2007年08月19日
石の上にも三年 ~甲府vs浦和~
連日の猛暑が嘘のように過ごしやすい日となった8月18日のJリーグ第21節は、首位を独走するG大阪との勝ち点差を1ポイントまで縮めた2位の浦和が、14位の甲府と対戦した。 甲府のホームで行われたこの試合は、彼らのホームスタジアムである小瀬スポーツ公園陸上競技場ではなく、東京のど真ん中にある国立競技場で行われた。 というのも、この試合は、「ヴァンフォーレ甲府法人化10周年記念試合 東京エレクトロンサンクスデー」と称したイベントとして開催された。 試合前には大黒摩季さんによる甲府の応援ライブが行われ、これで1500円(自由席)はお得であった。東京エレクトロンさまさまである。国立で試合を行ったのもそのイベントの一環であったようだ。 しかし、国立といえば浦和サポーターにとっては第2のホームである。当然のごとく、36,000人以上を飲み込んだスタジアムの半数は赤く染まった。 その光景からは、ホームである甲府の優位性というものがまったく感じられなかった。甲府にとって、地元で行うよりもメリットがあるからこそ国立で開催したのだろうが、少なくとも、実際にピッチに立つ甲府の選手たちは、アウェイの気分で戦っていたのではないだろうか。 試合開催地までの移動距離が、アウェイチームよりも遠いホームチームとは一体何なのだろうか…? 試合は日本代表のオシム監督が見守る中、浦和が前半に3点を奪う活躍を見せ、結局1-4というスコアでホームの甲府に完勝した。 前半は、浦和のリアクションサッカーが見事にはまった。狭いスペースで細かいパスワークを駆使しながら戦う甲府に対して、浦和は前線への素早い縦パスをいれたカウンター攻撃が効いていた。特に田中選手、鈴木選手、平川選手の得点に絡む活躍が目立った。 しかし、後半は状況が一転する。後半開始早々に甲府の石原選手が見事なボレーシュートを叩き込んだ。この得点を境に甲府が試合の主導権を握るが、63分には田中選手がこの日2得点目となるゴールを挙げてそのまま試合終了。 「僕のゴールは全てチームメイトがお膳立てしてくれたもの。チームメイトに感謝したい」と田中選手は語った。また、「守備はやられる気がしない。そこからカウンター気味の早い攻撃を意識している」と守備陣への厚い信頼を寄せるコメントも残した。 そして、彼にとって喜ばしい一報が飛び込んできた。8月22日、カメルーン代表戦に挑む日本代表追加メンバーの中に田中達也の名前があったのだ。 長く苦しいリハビリ生活を乗り越えて、浦和のワンダーボーイが再び青いユニフォームに袖を通す時がきた。ひたむきに努力する彼の姿を、日本の指揮官はしっかりと見つめていたようだ。
posted by 浦和.com |10:24 |
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