2007年05月05日
あんなプレイ、こんなプレイ・2
たぶんこのルールを知っている選手や監督・コーチの方は少ないのではないのでしょうか? 昨日の試合でこのプレイは実際起こりました。延長12回の表、0アウト、走者1塁。打者のカウント1ボール・2ストライク(アメリカではカウントはボールが先)。1塁走者盗塁、打者空振りところが、その打者が捕手の2塁への送球を妨害。捕手は妨害されながらも2塁に送球。私は塁審でしたが、2塁でのプレイは「セーフ」。球審のCoryは「タイム」打者に三振で「アウト」を宣告。その後Coryは1塁からの走者を1塁に戻しましたが、自分が考えてみると1塁走者も「アウト」だろうと気づき、Coryを呼び1塁走者も「アウト」だよと伝え、自分が1塁走者に「アウト」を宣告すると、監督が飛んできました。。。(監督さん、延長戦の大事な走者だから気持ちは分かりますが。。) この回終了後、守備側の監督もどうなっているんだと聞いてきたぐらいです。野球規則6.06(c)には、打者がバッターボックスの外に出るか、あるいは何らかの動作によって、捕手の送球を妨害した場合は、その打者は「アウト」、走者は元の塁に戻るとあります。ただしその進塁しようとしていた走者がアウトになった場合はその妨害はなかったものとします。 しかし野球規則7.09(e)には、
【7.09(e)】 アウトになったばかりの打者または走者が、味方の走者に対する野手の次の行動を阻止するか、あるいは妨げた場合は、その走者は、味方のプレイヤーが相手の守備を妨害(インターフェア)したものとして、アウトを宣告される。
つまり昨日のケースはすでにその打者は三振で「アウト」になっているわけです。そのため野球規則7.09(e)が当てはまり、打者は三振で「アウト」、1塁からの走者にも味方のプレイヤーの妨害により「アウト」が宣告されるわけです。もしそれが三振目のストライクでなければ、単に打者がインターフェアで「アウト」、走者は1塁に戻されるだけでした。 これはUDC・Jim Evansのクリニックでは、コールの仕方・ルールの適用法をよく練習するので、参加していただいたことのある方には実際このプレイが起こっても「サプライズ(驚く)」しなくてすむはずです。
posted by Sake |22:50 |
Umpiring and Rules |
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この記事に対するコメント一覧
Re:あんなプレイ、こんなプレイ・2
はじめてコメントさせて頂ます、JINと申します。
今まで本場アメリカからのブログを楽しみに読ませて頂いておりましたが今回コメントさせて頂いたのは僕もこのケースに立ち会ったことがあるからです。
それは僕が中学時代の練習試合中に起こりました。が、しかしこの時はランナーは一塁に戻されました、なぜかと言えば審判は父兄がやっており、このルールを知らなかったからでしょう。なのでこのようなルールがある事を今知りました。僕はこの時一塁手で、何の疑いも無くランナーが戻ってくるのを見ていました。僕等の部は全員が勉強不足だったのだと気付きました。
P.S 偶然ながら僕も3月3日生まれなんです、野中さんがお生まれになった16年後に生まれました。
野中さんがメジャーの審判として活躍される日を同じ一野球好きの人間として応援しています、頑張ってください。
posted by JIN | 2007-05-06 00:50
Re:あんなプレイ、こんなプレイ・2
す、すごいですね。
そのルールは日本にも適用されてると思いますが、
日本でも知らない審判、多くないですか?
三振ダブルゲッツーはよく見ますが、日本の
プロ野球には、その際のえげつない守備妨害が
少ないか、取らないか、いや、でもアメリカでも
困惑したということは
非常に珍しいケースだったのでしょうね。
posted by ONE | 2007-05-06 00:52




