2007年08月21日

朝青龍はどうしたらよいのか?

最新診断は「解離性障害」、帰国療養も

横綱朝青龍の処分問題が尾を引いている。
元々はヒジ、腰の故障を理由に巡業を欠場しながら、母国でサッカーをしていたことが発覚、その処分として日本相撲協会から2場所連続出場停止と自宅謹慎が出されたものだ。
その直後から朝青龍が強いショックを受け、”心の病”を患ったとされる。
精神科の医師らの度重なる診断において、医師の呼びかけにも積極的な反応を見せない。
相撲診療所吉田所長による最新の診断結果では「解離性障害」と診断された。
また、吉田所長はその療養手段について、横綱が希望しない国内での往診は好ましくないとし、モンゴルへの帰国も勧めたとされる。


1ヶ月も続く議論噴出状態

朝青龍が夏巡業の休場届および腰の疲労骨折、左ヒジの怪我「全治6週間」の診断書を協会に提出したのが7月25日。
しかし翌日にはモンゴルでの草サッカーで、”サイドをえぐってのクロス””ダイビングでのヘディング”など、笑顔満面でのプレー映像が報道された。
これはさすがにどうみても腰を骨折しているようには見えないとして、”仮病疑惑”騒動に。
8月に入ると、事態を重く見た協会が秋場所、九州場所の2場所連続出場停止、九州場所千秋楽のとなる11月25日までの謹慎、4か月間の30%の減俸の処分を発表。
2場所連続での”休場”と、十分な稽古が困難であることを考え合わせ、これは事実上の”引退勧告”とも言われた。
すると3日には朝青龍が極度のノイローゼで精神安定剤を服用していることが報道される。
指導力を批判される高砂親方は横綱に記者会見をしてからの治療専念を伝えるが、横綱はこれを拒否。
以来、横綱は姿を見せない。

この時点で世間でも議論噴出。
数少ない朝青龍擁護派は、「処分が重過ぎるのではないか」、「優勝記録を破られることへの防止策でなはいか」、「モンゴルへ帰国して療養してもよいのではないか」「そもそもノイローゼの患者に記者会見を求めるのは無謀」などの意見があった。

これに対し、やはり「仮病」と捉え、これでも処分が軽いとの意見をはじめ、朝青龍に対する厳しい意見は多い。
精神科医師を引っ張り出し、診断もしていないのに「ストレス障害ではない、横綱は不機嫌なだけ」と言わせたりするTV局も現れた。
朝青龍の”八百長問題”を連載する週刊現代はここぞとばかりに朝青龍の病状は「思い通りにいかないときのいつものドルジと変わらない」という相撲関係者のコメントを掲載。
上記は極端な例としても、多かれ少なかれ、仮病がばれた横綱が逃げ、隠れているというイメージで捉えている人は多いだろう。

また、「巡業」の意味でも議論が発生。
年間を通してのオフシーズンが少ないことから、かつて”巡業不要論”も取りざたされたことからそもそも巡業とはそんなに重要なのか?との疑問の意見の声があがる。
これに対し、「地方で相撲が観られないファンへの裏切り行為だ」との声も当然ある。
もっと本質的な意見では、日本相撲協会が財団法人でありその設立目的である「大相撲の興行、相撲競技の指導・普及、相撲に関する伝統文化の保持などの目的」を果たすには巡業が非常に重要であること、言い換えれば、ファンが楽しみにしている巡業への顔見せは協会の義務であり、これが出来ないのなら法人税課税すべきだ、などとの見方まで飛びだした。
国技と呼ばれ、日本人が知らず知らず特別視してきた大相撲に対し、冷めた目が注がれようともしている。


朝青龍はどうしたらよいのか?

率直に申し上げて、彼が「急性ストレス障害」なのか「解離性障害」なのか、などということには興味は無い。
ノイローゼや関連する精神疾患が事実なら、それを克服するには、対処的にはその原因、心理的負担を取り除くことが肝要だ。
そして、最終的には本人の力により、プラスの思考を取り戻すことが必要なのだ。

彼を追い込んだ原因は何か。
相撲が取りたいのに取れないことか。
仮病を認めたくないことか。
金儲けが出来なくなることか。

一相撲ファンとしての意見を言えば、さっさと怪我を治し、土俵に帰ってきて欲しい。
朝青龍は横綱にふさわしい品格が備わっているかと言われればそれはYesとは思わない。
しかし、今の土俵で圧倒的な力を持っているのだ。
かつての北の湖のように”ふてぶてしく、強そうで、かつ、強すぎる”ため、彼が勝てばため息が漏れ、彼が負ければ拍手喝采。
つねにアウェイのような環境を撥ね返して賜杯を手にしてきた”精神的”強さがある。
それが週刊現代が指摘する疑惑と無関係であれば、一刻も早く土俵に戻れるように努力して欲しい。
大の横綱がノイローゼで引退に追い込まれる姿など、全く見たくない。

横綱を擁護すれば、確かに腰とヒジに怪我があったのは事実だろうが、それでも、草サッカーをやる元気があったのは誰でもあの映像を見た者なら分かることだ。
それが「仮病」かどうかはともかく、十二分に軽率な行為であったのは間違いないではないか。
だとすれば、記者会見を開き、自身の”非”をまず詫びる事だ。
そして、相撲が取りたいのであれば、心からそう訴えることだ。
怪我は全力で治すから、治り次第、稽古だけでもさせて欲しい、と。
本気でそう訴えるのであれば、彼を見る世間の目も少しずつ変わってくるだろう。
そうすれば、2場所連続出場停止の厳罰を軽減しようという動きもあるかもしれない。
ファンは「品格」もさることながら、相撲に対するひたむきさ、誠実さをも求めているのだ。
その道を全うしようとする意思に嘘が無ければ、自ずと道は拓かれるだろう。

そして、もし相撲を取りたくないのであれば、そうすればよい。
モンゴルで事業するもよし。
格闘家に転向して世の中に話題を振りまくもよし。

まだ26歳、時間をかけて修練すれば、どんな方向でも力を発揮できるだろう。


posted by 与田創 |02:14 | 相撲 | コメント(4) | トラックバック(1)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/minamitokyosports/tb_ping/22
この記事に対するトラックバック一覧
朝青龍について緊急出題! 8月31日0時時点で何処にいる? 【Ike_rc941@eBet】

精神的な不安定に陥っている朝青龍の治療方針がなかなか決まりません。この問題では、8月31日午前0時時点において朝青龍が何処で治療・療養しているかを予想してもらいます。締切りは8月25日午前11時に設定します。 8月20日に「解離性障害」と診断されていますが、状況が急激に変化する可能性があるため、参考データのリンク先等で情報を収集願います。

2007-08-23 17:29 | 続きを読む
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
Re:朝青龍はどうしたらよいのか?

『解離性障害』の原因は、数週間に渡って自宅前に張り付いてる、マスコミが原因じゃないですかね?
外にも出れない、外見たら、あんだけのマスコミが張り付いてたら、外見る気も無くなる。
気持ちリセットするにはモンゴル帰国しかないでしょうが、もう少しマスコミの配慮も必要だったのではないでしょうか?

朝青龍自身もさっさと記者会見すれば良かったのに、隠れていることで、ハナシに枝葉がついてしまい、最近の報道見ると、どんどん核心から離れていってる気がしてなりません。

ハッキリさせてほしいこと
『腰剥離骨折etc』の地方巡業回避した理由が事実だったのか?
もし、偽装だったのであれば、診断書発行した医師も厳格に処罰されるべし。
この件を朝青龍・医師自らハッキリさせないと、後のハナシが成り立たないです。

公人である以上、公務休んでサッカーすることは、国会議員が公務サボってゴルフしてるのと一緒ってこと理解出来ているのか?

朝青龍だけが悪いとは思わない。
親方・相撲協会の責任も重大。
横綱が自立していないのは、協会の責任。
それは自立出来ていない人間を『横綱』にしてしまったのだから。
それを、協会・親方も『朝青龍』ゆうてりゃいいみたいな対応にも問題あり。

ある意味、朝青龍は『子供』なんだから、子供も不手際是正・教育するのは
『親』の役目。
確かに朝青龍が悪い。けど『悪い』からって、処分だけして擦り付ける様な対応は
どうも納得いってません。

posted by ASA | 2007-08-21 10:08

Re:朝青龍はどうしたらよいのか?


モンゴルに帰ったら力士としては戻ってこない気がします。
まぁ、それもまた彼の人生。

格闘家としての復活に期待したいところです。

現役最強の力士は果たして強いのか!?
曙でついた相撲の汚名を返上して欲しい。
相撲協会もそうしむけたらいいのに。。

posted by たごも。 | 2007-08-21 19:47

Re:朝青龍はどうしたらよいのか?

みなさんコメント有難うございました。

ASAさん、まず朝青龍の診断書の件ですが、過去の報道をチェックする限り、「腰の疲労骨折よりヒジのほうが重症」の三重の医師が診断した程度しかわかりません。腰については「第5腰椎疲労骨折」とのことですが、これはスポーツ選手に比較的よくある怪我で、発生時は激しい痛みがあるが、ちょっと安静にしていれば痛みはあまり感じなくなる程度のもののようです。
従って診断書がおかしいとまでは言い切れませんが、とはいえ怪我自体の真偽は上記のみでは定かではないので、確かに明らかにしてほしい点ですね。

たごもさん、ひさしぶり?!(笑)
格闘家への転向は興味がありますよね!力士としては俊敏で、素質は高いのではないかと思います。
ただ、韓国シルムやアメフトなどから転向した選手がふるわないように、すぐに実力を発揮するのは無理でしょうね。
モンゴルでのビジネスに相当傾倒しているようなので、わざわざ格闘家にならなくてもお金が稼げるのであればこの道は選択しないような気はしますね。

posted by 与田創 | 2007-08-22 08:58

Re:朝青龍はどうしたらよいのか?

 どうしたらよいのか?お答えします。相撲を取りたければ協会の指示に従う。嫌なら、引退する。後は、暴露本を出すなり離婚するなり実業家になるなり格闘家になるなり好きなようにすればいいんじゃないですか?今のような状態では誰も幸せにはなりませんし結局選択権は朝青龍にあるのですから、精神衛生上問題のない道を取る事が朝青龍のためだと思います。

posted by アセアン | 2007-08-22 17:18

コメントする