2007年01月31日
ミランの順位は、第21節を終えて勝ち点27の9位。
ライバルの“インテル”は、相変わらず好調を維持している。なんと14連勝中である。
連勝街道を誰にも邪魔されずに、優雅に独走しているといったところだろうか。
悔しいが、ミランが彼らに追いつく可能性は限りなく低くなってしまった。
よって、現実的な目標は、チャンピオンズリーグ出場権が得られる4位以内であろう。
現在4位の“ラツィオ”と“カターニャ”との勝ち点差は3ポイントであり、私はミランの実力ならば十分射程圏内であると考えている。
さて、第21節のパルマ戦でミランは新たな収穫を得たようだ。
それは、ラツィオからミランに移籍した“マッシモ・オッド”の活躍である。
アンチェロッティ監督は、獲得して間もない彼を早速ピッチに送り出した。
彼が任されたポジションは右サイドバック。つまり、“カフー”をベンチに追いやってのスタメン出場であることからも、彼への期待の高さが窺える。
そして、彼は監督や選手、そしてミラニスタの期待に十分に応え、ミランの勝利に貢献した。彼の“積極的な攻め上がりから、ゴール前へのクロス”という攻撃の流れが出来上がっていた。
本人は“緊張した”というコメントを残したそうだが、デビュー戦とは思えないほどチームに馴染んでいたように思えた。
そんな彼の活躍には、誰もが心強く思ったことだろうが、唯一複雑な気持ちで試合を見つめていたのは“カフー”だったのかもしれない。
しかし、“マンネリ化”した現在のミランを改善するためには、オッドはよい「刺激」となったのではないだろうか。さらには、“ロナウド”の加入も正式に決定したようだ。
私は、彼らがミランにとって“起爆剤”となることを願ってやまないのである。
ミランは、02/03シーズンでビッグイヤーを獲得した“輝かしい栄光”と決別する時がやってきたのかもしれない。
当時のミランは、弱点を見つけることの方が難しいチームといわれていたものだ。
“マンネリ化”という表現を使ったが、現在でもミランは当時に近い布陣や戦術、そして選手を採用して戦ってきた。
だが、時が経てば選手も年を重ね、「DFの高齢化」という問題が浮上するのは当然である。また、一世を風靡した“ミランシステム”の要であった“ピルロ”は徹底的にマークされ、次第にその持ち味を発揮できなくなっていった。
一概に過去の成功例に倣うことが悪いとは言えないが、しかし、いつまでもその栄光にしがみついていては、時代に取り残されるだけではないだろうか。
今、ミランに吹いている新しい風は、“追い風”か、それとも“向かい風”なのか。
いずれにしても、今のミランはこんな所で立ち止まる訳にはいかないのだ。
posted by 浦和.COM |20:47 |
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2007年01月29日
1月28日の日曜日。天気は快晴。足を運んだ先は「埼玉スーパーアリーナ」。周辺には“赤”を身にまとった人々が行き交い、クラブロゴが装飾された大型バスが走り回る。
「レッズフェスタ2007」は4万人を越える人手となった。
そして、新指揮官の元、新たな体制で07年を迎える「浦和レッズ」が、我々サポーターの前で初の“お披露目”となりました。
ここで、代表の藤口氏の口から、07年度の決意表明が力強く発せられた。
浦和が今シーズンに狙えるタイトルは全部で8つ。その全てを手に入れるつもりでシーズンに望む事を、4万人のサポーターの前で語った。
当然、厳しい道程であることは承知の上で、新監督のオジェックを初め、選手達も目標意識が統一されているようだった。
特にACLへの参戦には意欲を燃やしていた。最終的な目標は、毎年12月に開催される“クラブW杯”への出場権獲得。
名実共に“ビッグクラブ”となるためには、避けて通れぬ道である。
また、このフェスタを通じて、選手達の素顔を垣間見た気がした。
浦和の選手が放つ“キャラ”はまさに千差万別、十人十色である。
ムードメーカーの“岡野”を初めとして、ガキ大将の“闘莉王”、マイナスイオンの“酒井”など。
愛すべき個性派キャラ達が絶妙なハーモニーを奏で、我々を楽しませてくれた。
浦和サポーターがレッズをこよなく愛する理由は、こんな選手達の魅力的なキャラクターにあるのかもしれない。
そして、新たなキャラ“阿部ちゃん”が仲間入りしたことにより、チームに新しい“化学変化”が起こるに違いない。
そして、浦和レッズは内に秘めた“未知なる力”を我々に見せつけてくれるだろう。
彼らなら厳しい07シーズンを乗り越えられるはずだし、そんな彼らだからこそ、期待せずにはいられないのである。
posted by 浦和.COM |21:16 |
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2007年01月26日
コッパイタリア準決勝戦が開始された。
ミランはホームでローマを迎え撃ったが、結果は2対2のドローで両者痛み分けに終わった。
いや、ミランにとってはホームであっただけに、勝たねばならない試合であったはずだ。
“アウェーゴール”とは非常によくできたルールだと改めて感じた。
つまり、ホームでの2失点によるドローは、ミランにとって“敗北”も同然なのだ。
オリンピコで勝利せねば、ミランが次のステップに駒を進める可能性は低くなるだろう。
さて、話しは変わるが、冬の移籍市場では「ロナウド」の去就が注目を集めているようだ。
移籍先は「ミラン」が有力視されている。現にこの試合のスタンドには、ガッリアー二氏とロニーが仲良く並んで観戦していた。
それを知ってか知らずか、ピッポとオリベイラは「ロナウドに譲るポジションはない!」とばかりに、共にゴールをあげて自らの存在をアピールしていた。
さて、皆さんご承知のようにロニーのコンディションはいっこうに上がる気配がありません。
これは、所属先のレアルを実質上の“戦力外”にされた理由の1つでもあります。
彼が本気でミランで活躍したいのならば、まずは足かせとなっている余計な“脂身”を落とすことが先決です。
私も三十路を迎えて、あまり偉そうな発言はできなくなりつつあるが、彼らサッカー選手は、人に夢を与える事も仕事のうちです。ましてやロニーのようなスター選手ならばその影響は大きいでしょう。
ロッソネロを身にまといプレーするのならば、かつてのように、世界中の子供達に夢を与えられる選手に戻ってもらいたいものですね。
posted by 浦和.COM |22:04 |
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2007年01月25日
リーグ中断明けの初戦を3対1という結果でスタートし、復活の兆しを思わせたミラン。
次節のラツィオも軽く蹴散らして景気よく2連勝だ!・・・と、安易に考えていた私が「おバカ」でした。
世の中そんなに甘くない!ラツィオもそんなに甘くない!
試合のスコアは“甘い”どころかとても“渋い”結果となった。
0対0。スコアレスドロー。耳を塞ぎたくなるような響きである。
この試合はCSで中継されなかったため、私は試合を見ていないが・・・なんとなく試合展開を想像できてしまうのが怖い。
察するに、ラツィオの「守備重視の戦術」とミランの「決定力不足」が絶妙なハーモニーを奏でた結果ではないかと推測する。(間違っていたらゴメンなさい)
この日のミランの布陣は4‐5‐1であったようだ。ジラの1トップにカカとセードルフの2シャドー。悪くはないと思う。が、実際にジラの1トップは機能したのだろうか?
1トップに求められる主な役割は、前線でタメをつくり攻撃の起点となることであると思う。
体を張って相手DFと競り合い、DFを道連れにしながら自分も潰れるような“泥臭いプレー”が必要とされると私は考えている。
この献身的なプレーにより、カカやセードルフがゴール前で自由に動くことが可能となるのだ。
だが、現在のジラは自分が満足にプレーすることだけで手一杯の状態であるようだ。残念ながら、まだ彼には献身的なプレーをするほどの余裕はないように思われる。
次のローマ戦はリベンジマッチである。ホームのサンシーロで屈辱の敗戦を喫した相手だ。敗戦は許されない!!!
FORZA MILAN!!!
posted by 浦和.COM |20:23 |
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2007年01月22日
ようやくセリエAが再開しました!
選手達にとっては束の間の休息だったであろうが、自称「サッカー中毒者」の私にとっては禁断症状による発作を引き起こす危険な時期だったのだ。
まずは治療薬として「ミランvsレッジーナ」を投与するとしよう。
セリエA第19節のサンシーロはレッジーナを迎えての一戦となった。
まずは、明るい話題からいこう。故障で戦列を離れていた「ファバッリ」が復帰したのだ。また老獪なプレーを我々に見せてくれるに違いない。
その影響で「ヤンクロフスキ」は左サイドハーフにシフトしたが、これが彼の本来のポジションであるため生き生きとプレーしてましたね。
また、トップ下は「カカ」ではなく「セードルフ」。
カカは足の裏の怪我のため今回は大事をとってお休みです。
まずは「ピルロ」が見せてくれました。ゴール右隅に吸い込まれるようなFK弾!
これが彼の今シーズン初ゴールとなった。(ちょっと意外でしたね)
お次はセードルフ。この日は全体的に出来のよかったヤンクロフスキからの折り返しに反応して、きっちりとゴールに流し込んだ。
今回はトップ下での起用だったが、カカとは違った良さがあって面白かったですね。
そしてラストを飾るのはミランの「眠れる獅子」こと「ジラルディーノ」。(いい加減目覚めてくれないと困るぞ~)
しかし何だかんだ言って、チーム最多得点です。悪い時は悪いなりに結果を出すところは流石ですね。
レッジーナはパスがよく回り、内容としては悪くなかったと思う。
が、結局は「格の差」を埋められずに3対1でミランに敗れた。
ミランはようやく「復調の兆し」が見えてきたと考えても良いのだろうか?
現実的な目標はCL出場権枠の4位以内。
もう少しで手が届きそうだ。
ん~・・・禁断症状も少し和らいできたが、まだ刺激が足りぬ!
しょうがない。次節に期待しよう。
FORZA MILAN!!!
posted by milanista |22:08 |
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2007年01月21日
既に報道されているように、ジェフ千葉から「阿部勇樹」選手の浦和移籍が決定的となった。
浦和以外にも東京と名古屋が名乗りを挙げたようである。もちろん千葉残留という道も残されており、実際にフロント側は必死の慰留に努めたようだ。
しかし、彼が選択したのはビッグクラブへの階段を歩みつつある「赤い悪魔」であった。それは言い換えれば、彼が自分自身の「可能性」に賭けたという決意の表れではないだろうか。
自分の選択した道が「茨の道」であることは本人が1番よく知っているはずであり、それと同時にリスクに背を向ける者に進歩はない事も彼はきっと理解しいるのではないか。
個人的には、その前向きな姿勢には好感がもてるし、もちろん更なる成長を期待できるだけの伸び代もあると私は思っている。
私の偏見かもしれないが、浦和サポは「熱い情熱」を内に秘めた選手が好みのようだ。福田、ブッフバルト、ペトロビッチ、マリッチ、伸二、闘莉王。表現の仕方こそ違うが、「ハート」で浦和を牽引してきた(している)選手達である。
阿部選手にはそんな「情熱の赤」を身にまとうクラブこそ相応しいはずであるし、我々浦和サポも労を惜しまず後押しするだろう。
彼が浦和にどのような化学変化をもたらすのか、今から興味津々である。
posted by 浦和ドットコム |09:02 |
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2007年01月19日
皆さん、「エメルソン」こと通称「エメ」を覚えているだろうか?
札幌や浦和で活躍し、現在は中東の国カタールのアル・サドでその実力を発揮している快速ブラジル人FWだ。
以前から噂になっていたが、そのエメがカタール国籍を取得したそうである。
さて、ここで「カタール」と聞いて思い出すことは何であろうか?「アラブの国」「イスラム」「オイルマネー」「ドーハ」「バティストゥータ?」などなど。
オイルマネーによる潤沢な資金力を背景に、ピークを越えたスター選手が集まる国としても有名だ。そう、それはまるで「年金リーグ」と皮肉られたバブル時代のJリーグと同じシチュエーションではないか。
話しが逸れたが、カタールと言えば、日本が3連覇を狙う「アジアカップ」のグループリーグで対戦する国である。
つまり、これはJリーグで散々苦しめられた「エメ」との再戦なのだ。
といっても、浦和サポである私にとっては、彼は浦和に大きく貢献した選手の一人である。敵というよりも「仲間」の意識が強いし、今でも私は彼に感謝している。まぁ、円満退団という訳ではなかったが・・・しかし、現在の浦和があるのも「エメ」のおかげではないかと思うのだ。
果たして元チームメイトであった「闘莉王、坪井、啓太」は彼を抑える事ができるのか?また、彼を手本として成長した「達也」の代表復帰にも期待したい。
エメが日本を去ってから時は移り、対決の舞台はチームメイト同士の紅白戦から国の威信を賭けた「アジアカップ」へと様変わりする。
彼等が真剣勝負の場でぶつかり合うとき、ピッチ上で何が起きるのか?
今年も楽しみな試合がまた1つ増えたようだ。
posted by 浦和ドットコム |20:07 |
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2007年01月13日
キーワードは「海外組と国内組」「守備の意思統一」「ジーコ」そして「中田英寿」。
今、私は「敗因と」(著者:金子達仁 他)に読み耽っている最中である。この本には、昨年ドイツで開催されたワールドカップにおいて、日本代表の内部で起こった様々な出来事について書き記されている。
皆さんご存知のように、日本代表はワールドカップという舞台で「惨敗」を喫した。この敗戦の要因は何だったのか?この本を読み進める内に、それは冒頭で記述した4つのキーワードであると私は理解した。その内容に私は少なからず“ショック”を受けた。これが真実ならば、あまりにも“哀しい”出来事だし、日本代表がグループリーグで不甲斐ないパフォーマンスだったことにも納得である。なぜなら、相手と戦う前に既に“自分達自身との戦い”に敗れていたのだから。その辺の詳しい内容は、この「敗因と」を読んでもらいたい。
そしてこの本の内容とは別に、ドイツW杯が閉幕し、めでたく2007年を迎えた今もなお私は納得いかずに胸につかえている事がある。
日本の終戦が決定した後、当然のごとく「ジーコ」や「選手達」は非難の的となった。例えば、マスコミはこの大失態の“戦犯”を監督である「ジーコ」や、決定的なチャンスをモノにできなかった「柳沢」としたのである。
しかし、本当の“戦犯”は他にいるのでないだろうか?私は、ジーコはジーコなりに日本のために必死に戦ったと思うし、本当に全力を尽くした結果なのだと思う。しかし、残念ながら彼にはワールドカップを勝ち抜くだけの力はなかった。
確かに彼は日本サッカーに貢献してきた人物であり、日本人選手に関わる知識も豊富であっただろう。だが、彼は今までに監督としての経験はないのだ。クラブチームの監督ならまだしも、“監督デビュー”がいきなり代表チームでは荷が重いというものだ。
つまり、ジーコや選手達に惨敗の“責任”はもちろんあるが、決して“戦犯”ではない。
それでは、トルシエの後任としてジーコに白羽の矢を立てたのはいったい誰なのか。それは「日本サッカー協会」である。
誰とは言わないが、協会のトップに立つ人間はその責任をとって速やかに辞任すべきである。これだけの大失態を犯したのだから当然の行為だと思う。
しかし、その人物は現在でも協会のトップの椅子に座り続け、何もなかったかのように、そしてまるで他人事のように振舞っている。マスコミもその事に気付いていながらも、問題として大きく取り上げる事はしなかった。本当にこれで良いのだろうか?
日本代表監督は、「ジーコ」から「オシム」にバトンタッチした。「オシム」は日本を良く知り、尚且つ「グラーツ」や「千葉」などの決して裕福とは言えないクラブで実績を残してきた名将である。
そして、日本の選手達は更なる成長の場を求めてヨーロッパなどで活躍し、必死に世界との差を埋めようとしている。
だが、いくら監督や選手達が世界レベルに近づいたとしても、彼らをまとめる立場である「日本サッカー協会」がいつまでも“アマチュア”では日本サッカーの将来は明るいとは言えないだろう。
このような日本サッカーの現状をオシム監督はどのように捉えているのだろうか。2010年に向けて、「オシム号」は前途多難な航海を続けていかなければならないだろう。
posted by 浦和ドットコム |08:20 |
日本代表 |
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2007年01月11日
「中村俊輔」が自らのステップアップの場として“スコットランド”の地を選択しなければ、私はこの“爽やかな白地に緑のストライプ模様"のチームをTVで観戦することも無かっただろう。
彼には「セルティック」という歴史ある名門チームを知る機会を与えてくれたことに感謝しているし、世界で活躍する日本人として、私は純粋に彼を応援している。
しかし!セルティックといえば、“ACミラン”の当面の対戦相手だ。そうである、チャンピオンズリーグ(以下CL)の決勝トーナメント1回戦で、この“爽やか縞々チーム”と当たるのである。いくら「中村」を応援しているとは言っても、“我等がミラン”の対戦相手となれば話しは別だ。この試合に限って言えば、私にとって彼は“やっかいな敵”の何者でもないのである。
当然どんなチームなのか気になるので、私は誰に頼まれた訳ではないが「セルティックを分析せねばならぬ!」という使命感に駆られて今この記事を書いている次第である。
あるサッカー評論家の方は、決勝トーナメント1回戦で大番狂わせが起こるとしたら、この「ACミランvsセルティック」ではないか?という発言をしている。もちろんミランが1回戦で姿を消すという予想だ。そんな不吉な予想をされては、全世界のミラニスタは黙っていられない。確かに現在のミランは様々な原因により、調子を落としていることは明らかである。そこで「果たしてどうなのよ?」という疑問を自分なりに明らかにしたいと思う。
スコットランド国内リーグ戦の最近3試合からセルティックというチームを分析してみよう。“分析”というと、いかにも専門的な感じだが・・・何処にでもいる“サッカー小僧”の独断と偏見による見解ですのであしからず。
まずはセルティックの基本情報からまとめてみよう。
指揮官はゴードン・ストラカン監督。現役時代はスコットランド代表として50キャップを重ねた人物である。05/06シーズンよりセルティックの指揮を執る。基本システムは4-4-2を採用している。
現在の国内リーグの成績は、第23節終了時点で17勝5分1敗の勝ち点56。2位のレンジャースに17ポイント差をつけて首位を独走している。また、CLグループステージの戦績は3勝3敗の勝ち点9。マンUに次いで2位という成績で本戦突破を決めた。
初めに第21節。ダンディー・ユナイテッドをセルティック・パークに迎えての一戦。結果は2-2のドロー。セルティックが後半78分と80分に立て続けに2得点し、何とか同点に持ち込んだという試合展開だった。
全体的な印象としては、やはりお国柄なのか技術や戦術よりも“フィジカル”を前面に押し出して戦う印象を受けた。また、個人的に印象に残った選手はCB「オデイ」、MF「グラベセン」、左サイド「ライオダン」、右サイド「中村」の4人。「オデイ」は19歳の若い選手だが、途中出場ながら落ち着いたプレーと安定したビルドアップのできる選手という印象を受けた。そして「ライオダン」の特長は豊富な運動量。とにかく走る。守備では目立たなかったが、攻撃参加した時の彼には要注意だろう。「グラベセン」はよくご存知の方も多いだろう。以前はレアル・マドリーに所属しており、闘志を前面に出して戦うプレースタイルが特徴だ。“チームの心臓”の役割を担い、攻守両面で献身的なプレーをする選手だ。最後に「中村」はチームNo.1の技術と創造性を備えた選手である。2点目の鮮やかなループシュート(もはや芸術です)がそれを証明しているし、彼については今さら多くを語る必要もないだろう。
第22節はマザーウェル戦。敵地に乗り込んでの試合結果は1-1でまたしてもドロー。後半ロスタイムにディフェンスのミスからの失点が原因で、勝てる試合を落とした試合だった。
前節もそうだったが、このチームの守備は安定しているとは言い難いようだ。時々気が抜けたかのように簡単に失点する場面が目立つ。この試合もポーランド代表GKである「ボルツ」の活躍がなければ負け試合だったであろう。
そして、この試合でも「中村」が攻撃の中心になっており、彼に対するチームメイトからの信頼が厚いことを再確認した試合であった。
最後に第23節はキルマーノック戦。この試合では新加入選手がスタメンに名を連ねた。スコットランド代表のベテランCB「プレスリー」選手。彼は前所属クラブでCL予備予選に出場していたため、セルティックの選手として今後のCLの試合には出場できないそうだ。よって、分析の対象外である。
さて、結果は2-0でセルティックの勝利。今までロングボールを前線に放り込むイメージだったが、この試合では中盤の細かいパスワークで攻撃へと展開する場面が何回か見受けられた。キャプテンの「レノン」、「ヤロシク」、「中村」らの中盤の連携は侮れないようだ。また、前2試合で目立たなかった両SB「ネイラー」と「テルファー」が中盤の組み立てや攻撃に積極的に絡んできたのも印象的だった。そして、後半から途中出場のオランダ代表FW「フェネホール・オブ・ヘッセリンク」とアイルランド代表「マクギーティー」には要注意だ。短い出場時間ではあったが、彼らがピッチに入ってからチームの勢いが良くなった気がした。両者とも試合の流れを変えることができる選手ではないだろうか。
さあ、この3試合からセルティックの特徴を長所と短所に分けて以下の5点にまとめたので順番に解説していこう。また、ミランが勝利するためにはどうしたらよいのか?その点についても併せて考えてみよう。
1.「中村」を中心とした中盤(主に右サイド)の連携からの攻撃。
2.「ライオダン」または「マクギーティー」の左サイドからの攻撃。
3.セットプレイからの攻撃。
4.DF陣の不安定な守備。
5.FWの決定力不足。
初めに、1と3についてはいずれも「中村」が攻撃の中心となる。まずミランは相手の長所を消す対応をしなければならない。その対応の1つが「中村」のマークだ。ポジション的にマッチアップするのは左サイドの「ヤンクロフスキ」または「セードルフ」。特に「ヤンクロフスキ」は、前線への攻め上がりを控え「中村」のマークに専念すべきだろう。しかし、彼の場合守備が本職の選手ではないのでいささか不安が残る。「マルディーニ」または「カラーゼ」を中村のマークにつけても良いかもしれない。とにかく、彼に自由にボールを持たせてはいけないし、彼を抑えるだけで失点の危険性は格段に低くなるはずだ。
セットプレイからの攻撃は「中村」がキッカーの場合は失点の可能性が高くなるので要注意だ。なるべくゴール前でファウルをしないことを心掛けるしかないだろう。
次に2については「ライオダン」または「マクギーティー」というスピードのあるドリブラーが、主に左サイドを縦に突破しようと仕掛けてくる。
私が警戒するのは、彼らを起点としたカウンター攻撃だ。「ガットゥーゾ」または「カフー」が彼らにドリブルするスペースを与えないことが重要だろう。
次に4だが、前述の3試合を見た限り、セルティックのディフェンスは集中力が途中で途切れる傾向があるようだ。例えばゴール前に蹴り込まれるセンタリングへの対応だが、良い時は人に対してしっかりマークするが、集中が切れた時は人よりもボールを見てしまう傾向にある。よく“ボールウォッチャー”という言葉が使われるが正にそれだ。
また22節の失点からも分かるように、前線からのプレッシャーにはあまり強くない印象がある。ミランの前線の選手は、積極的に相手DFへプレスを仕掛ける価値はあると思う。そこで、相手のミスを誘えれば“ラッキー”というものだ。
最後に5のFWの決定力不足について解説しよう。FWの「ミラー」、「ズラウスキ」、「ビーティ」は、3試合を見た限り前線で果敢に体を張ったプレーをするが“失点する怖さ”は感じなかった。むしろ危険な匂いがする選手は「フェネホール・オブ・ヘッセリンク」。89分消えていても残り1分で決定的な仕事をするような、“得点の嗅覚”を備えた選手ではないかと思う。ミランDF陣は彼を自由にさせてはいけない。
ここまで私の勝手な解釈で話を進めてきたが、皆さんはどのようにお考えだろうか?前述したセルティックの特徴を踏まえて考慮した結果、私は8割の確率でミランが勝利する可能性が高いと考えている。セルティックのもつ武器はミランの守備力があれば十分に押さえることが可能だ。では残りの2割は何か。
その内の1割は、唯一ミランの守備力を以ってしても防げないものがある。もちろん「中村」のフリーキックだ。こればかりは運を天に任せるしかない。
そして残り1割は、ミランFW陣の決定力不足を懸念したものだ。今シーズンのミランがリーグで低迷している原因の一つがこの問題だ。考えられる試合展開としては、セルティック・パークの第1戦を「中村」のフリーキックからの得点で“1-0”。そしてサン・シーロの第2戦は、守備的な戦術で第1戦目の1点を守りきろうとするセルティック。そしてミランの決定力不足が災いして0-0のスコアレスドロー。あまり考えたくはないが、こういう展開もないとは言い切れないだろう。
まあ、あれこれと考え出したらきりがないし、どんな結末が待っていてもおかしくはない。なぜなら、これは「サッカー」なのだから。
posted by 浦和ドットコム |20:21 |
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2007年01月06日
今回は私が応援する「ACミラン」の06/07シーズン前半戦を振り返ってみよう。だがその前に、まずは今年のドイツワールドカップについて話をしなければならない。結果は皆さんご存知のように、イタリアがその栄冠に輝いた。ミランからは、ネスタ、ガットゥーゾ、ピルロ、ジラルディーノ、インザーギの5人がイタリア代表に選出された。その中でも「ピルロ」はグループリーグから決勝まで全7試合(667分)に出場しチームに貢献した。レジスタとして世界屈指の選手へと成長した彼は、ミランと同様にイタリア代表の中でも必要不可欠な選手であったことが分かるだろう。
さて、およそ1ヶ月におよんだ激闘を制したイタリアの選手たちだが、必ずしも晴れやかな気持ちで帰国した選手たちばかりではなかった。その頃イタリア国内では、ユヴェントスの元オーナーであるルチアーノ・モッジの「不正疑惑問題」がスキャンダルの嵐となって吹き荒れていたのだ。その影響をミランは少なからず受けてしまった。ミランへの判決は以下の通りだ。
・05-06シーズンの勝ち点から-30ポイントのペナルティ。
・新シーズン開幕時から-8ポイントのペナルティ。
・1試合のホームスタジアムの使用禁止。
・罰金10万ユーロ。
また、ミラン副会長であり、レーガ・カルチョ会長でもあるガッリアーニ氏も9ヶ月の職務停止を言い渡された。(06年8月現在)
05-06シーズンのミランの勝ち点は88ポイント(2位)であり、チャンピオンズリーグ(以下CL)本選からの出場権を得ていたのだが、判決の結果、ミランは勝ち点58ポイント、順位を3位まで落とすことになってしまった。つまり、予備予選から戦わなければならなくなってしまったのだ。果たしてこのペナルティは正当な判決なのだろうか?ミランがどれ程この事件に関与していたか私には知る由もないが、私は真実が闇へと葬り去られた気がしてならない。カルチョの世界に渦巻く「腹黒い部分」を見せられた気がした。しかし、全て推測の枠を超える事はないのだ。そして、Jリーグも世界のサッカーから学ぶ事はまだまだ多いが、この事件を反面教師として受止め、よい教訓として頂きたい。
予備予選の日程は8月9日に第1戦、8月22日に第2戦が行われた。相手はセルビア王者の“レッドスター・ベオグラード”。7月9日にW杯決勝を終えたばかりの選手達は、その疲労を癒すべく、セリエA開幕までのバカンスを満喫中であったが、無常にも“ミラネッロ”に緊急集合する羽目になった。選手達のコンディションが心配されたが、ミランはセルビア王者をトータルスコア3-1で退けることに成功し、見事グループリーグに駒を進めた。
そして、9月からは過酷な06/07シーズンへと突入していく。ミランの選手達を待っていたのは、セリエA、CLグループステージ、EURO2008予選の厳しい日程だった。それぞれのカテゴリーに分けて振り返ってみよう。
【EURO2008予選】
まずは9月2日にEURO2008予選が始まった。監督はW杯を区切りに、リッピからドナドーニへと交代した。ミランからはピルロなどを初めとして、W杯と同じ面子が召集された。イタリアは第1節のリトアニア戦から第4節のグルジア戦までを終えて、2勝1分1敗の勝ち点7。順位はスコトランド、フランスに次いで現在3位。次節の第5節は07年3月28日スコットランド戦から再開される。
今のところイタリアは不本意な成績だが、まだ十分に巻き返すチャンスはあるだろう。これからのアッズーリとミランの選手達の活躍に期待したい。
【セリエA】
そして、スキャンダルも一段落し、9月10日からは遂にセリエAが開幕。ミランの開幕戦はラツィオ。結果は2-1でラツィオを退け、ミランは幸先よいスタートをきった。そして、12月23日の第18節ウディネーゼ戦を終えたところでシーズンは一時中断した。ここまでの成績は7勝7分4敗の勝ち点20。現在12位である。欧州の名門クラブのポジションにしては低すぎる。ペナルティを考慮しても、この順位に納得できない方も多いのではないか。開幕前のミランに対するマスコミの予想も楽観的な見方が大多数であった。しかし、蓋を開けてみればこの有様だ。いったいミランに何が起こったのか?原因は以下のように、いくつか考えられる。
1.W杯の疲労によるコンディション不良。
2.選手補強の失敗。
3.故障者の続出。
以上の3つが大きな原因ではないだろうか。そして私は、今回のミランの低迷はフロント陣の責任による所が大きいと感じている。もっと突き詰めれば、全てはあのスキャンダルの影響が、ボディーブローのように効いたのではないかと考えている。つまり、本来チームの強化に費やすはずだった貴重な「時間」を、スキャンダル対応に費やさざるを得なかったのではないかと感じた。上記3つの原因は、全て時間に追われた事による弊害のような気がしてならない。例えば、時間があれば選手も長期休暇が可能だっただろう。また、入念な準備期間を設けて選手補強が行えただろうし、新たな選手を獲得できれば、選手一人にかかる負担は軽減されるため故障者も少なくて済んだであろう。特に選手補強に関しては、明らかにフロント陣は後手に回ってしまったと思う。ただでさえ“DF陣の高齢化”や“シェフチェンコの代役探し”の問題を抱えているのに。ここで、ユヴェントスファンの方には申し訳ないが、ユヴェントスの降格が決定した時、私は戦力補強の“千載一遇のチャンス”と思ったものだ。イブラヒモビッチやザンブロッタなどは間違いなくミランの即戦力になったであろうが、「覆水盆に還らず」である。とはいうものの、最近2試合は3-0のスコアで快勝しており、ようやく暗いトンネルから抜け出せそうな雰囲気である。しかし、今は冬の移籍市場におけるミランの動きに注目したいと思う。
【CLグループステージ】
リーグ開幕戦から3日後の9月13日には、CLグループステージが始まった。ミランのグループは“H”。同居するのはAEKアテネ、リール、アンデルレヒトの3チーム。比較的楽な組み合わせになったという印象だ。グループステージも第6節まで終了し、本選へと駒を進めた2チームが出揃った。ミランの戦績は3勝1分2敗の勝ち点10で、見事に首位通過を決めた。しかし、特に後半戦は手放しで喜べない試合内容が多かった。リーグ低迷の原因がCLにまで影響を及ぼし始めた。だが、調子が上がらないチームの中で一際輝きを放つ選手がいた。「カカ」である。アンデルレヒトとの第2戦ではハットトリックを達成。現在のところ、ドログバ、モリエンテスと並び5得点で最多得点者となっている。現在のミランは彼の活躍に救われているところが大きい。
そして、12月15日には決勝トーナメントの組み合わせが決定した。ミランの1回戦の対戦相手はスコットランド王者“セルティック”。セルティックはグループステージを3勝3敗の戦績で勝ち残り、首位のマンUに次いで予選通過を決めた。このチームのキーマンは「中村俊輔」。セルティックの試合を見て思ったことは、ほとんどの場合彼を経由して攻撃が始まる事が多いのだ。そしてチーム内における彼のプレーは、バルセロナに例えるならば「ロナウジーニョ」と「デコ」の役割を彼一人がこなしているような印象を受けた。要注意人物である事は間違いないが、逆にキーマンである彼が試合で仕事をさせてもらえない時、セルティックはどう対応するのか?この点が、ミランが優位に試合を進めるためのポイントになるのではないかと思う。決勝トーナメント1回戦の第1戦は、07年2月20日にセルティック・パークで行われる。中村俊輔を応援したい気持ちもあり“複雑な心境”が無きにしもあらずだが、やはり私はミランの勝利を願う!
さあ、ここまでミランの06/07シーズン前半戦を簡単に振り返ってきたが、皆さんはどのように感じただろうか。私はW杯の決勝(06/7/9)からウディネーゼ戦(06/12/23)まで5ヶ月以上もの間、ミランの選手達に休暇らしい休暇がなかった事がシーズン前半戦の問題だったと思う。前述した通り、元々は”カルチョスキャンダル”という突発的な事件があった事が原因だと思うが、それに対するミランの対応は、いささか心許ない印象を受けた。話しは変わるが、ミラン会長であるベルルスコーニ氏が講演中に意識を失い倒れた事件があったが、まさに今シーズンのミランの”苦難”を象徴しているかのような出来事だった。
シーズン後半戦はミランの“大”活躍を期待している。私の願いはミランに一つでも多くのタイトルを獲得してもらい、そして再び「グランデ・ミラン」と呼べる日が来ること。これ以外に何もないし、これに尽きると思う。
FORZA MILAN!!!
posted by 浦和ドットコム |13:35 |
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