2009年01月08日

ウィンターカップ2008 男子準々決勝

バスケは天皇杯、皇后杯の真っ只中ですが、
録画してボチボチ観戦している
ウィンターカップ2008の男子の準々決勝以降の試合について
感想を書いておきたいと思います。
やっぱり高校生のバスケはJBLなどと比べてトランジションが速いし、
精一杯やってるのが伝わってきて面白いです。

北陸(福井) 60-93 八王子(東京)
試合前はいい勝負になるだろうと思っていたのですが、
この日はとにかく八王子の日だったということでしょう。
もしこのカードで10回試合をやっても、
1回あるかないかの試合展開だったんじゃないかと思います。
すべてが八王子のいい方に転びました。
まず何といっても八王子の13/32 41%高確率の3P。
インサイドの#7ワドゥに一度簡単にボールを預けて、
ワドゥ選手のインサイドで勝負か、
ワドゥ選手がボールを裁いてインサイドアウトからの3Pか、
というしとてもシンプルな構成のオフェンスが軸で、
選手全員にしっかり意思疎通できていて、迷いが無い感じがしました。
特に#4石垣選手の3Pは7/18と大当たり。
まさに打てば入るって感じだったので、北陸もどうしようもない。
石垣選手はワドゥ選手を使うのもすごく上手くて、
今日はこの2人のラインが息がぴったりのように見えました。
ワドゥ選手がインサイドからボールを裁くリズムも良くて、
八王子のアウトサイドシューターが気持ち良くシュートを打てましたね。
バスケで1試合通じて自分達のリズムを維持するのは難しいですが、
八王子が選手全員でリバウンドに集中していた事、
そしてターンオーバーを数多く許さなかった事で
最後まで八王子のリズムを維持することに成功しました。
逆に北陸はシュートが入らない、安易なターンオーバーをされる、
リバウンドを1回で取れない、と自分達のリズムに引き込めません。
八王子が好循環でどんどん良くなるのに、
北陸は悪循環から抜けられない。
八王子に高確率でシュートをどんどん沈められて、
焦る気持ちがプレーに影響したでしょうか。
また、試合序盤でワドゥ選手に連続ブロックショットを食らったのですが、
これがシュートブレに影響したかもしれないなと感じました。
北陸は2Pで16/45 36%とちょっと信じられない確率の低さでした。


明成(宮城) 75-88 福岡第一(福岡)      
地元宮城の明成を応援しているというのももちろんありますが、
準々決勝では一番力の入る好ゲームでした。
明成は試合開始からマッチアップゾーンのディフェンスを敷いて、
試合序盤から一気に自分達のペースに引き込もうと試み、
もくろみ通り成功。
第1Q25-17と明成リードで終了しましたが、
内容的には点数差以上に、明成がペースを握っていたし、
明成は得意のマッチアップゾーンを試合最初から仕掛けたので、
もっと一気に畳み掛けて引き離したかったところ。
第2Qに入ると福岡第一がディフェンスをマンツー→2-3ゾーンに変更。
これで明らかに明成のオフェンスが重たくなって、一進一退の展開。
福岡第一が明成のマッチアップゾーンの当たりに慣れてきて、
うまくボールを裁いたり、当たってきたところをドリブルで抜いたり、
スペースの空いたハイポストからのシュートを打ったりと
明成のマッチアップゾーンを攻略し始めます。
そこで明成はディフェンスをマンツーに変えて対応し、
前半は44-39と明成がリードを守って終了。
しかし、明成は第3Qにはいると3Pシュートの確率が一気に落ちます。
明成のシュートセレクションが悪かったわけではないと思いますが、
3Pは入らない時には入らないですからね。
落ちたシュートのリバウンドを福岡第一に取られて、
すばやい切り返しを受けて、5点のリードは失ってしまうものの、
ディフェンスでは相変わらずタイトなマンツーマンを続け、
第3Q終了時点で59-59の同点で踏みとどまりました。
第4Q開始からが本当の勝負どころでしたが、
明成はどうしてもアウトサイドシュートが入らない。
ここで焦らずにバスケットに近い、ゴール確率の高い攻撃で
食い下がりたかったところですが、
福岡第一に初めてリードを許したこと、
そしてオフェンスの攻め手がなく焦りが出てしまったようで、
ターンオーバーを立て続けに食らったり、
3Pで安易に点差を縮めようと空回りしてしまった感がありました。
ディフェンスではマッチアップゾーンを攻略されてしまい、
イブラヒマ選手を最後の最後で爆発させてしまいましたね。
勝負どころで3Pの確率が大幅に落ちてしまい、
(前半 7/19 37%  後半 3/18 17%  トータル 10/37 27%)
明成は第3Q15点、第4Q16点しか取れなかったことが
敗戦に繋がりました。
サイズで劣るだけにアウトサイドシュートの確率が落ちると
いくらディフェンス頑張っても、やはり苦しいですね。
福岡第一はゴール下での#10イブラヒマ選手のブロックショットが
ジャブのように明成に効いたなというのと、
勝負どころで福岡第一各選手のシュート力が光りました。
特に#6狩野選手はすごい勝負強いシューターですね。

負けはしましたが、今大会でも明成の明成らしいバスケットを
存分に見せてもらいました。
コート上の選手全員が40分間ひと時も休まず走り続け、
オフェンスでもディフェンスでもここまでやるかというぐらい
前に前にプレッシャーをかけ続けるバスケに今年も魅了されました。
特に#6石川選手のプレーは鮮やかに記憶に残りそうです。


延岡学園(宮崎) 98-77 東海大学菅生(東京)
留学生で208㎝のジャーラ選手に34点取られたのが、
間違いなく一番の敗因だったと思います。
延岡学園はセンターのジャーラ選手にボールを集め、
楽々と得点を重ねるシーンが多く見られました。
東海大菅生は189㎝の鈴木ディオン選手がジャーラ選手に
マッチアップしていましたが、身長もさることながら体重差があり、
1人ではフィジカルの差をどうにも埋められなかったですね。
チームとしてもジャーラ選手に簡単にボールを入れさせすぎたし、
入った後も積極的にダブルチームの仕掛けもなかったので、
もう少しチーム全体としてジャーラ選手対策の準備が
必要だったように思いました。
東海大菅生の#4入戸野選手と延岡学園の#6和田選手の
PG対決も楽しみだったんですけど、
今回は#4入戸野選手が延岡学園のディフェンスを攻めあぐんで、
波に乗れなかった印象でした。
ジャーラ選手はディフェンス戻るのが遅いので、
入戸野選手にはトランジションを速くして
ガンガン仕掛ける展開を作って欲しかったです。
逆に言えば延岡学園のディフェンス陣がうまく守って、
そうさせなかったんでしょうけど。
和田選手はジャーラ選手を使った遅攻と、自らの鋭いペネトレイトを
織り交ぜて、バランスのいい攻撃を操ってました。


市立船橋(千葉) 82-120 洛南(京都) 
市立船橋は第1Q出だしこそいい動きを見せたものの、
そこからターンオーバーを立て続けに出してリズムを失い、
13-25と洛南にリードを許します。
市立船橋は2-1-2ゾーン→マンツーにディフェンスを変えることで
オフェンスの活性化を狙いますが、
洛南にとってはマンツーディフェンスの方が攻めやすい様で、
逆に洛南のオフェンスを勢いづかせてしまったようでした。
第2Q33-55となってほぼ勝負アリ。
市立船橋はペネトレイトからの個人技や、
インサイドでの合わせにこだわったオフェンスを展開しましたが、
それがことごく洛南ディフェンスの網に引っかかってしまいました。
もっとインサイドとアウトサイドの出し入れの連携欲しかったですね。
おそらく洛南のインサイドのディフェンスが固くて、
上手くボールの出し入れが上手く出来ないんでしょうね。
第1Qは13-25とリードを許しましたが、
点数差が開いたのはターンオーバーを食らったせいで、
2-1-2ゾーンディフェンスは機能していたように見えたので、
そのままゾーンを敷いたまま、立て直しを図るのも
一つの手段だったのかなと見ていて思いました。
しかし北陸もそうでしたが、
バスケは一度リズムを失ってしまうと、怖いですね。

posted by マイナー |00:00 | バスケットボール | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/minami482/tb_ping/179
コメントする

「他サービスID/メールアドレス」で投稿する場合は、そのID/メールアドレスは表示されず、当サービス専用の固定のコメント投稿者ID「英数+連番」に変換され表示します。

※コメント投稿手順
(1)上記リストから希望のIDを選択する。
  例: Yahoo! JAPAN IDでコメント投稿
(2)Yahoo! JAPAN上の本人確認画面でIDとパスワードを入力する。
(3)スポーツナビ+blog側のコメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」

※コメント投稿手順
(1)上記リストからログイン/メールアドレスのどちらかを選択する。
  例: ログインしてコメント投稿
(2)plus-blogのアカウントとパスワード/メールアドレスを入力する。
(3)コメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」