2007年10月01日
ビッテゴール、ロビー! ~浦和×新潟~
★身も懐も寒かった日曜日 9/30(日)、埼玉スタジアムで行なわれたJリーグ第27節の試合は、首位の浦和が7位の新潟をホームに迎えて行なわれた。 気温16.9℃。肌寒いを通り越して、寒かった。ほんの1ヶ月前までは、あれほど楽しみにしていたビールも、この日は体を芯から冷やすだけだった。 そのかわり、夏は見向きもしなかった温かい汁物がやけに美味しそうに見える。駒場ラーメンがいつも以上に食欲をそそる。その誘惑に負けそうになるが、やけに軽い私の財布と相談した末、その誘惑を振り払うことに成功した。(アイ・アム・ウィナー! である) 天気は雨。スタジアムの照明が、無数の雨粒を照らしている。浦和の選手たちが、試合前のウォーミングアップでピッチ上に現れた。芝生は既に多くの水分を吸い込んでいる。選手が走ると芝から水が跳ね上がった。勢いよく転がるボールは、水しぶきをあげてピタッと止まった。ゴールキーパーの山岸選手が、ピッチ上のある場所を指差して仲間に声をかけている。それはまるで「このあたり水溜まってるから気をつけろよ」とでも言っているかのようであった。 ★疲労よりも勢い優先か? 浦和の先発メンバーに大きな変更はない。田中達也選手はスタンド観戦となったが、それ以外のメンバーはいつも通り。 10/3(水)にアウェーの韓国で行なわれるアジアチャンピオンズリーグ(以下ACL)準決勝の試合を考慮して、浦和は主力を温存させる可能性もあった。それについてオジェック監督はこのように述べている。 「昨日の練習がよい雰囲気だった。(中略)選手たちが喜びをもって練習しているので、今日のメンバーでやろうと思った」 選手たちの疲労はもちろんあるが、それよりも今のチームの勢いを優先させたいという監督の考えなのだろう。 ★ビッテゴール、ロビー!!! 15時30分、試合開始のホイッスル。「グラウンドのせいで多少のやりづらさはあった」と長谷部選手が語ったように、両チームとも水を含んだピッチに足をとられて思うようなプレーができない。 前半終了間際、闘莉王選手がゴール正面で鮮やかなオーバーヘッドキックを放つが、ボールは惜しくもキーパーによって弾かれた。試合後に彼は、「あれが精一杯だった」と、自らのチャンスの場面を悔しそうに振り返った。 後半も両者共に攻めきれない時間が続くが、しだいに浦和がペースをつかみ始める。そして迎えた87分、鈴木啓太選手が上げたセンタリングをワシントン選手が競り合う、そのこぼれ球に反応したポンテ選手がゴール左隅にきっちりと決めた。 「ゴールしたシュートは自信を持って打った。いい時間帯に決められて良かった」 と、ポンテ選手は自らのゴールについて語った。 そして、そのまま試合終了の笛が鳴り響く。結局、1-0でホームの浦和が新潟に辛くも勝利した。 「(前日の)ガンバの結果があったので、今日の勝ちは大きい」 と、試合後にキャプテンの山田選手はコメントした。この試合の結果、2位で浦和を追走するG大阪との勝ち点差は、変わらず6のままとなった。 ★雨の日の戦い方とは? そして、新潟の鈴木監督は、敗戦の原因を次のように振り返った。 「ゴール前までいって、そこでの思い切ったシュートがもうちょっとあってもよかったかなという感じはしている。それから最後のところの守りで、粘り強さが足りずにやられてしまった」 鈴木監督が述べたように、雨で濡れたスリッピーなピッチコンディションを考えれば、遠めからでも積極的にシュートを打っても良かったのではないかと思う。それは新潟だけでなく、浦和にも同様のことが言えたであろう。 その他にも、例えばグラウンダーのパスでビルドアップするよりも、シンプルにロングボールでワシントンに楔(くさび)をうつ、または、センタリングは高い弾道よりも低くて速いボールをゴール前にいれたほうが、今日のようなピッチコンディションの時には有効だったのではないだろうか。 ★打倒、城南一和! しかし何だかんだ言っても、苦しい試合でも勝ち点3を手堅く勝ち取るあたりは、浦和の勝負強さを見せつけられたような気がする。 「苦しいゲーム。勝てたことが1番大きい。(中略)次のACLに向けてよい準備ができたと思う」 と、鈴木啓太選手が語ったように、次の試合はACL準決勝第1戦、城南一和(ソンナム・イルファ)との戦いが控えている。敵地までの遠征による疲労を考えれば、日本のお隣である韓国のチームが対戦相手となったのは、浦和にとって都合の良いことだろう。 しかし、その条件は城南一和も同じこと。現在Kリーグの首位を走るチーム(10/1現在)なだけに、ACL準々決勝で対戦した全北現代モータースよりも格上とみた方がよい。 「アウェーの難しい試合となるが、いい試合をして有利な状況でホームに戻りたい」 と、城南一和との試合に向けて意気込みを語る闘莉王選手。サポーターを含めた“チーム”の力で勝利を掴み、アジアにその強さを証明してみせてもらいたい。
posted by 浦和.com |01:26 |
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