2007年03月17日
昼下がりのダービーマッチ~インテルvsミラン~
「休日の昼下がり」。 私ならば、ひなたぼっこしながらコーヒーでも飲み、頭の中空っぽ状態で“のほほ~ん♪”と過ごしたいところだ。 しかし、いつも通りならば穏やかなはずのこの時間だが、この日の“ミラノ人”にとっては、穏やかでいられない理由があった。 ミラネーゼ達が向かった先は、市内中心部のオシャレで優雅なオープンカフェではなく、ミラノ市郊外に威風堂々とそびえ立つ「サンシーロスタジアム」。 通算265試合目の因縁対戦となった「ミラノダービー」が、暴動事件の影響により、いつもより早い15時にキックオフされた。 前回のダービーにおいて、ミランが善戦虚しくインテルに惜敗したのを覚えている方も多いだろう。 しかし、負けはしたが「これぞダービー!」という激戦であったのは間違いないし、私はある意味で彼らの戦いぶりに満足した試合だった。 ライバルに負けた上に、そんな熱い試合を見せつけられれば、今回も彼らの戦いぶりに期待するのは必然である。 両選手の入場と共に、スタジアムのボルテージは急上昇し、「待ってました!」と言わんばかりに両サポーターの低い地鳴りのような応援がスタジアムを揺るがす。 「う~ん・・・やっぱりすごい!!」 ライバル相手に2連敗は許されないし、“無敗街道”まっしぐらの彼らに対して、何としても土をつけたい我らがミランである。 そして何と言っても注目は、古巣との対戦となる「ロナウド」であるが・・、なんと!そのロナウドが左足で鮮やかなミドルシュートをネットに突き刺して、前半40分に早速先制点をあげた。 ロナウドは、インテリスタの激しいブーイングを浴びるが、彼は「聞こえないよ」とばかりに両手を耳にあてるパフォーマンスでやり返した。 やはり、あらゆる意味で“スーパースター”のオーラをまとった選手である。 しかし、1点を追うインテルは、後半途中出場の「クルス」がピッチに入るとすぐに結果を出した。 後半54分。右サイドを駆け上がったイブラヒモビッチが折り返したボールは、いったんはジーダが手で弾くが、そのこぼれ球をクルスが落ち着いてゴールに流し込んで同点とした。 これで勝敗の行方は分からなくなった。 70分が経過してスコアは1対1。 私は、このまま両チームとも手堅くドローに持ち込むものと思ったが、アンチェロッティ監督の選択した采配は“攻撃”を意味していた。 「セードルフ」に替えて「ジラルディーノ」を投入したことにより、システムは4-5-1から4-4-2へとミラン本来の布陣へとシフトした。 ロナウドと2トップを組むジラだが、彼はキエーボ戦後のコメントで「ロナウドとのコンビネーションをつかんだ」という頼もしい発言を残しているだけに期待は膨らむ。 だが、そんな期待も虚しくミランはインテルに逆転ゴールを許してしまう。 75分。右サイドからクルスが右のインサイドで確実にゴール前のイブラヒモビッチに合わせると、彼は狙い済ましてこのボールをゴール左隅に流し込んだ。 何とか追いつきたいミランは、79分に「ガットゥーゾ」に替えて「グルクフ」を投入し、彼の可能性に期待したが時既に遅し。 結局、試合は2対1のスコアでインテルの勝利で幕を閉じた。 ミランの無敗記録も残念ながらここまでとなってしまった。 この試合を振り返り、私はミランが敗北した原因は一体何だったのかを考えた。 やはり、1番のポイントは「守備」にあるのではないかと思う。 インテルのCBである「コルドバ」と「マテラッツィ」の凸凹コンビは、とても安定した守備を披露していた。2人ともフィジカルに強く、また集中を切らさずミスが少ない選手でもある。 その2人に対して「ロナウド」と「ジラ」が正面からぶつかっても簡単には得点まで至らなかった。 一方、ミランのCBである「ボネーラ」と「マルディーニ」であるが、個人的にはよくやっていると思う。しかし、相手が「イブラヒモビッチ」、「クレスポ」、「クルス」といった一癖も二癖もある連中が相手となるとさすがに厳しい。 今日の試合で特に気になったのは「ヤンクロフスキ」の守備である。 ミランが失点した2点とも、インテルの攻撃の起点は“右サイド”からであった。つまり、ミランの左サイドバックであるヤンクロフスキの守備に問題があったのではないだろうか。 実際に失点シーンを繰り返し眺めたが、彼の守備はあまりにも緩かった。 それだけではない。自陣ゴール前で確実な“クリア”が求められる場面において、キックミスだったのか味方へパスを出すつもりだったのかは不明だが、彼はゴール正面でフリーとなっていた「クレスポ」にナイスパスを出す始末。 幸いにもクレスポの放ったシュートは枠をそれたが、あわや失点の場面であった。 やはり、現時点ではインテルがミランを一歩リードしていると言わざるを得ないだろう。 仮に「ネスタ」や「カラーゼ」が怪我から復帰したとしても、戦力でインテルに追いつくことは困難だろうし、インテルは「ビエラ」と「カンビアッソ」が復帰すれば、さらに攻守両面で大きなアドバンテージとなる。 だが、いつまでも落ち込んでいても仕方がない。 ダービーで2連敗したことは悔しいが、今は次節のアタランタ戦に照準を合わせることが先決である。そして、4位以内を確保することはミランにとってもはや「義務」である。 今シーズンも残り10試合。 “ラストスパート”をかけるなら、ちょうどよい頃ではないでしょうか? ねぇ・・アンチェロッティさん!? FORZA MILAN!!!
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Re:昼下がりのダービーマッチ~インテルvsミラン~
コメント投稿者ID :
ジラとロナウドは交代で使ったほうがよい。
posted by エマニエル | 2007-03-18 16:59
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