2008年07月17日

女子バレー ワールドグランプリを終えて

ワールドグランプリは結果として決勝リーグで1勝できましたし、
ブラジル戦以外はセットも取れたので、
実力からすると健闘したのではないかと思います。

ワールドグランプリを見終えての感想というわけでもないのですが、
全日本女子の試合を見てると、
タイムアウト時の監督、コーチからの指示がほとんど無いようなのと、
控えを含めた選手同士のコミュニケーションが不足しているよう見えるのが
以前からすごく気になります。
別にワールドグランプリで顕著になった訳でもなく、
以前からずっと変わらないので、今頃取り上げるのも変なのかもしれませんが。

まずはタイムアウト時の監督、スタッフからの指示について。
すべてがテレビに映っているわけではないことを考慮しても、
柳本監督の「もう一度集中しなおしや!」みたいな、
精神性に訴えかける「掛け声」が多いです。
日本のバレー界には精神論を重要視するOB/OGの方が多いように感じますが、
やっぱりその延長からタイムアウト時のこういう発言になるんでしょうか。
具体的な指示が出る事ってすごく少ないし(たまにありますが)、
特に劣勢な場面で自分でタイムアウトを取っておきながら、
「ここから立て直せ、立て直せ!」と言って、そのあと無言みたいな事もあります。
サーブレシーブが上手く返らない、
トスの配給が読まれている、
ブロックが全く機能していない、
サーブで相手のサーブレシーブが崩せない、
など劣勢に立たされている理由は必ずあるはずで、
何か具体的な指示がなきゃ立て直しようが無いって思うのですが。。。
これは具体的な指示が出せないのか、
具体的な指示を出しても選手の能力の問題で実行できないと思っているのか、
具体的な指示を出すとかえって選手の頭が混乱するレベルなのか、
それともテレビの映っていないところで、具体的な指示が出されているのか。

確か先日の世界卓球の時の報道だったと思うのですが、
日本の女子選手が監督に対して、
「集中しろ!」とか意味の無いアドバイスはやめて欲しいと要請らしいです。
(このニュースはうる覚えなので、全然違っていたらすみません。)
自分の戦術が通用せず、頭が混乱している選手に「集中しろ!」とか
言っても確かに意味無いですよね。
全日本女子バレーにもこの禁止事項適用して欲しくないですか?
世界卓球は団体戦でしたが、福原選手は近藤監督のアドバイスよりも
平野選手のアドバイスを熱心に聴いていたように見えましたし、
平野選手もタイムアウト時に監督のアドバイスに不満げな表情なんかも見られ、
意見を出し合っているのだなと思いました。

卓球女子のほうは監督にちゃんと要請して、
選手間のアドバイスのやり取りも行われているので、前進していると思うのですが、
バレーのほうは選手間のやり取りもすごく少ないように見えてしまいます。
バレーでも男子チームなんかを見ていると、その点は理想的ですよね。
セッターの二人は互いにアドバイスをしあっているようで、
特に朝長選手が控えのときは宇佐美選手をサポートしている様子が良くわかります。
また荻野選手が控えの場合は、
タイムアウト時の各選手へのアドバイスを欠かしません。
他の選手もそれぞれ声を出し合っていて、雰囲気ずいぶん変わりました。
女子チームはそういう選手同士のコミュニケーションがすごく希薄なように見えます。
監督が「団結」なんてキャッチフレーズ出していますけど、
アテネの時のように、
五輪本番でチームが空中分解なんてことが無いように願いたいです。


それと男子はワールドリーグ決勝に推薦されたとか、
耳を疑いたくなるようなニュースが入ってきました。
もう結果がでるのでしょうが、JVAはちゃんと断ってくれますよね?
連戦続き、そして新ボールへの対応、監督の体調不良と
どう考えても今は調整すべき時期です。

posted by マイナー |18:39 | バレーボール | コメント(10) |
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この記事に対するコメント一覧
女子バレー ワールドグランプリを終えて

初めて拝見しましたがなかなか的確なコメントで
感心しました。
私もスポーツ観戦大好きです☆
これからも楽しませて下さい。

posted by ばれぶー | 2008-07-17 20:13

女子バレー ワールドグランプリを終えて

私もスポーツ大好きで、毎日のようにブログチェックしては、感心!同感!という感じですが、ついにコメントしてしまいました。
なぜなら、本当に女子のタイムアウトの時の、気合いを入れるだけの監督と、その後の沈黙が気になって仕方なかったからです。。男子は植田監督がイヤホンもして分析して指示する、というタイムアウトがしばしば見かけられますが、女子は。。
柳本監督のことを別に嫌いではありませんが、流れを変えるタイムアウトとして有効活用してほしいものです。
卓球のことは知りませんでした。そうかあ、今度から注意して見てみます。

posted by イシ | 2008-07-17 22:10

女子バレー ワールドグランプリを終えて

>ばれぶーさん
どうもありがとうございます。
またぜひ遊びに来てくださいね~。

posted by マイナー | 2008-07-18 19:24

女子バレー ワールドグランプリを終えて

>イシさん
タイムアウトの沈黙気になりますよね。。。(笑)
どうしてああなるのか理由を知りたいんですが。
北京本番どういう試合をしてくれるか注目です。

posted by マイナー | 2008-07-18 19:26

女子バレー ワールドグランプリを終えて

ワールドグランプリはオリンピック前哨戦、その中で足りないものを見つける、予選と決勝そう言いながら結果は同じ、レシーブは竹下・木村・高橋意外はつながらないし、ブロックは相手スパイカーを読みきれないのか遅れることが多く、一番不可解なのが若い選手を控えで使える選手が日本にはいないのでしょうか?身長の低いベテランばかり揃え意味分からない。大村はまれにブロック成功させているが確率は低くミスが多く、セッターも大型化でカワイなんですか?

posted by スポーツ大スキ | 2008-07-19 15:57

女子バレー ワールドグランプリを終えて

バレーのタイムアウトは、実業団以上のクラスでは、流れを変えたいという意味以上のものはあまりないと思います。戦術面のミーティングは事前にしっかりやってますしあのレベルは、戦術以上に力の差が出てどうにもならないのです。どうにもならない時に監督が「休憩」と与えてくれるのが、タイムアウトだと思います。それは選手もわかっているから細かい指示はあまりないと思います。中国戦で高橋がマークされとめられ、センター線はブロックで止められ、どうにもならない時、タイムアウトでは修正できません。細かいアナリストの分析も試合途中で対応できるほど人間はできていません。アバウトな指示がよいばあいもあるのも理解すべきでしょう。

posted by ryu | 2008-07-19 20:46

女子バレー ワールドグランプリを終えて

マイナーさんのご意見、ごもっとも!
柳本監督は劣勢の時に「もっと的確な指示出せばいいのに…」っと思うことが多いです。
個人的に感じるのは監督自身も「的確なアドバイスがなんなのか」わからないのではないでしょうか?
データを取るアナリストがいくらついても、それを「戦術」として臨機応変に活用できるまでには「使いこなしていない」のが現実のように思えます。
バレー界のOG、OBの方はやはり「精神論」の方が多く…
解説を聞いていても的確なことを言うのはせいぜい「中田久美」ぐらい…。。。
元全日本クラスの方でも「ここで気持を強く持って!」なんて解説聞くと…正直、解説のレベルが低すぎて…あきれちゃいます。
昔のバレーとはかなり違うと思うのですが…勉強をマジメにしておられる方が…少ない気がします。。。

今のチームは残念ながらゲームメイクをはじめコートの中の全てを、コート内にいる竹下・高橋に頼りすぎて、そこが機能しなくなると「もろさ」が出る。。。
高橋に変えて狩野を入れても、「同じタイプ」のアタッカーだから、基本的な打開策が無い!
竹下の変わりは…いない。。。
控え選手を使っても全く違った「戦術」があるわけでもなく…「もろさ」がどんどん深みにハマる。
負け試合のパターンは大抵こんな感じですよね?

控え選手の選出やチームの掌握の仕方に大きな問題があるように感じます。

posted by マニア | 2008-07-20 07:54

女子バレー ワールドグランプリを終えて

>スポーツ大スキさん
これまでもいろいろ書いていますが、控えの選手の選考については思うところは多いです。
河合選手は大型化を目指して呼ばれたセッターではないですね。
ただ大型のセッターといってもすぐに全日本で活躍できるレベルの選手は
いないのではないでしょうか?
育てなかったというのが正しいかもしれません。
せめて竹下選手をサポートできるベテランの方だと良かったのですが。
狩野選手は背は高くないですが、木村選手と高橋選手の控えとなるので、
非常に貴重な選手だと思います。
大村選手は栗原選手の控えとなりますが、
サイドアタッカーとしてはやはりゲームの経験不足だと思います。

posted by マイナー | 2008-07-20 16:35

女子バレー ワールドグランプリを終えて

>ryuさん
そうですね。実際に小手先の戦術変更で埋まらない実良くの差はありますね。
自分はプレーの経験が無いのでもちろん詳しくはわかならないのですが、
事前のミーティングの決め事がきちんとプレーで発揮できているのか、
もしプレーできていないならどうするすべきなのか、
少なくてもそういう確認は必要だと思います。
ただの休憩だとちょっとさびしいような気がするのですが、
実際はそんなものなのでしょうか。

posted by マイナー | 2008-07-20 16:41

女子バレー ワールドグランプリを終えて

>マニアさん
バレーOB/OGの方の解説を聞いてると、
最新のバレー戦術の知識にあまり詳しくないんじゃないかと思う方いますよね。
一般の視聴者向けに話すために、わざと専門的な話をしない可能性も高いとは思いますが。
ただ、劣勢時にアナウンサーに「これから日本はどうすればいいでしょうか?」と聞かれて、
「20点までに追いつきたいですね」とかいうのは解説ではありません。
どうやったら追いつけるのか、何を修正しきゃいけないのか、
具体策について何も言及せず、精神論を解くことが多いです。
そういう発言を聞くと日本バレー界は遅れているんだなって感じます。
男子チームはやはり精神論も重視していますが、
やっと戦術的にも世界のバレーに近づこうとし始めたように思います。
ただ女子については世界とは違うアプローチになっているようです。

posted by マイナー | 2008-07-20 16:49

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