2007年06月11日
コリアン魂を見た!!!~浦和vs城南一和~
TV画面に映し出されるA3チャンピオンズカップ2007「浦和vs城南」戦の映像は、砂埃のようなものが大気中を漂っていたためか霞んでいた。それは鮮やかなはずの緑色のピッチが、いつもより薄く色あせて見えたほどだ。 この試合は、共に初戦を白星で飾ることができなかった両チームの対戦となった。両者にとって、ここでの敗戦とは、すなわち優勝への道を絶たれることを意味する。まさに崖っぷちのサバイバルバトルの様相を呈していた。 先制したのは浦和だった。キレのあるドリブルで調子のよさを伺わせた長谷部からのパスが、ワシントンの足元まで弧を描いて送り届けられた。大柄だが、足元の繊細な技術も兼ね備える男は、ワントラップしてコントロールした後、右足を振り抜いた。相手GKの悲しげな表情とは対象的に、赤い大男は白い歯を見せて「ニカッ」と笑みをこぼした。 しかし、喜びもつかの間。試合の流れは次第にKリーグ王者に傾き始めた。 コリアンファイター特有の粘り強さの前に、浦和は防戦を余儀なくされた。前線でぽつんと一人、反撃の機会を待つワシントン。ボールがくれば、体をはったプレーで攻撃の起点となろうとするが、浦和の選手たちの攻撃への意識の切り替えは遅く、相手ゴール前までボールを運ぶことすら困難な状況だった。 城南の猛攻の前に、浦和は守備の意識を強く植え付けられた結果、DFラインは下がり、選手たちが自陣に閉じ込められてしまっていた。「コリアン魂ここに在り」なのである。 そして、必然かのごとく浦和は、相手に対して痛恨のPKを与えてしまう。蹴るのは城南の助っ人ブラジル人選手「モタ」。「モタvs都築」の緊張感溢れる構図を、私は固唾を呑んで見守った。 モタがボールをセットし、助走をつける。そして、左足でゴール正面左に蹴り込んだ。都築の読みは当った。彼の右手がボールに向かって伸びていく。まるでお互い相思相愛かのように、ボールとグローブは惹かれあった。そして、転々と転がるボールに対して、都築が身を投げ出してセーブ。 浦和は、絶体絶命のピンチから逃れることに成功し、選手たちは「ほっ」と胸を撫で下ろす。逆にやり場のない怒りに冷静さを欠いた城南一和。PK失敗という事実に動転したかのように、モタを中心に揉め合う両者だったが、主審の判定は、モタに赤紙。 程なくして、試合終了のホイッスルが鳴り響く。後味の悪さこそ残したが、これで浦和は、なんとか優勝への望みを繋ぐことに成功した。 6月13日の最終節の対戦相手は、中国の「上海申花」。浦和は、ACLで既に対戦済みの相手であり、その戦績は2戦1勝1分。しかし、それが浦和にとってアドバンテージとなるかどうかは、何とも言えないところだろう。 泣いても笑ってもこれがA3最終節。他力本願ではあるが、東アジア王者の名誉を勝ち取る可能性はまだ残されている。最後の最後まで、がむしゃらに喰らいついてもらいたい。 試合の結果はもちろんだが、それ以上に浦和が「戦うチーム」であることを、アジアの国々に見せ付けてやって欲しい。健闘を祈る!! WE ARE REDS!!!
posted by 浦和.COM |22:09 |
その他 |
コメント(0) |
トラックバック(0)


