2007年10月30日
満身創痍のレッズ ~浦和×名古屋~
★ 光陰矢の如し 早いもので10月も残すところあとわずか。気候の方は暖かかったり肌寒かったり、晴れたり台風が来たり、と季節の変わり目のせいなのか落ち着かない様子。 そして、Jリーグも残すところあと5節。 “光陰矢の如し”というが、それにしても時がたつのは早いものである。今シーズンの開幕戦(浦和×横浜FC)が、ついこないだの出来事のように思えてならない。 久保のスーパーゴールの場面、ありゃすごかった…。「今シーズンのJリーグは面白くなるに違いない!!」、そう予感させた07シーズンの開幕だったが…、このままいくとあっけなく浦和の優勝が決まってしまいそうだ。 昨年のG大阪との白熱した優勝争いが記憶に新しいだけに、何だか物足りなく感じてしまう今日この頃である、…まぁ、贅沢を言うと後で天罰が下りそうなのでこのへんにしとこ…。 ★ 浦和に追い風 10/28(日) Jリーグ第30節、浦和は13位の名古屋をホームの埼玉スタジアムに迎えた。 この時すでに浦和にとって優勝へ近づくための追い風が吹いていた。 前日に行なわれた清水とG大阪の試合、勝点6差の2位で浦和を追走するG大阪が、3-1のスコアで清水にまさかの黒星を喫したのだ。 つまり、この名古屋戦で浦和が勝利すれば、残り4試合を残して両者の勝点差は9までひろがり、浦和のリーグ2連覇がぐっと近づくことになる。この試合は、浦和にとって優勝への弾みをつけたいそんな1戦となった。 しかし、試合前に坪井は、「(名古屋について)簡単に勝てる試合はない。勝点3の大切さはわかっている」と、気を引き締めてこの試合に臨む構えを見せた。 さて、ここで浦和のスタメンは以下の通り。 GK 1都築 DF 2坪井、20堀之内、22阿部 MF 6山田、10ポンテ、13鈴木、14平川、17長谷部 FW 9永井、21ワシントン 24日に行なわれたアジアチャンピオンズリーグ(以下ACL)準決勝の城南戦において、左太もも裏の肉離れで戦列を離れた闘莉王は、この日はスタンド観戦。また、スタメンが予想された田中達も疲労を考慮してかベンチスタートとなった。 ★ 目の上のたんこぶ 対する名古屋は、故障で戦列を離れていたヨンセンが前節から復帰。昨年7月から名古屋に移籍し、今季は21試合10得点の活躍を見せるノルウェー代表33歳のストライカーである。 第12節に豊田スタジアムで対戦した時は、このヨンセンに同点弾を許した浦和だったが、試合終了間際の84分、ワシントンが決めた勝ち越しゴールにより、浦和が1-2のスコアでなんとか名古屋に競り勝っている。 しかし、名古屋にとって浦和はお得意様のイメージがあるだろう。それは過去の対戦戦績を見れば一目瞭然。リーグ戦の戦績は、浦和の10勝2分21敗。名古屋は千葉に次いで浦和から多くの勝ち星を得ているのだ。 さらに名古屋といえば、浦和にとって忘れられない苦い記憶がある。それは昨年の11月、豊田スタジアムで行なわれた第31節の試合でのこと。 リーグ初優勝が秒読み段階に入っていた浦和であったが、その試合で浦和は18本のシュートを放つもゴールは遠く、無得点。一方の名古屋はわずか3本のシュートしか放たなかったにもかかわらず、その内の1本をヨンセンがヘッドで決めて勝利を決定づけたのだ。 その他にも、振り返ればJリーグ開幕から7連敗という屈辱を味あわされたのも名古屋だったし…、とにかく私は名古屋にいい思い出がないのだ。 ★ 疲労の影響 両者の対戦は、0-0のスコアレスドローで幕を閉じた。 この試合は、守備を固めて慎重な試合運びをする名古屋と、連戦の疲労による影響で思うようなプレーができない浦和という構図であった。 「前の試合で120分間を戦ったので、100%の状態というのは難しかった」 と、鈴木啓太は蓄積された疲労が影響したことをうかがわせるコメントを試合後に残した。 両者ともこれといった見せ場もなく、そのまま90分が過ぎ去り試合終了のホイッスル。この試合のシュート数は、名古屋が12本に対して、浦和はたったの4本。1試合で4本はあまりにも寂しい数字だ。 浦和が低調な試合に終始した最も大きな要因は、やはり疲労からくるコンディション不良が原因だろう。 城南との死闘からわずか中3日の試合である。疲れていて当然である。そんな厳しい条件の中、選手たちは本当によくがんばったと思う。よく勝点1をもぎとった。 しかし、だからといって低調な試合を肯定する訳ではない。つまり、私は選手の起用法にもっと上手いやり方があったように感じるのだ。 この試合で永井と堀之内以外の9人の選手たちは、城南戦でもスタメン出場している、いわば疲労を抱えていても何ら不思議でない選手たちである。 その選手たちを中3日で出場させることに監督は何も抵抗を感じなかったのだろうか? 確かに監督は、今までも目立ったターンオーバーを用いることなく、主力選手たちのモチベーションをうまくコントロールしながら連戦の中で結果を残してきたと思う。 しかし、今回はそのやり方が裏目に出たのではないだろうか? それを象徴するかのような場面が、山田の負傷交代のシーンだ。負傷した箇所は右ふくらはぎ。城南戦で痛めたところと同じだと山田自身がコメントしている。 その怪我により、山田は城南戦の延長103分にベンチに下がり、患部の右ふくらはぎに何やら痛々しそうにぐるぐる巻いていたのを覚えている。 果たして彼にここで無理をさせる必要があったのだろうか? 間近に控えたACL決勝を見据えて、山田は怪我の治療に専念させ、その穴は細貝、または左サイドに相馬、右に平川でもよかったのではないだろうか? その他にもネネ、内館、岡野らをもっとうまく起用できないものだろうか? リーグやACLも終盤戦に入り、どの選手も満身創痍の中、痛い箇所を騙し騙し隠しながらプレーしている。その傾向は試合数が多くなればなるほど顕著に表れるし、それはプロの選手である以上、ある意味仕方のないことなのかもしれない。 しかし、その被害を最小限に食い止めるために、監督をはじめチーム一丸となって選手のコンディションに気を配って頂きたいと願っている。 こんなことは素人に言われるまでもないことは百も承知であるが、松葉杖をつきながら歩く山田の姿を見ると、未然に防げたアクシデントだったのではないかと思い、悔しい気持ちで一杯になるのだ。 (本文中敬称略)
posted by 浦和.com |01:21 |
Jリーグ |
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2007-10-30 12:55 | 続きを読む
この記事に対するコメント一覧
満身創痍のレッズ ~浦和×名古屋~
全くその通りだと思います。
ヤマのケガは防げたのでは?と思ってしまいます。。。それだけこの大事な時期の離脱は悔しい・・・。今までの交代の遅さのツケがここできたんだと思います。名古屋戦出場を回避していれば日程が空くので、こんな重症にならずに済んだのに・・・。まぁ、ヤマがいつも不死身だったので、みんな過信してしまったんでしょうね。。。驚異的回復を祈ります!!
posted by ヤマちゃん | 2007-10-31 21:26


