2008年06月18日

UEFA EURO2008 GroupC HOLLAND vs ROMANIA

死のグループで勝ち抜けを決めたオランダと、強豪2国を出し抜こうとするルーマニア。選手を大幅に入れ替えてきたオランダは力を抜くことなくルーマニアを叩きにかかる。

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2008.6.17 20:45
BERN ~Stade de Suisee Wankdorf~

HOLLAND 2 - 0 ROMANIA
(54 Klaas-Jan HUNTELAAR -HOLLAND)
(87 Robin VAN PERSIE -HOLLAND)

HOLLAND / 4-2-3-1 system
GK: 16 Maarten STEKELENBURG
CB: 14 Wilfred BOUMA, 3 John HEITINGA(c)
SB: 15 Tim DE CLER, 21 Khalid BOULAHROUZ
DH: 8 Orlando ENGELAAR, 6 Demy DE ZEEUW 
SH: 11 Arjen ROBBEN, 20 Ibrahim AFELLAY
OH: 7 Robin VAN PERSIE
CF: 19 Klaas-Jan HUNTELAAR
 58: BOULAHROUZ(out) ⇒ 12 Mario MELCHIOT(in)
 61: ROBBEN(out) ⇒ 18 Dirk KUYT(in)
 83: HUNTELAAR(out) ⇒ 22 Jan VENNEGOOR OF HESSELINK(in)

ROMANIA / 4-3-3 system
GK: 1 Bogdan LOBONT
CB: 14 Sorin GHIONEA, 4 Gabriel TAMAS
SB: 3 Razvan RAT, 2 Cosmin CONTRA
DH: 8 Paul CODREA
CH: 5 Cristian CHIVU(c), 11 Razvan COCIS
WG: 10 Adrian MUTU, 16 Banel NICOLITA
CF: 18 Marius NICULAE
 59: NICULAE(out) ⇒ 21 Daniel NICULAE(in)
 72: CODREA(out) ⇒ 20 Nicolae DICA(in)
 82: NICOLITA(out) ⇒ 7 Florentin PETRE(in)

Adrian MUTUのクロスをWilfred BOUMAが体を投げ出して弾くも、Marius NICULAEが拾ってボレーシュート。だが枠を捉える事できない。ゴールほぼ正面でのCristian CHIVUのFKも大きくバーを越え、オランダを脅かすほどではなかった。
Razvan RATのロングスローにAdrian MUTUがゴールに近い位置でシュートを打つが、Wilfred BOUMAの足に邪魔をされ枠に転がってはいかなかった。

試合序盤、ルーマニアのチャンスをしっかりと守ったオランダは得意のパスワークでペースを握る。Robin VAN PERSIEはOrlando ENGELAARからのアーリークロスに2度ほど頭で合わせるが、枠に飛ばすことはできなかった。
Arjen ROBBENはKlaas-Jan HUNTELAARをポストに使い、Bogdan LOBONTと1対1の場面を作るものの彼のシュートはゴール左に外れてしまった。

試合はオランダが支配しながらも、Adrian MUTUが惜しいミドルシュートは放つなど見応えのある展開となる。

後半、John HEITINGAのロングフィードに反応したRobin VAN PERSIEがゴールを狙うがコースを読んでいたBogdan LOBONTが弾き出す。至近距離のシュートを弾いたLOBONTはまさに守護神として素晴らしい働きをしていた。

だが、無失点で凌ぐルーマニアを沈めたのは、Klaas-Jan HUNTELAAR.
右サイドIbrahim AFELLAYからのグラウンダークロスを、ENGELAARがさわれずにボールが流れてくると彼は見事に足を合わせて均衡を破った。

試合は相変わらずオランダが支配しチャンスを生み出していく。
まだ逆転という希望を信じ機を見て攻めるルーマニアは、Florentin PETREがオーバーヘッドシュートを放つなど見せ場を作るが、オランダのゴールを破ることは出来なかった。

逆に試合終了間際の87分、Robin VAN PERSIEの至近距離のシュートにBogdan LOBONTは弾くことが出来ずルーマニアは息の根を止められてしまう。

その後、最後まで応援し続けるルーマニアサポーターだったが、ピッチに立つ選手が絶望に襲われてしまっていたのは見るに明らかだった。
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ルーマニアはグループリーグ最終戦まで希望をつないだのはさすがだった。だが、イタリア、フランス戦と勝利するチャンスがありながらも、勝ち点1でオランダ戦を迎えてしまったことが敗因だろうか。

オランダは選手を大幅に入れ替えながらも、自分たちのサッカーが揺らぐことはなかった。死のグループを3勝で乗り切った彼らは間違いなく強い。欧州を制するに一番近いチームだろう。

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2008年06月18日

UEFA EURO2008 GroupC FRANCE vs ITALY

(6/25執筆。旬は過ぎております。)
フランスとイタリア。欧州、そして世界も制する栄光を味わってきた両チームだが、どちらかがチューリヒでeuro2008を去ることが決まっている試合だ。

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2008.6.17 20:45
ZURICH ~Letzigrund Stadion~

FRANCE 0 - 2 ITALY
(25 Andrea PIRLO(PK) -ITALY)
(62 Daniele DE ROSSI -ITALY)

FRANCE / 4-4-2 system
GK: 23 Gregory COUPET
CB: 3 Eric ABIDAL, 5 William GALLAS
SB: 13 Patrice EVRA, 14 Francois CLERC
CH: 6 Claude MAKELELE, 20 Jeremy TOULALAN
SH: 22 Franck RIBERY, 10 Sydney GOVOU
CF: 12 Thierry HENRY(c), 9 Karim BENZEMA
 10: RIBERY(out) ⇒ 11 Samir NASRI(in)
 26: NASRI(out) ⇒ 2 Jean-Alain BOUMSONG(in)
 66: GOVOU(out) ⇒ 8 Nicolas ANELKA(in)

ITALY / 4-3-1-2 system
GK: 1 Gianluigi BUFFON(c)
CB: 4 Giorgio CHIELINI, 2 Chirstian PANUCCI
SB: 3 Fabio GROSSO, 19 Gianluca ZAMBROTTA
CH: 8 Gennaro GATTUDO, 10 Daniele DE ROSSI, 21 Andrea PIRLO
OH: 20 Simone PERROTTA
CF: 18 Antonio CASSANO, 9 Luca TONI
 55: PIRLO(out) ⇒ 13 Massimo AMBROSINI(in)
 64: PERROTTA(out) ⇒ 16 Mauro CAMORANESI(in)
 82: GATTUDO(out) ⇒ 22 Alberto AQUILANI(in)

フランスに不運だった試合と言える。

10分にはFranck RIBERYの負傷退場。これまでの2試合を見ればRIBERYという選手がどれだけフランスというチームにとって必要な存在だったかが分かる。
代わって出場したのはSamir NASRI. 今後フランスの中核を担うべき逸材がこの大事な試合でフランスを救えるかどうか、注目はそこに移ったがまたもや不運は続く。

25分にスルーパスで抜け出したLuca TONIをEric ABIDALが後ろから倒してしまい、PKを献上。更にはレッドカードによる一発退場という主審の判定だった。
PKはAndrea PIRLOが落ち着いて決める。フランスにとっては先制点を奪われ、更には残り65分を1人少ないという不利な状況で戦わなければいけなくなってしまった。

守備組織を再構築するフランスは、Samir NASRIに代えてJean-Alain BOUMSONGを投入せざるを得なくなる。若き逸材は15分という短い時間えピッチを後にした。

イタリアが圧倒的にチャンスを生み出していくが、Luca TONIの決定力不足もあり1点で耐えしのぐ展開が続く。だが後半またしても不運がふりかかる。

50分、ゴール正面のFKでDaniele DE ROSSIが蹴り込んだボールに、壁に入ったThierry HENRYが足を出してしまう。コースが変わったボールはGregory COUPETの逆をつきゴールネットを揺らしてしまった。

試合終盤にはKarim BENZEMAが右足で蹴り込んだボールが曲がりながら絶妙なコースをついたが、Gianluigi BUFFONの壁は厚く両手で弾かれてしまった。
フランスは絶望的な状況でも諦めず、キャプテンであるThierry HENRYは周りを鼓舞し続けたが、フランスが得点をあげることはなかった。
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DOMENECHの悲観がピッチ上で体現してしまったかのような悲しい試合だった。結局フランスは得点1、失点6、勝ち点1で死のグループから蹴落とされたことになる。

チーム構成を見ると若手とベテランが融合し理想的なチーム作りに見えたが、中核はベテランであり世代交代の課程で挑んだeuro2008と言った方が正しい。

ベテランはこの大会を最後にフランス代表として見ることは叶わなくなる、最後の試合がこれでは長年フランス代表に貢献してきた選手も悲しいだろう。

ただ、ベテランが去っても2010年まで契約が残っているDOMENECHだけは残る。

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2008年06月14日

UEFA EURO2008 GroupC HOLLAND vs FRANCE

イタリアを駆逐したオランダと難敵ルーマニアに苦戦したフランスの試合。サポーターの数ではオランダが圧倒するスタッド・ドゥ・スイス・ワンクドルフ。
DOMENECHはこの試合を「勝たなくてはいけない試合」と位置づける。

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2008.6.13 20:45
BERN ~Stade de Suisee Wankdorf~

HOLLAND 4 - 1 FRANCE
(9 Dirk KUYT -HOLLAND)
(59 Robin VAN PERSIE -HOLLAND)
(71 Thierry HENRY -FRANCE)
(72 Arjen ROBBEN -HOLLAND)
(90+2 Wesley SNEIJDER -HOLLAND)

HOLLAND / 4-2-3-1 system
GK: 1 Edwin VAN DER SAR(c)
CB: 4 Joris MATHIJSEN, 2 Adre OOIJER
SB: 5 Givanni VAN BRONCKHORST, 21 Khalid BOULAHROUZ
DH: 8 Orlando ENGELAAR, 17 Nigel DE JONG
SH: 10 Wesley SNEIJDER, 18 Dirk KUYT
OH: 23 Rafael VAN DER VAART
CF: 9 Ruud VAN NISTELROOY
 46: ENGELAAR(out) ⇒ 11Arjen ROBBEN(in)
 55: KUYT(out) ⇒ 7 Robin VAN PERSIE(in)
 78: VAN DER VAART(out) ⇒ 14 Wilfred BOUMA(in)

FRANCE / 4-2-3-1 system
GK: 23 Gregory COUPET
CB: 5 William GALLAS, 15 Lilian THURAM(c)
SB: 13 Patrice EVRA, 19 Willy SAGNOL
CH: 6 Claude MAKELELE, 20 Jeremy TOULALAN
SH: 7 Florent MALOUDA, 10 Sydney GOVOU
OH: 22 Franck RIBERY
CF: 12 Thierry HENRY
 60: MALOUDA(out) ⇒ 18 Bafetimbi GOMIS(in)
 75: GOVOU(out) ⇒ 8 Nicolas ANELKA(in)

開始9分、VAN DER VAARTのCKをDirk KUYTが頭でゴールに叩き込む。Florent MALOUDAが抱え込むようにKUYTを止めにいったが彼をお構いなしにボールに合わせてしまった。
フランスの運動量が少なかったせいもあるが、ここからオランダのペースで試合は進む。ワンタッチパスで相手を翻弄し、更にはしっかりとフィニッシュまで持っていく。例え奪われても個々の球際の強さ、また前線から運動量を増やしてのプレスは世界トップレベルのチームでさえ嫌がらせるには十分だ。

対するフランスはチャンスも作れない時間帯が続いていたが、23分にやっとチャンスがおとずれる。Willy SAGNOLのクロスにワンタッチでディフェンス裏に出たSydney GOVOUはそのままシュート。だが、Edwin VAN DER SARの左足に弾かれてしまい同点とはできなかった。
30分過ぎてからは左サイドを起点にイーブンに近い展開まで持ち込んだフランスだったが、前半のポゼッションは40%しかなかった。

後半開始からENGELAARに代えてROBBENを投入するオランダ。だが、明らかなペースアップで前線から強引なプレスを仕掛けていくフランスがまずペースを握った。

49分には、GALLAS、TOULALAN、GOVOUと立て続けにシュートを放つが、全てネットを揺らすことができない。こぼれてきたボールは最後にHENRYが蹴り込むが、Adre OOIJERの手にあたってゴールとはならなかった。
その後、HENRYがVAN DER SARと1対1になる場面もあったが、フランスのエースはループシュートに失敗してしまう。

フランスの猛攻を凌いだ後の59分、VAN NISTELROOYが体を回しながらのルーレットパスでROBBENにボールを渡すと、彼はそのまま左サイドを突破する。最後はVAN PERSIEへピンポントクロスを送り、彼は容赦なくフランスを突き放すシュートを打ち込んだ。初戦同様、見事なカウンターでの1点だった。

フランスは71分に意地の1点を返す。右サイドGOVOUとのパス交換で抜けたSAGNOLが、絶妙なアーリークロスをゴール前に送る。これをHENRYが左足で軽くコースを変えてゴールに流し込んだ。

だが、フランスの意地はここまでだった。直後72分にはROBBENの完璧な個人技でゴールに叩き込まれたフランス、逆襲の狼煙をあげた直後の失点だけに勢いを完全に消し去られてしまった。マークについたTHURAMは何も出来なかった。

終盤はまさにオランダのカウンターサッカーが、フランスに脅威を与える。3点でも物足りずに隙あらば点を狙う姿勢は、相手の心を圧し折るには十分な圧力がある。

Gregory COUPETの好セーブもあり、3失点で防いでいたフランスだったが、ロスタイムにはペナルティエリア前の中央でボールを受け取ったWesley SNEIJDERにミドルシュートを決められしまう。フランスを精神的に追い詰める1点だった。
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グループリーグ突破を決めたオランダだが、イタリア、フランスに7得点と恐ろしいほどの攻撃力で勝利してきている。攻撃的な采配が的中していることもあるが、まだ1失点しかしていない守備の集中力も評価すべきポイントだ。
ただ若い選手が多いこともあり、試合展開次第では予想できないほどの脆さを見せる可能性もあるが、彼らの勢いが欧州を制する可能性も感じられる。

フランスは初戦からの熟成が見られなかった。前線をごっそり入れ替えたのではそれも仕方ないかもしれない。ただグループリーグで試行錯誤するようでは先はないだろう。そもそもDOMENECHがどこか悲観的なのは何故だ。彼の視野はすでに2年後のW杯にいっているのだろうか。

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2008年06月14日

UEFA EURO2008 GroupC ITALY vs ROMANIA

失意の3失点から立て直しを図るイタリアと、虎視眈々とグループリーグ突破を狙うルーマニア。崖っぷちに立たされているのは勝ち点がないイタリアの方だ。

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2008.6.13 18:00
ZURICH ~Letzigrund Stadion~

ITALY 1 - 1 ROMANIA
(55 Adrian MUTU -ROMANIA)
(56 Chirstian PANUCCI -ITALY )

ITALY / 4-3-1-2 system
GK: 1 Gianluigi BUFFON
CB: 4 Giorgio CHIELINI, 2 Chirstian PANUCCI
SB: 3 Fabio GROSSO, 19 Gianluca ZAMBROTTA
CH: 20 Simone PERROTTA, 10 Daniele DE ROSSI, 21 Andrea PIRLO
OH: 16 Mauro CAMORANESI
CF: 7 Alessandro DEL PIERO(c), 9 Luca TONI
 57: PERROTTA(in) ⇒ 18 Antonio CASSANO(in)
 77: DEL PIERO(in) ⇒ 15 Fabio QUAGLIARELLA(in) 
 85: CAMORANESI(in) ⇒ 13 Massimo AMBROSINI(in)

ROMANIA / 4-1-3-2 system
GK: 1 Bogdan LOBONT
CB: 15 Dorin GOIAN, 4 Gabriel TAMAS
SB: 3 Razvan RAT, 2 Cosmin CONTRA
DH: 6 Mirel RADOI
SH: 20 5 Cristian CHIVU(c), 7 Florentin PETRE
OH: 8 Paul CODREA
CF: 10 Adrian MUTU, 21 Daniel NICULAE
 25: RADOI(in) ⇒ 20 Nicolae DICA(in)
 60: PETRE(in) ⇒ 16 Banel NICOLITA(in)
 88: MUTU(in) ⇒ 11 Razvan COCIS(in)

開始からお互い攻勢にでる両チーム。
イタリアは3失点の悲しみを振り切るように攻め、対するルーマニアは失意のイタリアを追い込むように攻めていく。

試合序盤には先発出場となったAlessandro DEL PIEROが、Simone PERROTTAが上げたボールを頭でそらすもののこれはDorin GOIANに当たってサイドネットとなった。
対するルーマニアも16分、Mirel RADOIのスルーパスにAdrian MUTUが飛び出してGianluigi BUFFONと1対1となるもBUFFONが上回りボールは弾かれてしまう。
20分には、Cristian CHIVUのFKがChirstian PANUCCIに当たってコースを変えるもポストに弾かれゴールとはならなかった。

ペースを掴みかけていたルーマニアだったが、25分にはRADOIとRazvan RATの接触でRADOIが負傷退場を余儀なくされる。

29分には負傷したRATがミドルシュートで魅せるが枠を捉えることが出来ない。
ルーマニアがチャンスをものに出来ない時間帯が続くと、前半終盤にはイタリアの反撃が始まる。
ロスタイムにはLuca TONIの頭で合わせたボールが見事にネットを揺らすが、これはオフサイドでゴールは認められなかった。

後半もイタリアがペースを掴んでいたが、Gianluca ZAMBROTTAのミスから試合は動く。右サイド自陣深い位置で得たFKをCosmin CONTRAがペナルティエリア左へロングフィードを展開する。これをZAMBROTTAがBUFFONへ頭でバックパスすることを選択したが、しっかりとMUTUに狙われていた。
MUTUはBUFFONが抱え込む前にボールをゴールに叩き込むことに成功する。

失意のイタリアを救ったのはPANUCCIだった。
先制された直後、CKからファーサイドにあげられたボールをGiorgio CHIELINIが折り返し、PANUCCIが押し込んで同点とする。
ボールをすぐにセンターサークルまで運ぶPANUCCI. 同点では満足しないという意思の元イタリアの攻勢は続く。
CASSANOが中央から放り込んだフィードをTONIが頭でつなぎ、Daniele DE ROSSIが飛び込むがBogdan LOBONTが右手一本で弾き出す。
一方的に攻められていた時間帯もLOBONTは集中力高く良く守っていた。

イタリアが逆転するか、ルーマニアが勝ち点1で逃げきるかと思われた35分。
MUTUのクロスに飛び込んだDaniel NICULAEがChirstian PANUCCIに掴まれ、ペナルティエリアでファウルをもらうことに成功する。彼のこの試合一番の見せ場はまさにここだった。

だが、絶望のイタリアを救ったのはBUFFON. MUTUが中央右寄りに蹴り込んだボールを、見事手と足を使って防いでみせた。
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90分間で見ればイタリアが一方的に攻め込んだ印象もある試合になったが、お互い勝利を狙っていたことは間違いない。ルーマニアもイタリアの初戦を見て勝てない相手ではない、と思っていたようだ。

W杯王者イタリアもなめられたものだが、彼らはW杯を優勝した時ほど確実に強くない。最終ラインの守備に不安が残るイタリアなど見たくはないのだが、おそらく本大会終了後に世代交代が行われることを考えると、一部の選手はこの大会でしかもう見れないのかもしれない。

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2008年06月10日

UEFA EURO2008 GroupC HOLLAND vs ITALY

場所はベルン。会場はスタッド・ドゥ・スイス・ワンクドルフ。
決勝戦でもおかしくはない組み合わせが予選リーグの初戦で実現した。
まさに守と攻という対局の文化を生み出してきた両国、守という文化はまさに崩壊したと言ってもいい試合だった。

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2008.6.9 20:45
BERN ~Stade de Suisee Wankdorf~

HOLLAND 3 - 0 ITALY
(26 Ruud VAN NISTELROOY -HOLLAND)
(31 Wesley SNEIJDER -HOLLAND)
(79 Givanni VAN BRONCKHORST -HOLLAND)

HOLLAND / 4-2-3-1 system
GK: 1 Edwin VAN DER SAR(c)
CB: 4 Joris MATHIJSEN, 2 Adre OOIJER
SB: 5 Givanni VAN BRONCKHORST, 21 Khalid BOULAHROUZ
DH: 8 Orlando ENGELAAR, 17 Nigel DE JONG
SH: 10 Wesley SNEIJDER, 18 Dirk KUYT
OH: 23 Rafael VAN DER VAART
CF: 9 Ruud VAN NISTELROOY
 70: VAN NISTELROOY(out) ⇒ 7 Robin VAN PERSIE(in)
 77: BOULAHROUZ(out) ⇒ 3 John HEITINGA(in)
 81: KUYT(out) ⇒ Ibrahim AFELLAY(in)

ITALY / 4-3-3 system
GK: 1 Gianluigi BUFFON(c)
CB: 23 Marco MATERAZZI, 6 Andrea BARZAGLI
SB: 19 Gianluca ZAMBROTTA, 2 Christian PANUCCI
DH: 21 Andrea PIRLO
CH: 8 Gennaro GATTUDO, 13 Massimo AMBROSINI
WG: 11 Antonio DI NATALE, 16 Mauro CAMORANESI
CF: 9 Luca TONI
 54: MATERAZZI(out) ⇒ 3 Fabio GROSSO(in)
 64: DI NATALE(out) ⇒ 7 Alessandro DEL PIERO(in)
 75: CAMORANESI(out) ⇒ 18 Antonio CASSANO(in)

26分、Ruud VAN NISTELROOYの先制点は簡単には見られない珍しいシーンであった。
いや、ゴール自体は特に珍しいわけではない。Wesley SNEIJDERの左サイドから蹴り込まれた強烈なシュートをVAN NISTELROOYが右足でコースを変えてゴールに流し込んだ。
だが、VAN NISTELROOYの立ち位置は明らかなオフサイドポジションであり、取り消されるのが正当な判断であると思われた。だが、直前のプレイでGianluigi BUFFONと交錯したChristian PANUCCIがゴールライン外で負傷していたため、オフサイドとはならなかったようだ。
PANUCCIもまさか自身がオフサイドラインであることを意識してはいなかっただろう。

イタリアの不運はオランダの素晴らしいカウンターとともに続くことになる。
Andrea PIRLOのCKのクリアボールから、Rafael VAN DER VAARTが左サイドに大きく展開し、左サイドで受け取ったVAN BRONCKHORSTは右サイドを走り込むDirk KUYTへロングボールを放り込む。
KUYTが頭で折り返したところをSNEIJDERがダイレクトで合わせたボールはBUFFONでも止められなかった。

イタリアはAntonio DI NATALEが幾度か惜しいシュートを放つが、Edwin VAN DER SARの好セーブにも阻まれ、点差を詰めることができないまま後半へと試合は向かう。

後半2点のビハインドもMATERAZZIに代えてGROSSOを投入し、守備の立て直しを図るところが何ともイタリアらしいところだ。
その後は、Alessandro DEL PIERO、Antonio CASSANOと攻撃的な選手を投入するも、集中したオランダ守備陣とVAN DER SARの壁は簡単には打ち破れない。

ペースを握りながらも決めきれない時間帯が続くと、79分にはイタリアがまさかの追加点を許してしまう。ここもPIRLOのFKをVAN DER SARが弾くとカウンターから最後はVAN BRONCKHORSTが頭で押し込んで3点目、オランダの勝利を確実なものとした。
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不運な1失点とカウンターの2失点。
先制点されて歯車が狂ったイタリアだったが、後半にはペースを握り同点にも追いつく機会はあったはずだ。だがそこで決めることが出来なかった。
最後は足も動かなくなったイタリアだが、ルーマニア戦に向けてもう1度気持ちから立て直さないといけない。

逆に厳しい時間帯も失点を許さなかったオランダの集中力、そして攻撃面の強さは目を見張るものがある。死のグループでありながらオランダの予選突破を確信してならない。

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