2006年08月10日

#85/ 7試合を振り返って

 South Atlantic League(SAL)に来ての初戦は球審でした。ストライクゾーンの確認をしながらの試合でした。自分のストライクゾーンはアメリカでは去年から意識して外角はホームプレートからボール1個はストライクとコールしていて、低めも結構意識してストライクをコールしていました。初戦は特に問題はありませんでした。

 2戦目は塁審でしたが特に問題なく試合は終了しました。

 3戦目は4回裏ちょうどビジティングチームの監督が投手を変え、新しい投手がウォーミングアップをマウンドで始めた所で雷が激しくなり、その距離が近いと感じたので、一時試合を中断しました。その後雨は10分ぐらい降りませんでしたが、レーダーでは、雨が降ることが確実でした。しかし投手を無駄にしたくないビジティングチームの監督は私達の決断に苛立ちを感じていました。しかし案の定激しく雨が降り始めました。1時間30分後雨は弱まりました。私達はGM(ジェネラルマネージャー)、ホームチームの監督、苛立っているビジティングチームの監督と話、レーダーを確認し、試合を始めるかどうかの決断をしました。レーダーを見ると少し雨雲が向かっているのが確認できましたが、大した雨ではないと判断し両チームに試合の再開を指示しました。そこでなんとグラウンドキーパーが内野のビニールシート(Tarp)をはがし始めている所で、その間に花火を打ち上げると場内アナウンスがありました。私達はかなり驚きました。その日は試合終了後花火を打ち上げる予定でしたが、そこには都市のルールがあって23時まででないと花火は打ち上げらないというものでした。試合の再開を指示したのがすでに22時でしたのでGMは花火はあきらめなければと話していたのですが、なんと気が狂ったのか、金勘定の結果なのか、スタンドの電気を全部消して再開までの間、花火を打ち上げるとGMが決断しました。そうするとビジティングチームの監督が、「花火を今打ち上げるって言うのは本当か??」「暗い中どうやって投球練習するんだ!!」「それならこの試合を提訴試合にする!」とかなりの血相で怒り始めました。自分達は花火を打ち上げることを聞いていなかったので、すぐにGMに花火の中止を伝え、止めさせました。そして中断前に変わった投手がマウンドで投球練習を始めた所、また雷がなり始めました。そして私達はまたその試合を中断し、内野にはまたビニールのシート(Tarp)を敷きました。そうするとすぐに大雨が振り出し、それはその試合をサスペンデッド・ゲームにするのに十分なものでした。次の日その続きをやり、その試合終了後7回戦のダブルヘッダーとなりました。

 正直雨の判断はかなりのお金も絡み、選手の怪我の恐れもあるので、かなり厳しいものがあります。自分は今年雨の経験は多くしています。そしていつも思うのはそんなに審判には決断権がないことにがっかりしています。野球規則3.10(C)には「球審だけが・・(途中省略)・・試合を再開するか、そのまま打ち切りを命じるかどうかを決定する権限を持っている。」とありますが、NY-Penn Leagueでは会長に支持されたのは、打ち切るにはGMと両チームの監督の了承が必要で、1人でも反対するならリーグ会長に連絡する事とミーティングで言われていました。日本でも社会人の試合などでも主催者が決める事が多かったので、納得がいっていませんでしたが、アメリカでもそんなに変わらないのでルール通りではなくがっかりしています。もっと上にあがれば違うのかも知れませんが。続く。

posted by minor05 |02:07 | Umpiring and Rules | コメント(0) | トラックバック(0)
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