2007年11月03日

不安定な欧州王者

★ 約5ヶ月ぶりのミランブログです。

 “今日はミランについて書く!!”と決意した。レッズじゃありません。ACミランです。
 このブログの上の方にある一文には、意気揚々と“国内は「浦和レッズ」、海外は「ACミラン」を応援するブログ”とある。
 確かに私は両クラブとも応援している。試合は必ずチェックしている。書きたいことも山ほどある。しかし、約5ヶ月もの長きに渡り、ミランについては書いていない。
 決してミランが嫌いになった訳ではない。ましてやロナウドのモサモサ頭に腹が立った訳でもない。

 それでは「なぜだ!?」と、自問してみる。

 なぜならば、レッズを書くだけで手一杯だからだ。余裕がないのだ。私の能力では、要領よく両クラブとも同じボリュームで書くことに限界があるのだ。と、今頃になって悟った次第である。


★ つまずいたスタートダッシュ

 さて、国内タイトルのみならずアジア王者へ王手をかけ、飛ぶ鳥を落とす勢いのレッズとは対照的に、昨シーズンの欧州王者であるミランはどうも歯車が噛み合わない様子。
 何はともあれ、まずは今シーズンのミランのリーグ戦積を見てみよう。以下はセリエA第10節までのミランの試合結果である。

 8/26  ジェノア0-3ミラン
 9/3  ミラン1-1フィオレンティーナ
 9/15  シエナ1-1ミラン
 9/22  ミラン1-1パルマ
 9/26  パレルモ2-1ミラン
 9/30  ミラン1-1カターニャ
 10/7  ラツィオ1-5ミラン
 10/21 ミラン0-1エンポリ
 10/28 ミラン0-1ローマ
 10/31 サンプドーリア0-5ミラン

 第10節終了時点で3勝4分3敗の10位。国内リーグよりもチャンピオンズリーグ(以下CL)重視との見方もあるが、例えそうであったとしても、欧州王者としてあまりにも不甲斐ない成績ではないだろうか。
 そして、現在のところ首位を走るのは、昨シーズンのイタリア王者であり、同じミラノをホームタウンとするライバルクラブのインテル。その勝ち点差はすでに11ポイントまで離され、ミランはその不甲斐なさに輪をかけている状況だ。


★ ホームで白星なし

 ここで上の試合結果をまじまじと眺めて、私はあることが気になった。
 それは白星を挙げた3勝が、すべてアウェーであるということ。つまり、ミランはホームであるサン・シーロで5試合を戦い、1勝も挙げられずにいるのだ。
 これについてミランのガッリアーニ副会長代理・代表取締役は、次のようにコメントしている。

 「サン・シーロで守りに入るチームを相手に苦戦を強いられている、それゆえにアウェーでしか白星をあげていない」(10/22のコメント)

 つまり、こういうことだろうか。アウェーでは相手もホームで勝ちたいがゆえに攻撃的に挑んでくる、そのためディフェンスラインの裏などにミランにとって有効なスペースが生まれるのでミランのチャンスも増える。
 しかし、逆にミランのホームでは相手も守備的な意識が強いため有効なスペースが生まれにくく、得点につながるチャンスが少ない。
 その結果、ホームで勝ちきれずに1-1、もしくは得点を奪えずカウンターから失点して0-1、という結果につながったとガッリアーニ氏は言いたいのであろう。

 だが、それは何も今に始まったことではない。今までも1部の強豪クラブを除き、ミラン相手にサン・シーロで守備重視の戦いを挑むチームは数多くいた。
 そんな厳しい状況の中でも、相手の堅守をこじ開け、勝利を積み重ねてきたのが今までのミランである。ミランが低迷する原因は他にあるのではないだろうか?


★ 成熟度と高齢化

 ミランが抱える問題として、よくマスコミなどが取り上げる話題は“選手の高齢化”である。
 チーム最年長のマルディーニ(39)をはじめ、カフー(36)、セルジーニョ(35)など、確かにミランは30歳以上の選手が占める割合が高いといえる。
 しかし、ガッリアーニ氏はこの“選手の高齢化”に対し、次のように反論している。

 「誰もが我々は年をとりすぎていると批判するが、個人的にはチームの平均年齢が30歳を下回っているかは関係ないと思う」

 確かに彼らは、今とほとんど変らない顔ぶれで、昨シーズンのヨーロッパ王者に輝いている。その時からミランは“選手の高齢化”とマスコミやファンから叫ばれてはいたが、CLのタイトルを手にしたことで、そんな周囲の雑音を排除したのだった。

 「勝利の要因は?」と質問され、得意気に「チームとしての成熟度」と回答するミラン首脳陣。しかし、負ければマスコミはここぞとばかりに「選手の高齢化が元凶」と騒ぎ立てる。
 チームの成熟度を高めるには、同じメンバーで多くの時間を費やすことが必要と思われるが、多くの時間を費やせば当然のごとく選手の高齢化は間逃れない。
 結局のところものは言い様であり、勝てば“成熟度”、負ければ“高齢化”が、現在のミランの勝敗を語る上での決まり文句となっているようだ。

 また、それ以外にもミランには問題点がいくつかあるとマスコミは報道する。
 故障者の続出、活躍を期待されながら不完全燃焼なプレーが続いたジラルディーノ、そして同じ顔ぶれの選手構成が続くことによるマンネリ化など。
 ミランが波に乗り切れない要因は、こんな問題が複雑に絡み合い、ここにきてそのストレスが表に出てきた結果なのかもしれない。

 次節の試合は11/3(日)、ミランはホームでトリノを迎え撃つ。
 果たしてミランは、サン・シーロで今シーズンのホーム初勝利を飾ることができるのか? 今から興味津々である。

(本文中敬称略)


posted by 浦和.com |15:57 | セリエA | コメント(3) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
不安定な欧州王者

ロナウドは、今怪我してるんですか??

posted by dai | 2007-11-03 17:31

不安定な欧州王者

研究されつくされているからですよ。
同じメンバー、しかも同じふぉr-メーション
相手にとっては研究しやすいでしょう
ロナウド、パトといった”未研究”選手がはいってくれば、変わるかもしれません

posted by a | 2007-11-03 18:45

不安定な欧州王者

少なくともピークは過ぎたかも。

posted by shimada | 2007-11-03 21:11

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