2009年03月29日

フィギュア世界選手権2009 女子シングル

女子シングルはヨナ選手が歴代世界最高でぶっちぎりました。
点数はずいぶん出た印象がありますが、
異論の挟みようのない完全優勝だったのではないでしょうか?

また、久々にイキイキとした演技を見せた安藤選手、
怪我を押してすばらしい演技を見せマイヤー選手、
復活がとても嬉しいゲデバニシビリ選手の演技が印象に強く残りました。

<女子シングル>
1 キム・ヨナ 韓国 207.71
SP①76.12(43.40、32.72) FS①131.59(63.19、68.40) 
2 ジョアニー・ロシェット カナダ 191.29
SP②67.90(37.50、30.40) FS③123.39(60.59、62.80) 
3 安藤美姫 190.38
SP④64.12(34.40、29.72) FS②126.26(62.34、63.92) 
4 浅田真央 188.09
SP③66.06(35.90、30.16) FS④122.03(60.15、62.88) 
5 レイチェル・フラット 米国 172.41
SP⑦59.30(32.50、26.80) FS⑤113.11(58.31、54.80) 
6 ローラ・レピスト フィンランド 170.07
SP⑥59.66(31.74、27.92) FS⑦110.41(53.09、58.32) 
7 アリーナ・レオノワ ロシア 168.91
SP⑪58.18(32.50、25.68) FS⑥110.73(57.53、53.20) 
8 村主章枝 164.58
SP⑨58.40(32.20、27.20) FS⑨106.18(51.46、54.72) 
9 サラ・マイヤー スイス 163.37
SP⑩58.36(32.00、26.36) FS⑩105.01(50.37、54.64) 
10 エレネ・ゲデバニシビリ グルジア 162.48 
SP⑧58.82(31.54、27.28) FS⑪103.66(50.14、53.52)

キム・ヨナ選手
優勝おめでとうございます。
SPでの76点台は自分の予想を大きく超える点数でしたし、
FSでは最後のスピンは得点弾かれたのに余裕の200点オーバー。
TESのGOEでの高い加点に加え、PCSで断トツのトップ評価でした。
来年の五輪に臨むにあたって、
3Fは「!」ならそれほど点数には響きませんし、
技術的には3Sの精度を高めるぐらいしかありませんから、
他の選手に比べて精神的にもずいぶん楽なんじゃないかと思います。
ただ一度世界女王になってから、
次のシーズンで苦労する選手が結構多いので、
プレッシャーに感じないかどうかが気になるところです。

ロシェット選手
初の表彰台おめでとうございます。
2位~4位は僅差でしたが、ここでメダルを取った経験は
来年の五輪本番に向けて大きな財産になると思うので、
来年地元の大歓声を受けて、ベストな演技を期待したいです。
もう一度言っておきますが、FSのアランフェスかっこいいです!

安藤選手
SPから身体の動きが目を見張るほど良くて、
これはFSでも期待できると思いましたが、
まさにその通りの結果となりました。
調子が悪そうだと姿勢が悪いのや、スピードがないのが目立ちますが、
今大会では全くそういう感じがなく、プログラムに入り込めました。
体調と気持ちがはまった時の安藤選手は、やはりすごい。
FSの2A-3Tもきれいでしたね。
特に今シーズンのSPはこれまでの安藤選手の殻を
突き破ったプログラムになったんじゃないかと思います。
ここで評価を取り戻したのも、来年五輪本番に向けて、
大きなプラスとなるんじゃないでしょうか。

真央選手
今シーズンはチャレンジの年と位置づけていたと思いますが、
最後に結果は伴いませんでした。
3A×2回、3Lzの矯正、3Sの苦手克服、息つく暇のないFSと
世界女王として守りに入るのではなく、
多くの課題克服にチャレンジしましたが、
この世界選手権の結果だけを見れば、
チャレンジは裏目に出たと言わざるを得ません。 
いくら天才と言えども、
たった1シーズンで取り組む課題としては多すぎたでしょうか。
加えて3F-3Loの回転不足判定が厳しくなり、
予定外の課題も増えてしまったことが誤算だったのかもしれません。
多くの課題克服にチャレンジした影響なのか、
本来のスケーティングの伸びや滑らかさを
失ってしまっているように感じます。
PCSもヨナ選手と大きく差をつけられているのは、
そのあたりが影響しているのかと思われます。
しかし、どういう形になるかは分かりませんが、
このチャレンジは必ず身を結ぶはずです。
メダルを逃したのも、来年に向けての発奮材料になるだろうし、
本当の意味でチャレンジャーとして五輪に向かえるので、
それもプラス材料にしてくれるでしょう。
今のヨナ選手に勝てるのは真央選手しかいないと思います。
五輪に向けて勝てるプログラムを作ってくるのか、
それとも自分の能力最大限のプログラムで挑戦するのか、
どちらにしろ彼女の五輪での演技が楽しみでなりません。
最後の最後に3F-3Loが認められたのは、大きな収穫でしたね。

posted by マイナー |00:00 | フィギュアスケート | コメント(9) | トラックバック(0)
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2009年03月28日

フィギュア世界選手権2009 男子シングル

またまたすっかり更新をサボってしまいました。
WBCとかモーグルの世界選手権とか、
書き残しておきたいスポーツはたくさんあったのですが。。。
WBC日本世界一の余韻に浸ってたら、
すぐにフィギュアの世界選手権が始まってしまい、
実はまだ完全なフィギュアモードに入れてないんです。

とは言え、今シーズン最も重要な戦いであり、
来年のバンクーバー五輪の枠取りもかかる大事な大会です。
女子のSPの結果も出て、残るは女子FSのみとなりましたが、
まずは男子シングルの結果を振り返ります。

<男子シングル結果>
1 エバン・ライザチェク 米国 242.23
SP②82.70(TES44.40、PCS38.30) FS①159.53(80.53、79.00) 
2 パトリック・チャン カナダ 237.58
SP③82.55(45.60、36.95) FS②155.03(78.93、76.10) 
3 ブライアン・ジュベール フランス 235.97
SP①84.40(46.00、38.40) FS③151.57(75.77、76.80) 
4 トマシュ・ベルネル チェコ 231.71
SP④80.36(44.06、36.30) FS④151.35(75.35、76.00) 
5 サミュエル・コンテスティ イタリア 226.97
SP⑥78.50(44.50、34.00) FS⑤148.47(73.67、74.80) 
6 小塚崇彦 222.18
SP⑤79.35(44.20、35.15) FS⑦142.83(72.23、70.60) 
7 織田信成 218.16
SP⑦76.49(41.94、35.55) FS⑧141.67(72.27、69.40) 
8 デニス・テン カザフスタン 211.43
SP⑰68.54(38.24、30.30) FS⑥142.89(77.89、65.00) 
9 ブランドン・ムロズ 米国 207.19 
SP⑧76.10(42.30、33.80) FS⑬131.09(65.89、65.20) 
10 アンドレイ・ルタイ ロシア 204.99
SP⑮70.15(36.60、33.55) FS⑨136.04(75.14、61.90) 

日本男子バンクーバー五輪3枠見事獲得、おめでとうございます!
3枠クリアできると信じてましたが
本当にスレスレでした。
アメリカはGPF優勝、全米チャンピョンのアボット選手が
まさかの11位と振るいませんでしたが、
ライザチェク選手の優勝で手堅く3枠確保。
同じく3枠を狙っていたフランスは、ポンセロ選手が16位と低迷。
NHK杯や欧州選手権の出来では、3枠固いと思ったのですが、
やはり一発勝負に照準を合わせるのは難しいんですね。

ライザチェク選手
正直アメリカ地元優勝はないかなと思っていたので、少し驚きました。
SP、FSともパーフェクトにまとめたライザチェク選手の精神力に脱帽です。
見事な優勝でしたが、個人的には彼の今シーズンの演技は
最後までしっくりこなかったなという印象が否めませんでした。
間がないっていうか、曲を表現できてる感じがしないというか。
これは好みの問題が大きいと思うので、何ともいえませんが、
SPのボレロのステップなんかは、ちょっと違うな〜と感じます。
今シーズンのプログラムは新たなチャレンジだったのでしょうから、
バンクーバー五輪ではもっと彼の特徴に合ったプログラムが見たいです。

チャン選手
SPはちょっと点数伸びなかったなと言う感じでした。
というか、SPもFSもPCSは彼がトップじゃないですか?
スケーティング技術や、曲の表現などは
明らかに他の選手より一段レベルが上のように感じます。
去年の時点でも十分上手かったと思いますけど、
今シーズンは突き抜けてしまったな〜という感じでした。
プログラムとの相性もあるのかもしれませんが、
他の選手とは違う次元の力を持っている印象を受けます。
地元バンクーバー五輪では優勝の最有力候補ではないでしょうか。
パーフェクトの彼に勝てるとしたら、
僕的には日本の高橋選手しか考えられないです。

ジュベール選手
4回転はさすがでしたが、FS最後の最後に2Aで転倒するとは。
それでも彼の勝負に対する強いこだわりは
今大会でも十分感じられましたし、
この負けで五輪チャンピョンへ掛けるの覚悟が
より一層高くなったのではないかと思います。

ベルネル選手
FS最後2つのジャンプの前までは、優勝もありえるか?と
思わせるほどのいい演技でしたが、
最後に2つ2回転ジャンプになってしまいメダルに届かず。
昨年の世界選手権に比べ、演技をまとめられたのを良しとするのか、
勝負どころで勝負弱さを露呈したと見るのか、難しいところ。
潜在能力の高さはピカイチだけに、
五輪本番で勝負弱さが露呈しないかが鍵になりそうです。

コンテスティ選手
FSの西部劇風の演出は会場を見方につけてました。
正直言ってステップとかはつなぎはそれほどでもないんじゃない?
って思いましたが、あそこまで盛り上がるとPCSも上がりますね。
欧州選手権での活躍して、世界選手権でも結果を残しましたので、
来年の五輪ではメダル候補の1人になりそうです。

小塚選手
今回一番贔屓にしていた選手です。
FSのロミオとジュリエットはこれまでで一番ぐっと来ました。
明らかに緊張していて、ジャンプも跳び急いでいる感じがしましたが、
それでもプログラムとしては良かったんじゃないかと思います。
いつもはジャンプのGOE加点で稼ぐので、
今回はそれがなかった分メダルには届きませんでしたが、
メダルよりも3枠を目標としていた節があるので、
そういう意味では目標達成で、自信になったんじゃないでしょうか。
本当はメダル狙いますっていって臨んで欲しかった気もしますが。
PCS上げないと五輪でのメダルは厳しそうですが、
個人的には彼の演技スタイルはこのまま貫いて欲しいなと望んでいます。

織田選手
SPでは壁に激突、FSではザヤックルールに引っかかり、
本当にいろいろハラハラさせてくれる選手です。
調子自体はすごく良さそうだったので、
本来であれば十分メダル争いできたはずなのに、
ちょっともったいなかったですね。
メダルは取れるときに取っておかないと、
なかなか手が届かないって事になることもありますから。
それにしてもFSの4T-3Tは美しかったですね。
これが確率上がってくれば、来シーズン楽しくなりそうです。

posted by マイナー |00:00 | フィギュアスケート | コメント(6) | トラックバック(0)
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