2007年03月25日

07年オシム号の船出~日本vsペルー~

3月も残すところあと1週間余りとなった。気温も暖かくなり、ようやく春の訪れを予感させる今日この頃だが、皆さんいかがお過ごしだろうか。
私は相変わらず“サッカー一色”に染まったライフワークを送っている。Jリーグ、ACL、UCL、EUROなどなど、魅力的なゲームが次から次へと後を絶たない。主に海外試合は深夜にテレビに噛り付き、近所迷惑を配慮しつつ一人で拳を振り上げて熱狂。国内試合は自慢の軽快なフットワークを駆使してスタジアムへと繰り出して熱狂。よく「馬鹿につける薬はない」と言うが、私の“サッカー依存症”を治す薬もなさそうだ。(治す気もないが・・・)

さあ、今回私が訪れたのは日産スタジアム。07年オシムジャパンの船出となる「キリンチャレンジカップ2007」が南米の強豪国ペルー代表を迎えて行われた。
あいにくの曇り空で、時折雨が落ちてくるすっきりしない天気となったが、スタンドに詰め掛けたサポーターは6万人を超えた。それだけ注目度が高い試合ということだが、その理由の1つはオシムジャパン初の欧州組召集であろう。
もはやセルティックでは欠かせない中心選手となりUCLでも活躍した「中村俊輔」。そして、ブンデスリーガでゴールを量産し好調を維持する「高原直泰」。この2人が国内組とどのようなハーモニーを奏でるのか?非常に興味深い試合となった。

招集メンバー25人の中から、オシム監督が07年最初に選択した11人は以下の通りである。
GK:川口
DF:中澤、闘莉王
MF:加地、鈴木、阿部、駒野、中村、遠藤
FW:巻、高原
召集メンバーの内訳としては、ドイツW杯組から8人、U-23から5人、そして浦和、千葉、G大阪を中心としたJリーグでの活躍が認められた選手達で構成されている。(浦和の坪井慶介は練習中に負傷したため、代わりに千葉の水本が選出された)
その内、今回日本代表(Aマッチ)デビューとなったのは9人。特に川崎の「川島永嗣」、大分の「松橋章太」、新潟の「矢野貴章」の3人は、オシムらしい面白い人選だ。つまり、日本サッカーの将来を考慮に入れた心憎い選出だったと思う。

試合開始早々は落ち着かない印象を受けたが、前半19分に日本が先制する。左サイドで得たフリーキックのチャンスから、中村が蹴ったボールに「巻」が頭で合わせた。巻は恩師であるオシム監督が就任してから初のゴールであっただけにその喜びも大きかったに違いない。 
前半終わって1対0。私は駒野中村のプレーに拍手を送りたい。中村の正確で大きなサイドチェンジで逆サイドにできたスペースを有効に使った場面があった。そこから駒野がドリブルで左サイドを駆け上がり日本は得点のチャンスを作り出した。また、その数分後には、駒野が左サイドを縦に突破すると見せかけて、中に切れ込み相手DFをかいくぐってシュートを放った場面もあった。つまり、前半において日本の左サイドが攻撃の起点となったのは、駒野が“縦への突破”と“中への切れ込み”を効果的に使い分け、周囲も彼の動きを意識したプレーができたことがポイントだと思う。
また、中澤闘莉王というディフェンスの2枚看板を含めた中盤のパスワークも安定していた。しかし、残念ながらシュートまでには至らない。今や日本の永遠のテーマのように謳われる“決定力不足”を解消するようなプレーはほとんど見られなかった。

そして後半開始早々の9分。この男が遂に魅せた。左サイドの中村のフリーキックから「高原」が左足でワントラップしてボールをコントロール。振り向きざまに右足を振り抜くとボールは相手ゴール目掛けて一直線に突き刺さった。
まさに「ストライカー」と呼ぶに相応しいゴールだった。一瞬の「判断力」と正確な「ボールタッチ」、そしてゴールマウスとGKを目で確認せずともイメージで“感じる”ことができる「嗅覚」。その全ての条件を満たしたゴールである。

そして、後半15分にオシム監督が動いた。阿部に代わって中村憲剛。23分には巻→矢野貴章、遠藤→羽生直剛が投入された。
浦和サポの私としては、阿部の勇姿を最後まで見られないのは残念なことなのだが、交代でピッチに入った中村憲剛と羽生がチームを活性化させたように見えた。そして39分には立て続けに鈴木啓太→家長昭博、中村俊輔→藤本淳吾、高原直泰→水野昇樹の3人を交代させた。試合も終盤に差し掛かった時間だったが、私は前半よりもチームとしてまとまっている印象を受けた。
後半に6人の選手を交代させたオシム監督だが、2010年を見据えたチームの基盤は、実はこの後半残り僅かの時間でプレーした彼ら11人なのではないか?とさえ思えてくる。
(矢野は試験的な意味合いの投入だと思うが・・・)

07年オシムジャパンの船出は、2対0と幸先のよい結果となった。また、結果だけではなく内容も“新しい可能性”を感じさせるものであったと思う。私は日本代表の選手達が振るいにかけられ着実に洗練された「組織」へと変りつつあると感じた。今まで霧の中を手探りで航海してきたオシム号であるが、ようやく日本が目指す“目標地点”がぼんやりと見えてきたのではないだろうか。
南米でも欧州でもない「これが日本のサッカー」という形を私達に見せてもらいたい。

しかし、もちろんこれで安心な訳ではない。対戦相手のペルーの力はこんなものではないことは十分承知しているつもりだ。欧州で活躍する「ピサロ」や「ファルファン」が出場していれば、また違う結果になっていただろうし、これが親善試合ではなくワールドカップの舞台ならば尚更である。
日本の最終目標は2010年ワ-ルドカップ。その舞台で出会う対戦相手に勝利するために、オシム号はまだまだ長い航海を続けていかなければならない。

ALL FOR 2010!

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posted by 浦和.COM |21:02 | 日本代表 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年03月21日

地味な男「アンブロジーニ」~ミランvsアタランタ~

「マッシモ・アンブロジーニ」。あだ名は「マックス」。
ミラン在籍9年目のベテランMF。スター選手揃いのミランの中において彼の存在は「地味」。もっぱら中盤の“汗かき役”を任され、ひたすら「地味」なプレーに徹する。カカ、マルディーニに代表されるミランの“イケメン”とは縁のない「地味」な“ルックス”。スタメンよりもベンチスタートで「地味」にチームに貢献し、今年の5月で「地味」に三十路を迎える。それが、「アンブロジーニ」である。

ひたすら「地味」を連呼したが、これには理由がある。
誤解のないように前以て言っておく。私は彼をけなしている訳ではない。むしろその逆なのだ。

サンシーロで行われた「ミランvsアタランタ」。結果は1対0。試合はミランの辛勝で幕を閉じた。
この試合で値千金のゴールをあげたのは、他でもないマックス。彼は前半終了直前に得たコーナーキックから頭で試合を決める1点を叩き込んだ。
「うん、キレイに決まったもんだ。」
あれ!?・・そういえば前にも似たような場面を見たような・・。デジャブーか?いや違う。
あれは確か25節のサンプドリアとの試合だった。スコアレスドローを覚悟した試合だったが、試合終了間際にマックスが値千金の勝ち越し点を決めたんだっけ。
ん!?・・その前のシエナ戦でも決めてなかったか?シーソーゲームの苦しい試合展開だったが、あの時も最後の最後でマックスが勝ち越し点をあげたんだよな。

そうなのである。

実は彼。とても“タイムリー”な男なのだ。
9回裏。2死満塁サヨナラの場面に強い男なのである。つまり、チームが「今こそ点が欲しい!」と願った時、彼はまるでスーパーマンの如く颯爽と現れ、おいしい場面でゴールを奪うのだ。

だが、周囲は彼に対してスター選手らしい扱いをしない。
なぜか!?
なぜならば・・「地味」だからである。
悲しいかな、彼はヒーローである前に「地味」な男だったのだ。

しかし、私はそこで考えた。
そんなに「地味」な選手が何故これほどまでにいいタイミングで鮮やかに得点できるのか?カカやピッポのようなスター選手がどんなにがんばってもゴールネットを揺らすことができない試合でも、彼はあっさりと点を決めることがある。

まさに“ミランの七不思議”である。(残り6つは秘密)

これは推測ではあるが、彼は自らが「地味」であることを熟知しているのではないだろうか。つまり、「地味」な者にしかない“技術”を試合の中で密かに実践しているのではないだろうか。
「何・・それ!?」と、目が点になっている方。もう少し私の話を聞いてほしい!

彼の得点シーンの多くはセットプレーの場面。つまり、相手ゴール前に敵味方入り乱れた密集地帯で得点をあげるパターンが多いのだ。
スター選手には強い“オーラ”が存在する。密集地帯といえども、相手はそのオーラを感じてスター選手を徹底的にマークするのだろう。(・・たぶん)
例えば、ミランのコーナーキックの場面。ここでカカがゴール前に来ようものなら、相手選手はまるでニュータイプとして覚醒したかのように眉間に稲妻が走る。
「見える・・私にも敵が見える!!」(by赤い彗星)
と、ザクの3倍のスピードで激しくマークするのだ。その結果、当然カカは自由を奪われることになる。
一方、「地味」なマックスは、相手に気付かれずスルスルとゴール前をかいくぐる。カカが「ガンダム」ならばマックスは「ボール」(それは言い過ぎか?)。連邦のエース機「ガンダム」と比較すれば「ボール」などもはや“アウト オブ 眼中”。
だからといって、「ボール」といえども唯一の武器(?)である自慢の大砲がヒットすれば大ダメージは間逃れないだろう。

ご理解頂けたであろうか。
長々と語ったが、つまり彼の「地味さ」は得点するために有効な“技術”なのである。
威圧感ある“オーラ”こそないが、忍者のごとくゴール前に忍び寄り一撃必殺のヘディングシュートで相手の息の根を止める。
今のミランには、そんな彼の力が必要なのだ。
彼にはこれからもさらに「地味」の精神に磨きをかけ、その道の“第一人者”として君臨し続けてもらいたい。


マックス・・・あんた、ただ者じゃあないな。

自分の「地味さ」を武器にして点をとってたなんて・・恐れ入ったぜ。

そこまで「地味」の神髄を極めたら、俺ならきっと“トラウマ”になっちまうぜ・・。

えっ!?・・・自分では「地味」だと思ってない?

どちらかと言うと「派手」だと思うだって!?

マックス・・・そんなあんたに「KING OF JIMI」の称号を授けよう!!!

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posted by 浦和.COM |00:08 | セリエA | コメント(3) | トラックバック(0)
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2007年03月18日

試合に勝って勝負で・・・~浦和vs甲府~

Jリーグ第3節の「浦和レッズvsヴァンフォーレ甲府」の試合は、2対0で浦和に軍配があがった。
昨年のような高い決定力を取り戻しつつある「ワシントン」が、この日“2得点”をあげてチームの勝利に貢献し、レッズ守備陣は相手の得点を許さず“完封勝利”を我々サポーターにプレゼントしてくれた。
 
「2得点」、「完封勝利」。
この言葉だけを聞けば、浦和が優位に試合を進めていたように聞こえる。
しかし、実際はどうだったのだろうか。
 
どのクラブも最優先に掲げる目標は、“結果”即ち“勝ち点3”である。
私はホームで貴重な「勝ち点3」を獲得した選手達には素直に拍手を送りたい。
だが、試合後の私の心中を正直に言ってしまえば、“結果だけは満足している”という表現の方が適切だろう。
よく使われるフレーズであるが、この試合は浦和にとって「試合に勝って勝負で負ける」という表現に近いものがあったと思う。
 
J1昇格2年目であり、昨年は何とか残留に成功した甲府。
在籍4年目となる大木監督が掲げるのは「走るサッカー」。
突出したタレントがいる訳ではないが、この一貫したチームコンセプトが甲府の持ち味であり、彼らの武器となっている。
バレーと倉貫を放出したことによる戦力ダウンは痛手だが、お馴染みの4-3-3システムを駆使したパスサッカーで今季はさらに上位を狙うだろう。
 
前半は甲府が主導権を握った時間帯であった。
豊富な運動量を生かして数的優位の局面をつくりだし、細かいパスをつないで浦和ゴールに攻め込む場面が多く見られた。
また、ボールが浦和に渡れば積極的なフォアチェックで浦和に考える隙を与えなかった。
まさに、大木監督の目指すサッカーが、実際に形となって表現されていたのではないかと思う。
しかし、浦和の守備を切り崩すまでには至らず前半終了のホイッスルを迎える。
 
一方の浦和は、甲府の連動性ある動きについて行くのが精一杯の状態。
この日は負傷欠場となった「相馬」に代わり左サイドにはいった「伸二」であったが、攻撃参加よりも自陣左サイドの守備に追われて持ち前の能力を発揮できずにいた。
エンジンのかかりが遅いことに定評ある(?)浦和であるが、この前半はいつもより暖気に時間がかかった印象をうけた。
 
しかし、後半の笛から12分が経過した時、ポンテのヒールパスから左サイドを攻め上がった闘莉王がセンタリング。ゴール前に走りこんだワシントンが相手と競り合いながらボールを押し込み浦和が先制点をあげた。
試合の流れはここから浦和に傾き始めた。
続く69分にもポンテのクロスからワシントンが決めてスコアを2対0とした。
 
甲府は2点を先制されて焦りの気持ちがでたのか、前半に披露したような連動性を生かしてスペースを有効に使う場面が減り、むしろ狭い場所に選手が集中するようになった。
逆に得点したことにより本来の動きが戻ってきた浦和は、一箇所に集中する甲府の選手達をあざ笑うかのように空いたスペースを使い有利に試合を展開し始めた。
そして、やっとエンジンが温まってきたころで試合終了のホイッスル。
 
率直な感想は、「う~ん・・・。まぁ、いいか。」という感じである。
試合には勝った。だが、勝負では・・“負けた”とまでは言わないが、特に前半のプレーは見ていて退屈なものだった。
甲府のサッカーに対して、もう少しうまく対応できなかったのだろうか?
以下は試合後のオジェック監督のコメントである。
 
「事前の分析から、甲府がかなりやりづらい相手だということはわかっていた。甲府は運動量が豊富でコンビネーションプレーが非常にうまく機能している。特に非常に狭い場所を使ってそこでボールを回してくる。」
 
つまり、相手の戦い方は分析済みだったが、うまく対応できなかったということか・・。
いずれにしても、個人的にはなんだかすっきりしない勝ち方であった。
 
 
しかし話は変わるが、一昔前のレッズを思えば、せっかく勝ったのに不平不満を口にするなんて罰が当たりそうな雰囲気があったものだが・・、時代の移り変わりとは恐ろしいものである。
浦和がJリーグを優勝し、目指す目標が日本の外へと向けられている現状であるが、我々“浦和を応援する者達”もJリーグ発足当初とは比べ物にならないくらい高いところを見据えて応援しているんだなぁ・・と、いろいろ考えてしまう今日この頃である。
 
今から数年前、浦和が連敗続きの中で行われた試合があった。
浦和は連敗をくい止めることができずこの日も敗戦。選手達が申し訳なさそうにゴール裏まで挨拶にきた。
ゴール裏からは、当然のごとく不甲斐ない試合をした選手達に向かって激しい“野次”が飛び交った。
そんな中、ある選手は“サポーターの罵声”と“連敗の悔しさ”と“自分自身の不甲斐なさ”から堪え切れなくなったのだと思うが、目を真っ赤にして唇を噛み締め、その手を固く握り締めながら悔しさを露わにしていた。そして、その選手は挨拶を終えるとトボトボとピッチを後にした。
私は何故か今でもあの寂しそうな後姿を忘れられずにいる。
 
今の浦和からは想像しづらい光景であるが、なんだか最近妙にあの頃を懐かしく感じてしまうのだ。
誤解のないように言っておくが、私は決して「そんな昔に戻りたい」などとは考えていない。
むしろそんな時代があったからこそ今の浦和があるのだ。
 
浦和が目指すは世界一!!!
今日の試合もそのための一歩だと捉えたい。
 
WE ARE REDS!!!

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posted by 浦和.COM |13:50 | Jリーグ | コメント(7) | トラックバック(0)
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2007年03月17日

昼下がりのダービーマッチ~インテルvsミラン~

「休日の昼下がり」。
私ならば、ひなたぼっこしながらコーヒーでも飲み、頭の中空っぽ状態で“のほほ~ん♪”と過ごしたいところだ。

しかし、いつも通りならば穏やかなはずのこの時間だが、この日の“ミラノ人”にとっては、穏やかでいられない理由があった。
ミラネーゼ達が向かった先は、市内中心部のオシャレで優雅なオープンカフェではなく、ミラノ市郊外に威風堂々とそびえ立つ「サンシーロスタジアム」。

通算265試合目の因縁対戦となった「ミラノダービー」が、暴動事件の影響により、いつもより早い15時にキックオフされた。

前回のダービーにおいて、ミランが善戦虚しくインテルに惜敗したのを覚えている方も多いだろう。
しかし、負けはしたが「これぞダービー!」という激戦であったのは間違いないし、私はある意味で彼らの戦いぶりに満足した試合だった。
ライバルに負けた上に、そんな熱い試合を見せつけられれば、今回も彼らの戦いぶりに期待するのは必然である。

両選手の入場と共に、スタジアムのボルテージは急上昇し、「待ってました!」と言わんばかりに両サポーターの低い地鳴りのような応援がスタジアムを揺るがす。

「う~ん・・・やっぱりすごい!!」

ライバル相手に2連敗は許されないし、“無敗街道”まっしぐらの彼らに対して、何としても土をつけたい我らがミランである。

そして何と言っても注目は、古巣との対戦となる「ロナウド」であるが・・、なんと!そのロナウドが左足で鮮やかなミドルシュートをネットに突き刺して、前半40分に早速先制点をあげた。
ロナウドは、インテリスタの激しいブーイングを浴びるが、彼は「聞こえないよ」とばかりに両手を耳にあてるパフォーマンスでやり返した。
やはり、あらゆる意味で“スーパースター”のオーラをまとった選手である。

しかし、1点を追うインテルは、後半途中出場の「クルス」がピッチに入るとすぐに結果を出した。
後半54分。右サイドを駆け上がったイブラヒモビッチが折り返したボールは、いったんはジーダが手で弾くが、そのこぼれ球をクルスが落ち着いてゴールに流し込んで同点とした。
これで勝敗の行方は分からなくなった。

70分が経過してスコアは1対1。
私は、このまま両チームとも手堅くドローに持ち込むものと思ったが、アンチェロッティ監督の選択した采配は“攻撃”を意味していた。
「セードルフ」に替えて「ジラルディーノ」を投入したことにより、システムは4-5-1から4-4-2へとミラン本来の布陣へとシフトした。
ロナウドと2トップを組むジラだが、彼はキエーボ戦後のコメントで「ロナウドとのコンビネーションをつかんだ」という頼もしい発言を残しているだけに期待は膨らむ。

だが、そんな期待も虚しくミランはインテルに逆転ゴールを許してしまう。
75分。右サイドからクルスが右のインサイドで確実にゴール前のイブラヒモビッチに合わせると、彼は狙い済ましてこのボールをゴール左隅に流し込んだ。

何とか追いつきたいミランは、79分に「ガットゥーゾ」に替えて「グルクフ」を投入し、彼の可能性に期待したが時既に遅し。
結局、試合は2対1のスコアでインテルの勝利で幕を閉じた。
ミランの無敗記録も残念ながらここまでとなってしまった。

この試合を振り返り、私はミランが敗北した原因は一体何だったのかを考えた。
やはり、1番のポイントは「守備」にあるのではないかと思う。
インテルのCBである「コルドバ」「マテラッツィ」の凸凹コンビは、とても安定した守備を披露していた。2人ともフィジカルに強く、また集中を切らさずミスが少ない選手でもある。
その2人に対して「ロナウド」と「ジラ」が正面からぶつかっても簡単には得点まで至らなかった。

一方、ミランのCBである「ボネーラ」「マルディーニ」であるが、個人的にはよくやっていると思う。しかし、相手が「イブラヒモビッチ」、「クレスポ」、「クルス」といった一癖も二癖もある連中が相手となるとさすがに厳しい。

今日の試合で特に気になったのは「ヤンクロフスキ」の守備である。
ミランが失点した2点とも、インテルの攻撃の起点は“右サイド”からであった。つまり、ミランの左サイドバックであるヤンクロフスキの守備に問題があったのではないだろうか。
実際に失点シーンを繰り返し眺めたが、彼の守備はあまりにも緩かった。
それだけではない。自陣ゴール前で確実な“クリア”が求められる場面において、キックミスだったのか味方へパスを出すつもりだったのかは不明だが、彼はゴール正面でフリーとなっていた「クレスポ」にナイスパスを出す始末。
幸いにもクレスポの放ったシュートは枠をそれたが、あわや失点の場面であった。

やはり、現時点ではインテルがミランを一歩リードしていると言わざるを得ないだろう。
仮に「ネスタ」や「カラーゼ」が怪我から復帰したとしても、戦力でインテルに追いつくことは困難だろうし、インテルは「ビエラ」と「カンビアッソ」が復帰すれば、さらに攻守両面で大きなアドバンテージとなる。

だが、いつまでも落ち込んでいても仕方がない。
ダービーで2連敗したことは悔しいが、今は次節のアタランタ戦に照準を合わせることが先決である。そして、4位以内を確保することはミランにとってもはや「義務」である。

今シーズンも残り10試合。
“ラストスパート”をかけるなら、ちょうどよい頃ではないでしょうか?
ねぇ・・アンチェロッティさん!?

FORZA MILAN!!!

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posted by 浦和.COM |01:29 | セリエA | コメント(1) | トラックバック(0)
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2007年03月12日

GO!GO!新潟!!!~新潟vs浦和~

このタイトルを見て、「いつから新潟に寝返った!?」とは思わないでほしい。
それは誤解であり、私は今までもそしてこれからも“浦和一筋”の人間でございます。

実は私、今回初めてアルビレックス新潟のホームスタジアムである「東北電力ビッグスワン」に行ってまいりました。
さらに言うならば、新潟県の県境を越えたのも生まれて初めての経験。

やはり、初めて敵地に乗り込んだ時の“高揚感”というのは特別なものがあり、何か病みつきになってしまいそうですね。
私にとって新潟は“未開と魅惑の地”であり、ましてや浦和に次ぐ観客動員数を誇るアルビレックス新潟の“ホーム開幕戦”とくれば、必然的に気持ちが高揚せずにはいられません。

つまり、このタイトルの意味するところは、「行け!行け!新潟!!!」ではなく、「いざ!敵陣突入~!!!」という“敵地で勇敢に戦う姿勢”を表現しているのです。
間違っても「うまいカニが食いたい」だとか、「うまい酒はどこだ!」などという食い意地の張った考えや、「日本海の美味を堪能したい」などという自らの食欲を満たすために新潟まで「GO!GO!」した訳ではありませんよ~!・・・(あっ、つい本音が・・・)

・・・さて、前置きが長くなりました。

関越道をひた走ること約4時間。長いトンネル(何キロあるんだ?)をくぐり抜けたその先で私を待ち受けていたのは、眩いばかりの“銀世界”。
地球温暖化のせいか、今年は埼玉でも雪は降らず、スキー、スノボもすっかりご無沙汰のため、私はここ最近「雪」とはまったく縁のない生活を過ごしていました。
桜もつぼみをつけ始めたこの季節ですが、そんな私の心にも今頃になって「冬」という季節が訪れた瞬間でした。

天候は曇り時々雪時々晴れ&強風(変な天気だった)気温2.5℃。
はっきり言って「寒い!!!」。
横殴りの吹雪が顔面に当たって「痛い!!!」。
試合開始前から戦意を失いそうになるが、何とか気力を振り絞って耐え抜いた。
「恐るべし新潟!!!」と戦々恐々する。

そんな中、前列にいた親切なレッズサポの方から「ホッカイロ」を分けてもらった。
冷え切った体が温まると同時に、心まで一緒に暖かくなる瞬間だった。
この場を借りて、改めて「ありがとう!」とお礼を言いたい。
「ビバ!ゆずりあい埼玉!!!」。
この精神が全国に普及すれば、毎日のように流れる“暗いニュース”も消えてなくなるに違いない。


厳しい気候の中、試合開始のホイッスルが鳴り響いた。
CBにはインフルエンザの影響でゼロックスから戦線離脱していた昨年度のJリーグMVP選手「田中マルクス闘莉王」が復帰。

前半30分、好調を維持する「永井雄一郎」が幸先よく先制点をあげた。
そして、64分には抑えきれない不満を抱え苦悩していた「ワシントン」が、その迷いを断ち切るかのように落ち着いて追加点を奪う。

その後、両者とも一進一退の攻防が続くがお互いに決め手を欠き、90分まで残り2分となった88分。
浦和は、相手FW「河原和寿」の得点を許してしまう。
試合終了間際の失点であった。その時間帯を考慮し、浦和は上手に“時間を使うプレー”をしなければならないことは選手達も十分承知していたと思うが、そんな中での失点であった。
頭で理解していても、“体がついてこない”あるいは周囲との“意思疎通が合わない”といった感じがまだ拭い切れない印象をうけた。
そして、極めつけはその1分後の89分。「田中亜土夢」が執念の同点ゴールをあげる。

湧き上がる「オレンジ」と沈黙の「赤」。
僅か2分で2失点。その瞬間はもはや何も言葉にならなかった。
負けた訳ではないが、掴みかけた「勝ち点3」が手の平からこぼれ落ちていく様を目の前で見てしまったショックは大きいし、そのおかげで私の“ビッグスワンデビュー”はほろ苦いものとなってしまった。
我々レッズサポは、選手達に向かって“ブーイング”するためにわざわざ新潟まで来た訳ではないのだ。

終わってみれば、結果的に試合の明暗を分けたのは“鈴木監督の采配”だったということになる。
得点を挙げた両者とも、80分を過ぎた頃に投入された選手であり、信じられないくらいにドンピシャリで“大当たり”した采配であった。
これは、地元商店街の福引所で一等ハワイ旅行が当たり、鐘がカランコロン鳴っている状態に匹敵する。
試合終了までの残り数分で起きた新潟の“ミラクル同点劇”には恐れ入った。

シーズン2節目にして痛いカウンターパンチをもらった浦和だが、アウェーの洗礼をうけてまた一つ“たくましく”なることを願っている。

WE ARE REDS!!!

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2007年03月10日

名門ミランの意地を見た!~ミランvsセルティック~

セルティックパークに乗り込み、ひとまず0対0で幕を閉じた1stlegから換算すれば、トータル180分戦ったことになる。
2ndlegを90分戦っても両者得点をあげることはできず、チャンピオンズリーグ決勝TM ベスト8へのキップは延長戦で決することとなった。

サッカーはとてもシンプルなスポーツだと思う。
簡単に言ってしまえば、手を使わずに相手ゴールにボールを放り込めばよいのだ。
だが、単純なものほど奥が深い。シンプルなものほど難しい。
まるで手品のように、足を使って自在にボールを操る人達なのだから、あの大きく口を開けたゴールにボールを入れることなど造作もないことのようだ。
しかし、そんなボールを足で扱うスペシャリスト達が“180分”戦っても得点できないという現実を目の当たりにして、私はますますサッカーの魅力に惹かれてしまった。

サッカーの醍醐味は何と言っても“ゴール”であり、得点シーンがたくさん見られる試合ももちろん魅力的だ。
だが、両者が攻めあい、気力を振り絞っても得点できずに「0対0」で終わる。
試合終了のホイッスルと同時に、ある選手は天を仰ぎ、またある選手は「もう走れない」とばかりに膝から崩れ落ちる。
そんな試合は、サッカーの醍醐味とはまた違った側面を我々に見せてくれる。
もしかしたら、スコアレスドローこそがサッカーにおける「究極の試合」なのかもしれない。と、この試合を見ていてそんな思いが私の頭をよぎった。

この試合は、結局延長前半3分に「カカー」による得点で、ミランが準々決勝に駒を進めた。
両者のシュート数を比較すると、ミラン36本に対してセルティック9本。
ホームの強みを生かしてミランがシュート数とポゼッションで上回り、セルティックの牙城を攻め落とそうとするが、ミランも失点はしたくない。
アウェーゴールを考慮すれば、失点はベスト8への道を絶たれることを意味するといっても過言ではない。
そんなピリピリした雰囲気の中、キャプテンの「マルディーニ」を中心に、ミラン守備陣はよく健闘したと思う。
特に「マルディーニ」は攻守両面で活躍した。
マンオブザマッチがカカーであることに異論はない。
しかし、私はこの試合の真の功労者は、39歳にして120分を戦い抜き、その姿勢で他の選手を鼓舞し続けたマルディーニこそ相応しいのではないかと思う。
ロッソネロの象徴であり続ける「背番号3」に賞賛の拍手を送りたい。

対するセルティックであるが、残念ながら決勝TM1回戦で姿を消すこととなった。
やはり、私は「背番号25」のプレーを中心に観戦していたが、1戦目と2戦目を通じて彼が持つ本来の輝きを発することはなかった。
良い時の彼は、右サイドだけでなく中央や左サイドにも効果的に顔をだし、非常に繊細なプレーでチャンスメイクをする。また、時には芸術的なループシュートで得点する選手でもある。
今や絶滅の危機に瀕している「ファンタジスタ」という言葉が良く似合う選手ではないだろうか。
個人的にはミランの勝利を願っていながら、どこかで「中村俊輔」という日本人プレーヤーの活躍に期待していた。
複雑な心境ではあったが、少なくとも彼には最後までピッチに立っていてもらいたかった。

カカーに得点を許したセルティックであるが、まだ望みを絶たれた訳ではなかった。
アウェーゴールという良く出来た「ルール」のおかげで、試合終了のホイッスルが鳴るまで目が離せない試合であった。
1対1で終えることができれば、次のステップに進むのはセルティックであり、彼らに残された唯一の道は「ゴール」しかない。

ここでストラカン監督の選択した采配は、延長後半15分に得点をあげるべく、中村に替えてFWのミラーを投入した。
それはつまり、“セットプレーを捨てた”ということではないだろうか。
延長後半28分を過ぎたころ、セルティックは左足で蹴るにはちょうど良い位置でFKのチャンスを得た。
しかし、皮肉にも既にピッチ上に「背番号25」の姿はなく、ネイラーの放ったシュートはゴールの枠から大きくそれてスタンドに吸い込まれていった。

「中村がいてくれたら・・・」と悔やんだセルティックサポーターも多かったに違いないし、交代を命じた監督本人も額に手を当て、苦虫を噛み潰したような表情をしながら何事か叫んだ。それは後悔の叫びだったのだろうか・・・。
マンチェスターU戦で見せたような鮮やか放物線を描いてゴールネットに吸い込まれたかどうかは分からないが、少なくとも世界中が固唾を呑んで見守る“最大の見せ場”になったことは確実だっただろう。
その瞬間が見られなかったことは、ミランとしては嬉しいことだが、一人のサッカーファンという立場で言わせてもらえば「残念」としか言いようがない。

3月9日にアテネで行われたドローの結果、ミランの準々決勝の対戦相手は「バイエルン・ミュンヘン」に決定したが、その詳細はまた次回にするとしよう。
準々決勝の第1戦目は、約1ヶ月後の4月3日、4日に行われる予定だ。

しかし、チャンピオンズリーグはひとまず置いといて、今は3月11日に行われる「ミラノ・ダービー」に注目したい。
前回はホームで3対4というスコアで敗れたミラン。手に汗握る熱戦だったことは今でもよく覚えている。
現在首位を独走中であり“向かうところ敵なし”のライバルクラブであるが、ミランは前回の借りをきっちりと返しておきたいところだ。
ミランは大きな試合を中3日でこなさなければならない厳しいスケジュールではあるが、このセルティック戦で見せたような「意地」を発揮し、粘り強く最後まで食らい付くミランに私は期待する。

そして、何と言っても注目は「ロナウド」だ。
インテルサポーターからは手厚い歓迎(?)をうけるであろうが、逆に気迫あるプレーを見せ付けて彼らを黙らせてもらいたいものだ。

ミランの快進撃はここから始まる。

FORZA  MILAN!!!

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posted by 浦和.COM |10:55 | UEFAチャンピオンズリーグ | コメント(5) | トラックバック(0)
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2007年03月08日

浦和の野望、幕開け ~浦和×ケディリ~

 浦和がついに「世界」へと続く道のりを歩み始めた。
 待ちに待ったアジアチャンピオンズリーグの開幕である。
 その記念すべき第1戦目は、インドネシア王者ペルシク・ケディリをホーム埼スタに迎えて行われた。

 桜もツボミをつけ始めたというのに、ピッチを吹き抜ける風はとても冷たかった。
 帰途につく途中、自分の吐く息が白かったことが、この日の寒さを象徴していた。

 平日の19時30分キックオフとなったこの試合だが、日も暮れてスタジアムの照明に灯がつき始めた頃から、ネクタイをした凛々しい姿のレッズサポが意気揚々と馳せ参じて集まり始めた。

 普段多忙を極め、仕事に追われる日々を過ごされる方も、3/7は残業禁止!!と、強く心に誓っていたに違いないし、その誓いが晴れて報われたと思いたいものだ。

 さて、オジェックの選択したスタメンは、3日に行われたJリーグ開幕の試合から変更はなかった。

 ケディリは1人を残し、10人で守備を固める。
 オシム流に言えば、“塹壕”に閉じこもった相手に対して、レッズ攻撃陣は打開策を探し続けた。

 また、時折見せるケディリのカウンターに対して、レッズの守備はあまりにも緩かった。
 単発ではあるが、相手の攻撃の波がレッズの最終ラインに直接押し寄せてしまう。
 つまり、ボランチが相手の攻撃を和らげる“フィルター”の役目を果たしていなかったのだ。

 しかし、開始から12分。左サイドからの折り返しがゴール前に放り込まれると、混戦の中で山田暢久がこの日最初のゴールをあげた。

 続いて前半終了間際の45分には、ポンテからのパスをうけた永井がDFを1人かわし、GKの手をかすめるシュートで2点目を奪う。

 トドメは小野伸二が75分に放った鮮やかな左足シュートで3点目。

 そして試合終了のホイッスルが鳴り響く。
 3対0でケディリを退け、まずはレッズがホームで勝ち点3を獲得した。

 だが、試合終了後の選手達のコメントは、どれも厳しいものばかりだった。
 それもそのはず、圧倒的にボールを支配したのは浦和であり、26本のシュートを放ちながらも3点を得るに留まってしまった。

 守備に専念する相手を切り崩す事は容易ではないが、開幕戦の横浜FCをはじめとして、今後も同様の戦術で挑んでくる相手は少なくないだろう。
 そんな試合展開でも、苦しみながら値千金の“1点”がとれるかとれないか。
 そこが、今後の浦和の課題の1つではないかと思う。


 しかし、何はともあれ、この試合は内容よりも“結果”が最優先である。
 勝ち点3を得たチームには、素直に拍手を送りたいと思う。

 “茨の道”は、これから益々険しくなるだろうが、私はその分だけ熱いエールを送ることを約束したい。

NEVER GIVE UP!!

WE ARE REDS!!! 

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posted by 浦和.COM |22:15 | AFCチャンピオンズリーグ | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年03月07日

反撃の狼煙をあげるミラン~ミランvsキエーボ~

波にのれずに苦しんでいたミランが、ようやく反撃の狼煙をあげたかのような試合だった。
ここ最近のミランの試合の中では、久々に“すっきり”とした気持ちで試合終了のホイッスルを耳にした気がする。
ミランは4万人以上の観客が詰め掛けたサンシーロにおいて、対戦相手の“キエーボ”を3対1で退けることに成功した。

とは言うものの、私は残念ながら両手を挙げて喜ぶ気にはなれなかった。
ボネーラとジーダの“守備の連携ミス”から先制点を許した場面を見たとき、私は奇妙な雄叫びを発すると共に全身の血の気が引いてしまった・・・。(自分でも何と叫んだか覚えていない・・・。)
なぜならば、ベスト8への進出が決定するCL第2戦目のセルティック戦では、この“失点”が命取りになる。
このレベルの試合でこのようなイージーミスが許されないことは、監督も選手達も十分理解しているはずだ。
熱狂的ミラニスタの中ではもはや禁句となっているが、私はここであえて書く。
“イスタンブール”で払った高すぎる授業料を無駄にしないでほしいと願っている。

このような理由から、このキエーボ戦での私の心中は、「大量得点よりも無失点」「派手なプレーよりも堅実なプレー」というサッカーとして面白みに欠ける思いを抱きつつ、いつにも増して神経質な目でこの試合を観戦してしまった。
そんな中でのミスによる失点だっただけに、少なからずショックをうけてしまったのだ。
ここでボネーラとジーダに「渇」!!(TBS某番組の大沢親分風に)

おいコラ~!! ボネーラ!ジーダ!2人ともしっかりせんかい!
目配り、気配り、声の掛け合い。
おまえら2人に「ゆずりあい埼玉」の精神を叩き込む!!


しかし、この失点を境にしてミランの歯車が噛み合いだしてきた。
この試合で獅子奮迅のプレーをした「カカー」が強烈なミドルシュートを放つと、GKの手前でバウンドし、はじいてこぼれたところをすかさず詰めた「ジラ」が落ち着いて流し込んで1対1の同点に追いつく。

さらには、「マッシモ・オッド」の右斜め45度からの弾丸シュート。
右のアウトサイドで捉えたボールは、矢のような弾道を描いてサイドネットに突き刺さった。

やるな・・・マッシモ。
ミラン移籍後初ゴールがあのシュートかい・・・。
あんたもロニーと同様に・・・大物だぜ!!

そして、極めつけは試合終了間際に得たフリーキックの場面。
キッカーは、途中交代でピッチに入ったばかりの「セードルフ」。
ピルロがちょこんと出して、ブロッキが止めたところをセードルフが「ズドーン」。

マーベラス!!アンビリーバボ~!!
ビバ!!クラレンス!?

結局、終わってみれば3対1でミランが“右肩上がり”に調子を上げたプレーを披露して勝利した。

これで“15戦無敗”となったミランは、ここで重要な局面を迎える。
3月7日の「セルティック」と3月11日の「インテル」の連戦が待ち構えているのだ。

CL 2ndlegセルティック戦は、“負け”もしくは“失点しての引き分け”は許されない。
セルティックパークでスコアレスドローに終わったミランに残された道は、“勝利”以外に生き残る術はない!!

また、その3日後に控えた「ミラノダービー」は間違いなく“熱い”試合になる。
暴動事件の影響で15時キックオフとなったようだが、もうそんなことはどうでもよい。
前回の対戦は「これぞダービー!!!」という手に汗握る試合であったが、ミランはホームで3対4という痛い敗戦を喫した。
ミラノダービーという大舞台で“2連敗”は許されぬ!!

う~ん・・また眠れぬ夜がやってきそうだ。

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posted by 浦和.COM |08:11 | セリエA | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年03月04日

07年Jリーグ開幕!!!~浦和vs横浜FC~

2007年Jリーグ開幕。
この時を首を長~~~くして待っておりましたよ(感涙)
今年も私の“熱い”サッカー観戦ライフが始まろうとしています。
もちろん私のサポートチームは、今シーズン“未知なるアジアへの挑戦”に挑む「浦和レッズ」。

早いもので、Jリーグが開幕して15年。
浦和レッズも15年目の挑戦であり、私のレッズ観戦記も15年目を迎えました。
思い起こせば、Jリーグが開幕した93年当時の私はまだ中学生。
当時は15年間もレッズを応援するとは夢にも思わなかったし、サッカーがここまで日本のスポーツ界に浸透するとも思わなかった。

もうここまできたら、死ぬまでレッズを応援すべし!
老後もゴール裏でハッスルできるように、今から筋トレ及び発声練習に励むべし!
「サッカー小僧」→「サッカーオヤジ」→「サッカージジイ」へと、誰もが羨む理想的な進化を遂げようでないか!!!
例えるならば、サイヤ人からスーパーサイヤ人へ・・。いや、さらにその上をいく最終進化形を求めて、ハッピーなセカンドライフを掴み取れ!!!(激熱)

さて、そんなどうでもいいことは置いといて・・・。

2007年3月3日。新シーズンの到来に相応しく天気は良好。
昨年のリーグ最終節以来ご無沙汰であった、埼玉スタジアム2002にやってきた。
・・・というよりも、“帰ってきた”という表現を使いたくなるほど、そこには見慣れて親しみある風景が拡がっていた。
詰め掛けた観客は57188人。
見渡す限りの赤!赤!赤!。壮観な見晴らしには“天晴”である!

注目の開幕試合は、昨年J2初優勝を成し遂げた「横浜FC」。
つまり、昨年のJ2とJ1の“チャンピオン対決”となる興味深いカードとなった。
高木監督率いる横浜FCは、久保や奥といった元代表選手を迎え入れ、確実な戦力アップを図って今年J1の“台風の目”となりそうな存在だ。

一方のレッズであるが、リーグ開幕前に「ブルズカップ」と「ゼロックス」という試合をこなしたが、その結果及び評価には目を覆いたくなる有様であった。
期待と同時に“不安”も入り混じった気持ちで開幕戦を迎えたレッズサポも多かったのではないかと思う。
さらに言うならば、不安要素はこれだけではない。

2001年3月10日 名古屋2対0浦和
2002年3月3日 横浜FM1対0浦和
2003年3月22日 鹿島3対1浦和
2004年3月13日 横浜FM1対1浦和
2005年3月5日 浦和0対1鹿島
2006年3月4日 G大阪1対1浦和

上記は01年のJ1昇格シーズン以来、過去6年間のレッズの「開幕戦の戦績」である。
これはあくまでも“ジンクス”ではあるが、ご覧の通り“白星無”。
6年も開幕戦で勝てないとなると、これはもはや“ジンクス”という一言では片付けられない気もしてくる。

さあ、そんな期待と不安を胸に秘めながら、07年シーズンの火蓋が主審の笛の音と共にきって落とされた。

怪我人などの影響はあったが、オジェック監督が選択したシーズン最初のスタメンは以下の通り。
GK「山岸」
DF「坪井」「阿部」「ネネ」
MF「啓太」「伸二」「相馬」「暢久」「ポンテ」
FW「永井」「ワシントン」

戦前の予想通り、横浜FCの戦術は「堅守と速攻」。
その戦い方の“ベクトル”は、我々観ている側の人間にもはっきりと伝わってきた。
選手達も自分達の成すべき仕事がはっきりしていただけに、迷いなくシンプルにプレーしていたように見えた。
しかし、横浜FCにとって予想外だったのは、前半25分という早い段階でのオウンゴールによる失点。
これで横浜FCは、“守り”よりも“攻め”の展開を求められ、カウンターを得意とする浦和にとってはチャンスが拡がった。

しかし、前半終了間際の44分。この試合1番のプレー・・というか、早くも今シーズンの“ベストゴール”が誕生してしまったのではないか?と、思わずにはいられないミラクルシュートが飛び出した!

その名は「久保竜彦」。
やはり凡人にはない“オーラ”を備えた選手なのであろうか?
ゴール前30m近い距離からであっただろうか。ドリブルしながらおもむろにその左足を振り抜き、すかさず横っ飛びしたGK山岸を嘲笑うかのごとく、ボールはそのままゴールネットに吸い込まれた。
フリーキックからの長距離砲は何回かお目にかかったことはあったが、ドリブルしながらのシュートとなると、私の今までのJリーグ観戦の中でも思い出すのは難しい。
そもそも、あの位置から「シュートを打つ」という発想自体が“非凡”である。
サッカー選手でなかったら“トラックの運転手”になりたかったという久保。
あらゆる意味で規格外のその“発想力”には脱帽するしかない。

そんな“スーパープレー”により同点に追いつかれたレッズ。
選手達も意気消沈して下を向く姿が目立ったが、ゴール裏を中心に大きな“レッズコール”が響き渡り、選手達を鼓舞し続けた。

その甲斐あってか、後半85分。この男が追いすがる横浜FCに引導を渡した。
サーフィンを愛する男、散髪してスッキリした男、ブログを毎日更新するマメな男。
そして何よりも、栄光の背番号「9」を背負う男。
その名も「永井雄一郎」。
彼もまた、ここ一番の“勝負強さ”では、久保に負けないオーラを備えていると私は思う。

結局2対1というスコアで浦和が横浜FCを退け、見事“開幕戦勝利”を飾った。
試合内容としては、選手間の連携不足が目立った場面があり、お世辞にも良い内容だったとは言えないと思うが、それよりもこの開幕戦で重要だったことは“結果”である。
きちんとホームで“勝点3”を獲得した監督をはじめ選手達には賞賛の拍手を送りたい。

次の試合は3月7日の水曜日。待ちに待った“チャンピオンズリーグ”である。
リーグ開幕から休む暇もなく、中3日の厳しいスケジュールである。
初戦の入り方を間違えれば後で取り返しの付かない事態を招く可能性もあるが、“慎重に”かつ“大胆に”レッズらしいプレーを我々に見せてもらいたいものである。

まぁ、先のことはとりあえず置いといて、今は開幕戦の勝利をお祝いしようじゃありませんか。レッズの皆さん、開幕戦勝利おめでとう!!!

WE ARE REDS!!!

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posted by 浦和.COM |17:55 | Jリーグ | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年03月02日

試合巧者のミラン

シチリアの小高い丘に囲まれた「スタディオ・ラ・ファボリータ」は、太陽の眩しい陽射しを一杯に浴びながら、現在6位のミランをその懐に迎え入れた。

前節のサンプドリア戦は、お互いに退場者を1名ずつだす展開となったが、試合終了間際に故障から復帰した“アンブロジーニ”が値千金のゴールをあげ、何とか勝ち点3を得ることに成功した。

今節の相手は、現在3位と好調の波にのるパレルモ。
ディ・ミケーレ、ブレシアーノ、コリーニなどの“くせ者”揃いのチームが相手だが、怪我などの理由により、満足なスタメンを組めずに苦しい台所事情を露呈してしまったミラン。

特に苦しいのはDF陣。
右からブロッキシミッチボネーラファバッリの顔ぶれが並んだ時、彼らには申し訳ないが、私は“失点”を覚悟した。

それは、唯一の救いとなるであろう、怪我から復帰した“守護神ジーダ”に祈りを捧げずにはいられなかったほどだ。

・・が、しかし。
蓋を開けてみれば、これが結構いい勝負。
少しミランが押し気味に試合を進めていただろうか。


パレルモは、前半早々に攻守の要である“コリーニ”を怪我で欠いたのが響いたのではないか。

ミランはその後、ロナウドグルクフを投入するも流れを変えられず、結局スコアレスドロー。

負けなかったことを善しとするかどうかは微妙なところだが・・・、それにしてもミランの試合巧者ぶりには改めて感心させられた。
要領がいいというか、臨機応変というか、イタリアのクラブにありがちな手堅い印象と同時に、状況に応じた“柔軟性”も併せ持っているのがミランというチームではないだろうか。

それは、どんなに不利な状況におかれても“負けない”という強靭なメンタリティーが、ミランというクラブに脈々と受け継がれていることが根幹にあると私は思う。



決してスペクタクルで華やかなサッカーをしているとは言えない。

むしろそれとは正反対に、不恰好に手足をジタバタさせ、ワラをもすがる思いでもがいているのが今のミランだ。

そこには、かつて栄華を極めた“グランデミラン”の面影なない。

しかし、本当に大事なことは、華麗なプレーや創造性溢れる試合展開よりも、苦しい時こそ不恰好に“もがけるメンタル”をチームが備えているかどうかではないだろうか?

まぁ、今後もミランの試合巧者ぶりに期待して、長~い目で応援していこうじゃありませんか。 

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posted by 浦和.COM |19:50 | セリエA | コメント(1) | トラックバック(0)
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