2008年12月30日

2008年 女子テニス 日本人選手の戦いを振り返る2

前日のエントリーの続き。
本エントリーではランキング100位台、中堅選手の一年を振り返ります。
四人いるのですが、なかなか特色が出ました。


146位(68) 中村藍子
シングルス獲得賞金 149650ドル
獲得ランキングポイント 229
出場大会数 26
ツアーレベル大会 20
サーキットレベル大会 6

グランドスラム全大会出場 全大会一回戦敗退
インディアナウェールズTier1 3回戦進出
バーミンガムTier3 3回戦進出
バンガロールTier2 2回戦進出

ITFサーキット
豊田75000ドル ベスト4
福岡50000ドル ベスト4
岐阜50000ドル ベスト8

海外での獲得ポイント 168
国内での獲得ポイント 61
ツアーレベル獲得ポイント 168
サーキットレベル獲得ポイント 61

対戦したトップ10選手
ランキング1位 エナンアーデン 全豪オープン1回戦 2-6 2-6 ●
ランキング4位 クズネツォワ 全仏オープン1回戦 2-6 3-6 ●
ランキング10位 ラワンスカ 東レパンパシフィック1回戦 1-6 4-6 ●

対戦したトップ50選手
ランキング12位 シュナイダー バンガロール2回戦 7-6(1) 1-6 2-6 ●
ランキング14位 バイディソバ ドバイ1回戦 3-6 0-6 ●
ランキング14位 ズボナレワ 全英オープン1回戦 1-6 7-6(3) 1-6 ●
ランキング19位 バンマー ドーハ1回戦 1-6 3-6 ●
ランキング22位 ペトロワ バリ1回戦 3-6 1-6 ●
ランキング28位 ラザノ フェドカッププレーオフ 4-6 4-6 ●
ランキング30位 バンマー 全米オープン1回戦 4-6 2-6 ●
ランキング39位 ウォズニアッキ シンシナティ1回戦 3-6 2-6 ●
ランキング41位 ガービン ドバイ予選1回戦 3-6 6-2 6-3 ○
ランキング43位 晏紫 インディアナウェールズ2回戦 6-2 0-6 6-4 ○
ランキング47位 ウォズニアッキ インディアナウェールズ3回戦 0-6 2-6 ●


夏から秋にかけて、10大会連続の初戦敗退。
今年は苦労した一年でした。
グランドスラムでは一回戦で全てシード選手と対戦。
シードが付かない選手が、一回戦でシード選手と当たる確率は1/3
四大会全てでシード選手と当たる確率は、1/3の四乗で1/81
1.23%の確率を引いたことになります。
しかも全豪は第一シードのエナンアーデン。
全仏でも第四シードのクズネツォワ。
どれだけくじ運悪いんだ、っていう話です。

というわけで、今シーズンはめぼしい戦績はありません。
ただ、グランドスラム四大会の本戦に全て出場したのは、杉山選手と中村選手だけです。
それもあって、ランキングで大分上に行かれた森田選手よりも、シングルスでの獲得賞金は大分多くなっています。


151位 (273) 藤原里華
シングルス獲得賞金 61363ドル
獲得ランキングポイント 222
出場大会数 26
ツアーレベル大会 13
サーキットレベル大会 13

グランドスラム四大会予選出場 全英本戦出場
全米、全仏 予選1回戦敗退
全米 予選決勝敗退
全英 予選通過 1回戦敗退

ジャパンオープンTier3 予選通過 二回戦進出
ソウルTier4 予選通過 一回戦敗退

ITFサーキット
ワイコロア50000ドル 優勝
モンテレー100000ドル ベスト8
東京50000ドル ベスト4

海外での獲得ポイント 161
国内での獲得ポイント 61
ツアーレベル獲得ポイント 127
サーキットレベル獲得ポイント 95

対戦したトップ10選手なし

対戦したトップ50選手
ランキング25位 スレボトニク 東レ予選2回戦 6-7(5) 1-6 ●
ランキング34位 カネピ ソウル1回戦 2-6 7-6(5) 0-6 ●
ランキング47位 ボンダレンコ 全英1回戦 6-1 4-6 3-6 ●


このあたりから、主戦場がWTAツアーではなく、ITFサーキットになってきます。
藤原選手は今シーズン大きくランキングを上げてきましたが、それはかなりの部分サーキット大会で稼いだものです。
サーキットが主戦場でしたので、あまりランキング上位選手との対戦がありません。
年末ランキングがほぼ同じところにいる中村選手とは、上位選手との対戦数が桁違いに少なくなっています。

サーキットを回っていたためもありますが、初戦敗退が続くということはなく、各大会で細かく細かくポイントを稼いでいます。

また、伊達選手が、「若いものが国内の試合で馴れ合って~」的な意味合いの発言をしているので、獲得ポイントの海外/国内 比あたりも見ているのですが、藤原選手は海外で稼ぐポイントの方がメインになっています。
今シーズンは2月にハワイの50000ドルの大会で優勝しています。

過去最高ランキングは2005年の84位
27歳とベテランの域に入っているなか、今年大きくランキングを戻してきていますので、来年には自己最高位を更新したいところです。


166位 (406) 米村知子
シングルス獲得賞金 30716ドル
獲得ランキングポイント 195
出場大会数 21
ツアーレベル大会 3
サーキットレベル大会 18

グランドスラム 全米オープン予選出場 予選2回戦敗退

ITFサーキット
福岡50000ドル 優勝
草津25000ドル 優勝
豊田75000ドル 久留米50000ドル 宮崎25000ドル 帯広25000ドル 筑波25000ドル ベスト4
岐阜50000ドル 牧の原25000ドル ベスト8

海外での獲得ポイント 34
国内での獲得ポイント 161
ツアーレベル獲得ポイント 19
サーキットレベル獲得ポイント 176

対戦したトップ10選手なし

対戦したトップ100選手
ランキング76位 タナスガルン 福岡50000ドル決勝 6-1 2-6 7-6(8) ○
ランキング78位 中村藍子 福岡50000ドル準決勝 6-2 3-6 7-6(0) ○
ランキング79位 謝淑薇 東京50000ドル1回戦 2-6 1-6 ●


今年大きくランキングを上げ、自己最高位を大幅に上回ってきた米村選手。
日本国内のサーキット大会で暴れまわりました。
伊達公子選手と一番多く対戦したのもこの人。
対戦成績は二勝二敗の五分でした。

ただ、伊達選手の言っていた「若い者が国内の~」に最も当てはまる感じの戦績になっているのもこの人です。
サーキットで2勝、ベスト4も5大会、ベスト8も2大会。
大変な好成績なんですが、全て国内の大会でした。
今年獲得したポイントの8割は国内大会で得たもの。
来年は、海外での飛躍が望まれます。

なお、今シーズン得たポイントは、すべて5月以降のもので、4月までの獲得ポイントは0
なので、来年も4月までは、ひたすらランキングが上がっていく一方、ということになります。



189位 伊達公子
シングルス獲得賞金 25047ドル
獲得ランキングポイント 158
出場大会数 12
ツアーレベル大会 2
サーキットレベル大会 10

ITFサーキット
宮崎25000ドル 帯広25000ドル 東京10000ドル 優勝
岐阜50000ドル 準優勝
台北100000ドル 福岡50000ドル 久留米50000ドル ベスト8

海外での獲得ポイント 20
国内での獲得ポイント 138
ツアーレベル獲得ポイント 16
サーキットレベル獲得ポイント 142

対戦したトップ10選手なし

対戦したトップ100選手
ランキング36位 ピアー ジャパンオープン1回戦 3-6 1-6 ●
ランキング41位 ウォズニアッキ 東レ予選決勝 1-6 1-6 ●
ランキング48位 デラクア 東レ予選2回戦 3-6 6-3 6-3 ○
ランキング78位 中村藍子 福岡50000ドル準々決勝 2-6 2-6 ●
ランキング80位 中村藍子 岐阜50000ドル準々決勝 7-6(7) 4-6 6-3 ○
ランキング86位 タナスガルン 岐阜50000ドル決勝 6-4 5-7 2-6 ●


今年復帰した伊達選手。
最初の予定よりはいろいろとすんなりと行ってしまったので、だんだんと活動が広がってきました。

国内のサーキットレベルだけ、と言っていたのが、なんか勝ててしまうのでツアー大会にも主催者推薦で出場。
その辺で自信もつけたのか、台湾に呼ばれてサーキットレベルとしてはレベルの高い10万ドル大会に出場。
全日本では優勝してしまいまして、それで来年は海外のツアーにも行ってみるという展開になっています。

サーキットレベルで今年は3勝。
ただ、10000ドルと25000ドルと、レベル的には低い大会。
50000ドルでは優勝することが出来ませんでした。

来年は、どこまで行くのでしょうか。

なお、今年得たポイントは全て5月以降のものですので、来年も4が妻では、ひたすらランキングは上がっていくことになります。

posted by minor |21:56 | テニス | トラックバック(0)
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