2006年08月22日

#90/ 本当に今年最後の査定

写真提供:Daniel EK


 今ボストンのフェンウェイパークパークでは、アメリカンリーグ東地区の首位攻防戦ヤンキースVSレッドソックスが、4日で5連戦の激しい戦いが行なわれています。初戦は、ダブルヘッダーでした。メジャーでは9回戦を2試合やります。聞いたところによると、メジャーでは1試合目の球審は、2試合目休みで、その代わりに3Aの審判が入るそうです。それにその2試合間の休憩は3時間ぐらい取っていました。マイナーでは20分から30分が普通ですが。

 また現在アメリカで行なわれている「リトルリーグ・ワールドシリーズ」では、日本が初戦ロシアを11-0で破り勝利を飾りました。その試合は5回をRyoya Sato君がノーヒットノーランに抑えてのみごとな勝利でした。自分も時間の都合で最初の2回までしか見れませんでしたが、テレビを見ながら応援していました。テレビ(ESPN)では、解説が元西武ライオンズのデストラーで、応援席にいる選手の父兄の皆さんもよく映っていて、デストラーでにインタビューを受けていました。今日は強打のメキシコ戦です。

 先日の査定の結果ですが、1言で言うととても満足のいくものでした。今年の査定は終わったはずですが、昇格に伴いまた査定される事になりとても喜んでいます。そのスパーバイザーは、Jim Evansアカデミー出身で、Jimでもインストラクターの経験があり、数年前にPBUCのスタッフになったばかりで、マイナーリーグで合計9年、そのうち3Aで4年審判し、その間多くのメジャーの試合も経験している方で、現役に1番近いスタッフなのでとてもためになる話が聞けました。主に言われた事は、

■球審:(1)セットした時のプレイトスタンス、頭の高さ、体の向き(マウンドに正対)、足の位置、頭が動かないがこのレベルでは非常に良い。(2)コールのタイミングが良い。(3)ストライクゾーンはこのレベルでは適切。ストライク、ストライク3コールが、Visible(はっきりとわかりやすい)で力強く良い。(4)ハッスル、intensity(熱心さ)が良い。(5)打球が打たれた後、捕手の後ろから出る動きが良い。(6)2ストライク後の投球を打者が空振り、それを捕手が捕球できなかったときに、セーフのジェスチャーはしない方が良い。そのすぐに打者走者にタッグにいった時にまだセーフのジェスチャーが残っていると、トラブルになる可能性があるから。その代わりに横にストライクのポイントをする事。(7)2ストライク後の投球を、打者がハーフスイングし、捕手が捕球できなかったときには、捕手や監督に塁審に聞けといわれる前にJordanに聞いたのが良かった。(8)監督がマウンドに行って投手とのミーティングが長く、それを分けに行ったときに、マウンド上で監督の横に立つのではなく、監督の正面に立って分けさせるのが良かった。(9)際どい「ボールのコール」は力強くコールする事。(10)Experimental Rule(試用ルール)[詳しくは#31試用ルール参照]がマイナーリグでは、今年から本格採用されたが、多くのマイナーリーグ審判が現実には打者に打席に入るように促していないが、それをやっていたので良かった。ちなみにメジャーリーグでもこの新ルールの採用の動きがあったが、選手会の反対でまだ実現していない。

■塁審:(1)走者なしで、1塁手が前進守備を取ったときに、それにあわせホームよりに移動していないときがあった。(2)打球が打たれたときには、外野への飛球だけではなく、たとえそれが内野ゴロでも「ポーズ・リード・リアクト」が必要。(3)外野への飛球で、「ポーズ・リード・リアクト」の判断を謝ったときがあった。「Go-Out」しなくてよい打球を追った。(4)現在のレベルではクロスプレイのアウトに対してはパンチアウトを必ず使うこと。(5)パンチアウトのメカニックの最後に右足を上げているが、地面につけたままのほうが力強いので足を上げない事。(6)1塁でのスワイプタッグの際、体を傾けアジャストしていたのが良い。(7)内野ゴロの送球に対して90°の角度にすばやく移動できていたのが良い。(8)唯一のプレイに対し、近づいてプレイを見ていたのが良い。(9)2人制を熟知している。(10)すべてのプレイに対して、コールのタイミングはゆっくりと。メジャー審判、Joe West(ジョー・ウエスト)やTim Timmons(ティム・ティモンズ)やTim McClelland(ティム・マクレランド)の1塁での判定に対するタイミングを参考にすると良い。タイミングがゆっくりなのでほとんどミスが少ない。(11)内野内に位置したときに、外野に深い打球が打たれたときは、内野の芝生の切れ目まで追うこと。(12)Mobility(機動力)、ハッスルが良い。(13)ライトのファウルフライを外野手がスタンドに入りながら捕球した際の判定の位置、キャッチのコールのタイミングが良かった。(14)打者の打った打球が、打者自身に打者席内であたったのが見えたら、ファウルのコールをして球審を助ける事。

 最後に次にあげる3つの事を実行すれば、良い審判かどうかに関係なく、このシステムの中では2Aもしくは3Aまでいけるとの事。

1)すべての人に対しての良い態度を心がける(監督、コーチ、選手、リーグ会長、スーパーバイザー、パートナーなど)。

2)スパーバイザーに教えられたことを常に守り、改善し、レベルアップすること。

3)常にハッスルすること(たとえスパーバイザーが見ていなくとも、他の誰かが見ている可能性があるし、監督、コーチが常にそれを見ているものだし、ハッスルしていればそこから信頼が生まれる)。


posted by minor05 |04:38 | Umpiring and Rules | コメント(0) | トラックバック(0)
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