2008年12月14日

グランプリファイナル 女子シングル

グランプリファイナルなんて、順位はどうでもいいと思いつつ、
これだけのメンバーが揃ってしまうと、
どうしてもいい演技を期待して見ちゃいますね。
結局テレビ朝日の煽りにまんまと乗っちゃったかな。。。

いろいろ書きたい事はありますが、今回の試合を見て
「ジャンプのDGとGOE減点の二重減点は試合をつまらなくする!」
とつくづく思いました。
どうして安藤選手の4Sへの果敢なトライが2.9点しかならないのか。
どうして中野選手の3Aが1.36点にしかならないのか。
どうして安藤選手の2A+3T<が4点で、
ヨナ選手の2A+3Tが9.85点で倍以上の点数差がつくのか。
回転不足に減点するなとはいいませんが、減点しすぎ。
しかも回転不足の判定が素人目には曖昧なレベルに見えるので、
回転不足か否かの微妙な判定でここまで点数が落とされるのは
どうしても納得がいかない!
確かに今回の安藤選手の4S、中野選手の3Aは
明らかに回転不足だっと思いますが、
それにしたって、それぞれ3Sや2Aよりは確実に難しいわけだし、
転んでるわけでもないのに、この点数はやはり違和感が。
回転が足りないのに、着地を決めるのも逆に難しいでしょうし、
そこまで減点する事ないでしょう。
安藤選手の2A+3Tは確かに若干回転足りない?と思いましたが、
ヨナ選手の2A+3Tだって「あれっギリか?」って思うぐらい。
別にヨナ選手のジャンプの判定に文句があるんじゃなくて、
それぐらい微妙な差しかないんじゃないか?
その微妙な差でここまで点数差がついてしまって良いのか?
という事を言いたいだけなんです。
だって、安藤選手と中野選手の得点が低すぎて驚きましたもん。

それにヨナ選手と真央選手のSPの順位に
違和感を覚えた人も多いはず。
真央選手の3F-3Loが回転不足取られそうな事は、
演技を見ていて分かっていたので、
今のルールを分かって見ていれば、
結果としてほぼ同じ点数になるのは理解できますが、
演技を見た正直な感想としては、ほぼノーミスに見えた真央選手と
3Lzで誰が見ても分かる失敗があったヨナ選手で
順位が逆というのは、どうしてもモヤモヤが残ります。
これもやはりセカンドジャンプの3Loが回転不足で
二重減点を取られたため起こった現象です。

次のオリンピックまでは無理なんでしょうけど、
一刻も早くこの二重減点のルールは改正して欲しい。
それまではDG判定をあまり厳しくしないで欲しいのですが。。。
今の感じだと、ヨナ選手とコストナー選手以外で
3-3の認定もらうのは至難の業になりそうだし、
単独3回転もDGの嵐になっちゃいます。


<女子シングル結果>
1 浅田真央 188.55
SP65.38(TES35.70,29.68) FS123.17(64.57,59.60)
2 キム・ヨナ 韓国 186.35 
SP65.94(35.50,30.44) FS120.41(60.69,60.72) 
3 カロリナ・コストナー イタリア 168.01
SP55.88(28.80,28.08) FS112.13(55.45,57.68) 
4 ジョアニー・ロシェット カナダ 166.36
SP50.48(23.00,27.48) FS115.88(57.48,58.40) 
5 中野友加里 早大 161.93
SP62.08(34.20,27.88) FS99.85(44.17,55.68) 
6 安藤美姫 トヨタ自動車 158.25 
SP55.44(28.60,27.84) FS102.81(47.45,55.36)

浅田選手のFSでの3A2回成功は鳥肌立ちました。
でもプログラムトータルとしてはNHK杯の時の方が良かったかな?
最後のほうかなり疲れていたように見えましたし。
NHK杯の時は、見る側の自分がドキドキしながら見てたので、
NHK杯の方が良い印象に残った可能性もあり、
なんとも言えないんですけどね。
しかし、FSのジャンプ構成の最終形は、3A2回に加えて、
3F-3T、3F-3Lo、ステップからの3LZを入れるつもりみたい。
このジャンプ構成、そして休みのない難しい振り付けもあわせて、
これじゃあ男子のトップ選手も真っ青だな。
すべて成功でDG無しなら、一体何点出るんだろう?
FS140点に迫る可能性もあるかも。
可愛い顔してますが、この選手のアスリート魂と向上心は
恐ろしささえ感じちゃいますよ。

SP、FS共にヨナ選手よりPCSは抑えられましたが、
去年もグランプリシリーズはヨナ選手のほうが評価が上で、
世界選手権では浅田選手の評価が上でしたね。
今回は韓国開催なので、ホスト国選手への割り増しはあると考えると、
ほぼ互角の評価と思っていいのでしょうか。
スピード感はヨナ選手、コストナー選手の方があるように見えます。
さらにスピード感が増せば怖いもの無しかな?

今回一番自分が緊張して見ていたのはヨナ選手。
あれだけの声援を一手に背負って、緊張で押しつぶされはしないかと
ハラハラしながら見ていました。
いつも基本的には日本選手を応援してしまいますが、
今回ばかりはヨナ選手頑張れ!って、心から思いました。
SPは顔が青ざめてたように見えましたし。
しかし、SP、FS共に出だしから3F+3Tをガッツリ決めてくるあたり、
どんだけ度胸据わってんのかと、逆に憎たらしくなったり(笑)。
プログラムの最初にあのトップスピードで入る、
幅も高さもあるクリーンな3F+3T見せつけられると、
一気に彼女の演技に引き込まれちゃいます。
(3Fのエッジは今回もグレーだけど)
FSは大きなミス1つなら優勝だろうと思いましたが、
2つミスが出てしまい、惜しくも2位。
真央選手もすばらしい演技でしたので、
今回は順位的にはしょうがないかと思いますが、
あの国を挙げての大フィーバーの中試合を経験して、
僅差で届かず2位。
きっと、精神的にまた一段と強くなっちゃったんだろうな~と
今後の演技がますます楽しみなような、
日本選手のライバルとしてはさら手ごわくなったような、
複雑な思いがしています。

ロシェット選手の失速は驚きました。FSは立て直してましたけど。
氷が合わないのか?調整が上手くいかなかったのか?
フィギュアでベストの演技を続けるのってやっぱ難しいんだなと、
三度認識させられました。
そういう意味では、ヨナ選手の安定感は尋常じゃない。
EXはマドンナの曲に乗せて、007のボンドガールを演じていましたが、
これがまたカッコイイ!!
ボンドの助けなんていらないぐらい、すげー強そう(笑)。
コストナーはいつもどおり。
一度で良いから完璧なFSの演技を見てみたいなあ。
ぜひ次の五輪で。それまでは今のままで。

中野選手はSPすごくいい演技でしたね!!
今の彼女の歳で、このキャリアがあってこそ演じれるんだろうなと。
このSPすごく似合ってて好きですよ。
SPでは3Lzの回転足りないかな?と思いましたが、
ちゃんと認定されて、ほぼノーミス。見事な自己ベスト更新でした。
FSはジャンプのDGでやられちゃいました。
確かに余裕のないジャンプが多かったようには見えたけど。
FSの後半はアメリカ大会の時のように、
演技がリズムに合っていない感じもしましたし、
NHK杯のような会心の演技ではなかったと感じました。
怪我もあって本調子じゃないのもあるでしょうが、
3Lzの矯正が影響してるのも間違いなさそうなので、
(今回は3Fで「!」取られてるし。確かにアウト踏切っぽく見える)
時間がない中、全日本までに調整間に合うでしょうか。
中野選手にとっては、本当に辛いスケジュールです。

安藤選手はFSを変更してきましたが、この曲のほうが似合います。
衣装も白ベースよりこっちのほうが絶対似合う。
やっぱり黒とか、今回の濃い目の青とか似合いますよ。
安藤選手は次の五輪が最大の目標だと思うのですが、
次の五輪まではもう時間もそれほどあるわけではないし、
彼女に合った曲で、彼女にしか出来ない迫力ある演技を
どんどん極めていって欲しい。
そういう意味では、このFS変更はいい決断だと思っています。
4回転はナイストライでしたね!
(伊藤みどりさんの解説には泣きたくなったけど)
勝負だけ考えたら4回転はやめて、
3-3や2A-3Tの完成度高めたほうがずっといいんでしょうけど、
本人が跳びたいなら、これからもぜひ挑戦を続けて欲しいです。
それにしても今回は特に晴れ晴れとした表情や、
コメントが多かったですが、急に引退するとか言わないでね?

さて次は各国のナショナル大会に移っていきます。
日本ではすぐに全日本がありますが、
楽しみというか、、、女子は有力選手の実力が伯仲していて、
世界選手権代表3枠決めるのがマジ切ないです。
選手の皆さんには最高の演技して欲しいし、
GPFに出た選手にはもう少し時間の余裕をあげて欲しいですけど。
どんな結果が待っているでしょうか?

posted by マイナー |00:00 | フィギュアスケート | コメント(32) | トラックバック(0)
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