2007年07月26日
オブストラクション A項・B項
昨晩の試合で、走者2・3塁、1アウトの状況で、打者が1塁ゴロ。1塁手が、1塁ベースを踏んで2アウト、その時3塁からの走者が飛び出し、三-本塁間でランダウンが始まりました。 3塁走者が、3塁ベース近くで挟まれ戻ってきて、そこからまた突然本塁に向かいかけたときに、捕手がボールを持たずに、またボールを処理する行為をしていないときに、その走者と接触したので「オブストラクション(走塁妨害を)」コールしました。 本来ならオブストラクションの7.06・A項(TypeA)で、走塁を妨げられた走者に対してプレイが行なわれていた場合であるので、「タイム」をかけボールデッドにして、それからその走者に、占有していた塁よりも少なくとも一個先の進塁を認めるべきでしたが、うっかりしていて、「オブストラクション」と言いポイントしながらコールして、少し流してしまいました。しかし少し3塁走者が本塁に近づいたときに気づき、タイムをかけ本塁に進塁させました。 オブストラクションの7.06・B項であれば、オブストラクションのコール後流して、すべてのプレイが終了するのを待つのが鉄則ですが、それと勘違いし、今回は少し思い出すのが遅れました。そこが今回の反省点です。オブストラクション発生時にすでに3塁近くまできていた、2塁からの走者を3塁に進塁させ(審判の判断)、2アウトでプレイを再開しました。特に抗議もありませんでした。 今日の試合は珍しく、地元(タンパ)のテレビ局が、生放送していたので、そのテレビ局の方にその試合のビデオを送ってもらうようにお願いしました。ぜひそのテープが手に入れば、セミナーなどで皆さんに見てもらえる機会を作りたいです。
7.06 オブストラクションが生じたときには、審判員は"オブストラクション"を宣告するか、またはそのシグナルをしなければならない。 (a) 走塁を妨げられた走者に対してプレイが行なわれている場合、または打者走者が一塁に触れる前にその走塁を妨げられた場合には、ボールデッドとし、塁上の各走者はオブストラクションがなければ達しただろうと審判員が推定する塁まで、アウトのおそれなく進塁することが許される。 走塁を妨げられた走者は、オブストラクション発生当時すでに占有していた塁よりも少なくとも一個先の進塁が許される。 走塁を妨げられた走者が進塁を許されたために、塁を明け渡さなければならなくなった前位の走者(走塁を妨げられた走者より)は、アウトにされるおそれなく次塁へ進むことが許される。 (b) 走塁を妨げられた走者に対してプレイが行なわれていなかった場合には、すべてのプレイが終了するまで試合は続けられる。審判員はプレイが終了したのを見届けた後に、はじめて"タイム"を宣告し、必要とあれば、その判断で走塁妨害によって受けた走者の不利益を取り除くように適宜な処置をとる。 【原注】 本項規定のようにオブストラクションによってボールデッドとならない場合、走塁を妨げられた走者が、オブストラクションによって与えようと審判員が判断した塁よりも余分に進んだ場合は、オブストラクションによる安全進塁権はなくなり、アウトを賭して進塁したこととなり、触球されればアウトになる。このアウトは、審判員の判断に基づく裁定である。
posted by 野中雅貴 |01:44 |
Umpiring and Rules |
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この記事に対するコメント一覧
オブストラクション
こんばんは。時差ボケと夏バテのヤマウッチーです。ネットカフェ難民化しています。☆野中サンの文面から察する形になりますが、「そこからまた突然本塁に向かいかけたとき」には、三塁ベース側の守備者がボールを持っていたという形でしょうね。☆捕手からの送球が悪送球になったり受け手が大きくはじいていた場合も、規則書字面通りにタイムを宣告して後続走者も「審判員判断」で裁くのが妥当なのでしょうか?☆また、走塁妨害にAとBが生まれた経緯(歴史性)について語ってください。よろしくお願い申し上げます。☆尚、このコメントにオブストラクションを宣告しないでくださいね。
posted by ネットカフェ難民 | 2007-07-29 18:10
Re:オブストラクション A項・B項
はじめまして。谷といいます、26歳、高知。今僕はフロリダで英語を勉強しています。1月の審判学校に向けて。3,4年前くらいに野中さんにお世話になってるかもしれません。大阪舞洲で内川さんがジムさんの通訳、サイドに平林さん、藤原さんがいました。僕の記憶では、ビデオに退場の場面、いろんな場面をまとめて見せてもらったのが、野中さんのビデオじゃあないかと思ってます。内川さんとは四国アイランドリーグでお会いしました。ジム学校の事は聞いたのですが、ハリー学校の事は聞いてませんでした。そこで野中さんに質問があります。ハリー学校は何か必要ですか?審判道具一式、ズボン、お金以外に。何日か前に入学しますと連絡は?お金はいつ払えば?今はどっちに行こうかと検討中です。野中さんの試合を見たいのですが、腰が痛め、さらに風邪をひいてしまいました。時間のある時でかまいませんので、返事をください。よろしくお願いします。
posted by 谷 正範 | 2007-08-02 04:28
Re:オブストラクション A項・B項
なかなかオブストラクションについて多くを説明するのは困難なのでそれはここではご勘弁下さい。悪送球になった場合なども、ルール適用に関していくつかのケースがあります。ぜひ機会がありましたらUDCアンパイア・クリニックなどやセミナー、メールによるルールに関するご質問の受付などをご利用して下さい。よろしくお願いいたします。
審判学校について。まずフロリダで英語を勉強なされているなら2つある審判学校のホームページをスミからスミまで読むことをお奨めします。各ホームページのアドレスは左欄リンク集をご覧下さい。どちらの審判学校も必要なものはほぼ一緒です。審判道具一式とお金があれば、あとは日常生活品があれば大丈夫でしょう。入学方法・学費の支払い方法についてもホームページに記述があります。それでも分からない事があればUDCなどでは入学に関してのサポートをしていますのでご相談下さい。
UDCホームページ:http://www.umpire-dc.org/top/
posted by 野中雅貴 | 2007-08-03 02:54




