2007年08月30日

どちらが早いか ~タイムプレイ~

 走者1,2塁、2アウト、ライト・センター間への安打。2塁走者は本塁へ向かい、1塁走者は3塁へ向かう。外野からの送球は3塁へ!

 「タイムプレイ」の状況でした。3塁でのアウトが早いのか、2塁からの走者が本塁への到達が早いのか。このケースでの球審の最適な位置は3-本塁線の延長線上。3塁手の走者へのタッグの瞬間と2塁からの走者の本塁を踏むのどちらが早いかを見ます。

 そして3塁での塁審のアウトのコールを待ちます。昨日はタッグの方が早かったので「ノーラン(無得点)、ノーラン!」のコールを両手を振って記録席に向かってしました。

 選手の方は覚えておいてください!昨日のケースもそうでしたが、余裕で得点だと思った走者は最後力を抜いて本塁を駆け抜けたのです。このようなときは、全力で本塁を駆け抜けないとだめです。

 日本ではこのケース塁審はタッグがあった瞬間にコールするように指導されている審判の方は多いようです。そうすれば球審はタイムプレイを判定しやすいからだそうです。ただタッグした瞬間はまだアウトではないのです。その後ボールを落とせばセーフの可能性があります。

 審判として「アウト!」とコールしてその後すぐに「セーフ!」とコールするのはかっこ悪いです。。。審判として信頼も失いますし、もちろん抗議も受けなければならなくなるでしょう。米国審判学校では塁審は、「タイムプレイ」かどうかに関係なくいつも通りタッグ後の野手のボールの保持を確認してからアウトをコールするように指導されています。

 ただ昨日思ったのは塁審がアウトをコールする頃には得点を試みていた走者はとっくに本塁に到達しているので周りから見ると自分のコールが間違っているように見えることです。

 昨日は自分が無得点をコールしてからかなり遅く攻撃側の監督から自分に抗議に来ましたが、3塁だけのプレイを見ていただろう監督の抗議には説得力は全くありませんんでした。

posted by 野中雅貴 |23:02 | Umpiring and Rules | コメント(0) | トラックバック(0)
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