2005年05月31日

#11/ 久々の再会

Florida州/Sarasotaのゴルフ場にて 右・・平林 岳さん、左・・私


 今日は雨で、試合が中止になりLakelandで予定されていたExtended Spring Trainingの試合はすべて終了しました。他のアメリカ人は実家にそれぞれ戻りましたが、自分は日本には帰れないので、同じFlorida州のSarasotaに移動して、そこで残っている11試合(6/11まで)をやることになりました。

 Sarasotaには、もう一人の日本人マイナーリーグ審判で、元パ・リーグ審判員「平林 岳」さんがいます。日本からこちらに来るとき(4/11)に一緒の飛行機で来たので、それ以来の再会となりました。

 午後には天気が回復し、久々の再会の後、平林さんと他2人の審判とゴルフに行きました。自分はゴルフは今までにアメリカで1、2回しかしたことがなかったので、18ホールまわりましたがめちゃくちゃでした。平林さんと他の審判はとてもうまく、ついていけませんでしたが楽しみました。

 ところで平林さんは日本の審判の方で知らない人がいないくらいで、’92.’93年にマイナーリーグで2年間審判し、その後日本に戻りパ・リーグで9年間審判し、そしてあらためてアメリカに挑戦してる方です。彼のブログは「オールド・ルーキー チャレンジ日記 in U.S.A.」です。

 自分は以前アメリカに留学してた時には、平林さんと面識はありませんでしたが、彼がマイナーリーグで審判してたときの写真を持ち歩いていたぐらい憧れていました。今はその方と一緒の試合で審判することはないと思いますが、同じリーグで審判できてとても光栄に思っています。


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2005年05月30日

#10/ Umpire Shirts

+POS Navy Umpire Shirts(Zipper Type)


 PBUC(マイナーリーグの審判組織)は+POS(Persons Officials Supplies)とユニホームの契約をしているので、私たちマイナーリーグの審判は、上は+POSのシャツとジャケット、下は+POSのスラックスを着なければなりません。その他のシューズやマスクなどは特に指定されていません。

 この二枚(球審用と塁審用)は今年支給されたもので、毎年2枚支給されるようです。スラックスはまだ支給されていないので、自前のものをはいています。
 
 シャツの胸の部分はジッパータイプのもので、左の袖には「Minor League Baseball」のロゴ、背中には「アメリカ国旗」のパッチがついています。

 この2枚のシャツをもらった時は、うれしかったですね。やっと自分もプロになれたんだと……


posted by minor05 |15:05 | Umpire Equipments&Uniforms | コメント(0) | トラックバック(0)
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2005年05月30日

#9/ 一杯いきますか~?!

左奥から、自分の現在のルームメイトGerard,FLS審判JohnとJason、自分の現在のパートナーDrew、そして私


 試合後の一杯を楽しみにしてる審判の方は多いのではないでしょうか?アメリカでも同じで、試合後審判同士が集まれば必ずといってもいいほど飲みに行きます。それで試合であったことを話したり、上司や先輩の審判に対する不平を言ったり、女性のことを話したり日本と変わりませんね。

 昨日はFlorida State Leagueの試合を見た後、その審判達と一緒にメキシコレストランに行き、それからクラブに行き、楽しみました。写真はメキシコレストランでのもので、なぜか店内に風船を売りに来た女性がいて、Johnと自分がそれをかぶらされました。

 自分は決して量を飲めるほうではないのですが、彼らは強いですねー。とにかく飲む量が半端ではありません。同じ量飲んでたらすぐに酔いつぶれてしまいます。現に先週酔いつぶれて1時間ぐらいトイレにいたらしいです。らしいと言うのはあまり記憶がないからなんです......... f^-^;

 いつもなんですが飲み代は、Florida State Leagueの審判が払ってくれるんです。「上のレベルのリーグにいるものが払う。」 それがこの世界のしきたりみたいです。こちらが払うといっても決して払わせてくれません。それはすごい経済的に助かりありがたいことですが、自分も少しでも上に上がって早く後輩の面倒を見れるようにならないとと思います。


posted by minor05 |00:45 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2005年05月28日

#8/ 先輩のアドバイス

 今日(土曜日)Florida State League(1A)の審判、Jason NakaishiとJohn Tumpaneがわざわざ朝10時開始の私の試合を疲れてる中見に来てくれました。彼らは昨晩試合があって、試合後自分たちを食事に連れて行ってくれて、今日の夜も試合があるのに....とてもいいやつらなんです。

 彼らとは2002年に同じ審判学校に行きましたが、彼らは仕事がもらえて自分はもらえませんでした。もうですからこの世界で彼らは自分の年下ですが、3年先輩になります。

 Johnは自分の試合をビデオに撮ってくれました。試合後そのビデオみながら色々アドバイスをもらいました。

 自分は球審でした。2つ重要なことを教わりました。

1)ハーフスイングがあってその球が、ストライクになれば第3ストライク目にあたり、バウンドしたり、パスボールになった時は監督や捕手に「聞いてくれ!」と言われる前に自らがすすんで塁審に聞くこと。これは塁審の判定(スイング)によっては打者が1塁に走り出すわけです。ですからパスボールでキャッチャーがボールを取りに行って戻ってから塁審に聞いたのではその打者に不利になるわけです。だから「聞いてくれ」という前に聞くわけです。

2)走者1塁でその走者が2塁に盗塁しました。打者は空振りで、その余勢でホームベースの前に出ました。自分は打者の捕手への妨害には当たらないと判断して、そのまま流しました。Jasonも妨害ではないと思ったそうですが、きわどいときは両手をセーフのよう広げて、「(That's)Nothing」とコールしほうがよかったとアドバイスをくれました。

 持つべきものはよき先輩ですね。これから彼らの試合を見に行きます。たぶんその後はまた飲みに行くでしょう。

posted by minor05 |18:38 | Umpiring and Rules | コメント(0) | トラックバック(0)
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2005年05月27日

#7/ 試合の準備

試合前に審判控え室でRubbing Baseballsをしているところ


 マイナーリーグの審判マニュアルの中には、球場までは遅くても試合開始予定時刻の1時間前までに行かなければならないとあります。球場への行き帰りの服装は、プロらしいものであって、上は襟付きのシャツ、下はスラックスが推薦されています。ジーンズやテニスシューズは好ましくありません。

 ただ今行われてるフロリダでのExtended Spring Trainingとこれから行く予定のGulf Coast Leagueでは気温が高いので、上はポロシャツ、下はショート・パンツ、靴はテニスシューズでも許されています。でもサンダルはだめです。靴下は必ず履かなければなりません。

 試合前には、試合球(ここでは2,3ダース)の光沢をとる目的で、少しの水と特別の泥(Mud)で軽くこすり付ける作業(Rubbing Baseballs)をしたり、ストレッチをしたり、球団が用意してくれた食事を取ったり、着替えたり、試合前の打ち合わせなどをします。

 以前高野連で審判し始めた時、下にジーンズを履いて、上のシャツをジーンズから出して、球場に行ったときに、先輩の審判の方に注意された事を思い出します。また試合で履く靴を前の試合で履いたままで汚れているものを持って行って、球場で磨いていたら、「やる気のない証拠だ。そういうのは家で明日の試合のことを考えながらやってくるものだ」と言われました。確かにそうですね。


posted by minor05 |18:43 | Umpiring and Rules | コメント(0) | トラックバック(0)
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2005年05月26日

#6/ Plate Shoes

日本製ミズノ・High Top-Plate Shoes(特別注文)


 私の大のお気に入りの球審用の靴(Plate Shoes)です。履き心地がいいし、エナメル(Patent Leather)で、デザインは好きだし、Plate Shoesにしては非常に軽くて試合中とても楽です。High Topなので足首が守られて安心感があります。アメリカ製のものに比べると、頑丈さは劣りますが安全性には問題ないと思います。

 今のアメリカでの流行はGerry DavisのPatent Leather Plate Shoesですが、多くの審判が自分のをほしがります。エナメルはとても手入れが楽ですが、傷がつきやすいですよね。これをおろしたての時にキャッチャーに踏まれて、左の甲に4~5cmの傷がつきショックでした。


posted by minor05 |18:36 | Umpire Equipments&Uniforms | コメント(0) | トラックバック(0)
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2005年05月25日

#5/ ハッスル!Hustle!

Lakeland/Joker Marchant stadium


 自分のゲームはすべてデーゲームですが、キャンプ地のメイン球場ではFlorida State League(Advance A)の試合がナイター(日曜日はデーゲーム)で行われます。試合があるときは必ずその試合を見に行きます。審判は1Aまで2人制なので、ここでは2人制では1番レベルが高い試合が見れます。

 試合を楽しむというよりほとんど審判の動きを見ています。そこから学べるものはたくさんあります。試合後はその審判に会って、たいてい飲みに行くことが多いです。そのときには自分が疑問に思ってることを聞いたり、試合での経験談などを聞くことができて、とてもためになります。

 自分が一番試合を見て気がついたことは「Hustle(ハッスル)」です。球審も塁審も試合を通して常にフィールド上を走り回っています。これは審判の査定の基準の中にもある項目の1つです。ただがむしゃらに走ればいい分けではありません。必要な場面で、自分をコントロールできる範囲でハッスルする必要があります。

 たとえば、球審が外野の飛球を見るために、インフィールドを打球の方向にできるだけ早く走り(プレーを見るときはその前に必ず静止する)、プレイが終わるとまた駆け足でホームプレートに戻ります。塁審も同じです。ランナーなしの時、ファーボールでランナーが出ると内野内に駆け足で次のポジションに向かいます。そのイニングが終了すると駆け足で外野の芝生の切れ目(そこがイニングの間の塁審の定位置)まで駆け足で向かいます。誰一人として、だらだら歩いている審判を見たことがありません。

 その審判に話を聞いてもそれは意識してやってるそうです。なぜならまずわれわれのスーパーバイザーがそれを好むということ。私たちにとってスパーバイザーの言うことがすべてです。次に選手や監督、コーチがそれを見てその審判に対して、少しでも好意的に見てくれるということだそうです。見てて気持ちがいいですよね。試合を引っ張って行くはずの審判が、だらだらやってたら誰も尊敬してくれませんよ。

 自分もここの審判の中では、決して若くないですが一生懸命ハッスルしてますよ。試合以外の時はハッスルしすぎないように気をつけてますけど(^-^;)。


posted by minor05 |17:08 | Umpiring and Rules | コメント(1) | トラックバック(0)
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2005年05月23日

#4/ 共同生活

Florida州/Lakelandの私が滞在しているホテル


 私は今ホテルに滞在しています。ホテルといっても何十階もある立派なホテルではなく2階建てのいわいるモーテルですね。そして自分のパートナーと部屋をシェアしての共同生活です。自分は車がないのでパートナーの車で球場に行ったり、買い物に行ったりします。食事は外食か部屋でサンドイッチ作ったりして適当に食べています。

 今はExtended Spring Trainingで移動はありませんが、シーズン中は試合のスケジュールにあわせて移動があります。審判はシーズン中ほとんど家には戻らずこのホテル暮らしになります。

 正直この生活は落ち着かないし、気をつかいます。まずなかなか1人になる時間がないんですよ。そして後はお互いある程度我慢することは我慢しないとうまくやっていけないんです。音楽をがんがんにかけて聞くのが好きな人、夜テレビをつけたまま寝たい人もいれば、クーラーをがんがんにかけてないとだめな人とか、夜遅くまで飲むのが好きな人、電話で話すのが好きな人も色々いるでしょう。だからお互い尊重しあわないでお互い好き勝手やってると喧嘩になるんです。実際となりの部屋のほかのクルーが何度か喧嘩してるのも見ました。

 今の自分のルームメイトには何も不満がないです。まっ、彼が自分に対してあるかもしれませんけどね.......でもうまくやっていきますよ。

 私はシーズン終了後は日本に戻りますが、それまでこんな感じの生活が続きます。


posted by minor05 |20:10 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2005年05月23日

#3/ スーパーバイザーのアドバイス

写真の球審は自分と同じホテルに滞在している同僚 Toby Basner


 先日私たちマイナーリーグ審判のスーパーバイザーが自分の試合を見に来ました。自分はその試合は球審でパートナーが塁審でした。毎日球審と塁審は交互にやります。

 私はただストライクのコールを右横に指差す以外は、審判学校で教わったとおりにやりました。試合後スーパーバイザーは試合中に撮ったビデオを見ながらアドバイスをくれます。

 基本的に私はセットしたときの頭の高さ、投手に正対する事、両肩が地面と平行になる事、スタンス(足の幅)、キャッチャーとの距離、コールのタイミングなどのチェック項目に対しては合格点をもらいました。

ただ2つの事に注意することを言われました。

1)審判学校では打者側の自分の手を、セットしたときにベルトの下あたりに持っていく、反対の手は膝の上におく事を教わりますが、それだとどうしても打者側の肩が投手方向に入り両肩のバランスが崩れるので、両手を太ももの上に置くようにという事。

2)投球を捕手が後逸し、そのボールがバックネットに当たったとき、投球がバウンドし捕手のレガースやマスクに当たったとき、打球や送球がフェンスなどに当たったときなどは必ずそのボールを傷がないか、ひどい汚れがないかをチェックし、傷やひどい汚れがある場合はボールを変えて投手に渡す事。ランナーがいる時は必ずタイムをかけてからボールを変える事。

今はそのことを意識して試合に臨んでいます。


posted by minor05 |02:42 | Umpiring and Rules | コメント(0) | トラックバック(0)
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2005年05月22日

#2/ Extended Spring Training

フロリダ州/Kissimmeeのヒューストン・アストロズのキャンプ地


 私は今フロリダ州Lakelandのホテルに滞在しています。こちらには4月11日に来てExtended Spring Training(日本でいうキャンプ中に行われるオープン戦ですね)の試合をやっています。選手はルーキーリーグとShortAの選手が中心で、試合そはれぞれのキャンプ地の練習用のフィールドで行われます。ここでの試合は週休2日で一日1試合のペースで行っています。試合は毎日午後1時(土曜日は午前10時)から始まり、毎日30度以上の暑さの中で行われています。球審をやったら汗だくになりますよ。

 今日はLakelandから車で1時間ぐらいのKissimmeeでアストロズとインディアンス(マイナー)の試合でした。ここは毎年1月にJim Evansの審判学校で使われる場所なので、自分にとってとても懐かしい場所なのです。私もこの場所でトレーニングを受け今の自分があるのです。だから試合中少し感慨深くなるときがあります。

 もうこちらに来て1ヶ月半近くが立ち生活にはすっかり慣れましたが、未だに自分がプロの審判だという実感はありません。今の試合はお客さんが来るようなものではありません。だからまだまだこれからですね。


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