2008年11月03日

女子テニス 日本人選手の動向 08年10月 その1

WTAツアーシーズンはほぼ十月までで終了。
ツアーレベルでは11月に入ると残るのは、最終戦、賞金総額455万ドルのツアーチャンピオンシップを残すのみです。
今年のシングルス上位八名、ダブルス上位四組が出場。
シングルスなんかは、出るだけで10万ドルが頂けます。


そういったところに出られない日本人選手には、シーズンを締めくくる大会としては、全日本選手権が待っています。
本戦開始は11月9日から。
賞金総額は男女合わせて2,600万円。
女子のみなら1,250万円。
これが、日本と世界の差、でしょうか。


そんなシーズン締めくくり前の十月の一ヶ月を振り返ります。


31位 (31) 杉山愛 936ポイント

100位以内は杉山選手一人だけになっています。
杉山選手は怪我があって、AIGジャパンオープンは欠場。
10月は、チューリヒのTier2で予選から出場で、二つ勝ったものの予選決勝で敗退。
リンツのTier2で、一回戦から第六シードのバルトリと当たり、ファイナルセットタイブレークの10-8で敗れました。
ポイント的には11ポイントだけで、このランキングの選手としては非常に不満な結果です。

ただ、ダブルスではチューリッヒでベスト4 リンツでは決勝で第一シードの、ブラック・フーバー組を破って優勝しました。
今シーズン三勝目。
この優勝によって、今シーズンのダブルスランクで四番目に入り、ツアー最終戦への出場が決まりました。
ツアー最終戦がドーハというのが時代を反映してますでしょうか。
ダブルスは四組でトーナメント戦。
初戦で負けても93,750ドル、優勝すれば375,000ドル獲得できます。
ツアー最終戦に出場できる、というのはそれだけすごいことです。
現在の日本人選手の中では、杉山愛選手は、一人だけ戦跡が図抜けています。



118位 (126) 森田あゆみ 296ポイント  
143位 (142) 藤原里華 236ポイント 
164位 (167) 中村藍子 192ポイント 
183位 (179) 米村知子 167ポイント
199位 (201) クルム-伊達公子 150ポイント

100位台は五人になりました。
この辺の選手は、ツアーにぎりぎり出られるかどうかで、サーキットレベルの大会にもかなり出る。

日本人選手の10月は、AIGジャパンオープンに始まり、そこから、台湾の10万ドルへ行く組と、オーストラリアの2万5千ドルを転戦する組と、日本の2万5千ドルに出る組、三つに分かれて、最終週に有明の5万ドルに集結という流れでした。

100位台の選手は、全員が台湾の10万ドル組みです。

森田選手は、AIGジャパンオープンは主催者推薦で本戦から出場。
一回戦を突破し、二回戦で第一シードのウォズニアキに敗れました。
その後、台湾に飛び、10万ドルに参戦。相手は格下のランキング171位だったのですが、一回戦敗退。
帰国して有明の5万ドルに出場。
これは、第三シードとして出場し、二回戦で伊達公子、準決勝藤原里華と日本勢を破って、最終的に優勝しました。
サーキットレベルではありますが、今シーズン初優勝です。
三大会で56ポイントを獲得。
ジャパンオープン前の136位からランキングを18上げました。
もう少しで全豪本戦ストレートインが可能なところまで戻してきましたが、どうでしょう。
エントリー人数次第かな。

藤原選手も同じコースで転戦。
ジャパンオープンは予選から出場。三つ勝って予選を通過、本線も一回戦を突破しての二回戦敗退でした。
台湾の10万ドルは第五シードでエントリーでしたが、一回戦で伊達公子選手に4-6 4-6でストレート負け。伊達選手には今年三戦三敗です。
日本に戻ってきての有明での五万ドルは、準決勝で森田あゆみ選手に敗れてベスト4で終わりました。
三大会で45ポイントを得て、ジャパンオープン前の154位からランキングを11上げて、100位台前半まで戻してきました。
なお、ダブルスではこの三大会ですべて伊達選手と組み、ベスト8 ベスト8 優勝と来ています。
サーキットレベルですが、今年のダブルスタイトルは二つ目です。

  
中村藍子選手もやはり同じコースで転戦しましたが、ジャパンオープン一回戦負け。
第八シードがついた台湾の10万ドルも一回戦負け。
第七シードでのエントリーとなった有明の五万ドルで、11大会ぶりに初戦を突破しましたが、二回戦でストレート負け。
三大会で得たポイントは7
ジャパンオープン前の146位からランキングは21も落ちてしまいました。


米村選手はジャパンオープンのあと、牧の原での2万5千ドルを挟んで、台湾の10万ドル、有明の5万ドルと転戦。
ジャパンオープンは予選二回戦で瀬間友里華選手に敗退。
牧の原の2万5千ドルは第二シードが付いていたのですが、準々決勝で妹の米村明子選手に、5-7 6-1 5-7のフルセット負け。
ブログでは、取ったゲーム数は勝ってるのに! と書いてましたが・・・。
試合前日に、同室ですでに寝ている妹のガットを切って、こそこそ、などと冗談で書いていましたが、本人としては、悲しい結果になってしまいました。
台湾の10万ドルは二回戦敗退。
有明では第二シードと初戦で当たって一回戦敗退となりました。
四大会で21ポイントを獲得。
ジャパンオープン前の191位から8だけランクを上げました。
100位台に定着してきていますが、本人は、テニスの調子は落ちてきていると感じているようです。


伊達選手は森田選手、藤原選手などと同じ転戦コース。
ジャパンオープンは主催者推薦で本戦から出場でしたが一回戦負け。
台湾の10万ドルは準々決勝で、7-5 5-7 6-7(4) というファイナルタイブレーク負けを喫しました。
有明の五万ドルは森田選手相手に二回戦敗退。
三大会で26ポイント獲得
ジャパンオープン前の228位からランキングを上げて100位台に入ってきました。
最近の戦跡は、ランキングに見合った成績、という感じになってきています。


100位台では、森田選手が夏場の絶不調を抜け出して、好成績を見せ始めています。
藤原選手、米村選手、伊達選手はそこそこ。
中村選手は、復調の兆しがどうにも見えずに苦しんでいます。

200位以下は次回に。

posted by minor |23:33 | テニス | トラックバック(0)
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