2007年05月30日

昨日(28日)はアメリカの祝日「メモリアル・デイ(戦没将兵追悼記念日)」で、FSLの試合は1ゲームを除いてありませんでした。2週間ぶりの休みです。
私達は近くに滞在中のFSLの他のクルーとエクステンデッド・スプリングのクルーと合流しホテルの駐車場で、スーパーで$10ぐらいで買った安いグリルでバーベキュウをして、自分はスイカを志村けんのように一揆食いし日本流(?)の食べ方を披露し、その後はプールパーティーをしのんびり過ごしました。野球を忘れて酔っ払い本当に楽しみました!
posted by Sake |01:08 |
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2007年05月29日
フロリダ州・ジュピターにて(5・27・07)
昨日(27日)は久々のデーゲーム。フロリダでのデーゲームは暑さとの戦いでもありますが、昨日は太陽はさんさんと輝いていましたが、強めの涼しい浜風が吹いていてやりやすかったです。
その風と太陽のせいで、走者1.2塁・0アウトでの内野フライを2塁手が見失い全然手の届かない所にボールが落ちました。そして少しして観客が「インフィールドフライだ!」「インフィールドフライだ!」と騒ぎ始めました。そしたらそれを聞いた守備側の監督が塁審のCoryに少し遅れて「インフィールドフライじゃねいかよ!」と猛抗議!自分達は「インフィールドフライ」ではないと確信していました。なぜならルールブック2・40にあるインフィールドフライの条件の一つ「内野手が普通の守備行為をすれば、捕球できるもの」ではなかったからです。
監督の要求により自分の所にCoryが来て聞いてきましたが、2人の意見は一致していました。散々文句を言って監督は引き下がりましたが、「インフィールドフライ」のルールを観客同様しっかり理解していないようでした。
ところでまた自分は、打者が見逃しの三振になりその私のコールが気に入らなくバットとヘルメットをホーム周辺に強く叩きつけたので「退場」にしました。これはリーグルールで罰金にも当たる行為です。
打者と監督は「何も言っていないのに退場になるのはおかしい」と抗議してきましたが、自分のコールが気に入らずにそういう行為をした場合は、自動的に退場です。ただ打者が自信に腹が立ってヘルメットなどを叩きつけた場合には(審判の判断で)退場にはならず、その度がひどければ罰金だけのペナルティーになります。
昔日本で社会人野球の審判をしていたときに、オープン戦で打者を退場にしたことがありました。日本のアマチュア野球では審判が退場をコールすれば、審判自信も退場だと注意された事がありましたが、今年5つ目の退場を宣告した私もマイナーリーグから退場になる日も遠くないかも知れません。
posted by Masaki |01:55 |
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2007年05月26日
トロピカーナフィールド
この4日間でチームが違えど、私たちの試合で3つの退場宣告がありました。
1つは前回書いた三振のコールの後の選手の退場。
その2日後に新ルール(6.02(d))※の適用で、9回表・1死・走者1塁・2ストライク後に私が球審で打者がバッターボックスから出たので投手の投球を待たずにストライク三振をコールし、それに不満な打者が暴言を吐いて退場。試合終了直後ベンチからの汚い野次。私のこのルールの適用は今シーズン4度目、そのうち2人(内一人は監督)が退場。
昨晩は自分が塁審で、2アウト満塁のチャンスに球審のCoryからのアピールがありハーフスイングでストライク(スイング)三振をコール、Coryに「お前のパートナー(私の事!)はへたくそ!」でCoryがその打者に退場宣告。
また3塁盗塁で私のアウトコールの後に監督が「全然タッグすらしていないじゃないか!」と退場にはなりませんでしたが私に抗議に来ました。
試合後ロッカーに戻ってパートナーが、聞いてもいないのに第一声「ハーフスイングに関しては振ってなかった」「3盗に関しては明らかなセーフだった」とだめだし。
今は少しきついですが、長いシーズン中こういう時期もあるでしょう。気分入れ替えて、審判うまくなれるようにもっと努力しますよ。
posted by 野中雅貴 |01:18 |
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2007年05月23日
先日の試合で今シーズン3度目の退場を宣告しました。打者は捕手でした。アウトコースの際どい球を見逃しの三振をコールすると、両手を広げ激しく抗議してきて、顔と顔を近づけて来文句をいい、私はその時点で警告を発し、そして少しダッグアウト方向に戻っていったときに、バットで自分を指しさらに激しく抗議してきたので「退場!」
アメリカの多くの捕手の考えとして、自身が打席に立つときはストライクゾーンが小さくなるべきだというのがあるようです。自分は審判の為に見やすく捕球しているし、ショートバンドも体張って止めてるし、コールに対してなるべく文句を言わないから、俺が打席のときは甘くするべきだと。こちらの多くのマイナーリーグの審判に聞いても、捕手との関係をうまくやっていきたいから、捕手が打席に立った時には、際どいところはボールにするという人がほとんどです。
正直自分はその考え方が嫌いです。これから学んでいくべき重要な事なのかもしれませんが、気の弱さがそこに出ているように思います。確かに捕手が1球1球文句言い出したら球審としては本当に大変です。何せ試合中常に彼らの真後ろにいるわけですから。
次の回に彼らは必ずこう言って来ます。「さっき自分が打席のとき、この球ストライクコールしたじゃねえか!」と。でもそれを恐れてストライクゾーンを変えるのはどうも納得行きません。これからもまだ自分は誰が打席に立とうが同じストライクゾーンで行きたいです。たとえ退場の数が増えようとも。
posted by Masaki |22:14 |
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2007年05月20日
6回表、得点10-2、2アウト、打者カウント2ボールー1ストライク、「バリッ!」という音とともに突然球場内が暗くなり私「タイム、タイム!」GM「ライトが復活するには1時間以上かかる。」
ライトは全部消えたわけではなく、2基だけが消えました。フロリダの20時02分、まだ夕陽が残っていたので、そのときはやろうと思えばやれましたが、数十分後には日没でプレイするのは困難になるのは必死です。
両チームの監督、GMの了解の下この試合を「サスペンデッドゲーム(一時停止試合)」にし後日続きをやることにしました。ルール上照明の故障で試合続行不可能のときは、その試合がどんな状況であろうともサスペンデッドゲームです。
私達のクルーにとって、今年2度目のライトの故障。マイナーリーグらしいというか、アメリカらしい出来事です。その後花火の打ち上げが予定されていたので、そのまま試合後は「花火大会」になっていました。
posted by 野中雅貴 |22:59 |
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2007年05月18日
セントルーシーにて
16日の午前中に車で2時間かけてフロリダ州内キッシミーに行って来ました。そこには審判学校のライセンス更新に来ていたJim Evans氏がいました。そこで今年2月の日本でのクリニック以来の再会をしました。
ランチをご馳走になった後また2時間かけてクリアウォーターに戻り、渋滞にも少し巻き込まれ、ホテルに着いた30分後には球場に向かなければ行けませんでした。
二人とも少し疲れていましたが、そのまま試合を行いました。そして試合が終わるとなんとロッカールームに私達のスーパーバイザーがいました。。。。なんとその試合私達は査定されていたのでした。正直自分もCoryも試合中全く彼が来ているのに気づきませんでした。ただ二人ともスーパーバイザーがいようといまいと一所懸命やっているつもりなので特に問題はありません。
その日は塁審で、次の日(昨夜)は私は球審を担当し査定が終了しました。結果は、塁審では1塁でのプレイを見る味方がロボットのように堅苦しい、球審では、セットをもう少し早くするように(投手が投球動作に入ったときにセットする)そうすればもっと投球が見やすくなる、右打者の時スロットフット(左足)が後ろに下がっているときがあるなどの指摘以外は良いものでした。
ちなみに今夜の私達のリーグ(FSL)の試合(タンパ)でロジャー・クレメンスがマイナーリーガー(1A)相手に投げメジャー復帰への第一歩を踏み出す予定。その様子は全米に生中継されるようです。次の日には同じ球場で井川投手が投げる予定になっています。残念ながらその試合の審判は私達ではないです、私達の同僚です。その審判のクルーがうらやましいです。
posted by 野中雅貴 |23:59 |
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2007年05月15日
スポーツニュースでは昨夜の松坂投手の好投が伝えられていますが、昨晩巨人、日ハムで活躍した入来祐作投手が私の所属するフロリダ・ステイト・リーグで先発しました。
入来投手は昨年メジャー挑戦しましたが、使用薬物規制違反により50試合の出場停止処分を受けました。そして今年トロント・ブルージェーズとマイナー契約しました。
私は昨日の試合塁審で、対戦相手はタンパ・ヤンキースでした。最初は入来選手だとは全く気づきませんでした。数百人しかいないスタンドに、なんかカメラを持った、アジア人らしい取材陣の方々がいるな~、何でだろう?とは思っていました。
このチームには「ずいぶん力のある投球をする投手がいるもんだな~」と思っていました。3回ぐらいだったと思いますが、外野手から内野手に返球されたボールをチェックし、投手に返そうとすると、私「あっ!こ、こ、こんにちは!」思わず「調整ですか?」入来投手「え、え~。」その時初めて入来投手だと気づきました。怪我でもしてその調整の為に投げているのだと思いました。まさかこのリーグに所属していたことは知りませんでした。そして失礼ながら真っ黒に日に焼けていたので試合始まってからずっと南米の選手かと思っていました。。。
今シーズン2度目の先発のようですが、その試合入来投手は、7回を投げきり4安打無失点に抑え勝利投手になりましたが、はっきり言って格が違いすぎました。タンパは手も足も出ない感じでした。1Aにずっといる選手ではないのは確かです。
posted by Masaki |23:43 |
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2007年05月12日

写真左:通常時、右:現在
フロリダでは現在降雨不足により乾燥した状態が続いており、フロリダ州内計230箇所以上で野火が発生しています。原因は乾燥した状態での雷や人間の不始末の火のようです。その影響で昨日は1日クリアウォーターやタンパエリアは、市内が煙で覆われました。外に出ると煙くさく、車には細かな灰がつき、空はどんよりガスがかかったような状態で視界もよくない状態でした。ホテル横のきれいなビーチも台無しです。
その煙の影響でまた我々の試合は中止。タンパでは試合を行なうというので、他のクルーの試合を観に行きましたが、3回を終了した所で、選手が咳をし始めたりしたことで健康上の影響を考えサスペンデッド・ゲームとなりました。
フロリダ州の一部ではこのような注意が呼び掛けられています。
- 喘息や心臓病をお持ちの方、高齢者及び子供は、戸外での行動は避けること。
- 全ての居住者は、エクササイズや肉体労働を含め、肺や心臓に大きな負担をかける活動を避けること。
- 空調の効いた中に滞在すること。新しい空調フィルターに交換し、可能であれば外気の取り入れ口は閉めること。
今日はダブルヘッダーが予定されていますが、外を見るとまだ昨日よりましですが、どんよりしているのでどうなるかわからない状態です。今本当にフロリダでは、雨が期待されています。
posted by Masaki |23:42 |
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2007年05月10日
クリアウォーターにて、審判は他のクルー
昨日の試合はタンパで朝の11時半開始の予定でした。朝ホテルを出ると、なんか街中がガスかかっていて何か煙たかったです。そのまま球場に行くとなんと試合は延期。理由は煙でした。両監督の同意と、チームドクターが健康上よくないと言う事で中止を決定したようです。本当に珍しい理由での中止です。
その煙はなんと日照り続きのフロリダ州北部とジョージア州南部の山火事が原因で、何十キロも離れていますが、煙が風に乗ってタンパまで来たようです。その試合はシリーズの最終試合なので次の日にダブルヘッダーはやりません。自分達にとっては2週間ぶりのつかの間の休みとなりました。
その後荷物をまとめてモールにウインドウショッピングに行き(お金がないので何も買ってませんが)、そして早速次の都市クリアウォーターに来ました。ここにはまだ他のクルーが残っていて、その夜試合があったので、彼らの試合を観に行きました。
posted by Sake |06:43 |
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2007年05月08日
写真はフォートマイヤーズにて
今はタンパに来ています。かの有名な“ヤンキース”のキャンプ地です。本当にすばらしい球場です。ここの2日間の間にスーパーバイザーが私達の試合に来ての今年1回目の査定が行なわれました。
一試合目は私は球審で、査定には全く関係ないですが、試合前にボールをマウンドに転がすと、投手板上に載り、パートナーからのステーキをおごってもらうことになりました。幸先は良かったです。昨晩早速おいしいステーキをごっちになりました。
色々試合後修正しなければならない所を指摘されました。
例えば球審として、
- 打球が打たれたら、もう少しすばやく捕手をよけて前に出ろ。
- 球審の構えで、もう少し体を傾けて、お尻を後ろに突き出すように。
- 最初の位置をもう少しだけ打者よりにすること。
- 捕手がインサイドに構えたときにもう少し頭の位置を高くするように。
- 打者の落としていったバットを拾って後ろに下がるときに内野に背を向けないように。
- ダッグアウト近くにファウルボールが飛んだとき、かなりダッグアウト近くの打球だったので、角度だけでなくもう少しプレイに近づくように。
- 走者1塁でショートへのフライでも3塁近くまでローテーションするように。〈2人制〉
- ホームに戻ってくるような場合に常にボールから目を切らないように。
- 打者がバッターボックスから出ようとしてたときに、緊張してたのか「打席に留まれ」と言うところが、「タイム」と言ってしまったところ。〈新ルール〉
などです。
もちろん良い点もなかったわけではないですよ。。。その試合で打者に見逃しの三振をコールした後に、その打者が暴言を吐き退場を宣告しましたが、その退場は良かったとか、ストライクゾーン、コールのタイミング、体が安定して投球を見ている、打者走者を追って2塁まで行ってプレイを判定したのが良かった〈2人制〉、本塁付近のフライでラインをキープしていたのが良かったなどです。
次の日は塁審です。その日は1時開始のデーゲームで、いきなり試合開始前に30度を超えているので、とにかくだらだらせずに普段通りやることを心がけました。
塁審として指摘された所は、
- センターがまっすぐ下がって取りに行くトラブルボールに対してゴーアウトせずに内野に入りPIVOTした。〈2人制〉
- 2塁での盗塁でのアウトの判定が、誤審の可能性があった。
- 明らかな3塁打もしくはスタンディングダブルの時には、2塁ベースに近すぎずに常に走者の先を行くように。〈2人制〉
- ボールデッドの箇所に入ったときに、走者の進塁先を先に指差していた。タイムのコールがが先。あせらず「タイム」をコールしながら進める先を決める事。
- 1塁への牽制の判定するときのステップの角度。〈2人制〉
- ダブルプレイでの2塁、1塁でのアウトのコールをもっと力強く。〈2人制〉
- 投手交代で新しい投手を呼びに外野に行き、その後内野近くの外野の芝生の切れ目に戻ったときにショートが話しかけてきたが、大抵良い話はしてこない(その時は以前の判定などについて聞いてきた)ので、今は話せないだとか、仮にスーパーバイザーが来ていなくても、今球場にスーパーバイザーが来ているので話せないだとか行って遠ざけるように。
その他良かった点は、走者なしで自分の付近にフライが上がったときにPIVOTに入ったところ〈2人制〉、盗塁のときのステップワーク、コールのタイミング、いくつかのクロスプレイの正しい判定、唯一のプレイに対してちゃんと距離をつめていた、また試合に取り組む姿勢、やる気などです。
※〈2人制〉とあるのは審判2人制の独特のメカニックの場合です。
自分のパートナーのCoryの査定はとても良かったです。自分は去年も指摘された所がまだ修正できていないところもあったので自分に腹が立っていますが、また次に査定があるときには直せるよう取り組むつもりです。
posted by Masaki |00:38 |
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