2006年12月18日
クラブW杯の存在意義
世界一を決める舞台となるのは横浜総合国際競技場。 世界NO1クラブの決定戦である。 最高の真剣勝負を堪能できるステージだ。 我々日本人は、そういった意味では恵まれていると言えるだろう。 対戦する両チームや試合内容はとても魅力的だったと思う。 両者の頂点を目指す姿勢は非常に好感がもてたし、どちらが勝ってもおかしくない好ゲームだった。 しかし、私は始めから終わりまで、何か違和感を感じながら観戦していた。 そうである! 「スタジアムの雰囲気」なのだ。 世界一を成し遂げようとする選手達の気迫とは裏腹に、陽気な「お祭り気分」がスタジアムに充満していたのだ。 しかし、サッカーが興行である以上、試合を盛り上げる事自体は間違っていない。 では、一体何が違うというのか? 例えば、CL決勝戦またはミラノダービーに代表されるような、独特の雰囲気をもつ試合と比較してみる。 観客から感じるのは、試合を楽しむという「ほのぼの」的な感覚からは程遠く、それはもはや勝利を渇望する「飢餓と狂気」だ。 まるでこれから戦争が始まるかのような殺気さえ感じる。 現地の人々にとっては、それが当たり前なのかもしれないが、平和ボケした日本人の私には、そんな風に映った。 つまり、何のために盛り上がるのかということだ。 それは選手を鼓舞し、チームと共に闘うためではないかと思う。 世界一を決める場には激熱なサポ、言い換えれば「真にクラブを愛する者達」が必要不可欠なのだ。 サポの熱狂的な応援は、他のスポーツにはないサッカーという競技独特のモノだと思うし、サッカーを楽しむ醍醐味の一つでもあると私は思っている。 サッカーとサポの間柄は、例えるならば、 「ビール」と「枝豆」 「ワイン」と「チーズ」 「福田」と「バイン」(?) に匹敵するのである! 分かりづらいかもしれないが・・・ つまり、「切っても切り離せない!」ということが言いたかったのだ。 要は、世界一を決めるというスケールのでっかい「大会の意義」と、ホンワカ陽気な「スタジアムの雰囲気」とのギャップに違和感を感じてしまったのだ。 クラブW杯は、日本で開催し続ける限り、大会のステータスの向上は望めないだろうし、ずっと「お祭り」のまま日本人のための大会で終わるのだろう。 これまで好き勝手に言いたい放題書いたが、実はそこには大会運営の事情というものが問題としてある。 一つは興行収入の問題。 手堅く黒字で収支を計算できる国が日本なのだろう。 それでも、前回は赤字だったらしい。 二つ目は大会の歴史。 先程、熱狂的サポの重要性について書いたが、そもそもクラブW杯は日本で開催される前は欧州と南米で開催されていた(当時の名称はインターコンチネンタルカップ)。 しかし、1980年にピッチ内外で揉め事が起こった事を発端に、中立地の日本で開催するようになったという経緯がある。 あまりにもヒートアップしすぎて、大会の存続すら危ぶまれてしまったのだ。 だから、私個人的には日本以外での開催を望むが、そこには高い壁が立ち塞がっているというのが現実ではないだろうか。 ここまで書いてきたが・・・晴れて世界一のクラブが決定して感慨深くなっているところを、水を挿すような内容のことを書いて申し訳なく思い、ただひたすら反省していますm(_ _)m 最後に、見事世界一の偉業を成し遂げたインテルナシオナルの皆さん。 優勝おめでとうございます! そして、残念ながら敗退したバルセロナの皆さん。 下を向いている暇はないし、向く必要もありません。 バルサのサッカー哲学を十分に感じる事ができた試合でした。 いろいろな意見があるかと思いますが、私はこの哲学にさらに磨きをかけてサッカー界を盛り上げてくれる事を願います。 結果重視の哲学は、他のチームにやらせておいて下さい。 来年はどのクラブがこの舞台に上がり、スポットライトを浴びるのか。 それはもちろん浦和だ! まずはアジア制覇!! WE ARE REDS!!
posted by 浦和ドットコム |22:03 |
クラブワールドカップ |
コメント(2) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/milanista/tb_ping/29
この記事に対するコメント一覧
Re:クラブW杯の存在意義
We are REDS!!羨ましいですね。浦和には誇れるクラブがあって。私としても是非来年は浦和にクラブW杯に出て頂きたいのですが、状況は厳しいのではないでしょうか?サントスは移籍し、トゥーリオは不満だらけ外人選手は2年連続活躍するか不確定要素が多すぎると思いますが・・・いかがですか?もちろREDSファンの公正な認識がいただけたら嬉しいのですが。ちなみに私の地域には今年J2に上がれなかったロッソという赤をチームカラーにしたJFLのチームがあります。
posted by 赤つながり | 2006-12-19 11:33
Re:クラブW杯の存在意義
浦和ドットコムです。
コメント有難うございます。
まず初めに、ロッソ熊本はJ2昇格の願い届かず、残念な結果に終わってしまいました。
昇格の条件は、リーグの成績以外は全て満たしていただけに悔やまれる事と思います。
私は一つでも多くのクラブがJリーグに参加し、日本のサッカーを盛り上げていかねばならないと考えています。
来年こそはこの経験をバネにして、昇格されることを心から願っています。
さて、話題をレッズに移します。
監督を初め、アレックスとネネは浦和を去る事が決定しています。
また、闘莉王や啓太も海外へ移籍する可能性大ですし、実際にオファーもあるようです。
ご指摘の通り、来年の厳しい日程を考えると不安にならざるを得ません。
当然ながら、フロントは補強に力を入れてくることでしょう。
既に、千葉の阿部やブラジルの新外国人をリストアップしている模様です。
監督もオジェックに変わりますが、国際的な実績の面で不安はありませんし、元々レッズと関係の深い人物なので、前監督と同等、もしくはそれ以上の仕事をしてくれると期待しています。
後は運を天に任せるのみ!
posted by 浦和ドットコム | 2006-12-19 20:13


