
「うちもディアマントという下部組織を持っていて」
という部分。


賛同できない、っていう言い方にも語弊があるのですが、
高校サイドの考え方としては、下部組織を作るっていうのは
戦略的に優秀な人材をリクルーティングしやすくするって
意味でも、当然の選択ですし悪くないと思うのですが・・・


非常に個人的な想いとしては、早い段階で進む道を確定させることも
悪くないと思うのですが、色んな可能性を見つけて欲しいというのと、
自分で選んで欲しいという想いがあるので、
「高校を母体にした、下部組織のジュニアチーム」というところが、
ちょっと、ひっかかるんですよね。


滋賀とか鹿児島のサッカー事情はよく分からないのですが、例えば
力の拮抗した高校が2,3校あった場合、中学生は3校とも見てみて、
その上で自分の進む先を判断すれば良いと思うのですが、
「高校を母体にした、下部組織のジュニアチーム」の場合は、
進む先が、その母体である高校に限定されてしまうのではないか、
というのが私の懸念しているところです。


理想としては、ニュートラルな立場で、個人の技術を伸ばせるような
チームがあるのであれば、私が親なら、そこに子どもを入れたいと
思うんじゃないかな?と考えます。

私が教えているスポーツ少年団も、そんなチームを目指していますが、
まだまだ理想と現実のギャップは大きく、日々悩む毎日でございます。。。


45分から打ち合わせなので、休憩も終わらせて、仕事に戻るとします。
子どもをスポーツチームに所属させている保護者の方々、チームに
望むことや今の問題点などあれば、コメントで聞かせて
いただけるとありがたいです。

では、またお会いしましょう。

posted by miyagi-jr |21:40 | 中学生 | コメント(3) | トラックバック(0)
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2008年09月03日

支えになる一言。傷つける一言。

どうも。こんにちは。
半人前コーチ@本日は得意先にて作業中です。
クライアントとランチをご一緒させて頂くため、
現在会議室にて待ち時間。
ってことで、更新を決意。


今日、こんな記事を見ました。
岡田監督の記事。
最近、日本代表がふがいなくて、結構叩かれてますね。


http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20080903-00000017-spnavi_ot-socc.html



 W杯アジア最終予選初戦のバーレーン戦(6日)に臨む
日本代表が2日、敵地マナマ入りした。1日の大学生との
練習試合に0-1で敗れ、失意の岡田武史監督(52)は、
出発前の成田空港で偶然、元Jリーガーで、現在は北京パ
ラリンピック車いすバスケットボール男子日本代表の京谷
和幸(37)と再会。ハンディを克服して世界に挑もうと
する市原(現千葉)コーチ時代の教え子から、戦う勇気を
もらった。
  
 課題山積の流通経大戦から一夜明けた成田空港出発カウ
ンター前。6日の開幕に向けて、北京に出発しようとして
いたパラリンピック日本代表選手団の一行と遭遇した岡田
監督は、かつての教え子の顔を発見して、険しい表情が一
変した。
 「岡さん」。Jリーグ元年の93年、市原で実質サテラ
イト監督を務めていた時の愛称で呼ばれると、指揮官は京
谷とがっちり握手を交わした。

 京谷は、室蘭大谷高時代にバルセロナ五輪代表候補にも
なり将来を嘱望されたMFだったが、93年11月に交通
事故でせき髄を損傷し、下半身不随となり引退した。その
後、不屈の闘志で車いすバスケットボールに挑戦。3大会
連続でパラリンピックに出場する。

 岡田監督は入院中に何度も見舞い「次の目標を持たない
と大変だぞ」と励まし続けた。京谷は「うるさいと思った
けど、その言葉が車いすバスケをやる一つの要因になった」
と振り返る。00年に「車いすのJリーガー」という本を
出版した時には、表紙の帯に推薦文も書いた。

 決戦前の運命的な再会。岡田監督は京谷に何度も「頑張れ」
と言った。「おまえ、オレには頑張れって言わないのか?」。
大事な戦いの前に、教え子からパワーをもらいたかった。

 エールを“強要”された京谷は「ああっ、頑張ってください」
と慌てて言った。無理やり言わせた「頑張れ」。岡田監督は
教え子の言葉を力に変えて、バラバラになったチームを立て直す。



分かるなぁ、この気持ち。
とってもよく分かります。

久しぶりに教え子と話すと、結構元気をもらえるんですよね。
まぁ、岡田監督はナショナルチーム監督で、私は1地域の
スポーツ少年団のコーチと、高校のアシスタントコーチなので、
ぜーーんぜん立場とかも違うんだと思うんですが、
私も(は?)教え子からのメールとか、手紙とか、
結構取っておいたりするタイプです。
(どうでもいいことですが・・・)


先日、ある教え子と久しぶりに会って、飯を食いました。
そのとき、色んな話をしました。
指導者って、理不尽だよね。とか、矛盾してるよねとか。
引退した今だからこそ、話せる正直な気持ち。


で、その時にこんな言葉をもらったんです。


   すーさん(←半人前コーチの通称)がMTGで言ってた
  「誰かに必要とされるんじゃなくて、お前がこのチームの
   メンバーを必要としてるかどうか、ってことが大事なんだよ。
   お前にその仲間が必要なら、そいつらの力になるために
   全力でやればいい。声を出すでもいい。チームに貢献できるなら
   何でもいい。必要とされてるかどうかなんて考えるのは、
   お前がやることを全部やった後でいい。」
   これが結構頭に残ってるんだよね。
   バイトでもサークルでも、まず自分がやりたいと思うなら、
   自分でやるようになってるかも。。。。


もちろん、我々コーチの仕事は、教え子のバスケットの
技術を伸ばすことですし、チームを勝たせることだと
思っています。


でも、「教育」としては、こういう印象を残せた、
子どもたちに良い影響を与える一言を残せた。
っていうことは、やっぱりうれしいです。
やっぱり心に残る一言って、信頼できる人からじゃないと、
反発心も生まれちゃうだろうから。。。。嬉しいです。


それと、心に残るような一言をかけるためには、
やっぱり指導する側も、選手・子どもたちのことを
信じていないと、子どもたちのことを考えないと、
なかなか言えないと思うんですよね。

私も本当に選手が悩んで相談したときは、
慎重に言葉を選ばないと、その子を傷つけることにも
なりかねなので、、、かなり選びます。


ただ、最近感じるのは、指導者の方もどうしても
勝つことだけにこだわり過ぎるために、子どもたちの
ことを考えずに罵声を浴びせたり、怒ったりする、
そんな指導者の方がちょくちょく見受けられます。


もちろん、普段の練習やそれ以外の時間などで、
しっかりとコミュニケーションが取れていれば全く
問題ないと思うのですが、、、、
自分が負けたくない、というだけで子どもたちに
怒りをぶつけ、責任まで「子どもたちのせい」という
指導者の方もいると聞くことがあるので、それに関しては
大きな憤りさえ感じました。


一生懸命、それも自分を信じて練習していた子どもたちに、
「お前のせいで負けた」と言ってしまったら、
子どもたちは、どう思うでしょうか。。。。



言葉一つで、子どもたちを勇気付けることも、
成長させることもできます。
ただし、傷つけることもできてしまうのです。
指導する側は、そのことを十分に心得た上で、
叱咤するのか、慰めるのか、判断しなければなりません。


それを十分に心に言い聞かせ、精進したいと思います。。











先月、こんなメールをもらいました。
今年の高校3年生からでした。


あたしは最初にここのバスケ部に入って良かったって思ってたけど
その気持ちは最初だけで,あたしはチームに必要ない存在なんじゃ
ないかってずっと考えてたらある日,スーさんが練習前に
「うまい奴が必要なんじゃなくて,一生懸命練習する奴が必要なんだ」
って言われて,練習前に少し泣いた記憶があります。
下手でも一生懸命練習しようと思いました。
そしてスーさんは下手で,理解力がないあたしに丁寧に教えてくれて,
声をかけてくれていつも1年生の時は怒られてばっかりだったから
本当にスーさんだけは分かってるくれてるって思ってました。
まだまだ足らなかったけど少しでも努力を認めてくれたから
あたしにとって本当に心の支えでした。


逆に子どもたちも、私を支えようと
色々なメールをくれるみたいです。

本当は教える側は、もっと強くならないといけないのかもしれませんが、
これかもお互いに支えになれるようなこういう関係を、
築いていければいいなと思っています。。。。

posted by miyagi-jr |14:57 | 高校生 | コメント(1) | トラックバック(0)
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