2007年11月13日

浦和、乱心!! ~川崎F×浦和~

★ やっぱりスタジアムがいい

 11/11(日)のJリーグ第30節、いよいよリーグも大詰めを迎えつつある。優勝の可能性が次節以降へ持ち越しとなった浦和は等々力競技場で川崎Fと対戦し、1-1のドローで両者痛み分けのまま試合を終えた。

 今回のこの試合、残念ながら私はテレビでの試合観戦すら叶わず、携帯片手にひたすら速報で試合経過をチェックしていた。
 そして、この携帯の試合速報が意外とつかえる代物なのだ。
 時系列で数分毎に細かいプレー内容まで記載されており、私はかなり鮮明に頭の中で試合の様子をイメージできてとても助かった。

 それと同時に、文字だけで試合の臨場感を読み手に伝えるには限界があるとも感じた。
 「レッズのゴール」と表示された時はもちろん嬉しいのだが…、実際にゴールシーンを目の当たりにした時の“嬉しさ”には達しない。あの全身の血が頭に上っていくような感覚は残念ながら感じられなかった。

 携帯の有難さを実感しつつも、やっぱりサッカーはスタジアムで観戦するのが1番だと感じた今日この頃でした。


★ ペットボトルは悪くない!!

 さて、この試合結果についてはそれほど悲観的になる必要はないと思う。
 人によっては、勝点1を得たと考えるか、勝点2を失ったと考えるか、意見の分かれるところであろうが、私は前者の意見である。
 山田が右ふくらはぎ、阿部が腰痛、永井がでんぶ、平川が左ふくらはぎの打撲、「もうボロボロだよ」とレッズの中村ゼネラルマネージャー(以下GM)は嘆いたそうであるが、こんな満身創痍の状態になってまで川崎F相手に敵地でドローならば、私は勝点1を得たと捉える。

 それよりも私が気になったのは、この試合に関するスポーツ紙の見出しである。

 『ブチ切れワシントン今度は職場放棄』

 「なんじゃ、こりゃ!?」。試合を見ていない私は、最初は何のことかさっぱりであった。
 記事によると、ワシントンが相手MF森との競り合いで、骨折している鼻にひじを入れられてブチ切れ、ペットボトルを蹴り上げそのままベンチに引っ込んでしまったとのこと。
 この行いでイエローをもらった彼は、累積警告で次節出場停止の処分を科された。これに対して当の本人は次のように弁明している。
 
 「ペットボトルを蹴ったのは悪い。でも人は蹴っていない。人を殴った人間には何もない。それが悲しい」

 また、彼の行動に対してオジェック監督自身も大荒れだった様子。ラフプレーに怒ってペットボトルを蹴り上げ、川崎Fの関塚監督に激しく詰め寄る場面もあったようだ。
 試合後、ワシントンともどもマッチコミッショナーに呼ばれた事情聴取では「興奮して覚えていない」と話したという。

 さらに、浦和の中村GMは「今は一丸とならなきゃいけない時期」と説明。また、同クラブの藤口社長はペットボトルを蹴ったワシントンについて、

 「あそこは耐えないといけない。でも申し訳ないが、川崎Fも体から行きすぎる。そういう時代ではない」(…じゃあ、どういう時代なんだろう?)

 と、22回に及んだ相手ファウルの多さを批判したかと思えば、川崎Fの武田社長は、

 「あのPKは違う。ペットボトルを蹴ってピッチを出て副審に抗議していたのに退場にならず、交代選手が出るのはどうなのか」

 と、ビデオを添えて抗議文をJリーグに提出する意向の様子。

 皆さん、それぞれの立場でそれぞれの意見を述べている。ワシントンをはじめ、一連の出来事に納得いかず、冷静さを失い、熱くヒートアップされた方もいたようだ。特に監督は1番冷静さを必要とする立場の人だと思うのだが…、残念。
 今回は携帯の速報組であった私だが、この記事を読んだだけで、少なくともこの試合が場外を含めて大荒れの試合模様だったことは容易に想像できた。


★ 野人様

 水曜日に控えるセパハンとの天王山に影響しなければよいが…、と不安になる浦和サポーターも少なくないのではないだろうか。
 チームに漂う嫌な空気は一刻も早く振り払ってもらいたい。気持ちの切り替えが重要だ。しかし、簡単に取替えがきく詰め替え用品じゃあるまいし、選手のメンタル的な問題はそう容易には解決しないような気もするからさらに不安になる。

 こんな時、頼れる男がたった一人だけいる。

 チームのムードメーカー的な役割をこなす男、はたして本人にその意志があるかどうかは不明だが、チームの雰囲気を良い方向へ導く男、野人の愛称で親しまれ、いつの間にやらチーム最年長選手となっていた岡野雅行(35)である。

 彼にまつわる愉快なエピソードは数多い。“走ったら犬より速かった…”は、彼の代表的なエピソードの1つだ。
 他の選手の話しからも面白おかしく野人が登場することが多々ある。それだけ彼が慕われている証拠であろう。
 今はレッズにとって心身ともに苦しく、それと同時にとても重要でナイーブにならざるを得ない時期である。

 神様、仏様、野人様。そんな野人に期待せずにはいられない。

(本文中敬称略)



posted by 浦和.com |00:42 | Jリーグ | コメント(7) | トラックバック(1)
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2007-11-13 02:20 | 続きを読む
この記事に対するコメント一覧
サッカーも文章もケアレスミスに要注意

ここが正念場なので、なんとか乗り越えられると良いですね。それから「以外とつかえる代物」じゃなくて「意外と使える代物」ですよ。

posted by ABC | 2007-11-13 02:11

言わせて

あまり新聞の記事を鵜呑みにしないでね!
オジェックが関塚監督に抗議したのは森選手の肘打ちより前のプレーでの川崎選手のラフプレーと審判の不可解なジャッジが混ざった時だし、いつも冷静なオジェックが抗議したのは一瞬のこと、見ていたものからすると次の日の新聞は結構いい加減なものでした。
 

posted by ちょっと | 2007-11-13 07:12

浦和、乱心!!

ABCさんへ

ご指摘感謝です。

「サッカーも文章もケアレスミスに要注意」
その通りですね。

posted by 浦和.com | 2007-11-13 08:37

浦和、乱心!! ~川崎F×浦和~

 ワシントンが、「ペットボトルを蹴ったのは悪い。でも人は蹴っていない。人を殴った人間には何もない。それが悲しい」といってますが、正直そういうことは山ほどあるわけで、事実、闘莉男だって柏戦で審判の見えないところで、故意に肘打ちをして、お咎めなしだったことを考えると、別に問題ないでしょう。(今回の森のプレーより悪質だったのでは?)

 それよりも審判に無断でピッチを去ったほうが問題なわけで、それに対して処罰がないJリーグの寛容さに感謝すべきでは?と思ってしまいます。

posted by 他サポですが | 2007-11-13 11:17

浦和、乱心!! ~川崎F×浦和~

他サポですが 様へ

>それよりも審判に無断でピッチを去ったほうが問題なわけで、それに対して処罰がないJリーグの寛容さに感謝すべきでは?と思ってしまいます。

ん~、サッカーでは、出血してる選手は止血しないとピッチに入れないんですよねぇ~。
よくある風景として、ピッチ際で止血をしているシーンはご覧になったことはあるかと思いますが、それが今回はベンチで行おうとしただけのことと取れば、処罰が無いのは当然だと思いますが、いかがでしょう?逆に処罰があったほうが、よくわからなくなってしまいます。

posted by レディア | 2007-11-13 16:23

浦和、乱心!! ~川崎F×浦和~

ワシントンに対してのイエローカードって要は反スポーツマンシップ的な振る舞いをしたから審判にカードを出されたんですよね?それってやっぱりペットボトルを蹴ったからじゃないでしょうか。

試合会場にしろテレビにしろ、あのような行為を見せられたら印象最悪です。きっと浦和サポの人たちも困惑させられると思います。
僕も等々力で以前、森選手がキレてペットボトルを蹴ってイエローカードもらった試合を見ましたが正直あれもショックでした。
ただでさえ等々力はファミリー層が非常に多いので当然子供たちも当然たくさん観に来ます。子供たちの事を考えたらとてもじゃないけど見せられるものではありませんよ。

ではラフプレーはどうなんだ?って仰る方もいると思われますが、サッカーは接触プレーの避けられないスポーツです。体と体がぶつかり合うスポーツです。サッカーを格闘技と呼ぶ人もいるぐらいです。

僕がここで言いたいことは『ペットボトルを蹴ることがサッカーに必要なこと』なのかどうかです。先ほども言いましたように『サッカーは接触プレーの避けられないスポーツです』。ラフプレーをしろとは言いませんが少なからずラフプレーが全くないというのもありえないと思います。しかしペットボトルを蹴る行為はサッカーには全く関係ないことで必要ないと思いますよ。
とにかくサッカーと関係ないところであまり暴力的なシーンは見たくありません。子供たちに悪影響です。

posted by g | 2007-11-13 19:31

浦和、乱心!! ~川崎F×浦和~

これまでのコメントの内容とは外れてしまいますが、いよいよ決勝戦ですね。
Jリーグ当初からの浦和の歴史を考えると、この大一番を制して欲しいと、その実力は十分にあると思います。
運営に確かな方向性を持ったフロント、力強いサポーター、一生懸命な選手たち。
その集大成が今夜現れるのか。期待して待ちたいと思います。

posted by Rr | 2007-11-14 18:12

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