2008年05月25日

バレーボール女子世界最終予選 最後の出場権の行方

バレーボール女子世界最終予選
ついに最終日を迎えました。
ここにいたって、William Hillもbet365も、英国ブックメーカー、対戦オッズを出してくれません。
仕方ないので、別のブックメーカーのサイトから引っ張ってきました。

1.45倍 ドミニカ共和国(3勝3敗) - 韓国(2勝4敗)     2.55倍
2.10倍 カザフスタン(1勝5敗)   - タイ(1勝5敗)      1.65倍
1.071倍 ポーランド(5勝1敗)   - プエルトリコ(1勝5敗) 7.00倍
1.70倍 日本(6勝0敗)       - セルビア(5勝1敗)   2.05倍

Sportingbet

今まで六戦と違うところのオッズなので、直接比べてはいけないかもしれませんが。
日本はセルビアに勝つ、と思われているようですね。
まあ、試合の中身とかそういう部分は見ていないで、これまでの力関係と今大会の勝敗だけから割り出されているオッズだと思うので、そんなものかもしれません。


さて、この第七戦、消化試合かといえばそういうわけにもいきません。
四番目の出場枠をどこが取るか、というのが大きな注目で、それに対する影響力を各試合が持っています。

残りの一枠を得る可能性があるチームは、ドミニカ共和国、韓国、タイ、カザフスタンの四チームです。
プエルトリコのみは、第六戦で脱落しました。
残りの四チームが出場権を得るための条件を整理します。


ドミニカ共和国 現在3勝3敗
獲得条件
一 韓国に勝ち、日本が一位通過しないこと
二 韓国に負けても、得点率で韓国を上回り、日本が一位通過しないこと

ドミニカが出場権を得るための必須条件は、日本が一位通過しないことです。
日本が一位通過する条件は後でまとめます。
韓国に負けてドミニカが得点率で韓国を上回る条件はかなりゆるいです。
3-0で韓国の勝ちの場合、三セットの合計で40点をドミニカが取れば韓国を上回ります。
一セット平均で13.3 これは取れると思いますが、どうでしょう?
つまり、ドミニカはかなり確率高く韓国より上の順位になると想定されます。
なので、ドミニカは、日本が一位通過するかしないかだけが問題、となります。


韓国 現在2勝5敗
獲得条件
一 ドミニカ共和国に勝ち、得点率でも上回って四位に入ること
二 ドミニカ共和国に勝ち、日本が一位通過すること
三 ドミニカ共和国に負けても、タイとカザフスタンの勝ったほうを得点率で上回り、日本が一位通過すること

現時点で、自力で出場権を得ることが可能なのは韓国だけです。
とはいえ、ドミニカを三セットで40点未満に押さえるというかなり厳しいミッションです。
それが無理だとすると、せめて、ドミニカに勝ち、日本が一位通過するのを祈る、というのが現実的なところです。
ドミニカに負けると、タイとカザフスタンの勝者と勝敗で並びます。
第六戦終了時点で得点率がこの二チームより低いですので、最終的に得点率で上回るのは、試合で負けるけど得点率を上げる、という現象が起きた時のみです。
この辺から考えると、韓国はドミニカに勝たないと出場権獲得はない、と考えるのが自然でしょう。


第一試合でドミニカvs韓国があります。
韓国が勝てば後は日本が一位になるかどうかだけですが、韓国が負けた場合、タイとカザフスタンにもチャンスが回ってきます。
この二チームの条件はまったく同じです。

タイ カザフスタン 現在1勝5敗
獲得条件
一 韓国がドミニカ共和国に負けること
二 自分が試合に勝つこと
三 韓国を得点率で上回ること
四 日本が一位通過すること

一から四をすべて満たせば出場権獲得です。
現在、関連チームの得点率は以下のようになっています。
ドミニカ共和国 1.021
タイ        0.936
カザフスタン  0.881
韓国       0,880

韓国が負けて、タイが勝った場合、得点率ではどうあってもタイの方が上でしょう。
韓国が負けてカザフスタンが勝った場合、韓国がドミニカと競った試合をして得点率を上げ、カザフがタイにてこづって得点率を下げれば、韓国が上になる可能性はあります。
このあたりは複雑です。

さて、随所に出てくる条件、日本が一位通過する、はどういった時に起こるでしょうか?

一 日本がセルビアに勝つこと
二 日本がセルビアに負けても得点率でセルビアを上回り
 二-a ポーランドがプエルトリコに負けること
 二-b ポーランドがプエルトリコとの対戦で得点率を下げ日本を下回ること

一あるいは二が成立した時、日本が一位通過となります。
二が成り立つ可能性はきわめて低いです。
上位三チームの得点率はこうなっています。
セルビア  1.189
ポーランド 1.164
日本     1.135
近い位置にはあるのですが、日本は一番得点率が低い。
この状況からすると、日本がセルビアに負けながら、セルビアやポーランドを得点率で上回る、というのはあまり無いシチュエーションであることがわかります。
(あまりないだけで、まったくありえないということではありません)

ポーランドも得点率で一位になる可能性がある、日本が一位になるかどうかに影響する可能性がある、という意味で、ポーランド-プエルトリコ戦も、完全な消化試合というわけにはいきません。
当事者同士にとっては消化試合ですが、ドミニカや韓国などにとってはそれなりの影響力のある試合になります。

そして最終戦のセルビアvs日本は、セルビアと日本よりも、ドミニカとアジアのどこかにとって大事な大事な一戦になります。
セルビアと日本は、それぞれ勝っても負けても、どこかに喜ばれどこかに恨まれる、ということになりそうな状況です。

もっと嫌な言い方をすれば、ドミニカとアジアのどこか、どっちがオリンピックに出てきたときにやりやすい相手かな、と選ぶことができる立場、とも言えます。
そんなこと考えて試合しないとは思いますが。

posted by minor |10:30 | バレーボール | トラックバック(1)
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