2005年08月20日

#48/ Ball Bags

裏側が防水のボール・バッグ。(左)表、(右)裏


 シーズン残り4試合。昨日ようやく表側は普通ですが、裏側が防水になっているボール・バッグが手に入りました。

 これは今のところ市販はされていませんが、あるマイナーリーグの審判のおばあちゃんが手作りで作っています。結構ここフロリダにいる審判は使っています。普通に試合をやるには、これはいりませんので今までこの必要性を感じませんでした。ところがここフロリダでデーゲームをやるのに、今まで数回ほどですが、汗でズボンが濡れて、ボール・バッグが完全に濡れ、しまいにはボールまで濡れてしまう事があったので、ファールボールの後など、ベンチからいちいち新しいボールを投手に渡してもらわなければならない事がありました。

 これがあれば何とかボールまで濡れずにすむと思います。ここフロリダで球審をする機会は後2回ですが、これを使ってみます。


  • 共通ジャンル:

posted by minor05 |19:11 | Umpire Equipments&Uniforms | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2005年08月19日

#47/ 今シーズン2度目の「退場!」宣告

今シーズン2度目の「退場!」宣告


 今日の試合で私は球審でしたが、監督に退場を宣告しました。今シーズン2度目の退場宣告です。状況は3回の裏に3塁でのプレーで自分のパートナーのMattのセーフコールが気に入らなくて1度彼の所に抗議に行きました。それからいらいらしてきたその監督は自分のストライクゾーンにベンチから文句を言い始めました。

 そして同じ回に、ファーボールで満塁になった時に、その監督はその回2度目のピッチャーマウンドに行きました。しかしなかなかピッチャーを変えようとしません。自分はすぐに自分に文句が言いたくて待っているのが分かりました。

 自分はマウンドに行って、新しいピッチャーを告げるように言いましたが、すぐにストライク、ボールについて抗議し始めました。もちろんストライク、ボールに関しての抗議はできないので、すぐに止めるように言いましたが、その監督は続けました。2、3度警告を出しましたが、それでも止めないので、退場にしました。

 はっきり言ってこれは基本の基本の退場です。審判学校でもこのような状況は何度も練習しています。実際の試合でも何度か経験しています。だから今回はうまく対応できたと思います。

 その監督とは今シーズン色々ともめた事がありました。退場後、その監督は「お前は今シーズン何度もストライク、ボールを間違えたよ!やってられんよ!」と言ってそのフィールドを去りました。なぜか監督とは相性の様なものがあってその監督とは、はっきり言ってあわなっかたです。


  • 共通ジャンル:

posted by minor05 |21:05 | Umpiring and Rules | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2005年08月17日

#46/ 急遽の査定

 昨日、今日と、またまたスーパーバイザーが試合に来ました。自分の査定は終わっていたのですが、新しいパートナーMattが来たので彼を査定する目的で急遽来ました。もちろん自分の仕事ぶりも見られるので、また緊張した2試合でした。正直査定の日は緊張しますが、試合のビデオを撮ってくれて、色々自分では気づかない事を指摘してくれるので勉強になり自分は好きです。

 私は「#41」で書いたように前回の査定のときから「Intensity(情熱、努力)」を自分のテーマにしてやってきました。常にハッスルして、動きに切れをつけ、1つ1つのコールにメリハリをつけてきました。結果は「Intensity」に関しては、とてもよくなっていると言われてひとまずほっとしました。
 
 他によく言われたことは、

球審:ストライクゾーン、コールのタイミング、ハッスル。
塁審:ダブルプレーでの動き、プレーに対する距離の取り方、ランナーなしでの1塁でのプレーのアングル(角度)[理想は送球に対して90°]とディスタンス(距離)[1塁ベースから5~6mぐらい]。

 課題は、

球審:プレイトスタンス(スロットフットが1足分投手よりに出す事[審判学校ではヒール・トー・ヒール・トー])、外野フライのダイビングキャッチのプレーに対して静止して判定しなかった事、ネクストバッターサークルに2人の打者がいるのに気づかなかった事、打者が3ストライク目の投球をハーフスイングで投球がショートバウンドになった時、自分は打者をポイント(Yes,he went!)そしてノーキャッチコール(セーフのシグナル)そして捕手が打者にタッグしたときにアウトコールしたが、途中のノーキャッチのコールはこの場合スイングコールの後のセーフのシグナルでノースイングのコールのようにも見えるのでいらなかったという事、打球が明らかな外野へのファールボールと判断して投手に新しいボールを渡そうとしたが、外野手があきらめずに打球を追い始めたのに気づいた、結局フィールドの外へのファールボールになったが最後まで打球を確かめる事。
塁審:ランナーなしで、トラブルボールなのにPIVOTに入った(ポーズ、リード、リアクト)、牽制球での動きでプレーの前に必ず静止する事。
英語力もさらに伸ばす必要があるという事。

 これで査定も本当に終了しました。シーズン残り7試合です。先日内川さんからメールで「怪我やミスの多い時期なので、最後まで集中してやるように」とにアドバイスもらいました。気を抜かずにがんばります!!

  • 共通ジャンル:

posted by minor05 |17:34 | Umpiring and Rules | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2005年08月15日

#45/ 休日

休日


 昨日は日曜日で試合はありませんでした。特に変わった事はしませんでした。溜まっていた洗濯と自分で自分の髪を切りました。夕方にはGCLのリーグ会長が私たちのクルーを食事に招待していただき、ステーキをご馳走になりました。

 日本では自分で髪を切る事はありませんでしたが、Extended Spring Trainingの時に、他の審判がバリカンで髪を切ってるのを見て、床屋に行くのも面倒くさいし、お金も節約できるだろうからと自分も切ってもらって、それ以来自分もバリカン買って自分で切っています。
 
 最初は切り残したり、時間がかかったりしてましたが今では慣れたものです。とにかくこちらの気候は暑いので、短くてさっぱりしていいし、髪のセットとかしなくていいので楽です。ただ自分には坊主頭が似合ってるとは思いませんが……


  • 共通ジャンル:

posted by minor05 |19:44 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2005年08月14日

#44/ シーズンを振り返って

Gulf Coast League 公式球


 今までにダブルヘッダーも含めてシーズン46試合を行いました。残り11試合で「Gulf Coast League」のシーズンは終了します。そこで6月24日からのGCLシーズンを振り返ります。

 はっきり言ってGCLの野球は決して高いレベルのものではありません。多くの選手は中南米出身で荒い選手が多いです。野球そのものを理解している選手も少ないです。もちろん彼らの潜在能力が高いからこそ彼らはそこでプレーできているのです。審判も同様にみんなルーキーです。選手がたくさんのエラーを繰り返すのと同様に、私も多くのミスジャッジをしました。でもそこから多くの事を学びました。

 まず球審の最も大事な仕事であるストライク、ボールの正しい判定。そのためには何ができるのか?やはりそれはいつも基本にかえる事でした。どうしても調子の悪い試合がありました。その時に気をつけたのは、「正しい目の使い方」・・投手の手からボールが離れる時から、捕手のミットに納まるまでボールを目で追い、最後は捕手のミットの位置を確認し頭の中でストライク、ボールを決め手から、実際に判定する。そうする事によって自分のストライクゾーンを修正できました。

 塁審では1塁でのフォースプレイが私の課題でした。特にランナーがいて自分がインフィールド内にいる時の1塁での判定に安定性が掛けていました。なかなか日本で中から1塁の判定をする事はないので、不慣れでした。中から見るとどうしてもプレーに近づくのは限られてるので視野が広がり基本である「正しい目の使い方」ができなくなることが多かったです。塁審での「正しい目の使い方」・・野手の手からボールが離れた時にその送球の質を読む。それがいい送球であれば、それから目を切り、1塁ベースに顔を向け、目をベースに集中し、打者走者がベースを踏むのを目で見て、耳でその送球が1塁手のミットに納まるのを聞く。それからどちらが早いのか判断し、その時1塁手の足がベースにあることを確認、それから顔、目をミットに移し、ボールの確保を確認して、頭の中でアウト、セーフを決めそして実際判定する。これが審判学校で教える基本ですが、やはりミスするときは、このいずれかが掛けていたと思います。

 言葉の壁も感じました。言いたいことが正しく伝えられない事は、とてもストレスになります。試合中、キャッチャーや打者、監督、コーチとのコミュニケーションは重要です。自分が正しく説明できないことによって監督のストレスにもなるでしょう。ただあるコーチが自分が抗議受けた時にまずその監督の話をよく聞いてから、対応を
してるから、そういうのは「Respect(尊敬)」につながると言われました。アメリカ人の審判は多々聞く前に言いすぎることあるようです。だからと言って聞いていればいいわけではありません。強い態度にでなければその場を収める事ができない時があるはずです。まだまだ自分の英語には満足できません。このままでは「尊敬」を受ける事はこれから難しいと思いました。これはこれからの課題の1つです。


 ここでは特にフロリダの蒸し暑さとの戦いでした。特に8月に入ってからは、温度は40℃以上、湿度は90%以上。試合前のプレートミーティングでは「今日は暑いよー」という言葉から始まる事が多かったです。汗が目に入り投球を見失う事もありました。でも何かタフになれた気がします。体をコントロールする事も審判の仕事の内だと思いました。怪我や、体調悪くなれば試合ができません。今シーズンでも脱水症状で試合中倒れたり、足首を捻挫、手を骨折して試合を休んだ審判がいました。自分もExtended Spring Trainingで腰を痛めて1試合休んだことがありました。そうすればみんなに迷惑がかかります。そうならないためにも健康管理が重要だと思いました。自分たちはホテル暮らしなので、とてもその辺は難しいですが、食生活も含めてそこはこれからも気をつけていかなければならないと思いました。

 このブログで「飲みに行った」といったのが結構あったと思いますが、やはりそれはとても重要なことの1つだと思いました。多くの他の同僚、先輩審判に会うことができました。FSLの事はここで多く書きました。メジャーリーグの審判に会い、彼の家に招待され、メジャーの審判の話も聞くことができました。彼らから学んだ事は、とてもいい財産です。審判は本当に経験が何より重要だと思います。自分が経験していない事でも、他の審判の経験を自分のものとして生かすことができる事を学びました。

 前のパートナーのCraigが今Short Aでやっています。そこでは野球がこことは違うそうです。選手のスピード、質、監督、コーチ、観客の数、球場すべてが少しずづレベルアップしています。どこのリーグでできるかまだわかりませんが、また来年違うリーグで審判できるのがとても楽しみです。


  • 共通ジャンル:

posted by minor05 |12:44 | Umpiring and Rules | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2005年08月10日

#43/ 新・パートナー

私の新しいパートナーの Matt Pridemore


 今週の月曜日からここSarasotaに戻ってきました。今年GCLの私のシーズンはここからスタートして約1ヶ月半が経ちました。シーズンは残り2週間ほどで終了です。

 しかしここで少し動きがありました。ある2Aの審判が交通事故で怪我をして今年はもう働けないということで、下の1Aから審判が2Aに上がり、下から上に順に上がっていきます。そして自分のパートナーであったCraigがShortAのNew York Pennリーグに昨日から昇格し、新たに今年PBUCのリザーブリストにいたMatt PridemoreがGCLに採用となり残りの2週間私のパートナーになります。

 彼はCraigと同じくジョージア州出身で23才です。Harry Wendelstedt審判学校に2001,2004に行き、そしてJim Evans審判学校に今年行き、今年PBUCキャンプに初めて参加し、リザーブリストで採用を待っていました。彼も大学のリーグやNorthwoos Leagueや独立リーグなどで多くの経験を積んでいます。採用の知らせがあった時も、彼は「Canam League」という独立リーグの試合のため北米のボストンにいました。そして26時間かけてここフロリダまで車で来ました。

 Craigとはうまくやっていたので、少し寂しい気もしますが、今日Mattが塁審で彼と始めて試合をやりましたが、性格もよさそうですし、審判としてもとても動きがいいので、残り2週間ですが、うまくやっていけそうです。


  • 共通ジャンル:

posted by minor05 |22:09 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2005年08月06日

#42/ メジャーリーガーがルーキーリーグに来た!

Port St. Lucie/Metsのキャンプ地にて 打者は松井稼頭央選手、球審は自分


 その日Metsのキャンプ地でいつものようにロッカールームで着替えて、フィールドに向かっていたところ、日本のTVカメラマンの方がいました。すぐに私は今日「松井稼頭央」選手がプレーするんだなと分かりました。平林さんから、松井選手がフロリダで怪我のリハビリをしているのを聞いていました。バッティングゲージの横を通ったとき、私は試合直前まで打撃練習をしていた松井選手に「審判の野中です、よろしくお願いします。」と挨拶をしました。彼はちょっと驚いた様子で、「よろしくお願いします。」と私に軽く会釈しました。

 その日松井選手はメジャーの試合で膝の怪我をしてからの初めての試合でした。私は球審でラインナップカードを監督から受け取って、2番DHに「Matsui」の名前があるのを確認しました。自分はとても興奮していました。今まで何人かのメージャーの選手が調整のためにGCLにきてプレーした事はありましたが、私が知っている選手がプレーしたのは初めてでした。

 松井選手は、最初の2打席は凡退しましたが、3打席目はデッドボールでした。それはユニフォームをわずかにかすったかどうかのデッドボールでした。彼は私の方を見て「本当にあたった??」というような顔をして、打ちたそうでした。4打席目自打球が足に当たり私が「大丈夫ですか?」と聞くと「大丈夫です!」とい言いつつ「いた~」と叫んでいました。そしてその後どでかいホームランをライト方向に打ちました。私は球審でその打球の判定には全く関係ありませんでしたが、自分がその打球を無意識のうちに追っていたのをその後ボールがフェンスの向こうに消えていったときに気づきました。とても興奮し感動しました。

メジャーリーガーがルーキーリーグに来た!


 松井稼頭央選手は現在2Aで調整中で、もう少しでメジャーに復帰するようです。

 この数試合後、私は塁審でした。ランナーが3塁にいて、自分が内野内に位置していたときに打球が私に向かってきて、私はよけきれずに私の股間に当たりました。私はその場に倒れこみました。幸いかすった程度だったので大事には至りませんでした。次のイニングに松井選手が「どこに当たったんですか?」と聞いてきたので、「金○」です。」と苦笑いして答えた所、「大丈夫ですか~?」と笑っていました。正直少し恥ずかしかったです。ちなみにこの場合、ボールデッドで打者には1塁が与えられます。


  • 共通ジャンル:

posted by minor05 |21:13 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2005年08月05日

#41/ 今シーズン3度目で最後の査定

今シーズン3度目で最後の査定


 昨日ダブルヘッダーがあり、今シーズン3度目の査定が行われました。結果は正直いいのか悪いのかわかりませんが、成長してる事、さらに上達しなければいけない事など事細かく言われました。

 メインは、「Intensity」に掛けていると言われたことでした。「Intensity」とは、情熱、努力などという事で、ハッスルに近いですが、要するにやる気をもっと見せるという事だと解釈しています。

 具体的には、試合中のビデオを見せられて、塁審でPIVOTの時、牽制球が投げられた時、ダブルプレーの時の動きなどを見せられこういう時にもっとアグレッシブに動くように言われました。他にも色々ありますが確かに自分の動きには切れがありませんでした。

 暑いとか、4月から毎日の様に試合があり疲れてるとか、慣れとか、言い訳すれば色々ありますが、そうでなくて要するに、自分でこの道を選んで、そして審判がしたくてここに来てるんだからもっと全力で気を抜かずにやれという事だと思います。

 正直「初心」を忘れていました。今日たまたまFSLのJohn Tumpainが試合を観に来てくれましたが、確かに事細かく見られていて、確かに「Intensity」に掛けていると言われました。もう今シーズンの査定は終わりましたが、自分は明日から心を入れ替えて残り少ないシーズンを悔いの残らないよう全力でがんばります。

 査定の結果は今年の終わりに知らされ、そして審判のランクが決まり、そこから来年の契約も決められます。


  • 共通ジャンル:

posted by minor05 |23:10 | Umpiring and Rules | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加