2007年06月07日
日本のサッカーを日本化する~キリンカップ2007~
日本の3連覇が懸かった「アジアカップ2007」。その“最終テスト”の意味合いも含まれた「キリンカップ2007」が今年も開催され、日本は1勝1分という結果で見事に優勝を成し遂げた。 タイトルの懸かった大会である以上、結果にこだわるのは当然とした上で、尚且つオシムジャパンがどれだけ成長したのか? というバロメーターを計る意味でも重要な2試合となったのではないだろうか。 “優勝”という結果は、素直に喜ばしいことと感じるが、決して今後の日本の活躍を約束してくれるものではない。あくまでも「ALL FOR 2010!」である。 オシムが日本の舵をとり始めて約10ヶ月。その間に彼は試行錯誤を重ねながら、代表チームを熟成させてきたはずだ。走るサッカー、水を運ぶ選手、連動性、そしてポリバレント。オシムの口から発せられたこれらのキーワードは、日本の選手や指導者だけでなく、メディアやサポーターを巻き込んで、日本に新しい道標を示してきたと思う。 確かに彼の目指すサッカー、つまり「日本のサッカーを日本化する」という、最初は霧に包まれたかのような目標も、今ではその方向性が我々にも見えてきたのではないだろうか。 ペルー戦に続いて、今回のキリンカップでも共通して言えることは、オシムは海外組を召集して、ベースとなる国内組との融合をテストし始めたことだ。 海外から召集された高原、中村俊、稲本、中田の4名が、どのような化学変化をチームにもたらすのか、オシム流に言えば、“エスプリ”のきいたサッカーをどのような形で我々に見せてくれるのか、この2試合である程度見極められたのではないだろうか。 個人的には、ベースとなるチームに最も馴染んでいたのは、「高原」であったように思う。監督の意図を頭で理解し、それを実際にプレーで表現できていたと思う。前線での守備、攻守の切り替えの速さ、楔のプレー、尚且つ得点の嗅覚も併せ持つ彼は、オシムジャパンには欠かせない存在になりつつある。 また国内組は、チームのベースとなるだけに、オシムの中ではほぼメンバーが決まってきたと考えてもよいだろう。特に「中村憲剛」に寄せる監督の期待は、他の選手に比べて大きいような気がした。彼には、まだ大きな伸び代が隠されていると予感させるプレーを披露していたと思う。私は、今後の活躍次第では、彼を“大化けしそうな選手”の最有力候補に挙げたいと思う。 そして、私はもう一人の男にも注目したい。その名は「播戸竜二」27歳。5日のコロンビア戦で、後半残り僅かの時間帯に投入された播戸だったが、その剥き出しにした闘争心を私は高く評価したい。 その姿は、ドーハ世代の代表選手達が備えていた“不屈の闘志”を彷彿とさせるものだったと思う。ドーハ世代の日の丸戦士に比べれば、格段に技術が向上した現在の代表選手達だが、その反面、“戦うハート”をどこかに置き忘れてきてしまったと感じさせる場面が多々見受けられる。そんな今だからこそ、彼の力が代表には必要なのではないだろうか。 アジアカップ開幕を約1ヶ月後に控えて、現在のオシム監督の胸中は如何なものなのだろうか。 3連覇が懸かっていることもそうだが、2010年W杯前の前哨戦として、「コンフェデカップ」への出場権を獲得することも、日本にとって大事なことである。だからといって、必要以上に“結果”に縛られる必要はないと思う。冒頭にも書いたが、今一度繰り返そう。あくまでも「ALL FOR 2010!」である。 まだ発展途上かもしれないが、オシム監督が標榜する「日本化された日本のサッカー」を、まずはアジアの舞台で見せてもらいたい。そして、来るべき2010年には、世界中の目の肥えたサッカーファンを唸らせてほしいものだ。
posted by 浦和.COM |01:30 |
日本代表 |
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Re:日本のサッカーを日本化する~キリンカップ2007~
どうやら日本サッカーの父であるクラニーさんも日本人の良い部分を知り、日本独自のサッカーをやろうとしていたそうですね。まさに今オシム監督がやろうとしていたことを40年も前に実践させようとしていたということには驚きました。日本が再び日本独自のスタイルのサッカーで世界の壁に向かって突き進んで欲しいです。日本人にはサッカーは向いていないという言葉をよく聞きますが、僕はその言葉を聞く度に腹が立ちます。あきらめないで日本にしかできないサッカーを確立させ、世界と対等に戦える日を僕は期待しています。あとA3始まりますね。ぜひ勝って欲しいといいたいところですが、厳しい日程ゆえ非常に選手がかわいそうに思えてしまいます。浦和には月日をゆっくりと経たせててやりたいと思っているのは僕だけでしょうか。
posted by TATSUYA | 2007-06-07 02:35


