2007年11月25日
★ 最終節へ持ち越し
11/24(土) Jリーグ第33節、首位の浦和と2位鹿島との直接対決は、0-1で鹿島が気迫ある粘り勝ちを収め、リーグ優勝の行方は最終節まで持ち越しとなった。
浦和にとってこの試合は、勝てばリーグ2連覇が決定する大一番であり、対する鹿島は、リーグ優勝の可能性と来シーズンのアジアチャンピオンズリーグ出場権獲得のためにも負けられない試合となった。
62,123人をのみ込んだ埼玉スタジアムからは、ホームでの優勝を願う浦和サポーターが割れんばかりの大声援をスタジアム中に轟かせて選手たちを後押ししたが、残念ながらその願いは叶わなかった。
それにしても、今年も昨年に引き続き最後まで目の離せないスリリングなJリーグとなったようだ。ヘタなドラマより面白い。サッカー協会はシナリオライターでも雇っているのだろうか(笑)。それは冗談として、これからもJリーグの盛り上がりに期待したい。
★ 数的優位をいかせず
7連勝とこの時期にきて上昇気流にのる鹿島に対して、コンディションは悪いかわりに高いモチベーションを武器に対抗するレッズ。さらに両チーム共負けられないという状況は一緒であり、どっちに転んでもおかしくない試合だった。
試合は一進一退の攻防が続くが、42分に左サイドバックの新井場が退場となり、レッズは前半の内に数的有利な状況となる。
鹿島は本山が左サイドバックの位置まで下がり対応するが、レッズはその左サイドを中心に攻撃を仕掛けて優位に試合を進める。
しかし、後半21分、田代がドリブルでゴール前までボールを運び、左サイドを駆け上がる野沢にスルーパス。フリーでボールをもらった野沢がそのまま右足を振り抜く。ボールはキーパー都築の指先をかすめながらサイドネットに吸い込まれた。右斜め45度付近からファーポスト目掛けてカーブをかけた技ありシュートだった。
その5分後、鹿島のオリベイラ監督はFW田代にかえてMF船山を投入。この迅速な采配は監督から選手へのメッセージが込められていたように思う。
負けられない直接対決、数的不利な状況、後半21分で先制、そして監督からのメッセージ、ここまで条件が揃えば選手たちがやることは1つ。守備を意識して最後まで1点を守り抜き勝つこと以外にない。
この時点で鹿島の選手に攻撃への意識はほとんどなかったであろう。チームの意志がはっきりしたせいか迷いなくプレーしているように見えた。
つまり選手全員が同じベクトルを共有したことにより、数的不利な状況をカバーするだけの組織力を発揮していたように思う。
★ サッカーは爆発だ!!(岡本太郎風に)
試合終了後、相馬はこのように試合を振り返った。
「新井場が退場してから逆に流れが変ってしまった。何をやればいいのかはっきりしなかった。」
11人対10人の試合、単純に人数の多い方が有利だと考えたくなるが、サッカーというスポーツにおいては必ずしもあてはまるとは言えないようである。
もしかしたら、味方の選手がピッチ上に何人いるかよりも、同じ意識を共有する選手がピッチ上に何人いるか? そっちの方が重要なのかもしれない。
サッカーだけに限らず、我々の身近な日常でもそんな経験はないだろうか?
人と人が手を取り合って協力しながら物事を進めると驚くような結果が得られる時がある。人数が多ければ多いほどその効果は上がるが、ただ人数がたくさんいればいいという訳ではなく、みんなが同じ意識を共有した時こそ、その力はより大きく膨れ上がるのだ。
うーん、そう考えるとピッチ上で繰り広げられている光景が、単なるスポーツとは思えなくなってくるから不思議だ。
そういえば、「サッカーほど、実生活を投影するスポーツは他にはない」ってあるサッカーライターの方が言ってたっけ…。
ということは…、サッカーは人生の縮図みたいなものなのだろうか? サッカーを理解することは人生を理解することなのか? ……え~と、つまり…、サッカーって一体何なんだ!?
頭から煙が出そうなのでこのへんで…。
(本文中敬称略)
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2007年11月19日
★ 祝!! 100万人突破
レッズに誇らしい記録がまたひとつ誕生した。
浦和は、ホームで行われたJリーグ第32節の清水エスパルス戦で、今季のホーム公式戦入場者数が102万4545人(22試合)に達したと発表した。
これまでの最高は昨季の89万6949人(22試合)であるから、昨年に比べ、現段階で少なくとも12万7千人以上の入場者数増ということになる。
ということは、入場料だけでも何十億円という収入であり、その他のスポンサー収入やグッズなどの売上げまで含めたらとんでもない数字になることは容易に想像できる。
国内外を問わず、多くのプロスポーツクラブがレッズの経営ノウハウを学びにやってくるらしいが、それも納得である。
中でもグッズの売上げについては、レッズサポーター共通(?)のある意識が影響しているらしい。
それは、彼らがグッズを購入するという行為は、単なる物欲だけでなく、「私も金銭的にレッズに貢献しています」というクラブに対する貢献意識の現われだというものだ。
ささやかではあるが、私も今まで金銭的な意味でクラブに貢献してきた。
レッズがチームや施設の補強で数千万円の費用が掛かったと聞けば、「ああ、あの時買ったマフラー代が費用の一部として使われているんだろうな…」と、私の貢献精神も満たされる。
しかし、最近の私の金銭的貢献度といえば、時代の移り変わりと共に年々下降線の一途を辿っている。
だが誤解しないでほしい。それは決してクラブに対する熱が冷めた訳ではなく、単に私の懐が冷えただけのこと…。何も問題ない。用はハートだ、情熱だ、クラブ愛だ! お金なんかじゃないのさ!!
…と、格好いいことを言ってみたものの、先日かすりもしない自分のtoto予想に腹が立ち、はずれ券を勢いよく投げ捨てようとした際に指を何かの角に強打。しばしうずくまり悶絶。やっぱりお金の執着心はなかなか消せないようだ。これが現実なり。
★ 忍び寄る鹿の影
さて、ホームの清水戦をスコアレスドローという結果で終えたレッズは、第32節終了時点で勝点70を獲得。
レッズのすぐ後ろを追いかけるG大阪も揃って引き分けたため両者の勝点差は5のままとなった。
しかし、その上位2チームがもたついた隙を突く形で2位まで浮上してきたチームがいた。
31節時点では3位だったが、柏から勝点3を奪い、G大阪を2位の座から引きずり下ろし、首位のレッズに4差にまで迫ってきた鹿島である。
そして次節、レッズはホームでその鹿島との直接対決を控えている。
勝てばレッズの優勝、リーグ2連覇達成ということになる。
対する鹿島はレッズの胴上げを目の当たりにすることだけは避けたいはずだし、何よりも土壇場逆転優勝を虎視眈々と狙っているはずである。当然勝点3を全力で奪いに来るだろう。
そんな鹿島に対して、手負いのレッズがどのような戦いを見せるのだろうか。そこは是非ともホームのアドバンテージを味方につけて返り討ちにしてやりたい。
そしてこの試合を勝って決めた時、またひとつ大きなプレッシャーから解放されると考えれば、選手たちももう一度自らに鞭を打って気力を奮い立たせてくれるのではないかと信じている。
何だかしびれる試合展開になりそうだ。
posted by 浦和.com |22:33 |
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2007年11月16日
★ 浦和+サッカー=エンターテイメント+α
「この街では、サッカーは単なるエンターテインメントではありません」
アジアチャンピオンズリーグ(以下ACL)決勝の第2戦、試合前日の記者会見の場で浦和のオジェック監督はこのように述べた。
「社会的にも大きな意味を持っています。勝って素晴らしいものをさらにここで発展させ、それを他の地方やアジアへ広げていくことも重要だと思います」
まったくの同感である。確かに浦和の街にとってサッカーとは特別な存在である。決戦を前にして何やら熱いものが胸に込み上げる感覚を覚えた。
ちょっと古臭い言い方かもしれないが、彼は“浦和魂”をその心に刻んだ監督であると改めて実感させられ、思わずジーンときてしまったのである。
「いいこと言うね、オジェックさん。あんた最高だよ」(涙)
★ 夜空に輝く一番星
11/14(水)、奇しくもこの日は埼玉県民の日。そのおかげか最終決戦の舞台となった埼玉スタジアムには、59,000人以上もの観客が集まり、サポーターの祈りにも似た“一番星”がバックスタンドに輝いた。
ACL決勝の舞台へと続く茨の階段を駆け上がってきた両チーム。
日本とイランを代表するクラブは、広大なアジア大陸統一を成し遂げるべく、虎視眈々とその牙を研ぎ澄ましながら決戦の舞台へと降り立った。
日本代表のオシム監督とも親交のあるセパハンのルカ・ボナチッチ監督は次のようにコメントし、追い込まれた状況の中で勝利に対する意欲を燃やした。
「浦和が多少のアドバンテージは持っていると思うが、我々は観光で来たわけではないし、白旗は上げていません」
しかし、場内を埋め尽くした赤い祈りが、そんなセパハンの勝利に対する意欲に勝った。レッズが2-0のスコアでイランの雄セパハンを下し、トータルスコア3-1で見事ACL制覇を成し遂げた。
誇らしい話題はそれだけではない。大会初出場で初優勝、そしてグループリーグ通して無敗という大会記録を更新する偉業をやってのけた。
そして、前身のアジアクラブ選手権から数えて日本のクラブチームが優勝したのはこれで4チーム目(古河電工、読売クラブ、ジュビロ磐田、浦和レッズ)となるが、現行のACLになってからは、レッズが日本勢として初めての優勝クラブとなった。
さて、そんなメモリアルな1日を振り返ってみよう。
★ 貼紙から熱いメッセージ
最寄り駅を降り、意気揚々とスタジアムへと歩を進める。
「チケット余ってない?」と怪しい人物に幾度となく声をかけられ、また少し歩くと「チケット譲って下さい」と書かれたメッセージボードを懇願するような瞳で掲げる人たちと遭遇した。
その人数の多いこと。駅周辺、駅からスタジアムまでの道中、そして場内、いたるところで彼らの姿を見かけることができた。
つまり、それだけこの試合の注目度が高いことを物語っていたと思うし、この試合に懸けるサポーターの意気込みは、スタジアムまでの道中で見かけたこんなメッセージからもうかがうことができた。
スタジアムへ到着。陽は瞬く間に沈みライトアップされた埼玉スタジアムがより際立って大きく見えた。
ゴール裏スタンドの上方に設置されたオーロラビジョン。その裏の壁には、真っ直ぐに伸びた光が集結し、色とりどりのメッセージを浮かび上がらせて観衆の注目を集めていた。
★ ア~レ~ヤマダ~♪ララ~ラ♪ララ~ララ~♪
「重要なのは勝ったこと(中略)きょうは内容よりも結果」と、スタジアムで観戦したオシム監督は語った。
前半21分に永井、後半25分には阿部がゴールを決めて、レッズが優勝への階段を一歩一歩登ってゆく。
その後レッズは、自陣ゴールポストを叩くシュートに見舞われながらも最後まで集中を切らさずゴールを守りきった。
永井のシュートのこぼれ球に反応して待望の2点目を奪った阿部は、その場面を振り返り次のように語った。
「何であそこにいたのか分かんないんですけどね」。
まさに内容よりも結果。それを象徴するかのようなコメントである。
そして、この試合でキャプテンの腕章を巻きチームを牽引したのは鈴木啓太。
今までキャプテンとしてチームを引っ張ってきた山田暢久は、残念ながら右ふくらはぎの怪我が癒えず、ピッチの外から試合の様子を見守ることとなった。さぞかし無念だったことだろう。
そんな山田に対して啓太は、「ヤマ(山田)がここまで引っ張ってくれた」と、今までキャプテンとして不動の右サイドを務め挙げた山田の功績を称えた。
さらに彼は、啓太から優勝トロフィーを掲げるよう促されると、「やだやだ、お前やれ」と、恥ずかしがるシャイな一面ものぞかせた。
そして促されるまま、サポーターのコールに合わせて山田がトロフィーを天高く掲げた。
思わずグッときた。この光景を待ち望んでいた。
彼のこの姿を見たいがために、今までACLを戦うレッズを応援してきたといっても過言ではなかったのだとこの時ようやく気が付いた。
山田を称えるそのチャントが、いつも以上に胸に染み渡った。
★ 世界へ向けて宣戦布告
さて、ACL優勝と同時に世界への扉が開け放たれたレッズ。
少し気は早いが、12/7に開幕するFIFAクラブワールドカップジャパン2007(以下クラブW杯)の出場権を得たレッズの初戦は、12/10に豊田スタジアムで行なわれる準々決勝となる。
対戦相手は、ACL準優勝のセパハンとオセアニア王者のワイタケレ・ユナイテッドとの間で行なわれる試合の勝者となる。
さらに気は早くなるが、この試合に勝利すると欧州王者であるACミランとの対戦が待っている。それについてオジェック監督は次のように語った。
「クラブW杯でミランと戦うこと、これは日本のサッカー界にとって非常に重要なことだ」
ここで監督の言う“重要なこと”の指し示す意味とは一体何なのか?
それはこの戦いが“親善試合ではない”ということに尽きるのではないだろうか。
これまで、日本のみならずアジアのクラブチームの世界的地位は低いと言わざるを得なかった。
そのため、アジアのクラブが世界的な名門と対戦するには、金銭で彼らを招待するという立場でなければ実現しなかったことが多い。
しかし例え実現したところで、親善試合で彼らが全力を尽くすことは少なかった。それは真剣勝負とは程遠いエンターテイメントの意味合いを多く含んでいた。
真剣勝負の中で得た経験こそチームにとって大きな財産となり、真剣勝負の中で得た評価こそ世界へ向けたアピールになると考えた時、果たしてこの親善試合というエンターテイメントが、どれだけチームにとってプラスになるのか私は疑問であった。
しかし、このクラブW杯に出場する各大陸王者たちは、招待されて来日する訳ではない。世界一の称号を手にするためにはるばる遠い国からやって来るのだ。
つまり、レッズは世界と対等の立場で戦うことのできる数少ないチャンスを得たということになる。
この大会で彼らがどのような試合をして世界にその存在をアピールするのか、そこが重要だ。
仮にミラン相手に善戦したとなれば、レッズだけでなく、日本サッカー界全体の世界的評価につながるはずだ。
もしかしたら完膚なきまで叩きのめされるかもしれない。例えそうなったとしても、真剣勝負の中で得た経験は後に財産になるはずだ。
どっちに転んだとしても怖いものはない。全力でぶつかって砕けるなら砕ければいい。
こんなフレーズも今となっては決して大袈裟ではないだろう。
『世界へ向けて宣戦布告』。
同時にレッズサポーターもその存在を世界へアピールする大きなチャンス。
チームとサポーター、みんなで一緒に世界へ挑戦状を叩きつけろ。
(本文中敬称略)
posted by 浦和.com |21:14 |
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2007年11月13日
★ やっぱりスタジアムがいい
11/11(日)のJリーグ第30節、いよいよリーグも大詰めを迎えつつある。優勝の可能性が次節以降へ持ち越しとなった浦和は等々力競技場で川崎Fと対戦し、1-1のドローで両者痛み分けのまま試合を終えた。
今回のこの試合、残念ながら私はテレビでの試合観戦すら叶わず、携帯片手にひたすら速報で試合経過をチェックしていた。
そして、この携帯の試合速報が意外とつかえる代物なのだ。
時系列で数分毎に細かいプレー内容まで記載されており、私はかなり鮮明に頭の中で試合の様子をイメージできてとても助かった。
それと同時に、文字だけで試合の臨場感を読み手に伝えるには限界があるとも感じた。
「レッズのゴール」と表示された時はもちろん嬉しいのだが…、実際にゴールシーンを目の当たりにした時の“嬉しさ”には達しない。あの全身の血が頭に上っていくような感覚は残念ながら感じられなかった。
携帯の有難さを実感しつつも、やっぱりサッカーはスタジアムで観戦するのが1番だと感じた今日この頃でした。
★ ペットボトルは悪くない!!
さて、この試合結果についてはそれほど悲観的になる必要はないと思う。
人によっては、勝点1を得たと考えるか、勝点2を失ったと考えるか、意見の分かれるところであろうが、私は前者の意見である。
山田が右ふくらはぎ、阿部が腰痛、永井がでんぶ、平川が左ふくらはぎの打撲、「もうボロボロだよ」とレッズの中村ゼネラルマネージャー(以下GM)は嘆いたそうであるが、こんな満身創痍の状態になってまで川崎F相手に敵地でドローならば、私は勝点1を得たと捉える。
それよりも私が気になったのは、この試合に関するスポーツ紙の見出しである。
『ブチ切れワシントン今度は職場放棄』
「なんじゃ、こりゃ!?」。試合を見ていない私は、最初は何のことかさっぱりであった。
記事によると、ワシントンが相手MF森との競り合いで、骨折している鼻にひじを入れられてブチ切れ、ペットボトルを蹴り上げそのままベンチに引っ込んでしまったとのこと。
この行いでイエローをもらった彼は、累積警告で次節出場停止の処分を科された。これに対して当の本人は次のように弁明している。
「ペットボトルを蹴ったのは悪い。でも人は蹴っていない。人を殴った人間には何もない。それが悲しい」
また、彼の行動に対してオジェック監督自身も大荒れだった様子。ラフプレーに怒ってペットボトルを蹴り上げ、川崎Fの関塚監督に激しく詰め寄る場面もあったようだ。
試合後、ワシントンともどもマッチコミッショナーに呼ばれた事情聴取では「興奮して覚えていない」と話したという。
さらに、浦和の中村GMは「今は一丸とならなきゃいけない時期」と説明。また、同クラブの藤口社長はペットボトルを蹴ったワシントンについて、
「あそこは耐えないといけない。でも申し訳ないが、川崎Fも体から行きすぎる。そういう時代ではない」(…じゃあ、どういう時代なんだろう?)
と、22回に及んだ相手ファウルの多さを批判したかと思えば、川崎Fの武田社長は、
「あのPKは違う。ペットボトルを蹴ってピッチを出て副審に抗議していたのに退場にならず、交代選手が出るのはどうなのか」
と、ビデオを添えて抗議文をJリーグに提出する意向の様子。
皆さん、それぞれの立場でそれぞれの意見を述べている。ワシントンをはじめ、一連の出来事に納得いかず、冷静さを失い、熱くヒートアップされた方もいたようだ。特に監督は1番冷静さを必要とする立場の人だと思うのだが…、残念。
今回は携帯の速報組であった私だが、この記事を読んだだけで、少なくともこの試合が場外を含めて大荒れの試合模様だったことは容易に想像できた。
★ 野人様
水曜日に控えるセパハンとの天王山に影響しなければよいが…、と不安になる浦和サポーターも少なくないのではないだろうか。
チームに漂う嫌な空気は一刻も早く振り払ってもらいたい。気持ちの切り替えが重要だ。しかし、簡単に取替えがきく詰め替え用品じゃあるまいし、選手のメンタル的な問題はそう容易には解決しないような気もするからさらに不安になる。
こんな時、頼れる男がたった一人だけいる。
チームのムードメーカー的な役割をこなす男、はたして本人にその意志があるかどうかは不明だが、チームの雰囲気を良い方向へ導く男、野人の愛称で親しまれ、いつの間にやらチーム最年長選手となっていた岡野雅行(35)である。
彼にまつわる愉快なエピソードは数多い。“走ったら犬より速かった…”は、彼の代表的なエピソードの1つだ。
他の選手の話しからも面白おかしく野人が登場することが多々ある。それだけ彼が慕われている証拠であろう。
今はレッズにとって心身ともに苦しく、それと同時にとても重要でナイーブにならざるを得ない時期である。
神様、仏様、野人様。そんな野人に期待せずにはいられない。
(本文中敬称略)
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2007年11月09日
★ 鉄人よ…、あんたまで
11月がやって来た。朝の冷え込みも一段と厳しい。
デスクの上に飾られた浦和レッズ卓上カレンダーは、10月の山田から11月の闘莉王へと衣替え。カレンダーから闘莉王の熱い闘志がビンビン伝わってくる。その闘志のおかげで室温も3℃くらいUP。まさに暖房いらず。
さて、そんな闘莉王であるが、現在は肉離れのため戦線離脱を余儀なくされている。その熱い闘志をイランへ向けて念を飛ばしつつ、大原で調整する日々が続く。
さらに、無敵と思われた鉄人キャプテン山田も右ふくらはぎを痛め、現在は松葉杖で歩く状態だそうだ。
そんな主力2人を欠く苦しい台所事情を抱えるレッズは、敵地イランでアジアの頂点をかけた初戦に挑んだ。
★ 負の記憶
「本当に強くなった…」
これはアジアチャンピオンズリーグ(以下ACL)決勝の第1戦、セパハンとの試合を終えた後の率直な私の感想だ。もちろんレッズのことである。
慣れない環境の中、アウェーで1-1のドロー、悪くない結果だ。
時期尚早であることは承知の上で言わせてもらえば、アジアの頂点へ王手をかけたといっても過言ではないだろう。
浦和サポーターはこのドローによって、歓喜とは呼べないにしても、ホームで行われる第2戦へ向けた手応えを掴んだのではないだろうか。
正直なところ、浦和がここまで勝ち上がるとは思っていなかった。
所詮は極東の小さな島国の王者。しかもつい最近成りたての新米チャンピオン。
Jリーグ発足当初は“お荷物”呼ばわりされ、連敗が続いた選手たちは悔し涙を流しながらサポーター席まで挨拶にくる始末。その当時を振り返ると「本当にこのチームはプロか?」と、疑わずにはいられなかった。
チームは試行錯誤を重ねながらも99年にJ2降格が決定。その後1年でチームは昇格するものの、今まで浦和を牽引した功労者、ミスターレッズこと福田正博と優勝の喜びを分かち合うこともできぬまま彼は現役を引退した。
途中から個人的な思い出話になってしまったが…、つまり、私の頭にはそんな彼らの軟弱さに対する負の記憶がこびりついているのだ。
今でこそ飛ぶ鳥を落とす勢いのレッズであるが、「ACLという舞台でアジア列強諸国のクラブと渡り合っていくにはまだまだ準備不足」と、卑屈になるもう一人の自分が心のずぅ~っと奥の方に居座っていた訳である。
★ さらなる飛躍のために
セパハンとの試合は、お世辞にもよい内容だったとはいえない。
前半はともかく、後半は試合終了の笛が鳴るまで相手に押し込まれ、自陣ゴール前で釘付けにされ続けた。
それでもレッズが強くなったと感じた理由は、チームから精神的タフさを感じたからだ。それは困難にも動じない図太さであり、環境に馴染む適応力とも表現できるだろう。
オーストラリアではパワーに押され、中国やインドネシアでは劣悪なピッチに悩まされ、韓国では容赦ないラフプレーに苦しんだ。そしてイランでは対戦相手だけでなく乾燥した空気とも戦った。
国内では経験できないような環境の中、苦しみながらもギリギリのところで耐え忍び結果を残してきたレッズの選手たち。
そこには私の頭にこびりつく軟弱なレッズの面影など微塵もなかった。それどころか国内だけでなく、アジアを代表するクラブに相応しいチームに成長を遂げたと思う。
ここまできたら何が何でもタイトルをとってもらいたい。
レッズがアジアの頂点に立てばJリーグもさらに活気づく。Jリーグだけでなくアジア各国のクラブも打倒レッズに意欲を燃やす。そうなればレッズもさらなるレベルアップを要求される。
すべては11/14(水)、埼玉スタジアムで行なわれるACL決勝第2戦の天王山にかかっている。
いよいよ面白くなってきたようだ。 (本文中敬称略)
posted by 浦和.com |01:50 |
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2007年11月03日
★ 約5ヶ月ぶりのミランブログです。
“今日はミランについて書く!!”と決意した。レッズじゃありません。ACミランです。
このブログの上の方にある一文には、意気揚々と“国内は「浦和レッズ」、海外は「ACミラン」を応援するブログ”とある。
確かに私は両クラブとも応援している。試合は必ずチェックしている。書きたいことも山ほどある。しかし、約5ヶ月もの長きに渡り、ミランについては書いていない。
決してミランが嫌いになった訳ではない。ましてやロナウドのモサモサ頭に腹が立った訳でもない。
それでは「なぜだ!?」と、自問してみる。
なぜならば、レッズを書くだけで手一杯だからだ。余裕がないのだ。私の能力では、要領よく両クラブとも同じボリュームで書くことに限界があるのだ。と、今頃になって悟った次第である。
★ つまずいたスタートダッシュ
さて、国内タイトルのみならずアジア王者へ王手をかけ、飛ぶ鳥を落とす勢いのレッズとは対照的に、昨シーズンの欧州王者であるミランはどうも歯車が噛み合わない様子。
何はともあれ、まずは今シーズンのミランのリーグ戦積を見てみよう。以下はセリエA第10節までのミランの試合結果である。
8/26 ジェノア0-3ミラン
9/3 ミラン1-1フィオレンティーナ
9/15 シエナ1-1ミラン
9/22 ミラン1-1パルマ
9/26 パレルモ2-1ミラン
9/30 ミラン1-1カターニャ
10/7 ラツィオ1-5ミラン
10/21 ミラン0-1エンポリ
10/28 ミラン0-1ローマ
10/31 サンプドーリア0-5ミラン
第10節終了時点で3勝4分3敗の10位。国内リーグよりもチャンピオンズリーグ(以下CL)重視との見方もあるが、例えそうであったとしても、欧州王者としてあまりにも不甲斐ない成績ではないだろうか。
そして、現在のところ首位を走るのは、昨シーズンのイタリア王者であり、同じミラノをホームタウンとするライバルクラブのインテル。その勝ち点差はすでに11ポイントまで離され、ミランはその不甲斐なさに輪をかけている状況だ。
★ ホームで白星なし
ここで上の試合結果をまじまじと眺めて、私はあることが気になった。
それは白星を挙げた3勝が、すべてアウェーであるということ。つまり、ミランはホームであるサン・シーロで5試合を戦い、1勝も挙げられずにいるのだ。
これについてミランのガッリアーニ副会長代理・代表取締役は、次のようにコメントしている。
「サン・シーロで守りに入るチームを相手に苦戦を強いられている、それゆえにアウェーでしか白星をあげていない」(10/22のコメント)
つまり、こういうことだろうか。アウェーでは相手もホームで勝ちたいがゆえに攻撃的に挑んでくる、そのためディフェンスラインの裏などにミランにとって有効なスペースが生まれるのでミランのチャンスも増える。
しかし、逆にミランのホームでは相手も守備的な意識が強いため有効なスペースが生まれにくく、得点につながるチャンスが少ない。
その結果、ホームで勝ちきれずに1-1、もしくは得点を奪えずカウンターから失点して0-1、という結果につながったとガッリアーニ氏は言いたいのであろう。
だが、それは何も今に始まったことではない。今までも1部の強豪クラブを除き、ミラン相手にサン・シーロで守備重視の戦いを挑むチームは数多くいた。
そんな厳しい状況の中でも、相手の堅守をこじ開け、勝利を積み重ねてきたのが今までのミランである。ミランが低迷する原因は他にあるのではないだろうか?
★ 成熟度と高齢化
ミランが抱える問題として、よくマスコミなどが取り上げる話題は“選手の高齢化”である。
チーム最年長のマルディーニ(39)をはじめ、カフー(36)、セルジーニョ(35)など、確かにミランは30歳以上の選手が占める割合が高いといえる。
しかし、ガッリアーニ氏はこの“選手の高齢化”に対し、次のように反論している。
「誰もが我々は年をとりすぎていると批判するが、個人的にはチームの平均年齢が30歳を下回っているかは関係ないと思う」
確かに彼らは、今とほとんど変らない顔ぶれで、昨シーズンのヨーロッパ王者に輝いている。その時からミランは“選手の高齢化”とマスコミやファンから叫ばれてはいたが、CLのタイトルを手にしたことで、そんな周囲の雑音を排除したのだった。
「勝利の要因は?」と質問され、得意気に「チームとしての成熟度」と回答するミラン首脳陣。しかし、負ければマスコミはここぞとばかりに「選手の高齢化が元凶」と騒ぎ立てる。
チームの成熟度を高めるには、同じメンバーで多くの時間を費やすことが必要と思われるが、多くの時間を費やせば当然のごとく選手の高齢化は間逃れない。
結局のところものは言い様であり、勝てば“成熟度”、負ければ“高齢化”が、現在のミランの勝敗を語る上での決まり文句となっているようだ。
また、それ以外にもミランには問題点がいくつかあるとマスコミは報道する。
故障者の続出、活躍を期待されながら不完全燃焼なプレーが続いたジラルディーノ、そして同じ顔ぶれの選手構成が続くことによるマンネリ化など。
ミランが波に乗り切れない要因は、こんな問題が複雑に絡み合い、ここにきてそのストレスが表に出てきた結果なのかもしれない。
次節の試合は11/3(日)、ミランはホームでトリノを迎え撃つ。
果たしてミランは、サン・シーロで今シーズンのホーム初勝利を飾ることができるのか? 今から興味津々である。
(本文中敬称略)
posted by 浦和.com |15:57 |
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