2007年12月22日
★ レッズの07シーズン閉幕
今年も残すところあと僅かとなった。一年なんてあっという間だ。
そしてレッズの07シーズンもクラブワールドカップ(以下CWC)の3位決定戦を終えた時点ですべての日程が終了した。振り返ればブルズカップからCWCまで、まさに光陰矢のごとしであった。
Jリーグ、アジアチャンピオンズリーグ(以下ACL)、そしてCWC、それ以外にも多くの試合をこなしてきたレッズの選手たち。
29勝17分け10敗。これが公式戦56試合をこなしてきた今シーズンのレッズの戦績だ。獲得したタイトルこそACLだけに留まったが、その重みはどのタイトルよりもずっしりと重い。
CWCではミラン相手によく戦い、その試合を見た世界のサッカーファンに対して日本の浦和レッズというクラブをアピールできたのではないかと思う。 結局ミランの前に屈するが、見事に3位という成績を収めた。
そしてホームゲームの総入場者数(24試合)は、Jリーグ史上初となる108万6668人(前年比21.2%増)に及び、ついに100万人の大台を突破。ビッグクラブへの階段を着実に登ってきた。
しかし、もちろんいいことばかりではなかった。ゼロックスでは0-4でG大阪に惨敗。スタートダッシュでつまずき、いきなりタイトルを逃した。
ナビスコカップではそのG大阪にトータル1分1敗で敗れて早々に終戦を余儀なくされた。しかも万博で行なわれた2戦目のスコアは2-5。同じ相手に2度目の惨敗だった。
さらに大宮とのダービーマッチも1分1敗で勝ち星を挙げることができず。しかもその1敗は、ホームの埼スタを埋め尽くした赤いサポーターの眼前での敗戦だった。
天皇杯では愛媛相手にまさかの4回戦敗退。そして極めつけは、リーグ終盤の大失速でタイトルを鹿島にかっさらわれる失態を犯した。
★ 1年間おつかれさま
レッズに対して「おつかれさま」と素直に感謝と労いの言葉をかけたい気持ちと同時に、「なにやってんだ」と苛立つ気持ちを抑えきれなかったことも事実。
今シーズンを振り返り、彼らに対して言いたいことは山ほどあるのだが、それらをすべて書き記そうとすると膨大な文字数になりそうだ。だから一言だけ。
それは、良くも悪くもレッズが中心のシーズンだったし、今後も日本とアジアを牽引するクラブであり続けて欲しいということだ。
これで来シーズンまでレッズとはしばしのお別れとなる。ワシントンとネネが今シーズン限りでレッズを離れ、来シーズンはまた新たな顔ぶれのレッズで始動することになるだろう。
しかし、選手がいくら変わろうともレッズはレッズ。浦和のチームであることに変わりはないし、浦和である限り来年も再来年も応援し続ける。
選手そしてレッズを支えたすべての人たちへ、1年間おつかれさまでした。来シーズンもレッズの活躍に期待しましょう。それではよいお年を。
We Are REDS!
(本文中敬称略)
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2007年12月12日
★ アジア王者の貫禄
12/10(月) 戦いの舞台はFIFAクラブワールドカップ(以下CWC)の準々決勝、アジア王者の浦和レッズと開催国枠出場のセパハンとの試合は、3-1でレッズがアジア王者の貫禄を見せつけて勝利した。
“チャンピオン症候群”を払拭する見事な勝利を飾ったレッズ。この勝利の要因についてオジェック監督は次のように語っている。
「前回のゲーム(Jリーグ最終節の横浜FC戦)に敗れてから、選手たちには2日間のオフを与えた。そこですべてを払拭するように指示した(中略)落胆を払拭して、楽しんで、熱気を持ち直した。そしてこの試合に向けて集中力を高めた。それがうまくいった。何日か時間があったことが良かったと思う。」
それに対しセパハンのボナチッチ監督は、敗れた原因についてこのように述べた。
「今夜はいつものセパハンではなかった。病気のチームだった。みんなが健康な状態であれば、ぜんぜん違うチームだったが。(中略)今日は負けたが、今度の試合では絶対に勝つことができると思う」
自らのチームを“病気のチーム”と表現するぐらいだからよほどひどい状態だったのだろう。
ただ、選手のコンデション管理も監督の仕事のうちと考えれば、このコメントは自らの落ち度を世間にさらしている様なものではないだろうか。
そして“絶対に”という言葉には何の根拠もなく、監督の発言として首を傾げたくなる。
敗北したことへの悔しさが滲み出るボナチッチ監督のコメントであった。
★ レッズの躍動
この試合でレッズの選手たちは、今まで苦しめられた重い足かせが外れたかのようなプレーを披露して見せた。
攻撃の要であるポンテが靭帯断裂の怪我を負い、一時はどうなることかと心配になったが、その穴は長谷部がきっちりと埋めた。
永井は相変わらず大事なところで先制点を決めてその勝負強さを見せつけた。片や最近は大切な試合で点を決められないワシントンであったが、角度のないところから難しいゴールをきっちりと決めて点取り屋の面目躍如となる追加点を奪った。
そして左サイドを駆け上がる相馬の活躍も目立っていた。前半は相手の左サイドの守備が緩く、ほとんどの場面で1対1の局面をつくれていた。積極的な縦へのドリブル突破を武器とする相馬なだけに1対1で相手をかわす姿はまさに水を得た魚。
そんな彼のドリブルもさることながら、この日の彼がいつもと一味違うと感じさせたのはクロスの精度だ。
今まではサイドを突破してもクロスが味方にあわずにチャンスを不意にすることがしばしばあったが、この日は精度の高いボールを供給し得点に結びつくアシストを決めて見せた。
この日のプレーについて相馬は次のようにコメントした。
「(高い位置にポジションを取っていたが)やりやすかったですね、きょうは。いい形でボールを受けられたし、元から一対一の局面になっていたので、勝負しやすかった」
平川とのポジション争いに少し遅れをとっていた彼だったが、これで再び定位置確保に近づいたということになるだろう。しかし、来シーズンにアレックスが復帰することになれば、そのポジション争いはさらに激化する。
オジェック監督はうまく選手たちを競わせてレベルアップを図っているようである。どうやらレッズの左サイドはしばらく安泰のようだ。
★ 未知との遭遇
無事にCWCの準決勝へと駒を進めたレッズ、しかしそこで牙を研ぎ澄まして待ち受けるのは欧州王者ACミラン。
ヨーロッパチャンピオンとの真剣勝負、それはまさに今だかつてない未知との遭遇だ。実際のところホイッスルが鳴ってみないと選手たちもどうなるか分からないであろう。
もしかしたら、個人あるいは組織の力でミランに翻弄されることになるかもしれない。
ただ、どこが相手でも“闘争心”だけは負けてほしくない。
試合終了の笛が鳴るまでがむしゃらにボールに喰らいつけ!
ガットゥーゾやアンブロジーニが襲い掛かってきても簡単に倒れるな!
倒れるなら粘って粘って相手も道連れにして倒れろ!
ガットゥーゾが吠えたら吠え返せ!
噛み付いたら噛み付き返せ!(これは反則)
とにかく打たれ強く心身ともにタフにいきたいものだ。
当日は間違いなくスタンドが赤一色に染まるはず。レッズには強力な後押しが約束されている。地の利はレッズ。試合はトーナメント方式の一発勝負。もはや何が起こっても不思議はない。
『大番狂わせ』、『ジャイアントキリング』、『窮鼠猫を噛む』、試合後にはそんな見出しが新聞紙面を賑わすことを願って止まない。
(本文中敬称略)
posted by 浦和.com |08:53 |
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2007年12月03日
★ ダブルパンチ
鼻水、鼻づまり、せき、くしゃみ、悪寒、発熱、頭痛など。私は現在風邪の諸症状に悩まされている。
そして昨日、そこに精神的なショックが加わりその症状はさらに悪化。奈落の底をさまよい歩いている状態だ。
「えっ……、何がショックだったかって?」
そりゃー昨日の日産スタジアムで起こった“惨劇”を見てしまったからに他ならない。
Jリーグ最終節、レッズは横浜FCとリーグ優勝の懸かった大一番に挑んだが、結果は1-0でまさかの敗北。
「絶対に負けられない試合がある」。そんなどこかのテレビ局の決まり文句じゃないけど、昨日の試合はレッズにとってまさしくそういうメンタリティで臨んだはずの試合だった。
しかし、勝点3を掴み損ねたレッズの手から自力優勝の可能性がするりとこぼれ落ち、タイトルの行方は2位鹿島の結果次第となってしまった。
鹿島はホームで清水と対戦、レッズが敗北したことにより鹿島が勝てば文句なしで彼らの優勝が決まる。
そのため、私は生まれて始めて清水を心の底から応援したのだが、その祈りは届かず3-0で鹿島が清水に完勝した。
その結果、リーグ優勝杯は鹿島の手に渡り、レッズのリーグ2連覇の夢は幻と化した。両者の最終的な結果は以下の通り。
勝点 勝 分 負 得失
1位 鹿島アントラーズ 72 22 6 6 24
2位 浦和レッズ 70 20 10 4 27
★ チャンピオン症候群
リーグ終盤戦の両者の勢いはまるで対照的だった。
アジア王者の称号を手にしたレッズは、それからガス欠を起こしたかのように急激に失速。
片や鹿島はリーグ終盤戦で息切れするチームを尻目に上昇気流の勢いにのり、破竹の9連勝を成し遂げて10冠目となるタイトルを手中に納めた。
レッズのクラブ幹部はこの不本意な結果について、“チャンピオン症候群”と肩を落としたそうである。
つまり、アジアのタイトルを手にしたことで選手たちの集中の糸が切れてしまい、最後まで貪欲に戦うことができなかったという意味であろう。これについてオジェック監督は次のように述べている。
「普通の人間は、どうしても欲しいもの、偉大なものを取った後には、ふっと力が抜けてしまうことがある。これは自然なことではないだろうか」
アジアを制してからのレッズの戦績は、天皇杯の愛媛FC戦も含めると4戦1分3敗。
アジア制覇以来、勝ち星が1つもないこの結果を“チャンピオン症候群”と表現しているのであろうが、それは監督が語ったように自然と力が抜けてしまったことが原因なのだろうか?
★ 翼の折れた鳥
「(第30節の)名古屋戦から原因があったと思っています。そこからもっと積極的に勝ちにいけていたら……。最近は自分たちから積極的に戦う姿勢が足りなかった」。
試合後にそう語ったのは、この日先発出場を果たしたワシントン。またチームのムードメーカーである岡野も次のように述べている。
「振り返った時にホームゲームでもっと攻撃的に行って、点を取っていればと思います。引き分けでOKという感じだったから。最後の試合もそれで勢いが落ちたという感じがします」
2人とも似たようなコメントを残しており、共通することは以前からチームが攻撃への積極性を欠いていたというものだ。
確かにスコアレスドローで終わった名古屋戦では、後半40分にワシントンに替えて守備的な内館をピッチに送り出し、監督は引き分け狙いの采配を選択している。
つまり監督の考えとしては、リスクを犯して勝点3を奪うよりも、確実に勝点1を得る方が最終的には得策と考えたのであろう。
しかし、結果的にそれがチームの勢いを落とすことに繋がり、結局終盤戦では引き分けに持ち込むことすら難しい状態にまで追い込まれてしまったと彼らは感じているようだ。
ワシントンと岡野が口を揃えて語ったように、もしかしたらその戦い方がチームの精神面でマイナスに作用してしまったのかもしれない。
終盤戦を戦うレッズは、連戦によるコンディション不良こそあるものの、それを高いモチベーションで補いながら試合をこなしてきたところがある。
つまり、攻撃への積極性を欠いた采配が原因となり、選手たちにとって唯一の拠りどころであったモチベーションすら絶たれてしまっていたとしたら……。
それはもはや翼の折れた鳥も同然だったのかもしれない。
(本文中敬称略)
posted by 浦和.com |00:35 |
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