2007年06月12日

日米抗議の仕方の違い

20070612-00.jpg
私が監督から抗議を受けているところ



映像

メジャーリーグ

日本プロ野球

YouTubeより


 上の写真はどうでも良いが、上のメジャーリーグと日本プロ野球の映像はあくまでも参考例だが、米国と日本で抗議の仕方の典型的な違いを見ることができる。

 メジャーリーグにしてもマイナーリーグにしても一般的に抗議は最終的には監督と審判の一対一になることがほとんど。監督が来れば選手やコーチは自ら引く。引かなければ監督が引かせる。そして審判の顔と顔を近づけ抗議したり、土を蹴りかけることや帽子を地面に叩きつける事、ベースをフィールドに投げつける事はあっても手を出す事(コンタクト)はほとんどない。もちろん土をかけることや帽子を投げつけることは許されることではないが。

 自分もマイナーリーグの2年半の経験でかなりの数の抗議を受けてきたが、監督が自分に触れてきたは1度もない。あんなごっつい選手や監督に1度でも殴られたりすれば恐ろしくてこの仕事は続けられないと思う。ただアメリカの野球の歴史で審判にコンタクトがあったことはある。

 典型的な違いで日本では、選手やコーチが1人の審判を取り囲む。数人がいっぺんに物を言う。抗議が長時間にも及ぶ。そして最終的に手を出す事がある。今まで日本での審判へのコンタクトはアメリカに比べると明らかに多い。


 また制裁の度合いも違う。上のピネラ監督は4試合の出場停止処分と罰金(金額未発表)。岡田監督には厳重戒告と制裁金10万円。もちろん単純には比べられないが、アメリカで手を出せば、かなりの出場停止処分は間違いない。次の日試合に出てくることはありえない。日本の審判へのコンタクトへの制裁はアメリカではあまりにも軽すぎる。

 自分はここで言いたいのは抗議の仕方にも最低限のマナーが必要だと思うという事。絶対に審判へのコンタクトはあってはならないこと。言いたいことがあるなら当該審判と抗議者(監督)を一対一にすべき。野球に限らずいっぺんに何人もの人が1人に文句をつければ、決着する話もしないはず。アメリカ野球がすべて正しいとは全く思わないが、1人の審判員としてこの点ではアメリカ野球を支持する。

 ちなみにメジャーリーグでは、プレイの説明だとか監督が退場になっただとか審判がアナウンスすることはない。自分はそれはファンに親切なのであってもおかしくはないと思う。


posted by 野中雅貴 |00:33 | コメント(2) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:日米抗議の仕方の違い

あなたのご意見に全く賛成です。スポーツも政治もフェアーであってほしい。プレイへの抗議は審判と監督の一対一の「友情ある対決」であってほしい。

posted by uncle flute | 2007-06-12 05:17

Re:日米抗議の仕方の違い

日本ではかつて星野監督が怒号のごとく大抗議、乱闘を繰り広げる場面が懐かしいですが、
今は広島のブラウン監督が怒ってベースをもって帰ってしまったり、
ホームベースに土を持って去っていったり、
(もちろん、いずれも退場ですが^^;)
なかなか面白いアクションをしています。

しかしやっぱり抗議もフェアであるべきですね。

posted by suppon | 2007-06-13 01:30

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