2007年03月02日

試合巧者のミラン

シチリアの小高い丘に囲まれた「スタディオ・ラ・ファボリータ」は、太陽の眩しい陽射しを一杯に浴びながら、現在6位のミランをその懐に迎え入れた。

前節のサンプドリア戦は、お互いに退場者を1名ずつだす展開となったが、試合終了間際に故障から復帰した“アンブロジーニ”が値千金のゴールをあげ、何とか勝ち点3を得ることに成功した。

今節の相手は、現在3位と好調の波にのるパレルモ。
ディ・ミケーレ、ブレシアーノ、コリーニなどの“くせ者”揃いのチームが相手だが、怪我などの理由により、満足なスタメンを組めずに苦しい台所事情を露呈してしまったミラン。

特に苦しいのはDF陣。
右からブロッキシミッチボネーラファバッリの顔ぶれが並んだ時、彼らには申し訳ないが、私は“失点”を覚悟した。

それは、唯一の救いとなるであろう、怪我から復帰した“守護神ジーダ”に祈りを捧げずにはいられなかったほどだ。

・・が、しかし。
蓋を開けてみれば、これが結構いい勝負。
少しミランが押し気味に試合を進めていただろうか。


パレルモは、前半早々に攻守の要である“コリーニ”を怪我で欠いたのが響いたのではないか。

ミランはその後、ロナウドグルクフを投入するも流れを変えられず、結局スコアレスドロー。

負けなかったことを善しとするかどうかは微妙なところだが・・・、それにしてもミランの試合巧者ぶりには改めて感心させられた。
要領がいいというか、臨機応変というか、イタリアのクラブにありがちな手堅い印象と同時に、状況に応じた“柔軟性”も併せ持っているのがミランというチームではないだろうか。

それは、どんなに不利な状況におかれても“負けない”という強靭なメンタリティーが、ミランというクラブに脈々と受け継がれていることが根幹にあると私は思う。



決してスペクタクルで華やかなサッカーをしているとは言えない。

むしろそれとは正反対に、不恰好に手足をジタバタさせ、ワラをもすがる思いでもがいているのが今のミランだ。

そこには、かつて栄華を極めた“グランデミラン”の面影なない。

しかし、本当に大事なことは、華麗なプレーや創造性溢れる試合展開よりも、苦しい時こそ不恰好に“もがけるメンタル”をチームが備えているかどうかではないだろうか?

まぁ、今後もミランの試合巧者ぶりに期待して、長~い目で応援していこうじゃありませんか。 

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posted by 浦和.COM |19:50 | セリエA | コメント(1) | トラックバック(0)
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