2007年08月06日

五十嵐圭!!

 こんなスポナビのブログなんかを読む人に、今から述べる様な方は含まれていないとは思いますが万が一いた時の為に断っておきます。
 彼がボールを持つ度に黄色い声を上げるファンをからかったり上から目線で馬鹿にしたりするつもりは微塵もありません。
 バスケ普及委員会としては、大して面白くもない(と思う)バスケの試合を見にきてくれて、彼の顔が見れただけで満足してくれ、プレーの成否に関係なく暖かい声援まで送ってくれる親のような存在として本当に感謝と尊敬の念を持たなくてはならないと思います。
 同時にバスケ界の将来に危機感を持つ者としてはマーケットの拡大の為にもこういうファン層を本格的なバスケ馬鹿に育成すべく、その方法を模索していきたいと思います。
 

 私は中学生の頃バスケ部だったのですが、JBLの試合をスタンドで観戦した時眠たくて仕方がありませんでした。
 そしてそれはバスケはやるもので見るものではないと10年近く思い込むきっかけになりました。
 今はバスケはプレーするスポーツとしても観戦するスポーツとしても圧倒的一番に面白いと思っています。
 原因は何だったのでしょうか?


 結論だけ述べます。  
 男の視点として考えた場合、バスケに限らずスポーツ観戦の楽しみとは、
 「次のプレーを予測しながら見る」
 更に、
 「その予想が(できれば良い意味で)裏切られる」
 ところを楽しむものだと思います。
 (女でもそうじゃ! 馬鹿にすんな! と思われる方スミマセン)


 顧問が素人でゾーンディフェンスもやった事ないしファールの定義さえ曖昧だった様なバスケ部にいる人間、またはそれに近い様な知識しかない者にとってはバスケなんて見ても面白くもなんともない! と思います。

 残念ながらバスケを(見て)楽しむには詳しいバスケの知識が必要不可欠だと思います。
 NBAのように、素人を引きつけるダンクなどの派手なプレーが出来ない日本では特にそうです。
 ポジション毎のだいたいの役割。
 ルール。
 このプレイヤーは何が得意で何ができないのか?
 どういうシュートが確率が高くてどいうプレーが自分勝手なプレーなのか?
 そういう事が分かって初めて次のプレーの予測が成り立つと思いますし、面白さはそこからだと思います。
 しかしもっと言うならバスケの基本原則まで知ってほしい。
 例えば横から受けたパスを3Pシュートするのと、センターから帰ってきた対面パスを打つのでは後者の方が確率が高くなる、という所まで知っていれば更に楽しめるはずです。
 もしそれが分っていれば、よく中にドライブで突っ込んでから外にさばく五十嵐選手の事ももっと好きになると思います。
 トラベリングなどは正直かなりややこしいルールだと思いますが、そういう壁を乗り越えれば知れば知るほど面白くなるのがバスケというスポーツの素晴らしさです。


 バスケ普及のためにはリングを増やすとかNBA級のエンタメ路線の導入だとか色々な意見があると思います。
 しかしこれは地味ながら金のかからない、しかし必要で有効な方法です。

 それはバスケうんちくを語る事です。
 深夜のオリンピック予選などを見る人はほとんどがコアなファンで既に十分な知識を持っているはずです。
 そういうニーズに応えてマニアックな解説をするのも良いでしょう。
 しかしそれでもあえて少しでもいるはずのバスケ素人に向けた解説をすべきです。
 そういう意味でもあまり中傷的な意見は述べたくありませんが、韓国戦の外山さんの解説などはかなり改善の余地があったと考えます。
 クオーター終了まで残り5秒のところで佐古が犯したボールマンに対するファールを、
 「ナイスファール」
 の一言で済ませるだけでは完全に説明不足です。
 逆にサッカーで言うとジョン川平氏や松木氏の様にうんちくと対局に位置する解説をしても良いです。
 要するにもう既にバスケ好きになっている視聴者に対してではなく、素人クラスに向けた解説をして欲しいという事です。
 もし知り合いがルールはほとんど知らないが五十嵐ファンだという場合はさりげなく少しずつ知識を植えつけていきましょう。
 女性はうんちくが嫌いです。
 嫌がる子供に野菜を食べさせる様にうまくやりましょう。



 最後に。
 サッカーのワールドカップ、箱根駅伝、甲子園球児・・・。
 そういうものが面白いのは彼らが誰よりも真剣だからです。
 真剣さは、技術の拙さによる観戦価値の低さを一気に解決します。
 Jリーグは見ないけども日本代表の試合は見る、なんていうサッカーファンはホントにたくさんいます。
 バスケが面白いというのは総合的な評価であり、厳密にはJBLの消化試合よりはアジアカップのサウジアラビア戦の方が断然面白かったです。
 そういう意味では頭の悪い中学生の自分にはJBLで仕事をしながらバスケをしている様な人たちは半ば遊んでいるように思えて見る価値を見出せなかったのかも知れません。今となっては悶絶する程恥ずかしい考えですが。


  まあ、それは昔の話で完全プロ化され、娯楽が多様化している世の中でどうやってこれからファンを増やしていくか?という命題を抱えているバスケ界についての提言です。
  正直、一部とはいえ何億ももらっているくせにワガママ言いたい放題のプロ野球選手や、ほんの一部ですがちょっと天狗になりかかっているJリーガー比べると、一般サラリーマンよりも収入の低いBJリーガーの方が「プレーでファンを魅了するんだ」という真剣さでは上回っていると思います。
 その真剣さは面白さにプラスされていると思います。
 
 一生懸命さ。
 本当は一番必要なものはこれだと思っています。
 しかし彼らはもう既に一生懸命にやっているでしょう。
 バスケが信じられない程スタミナを消耗するスポーツだという事はやった事がある人しか知らないと思います。
 どこかしら怪我もしているでしょう。
 それでも、前述しましたが真剣さはレベルを超越する面白さを提供してくれるものです。
 NBAではルーズボールに対して皆ダイブします。
 選手層のとんでもなくぶ厚い彼らは常に必死だからです。
 そういう所に人はいつのまにか引き寄せられるのです。
 仕事に対して彼ら程真剣にやっているとは言い難い自分を顧みて、そう言える資格がないのは重々承知です。
 しかし前回の、「アジアオリンピック予選 韓国×日本 (前編)」の冒頭で述べた様に、プロは批判されてもそれを喜んで受け入れるべきという考えもあるので最後に控えめに言います。
 できるのであれば更に頑張ってもらいたいです。
 
 

 


ゲームの組み立てなどに関して批判の多い五十嵐選手。
世界選手権の頃に比べるとよくなっていると思います。

「テクニックを教える事はできる。
しかし誰もお前を速くする事はできない。」

魚住に向けた田岡先生みたいなセリフで、どこで読んだのか誰に向けた言葉か覚えていませんが、日本の指導者に欠けている考えだと思います。
応援しています。

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posted by mera |19:11 | バスケットボール | コメント(9) | トラックバック(1)
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Re:五十嵐圭!!

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初めまして。読んでいて考えたことがあったのでコメントします。
サッカーなど見ていて思うのですが、メジャーなスポーツは大抵素人の人もゲームに対して批判したりしていると思います。なんとなく、でつかめる部分(たとえばリズムが悪いとか、フィニッシュが決められないなど)からだったり、サッカーをしたことが無くても、中傷的な言葉でいろいろ言われているように思います。なので、批判されても受け入れるべき、とありましたが、その批判を発信する人はゲームを見た全員がするべきかと。五十嵐選手目当てでバスケを見に来た方達にも、シュートが入らないとか、リバウンドが取れないなど、簡単なことでも感じたままを言う資格があると思います。
素人向けの解説~は、同意見です。メジャースポーツになっても続けるべきことだと思います。サッカーだと、山本前五輪代表監督(NHK)がわかりやすいかなと思いました。落ち着いていますし、そのゲームだけじゃなく次のことまで考えてのコメントをしていると感じます。この前のアジアカップのPK戦勝利をベンチの差と言っていたのには、なるほど、と思いました。松木タイプは…自分的にはして欲しくない…です。
それと五十嵐選手のことですが、ルックスのおかげでファンも増えましたが、その逆も増えているように感じます。それはそれでバランスが取れているのかもしれないですけど。代表に選ばれているわけですから、日本で今トッププレーヤーなはずです。さらに成長して欲しい。
女性はうんちくが嫌いです、とありましたが、そうでもないと思いますよ!!まぁ人により、ですかね。
長文失礼しました。バスケ普及委員会に少しでも貢献できれば幸いです。

posted by yu | 2007-08-08 01:41

Re:五十嵐圭!!

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はじめまして。
素人を立派な(?)バスケファンに育てる方法のひとつとして、ミニバスの親は狙い目ではないかと思います。私もそうですが、子どもたちの応援をしているうちに目がこえてくるというか、ルールや個々のプレーについても結構詳しくなってきます。もちろん個人差があり、興味のない人もいます。でも学校の部活と違い、ミニは親が運営に携わるので、練習や試合を観る機会が多いのです。そんな中、我が子が試合に出て活躍すれば単純にうれしいし、チームが強くなるためにどうすればいいか、など親同士の会話も増えてきます。また、学生時代にバスケをやってたというお父さんがいたりすれば、試合の時は解説付の観戦となったりします。
我が子は中学生になりましたが、そんな親たちが周りに何人もいます。最近では子どもに解説してもらうこともしばしばです。
ちなみに私は女ですが、うんちく大好きですよ。
バスケ普及委員会さんも、ぜひ将来お子さんをミニで育て、チームの親たちにうんちくを語ってください。
それと五十嵐選手のことですが、私も確実に成長していると思います。今回のアジアバスケレバノン戦4Qで見せてくれたようなスピードあふれるプレーをできるメンバー(今回の柏木選手のような)との連携をもっと盛り込んでほしいです。

posted by バスケママ バスケママ | 2007-08-08 11:48

Re:五十嵐圭!!

コメント投稿者ID :

そうですか。
女性でもうんちくウェルカムなのですね。
これからはガンガン攻めたいです(笑)

posted by mera | 2007-08-09 09:55

五十嵐圭!!

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こんにちは。興味深く読ませていただきました。
ジャンクスポーツで五十嵐選手に一目惚れして、去年の世界バスケから観戦を始めたど素人のバスケファンです。
勿論アジア選手権も夜中起きてテレビ観戦しました。でも、相変わらず「何で圭くんが倒されたのにファウル取られるの?」ってレベルです。トラベリングなんて、さっぱりわからない。
素人にも解り易い解説、是非お願いしたいと思います。
ウチは主人も息子もサッカー野郎で、息子がサッカー始める前から日本リーグ観て「オフサイドってなに?」にはじまり、「何でファウル?」とかをその場で主人に説明してもらっていました。息子が始めてからは、いわゆるサッカーママとなり、後援会の本部役員もつとめ、毎試合応援に行きながらルールだったり駆け引きだったりを覚えた様な気がします。
バスケに関してはそういったヒトが周りにおらず、月バス読んだりして自分なりに勉強(?)してきました。でも、実際のプレーは速くて、増してや会場応援の時はリプレイもないしなかなかルールを越えた面白さをわかるにはいたってません。色んな試合を観るのが一番かと思って、日立以外の試合もチェックしてはいますけど解説の方次第でわかったり、わからなかったり・・・。
関連雑誌も少ないですよね。もっともっと改善の余地はあると思います。
五十嵐君が出て無くてもバスケ自体にはまりつつあるので、切っ掛けなんて何でもいいのだと思います。「昨日のバスケ観た?」って職場で話せる位メジャーなスポーツになってくれたらいいなって思ってコメントしてしまいました。
素人が申し訳ありません。

posted by 桜子 | 2007-11-05 15:51

五十嵐圭!!

コメント投稿者ID :

コメントありがとうございます。

バスケのルールは本当に難しいですよね。
当事者でもトラベリングの定義で意見が分かれたり、プロでも審判に文句言ったり、市民チームレベルでもやってて、
「今…のファールじゃない…よな?」
とか思いつつやってたりしてます(笑)

動画でこれOK、これはダメみたいなサイトが自分も見たいです。

posted by mera | 2007-11-08 13:09

五十嵐圭!!

コメント投稿者ID :

はじめまして。読ませていただきました。バスケットは、頭も体も使う難しい競技です。初心者の人には、理解しがたいでしょうね。でも、わたしは、そこに、面白さがあると思いました。

posted by ゆき | 2008-01-12 13:37

五十嵐圭!!

コメント投稿者ID :

コメントありがとうございます。

もう投稿して半年くらいたつのに未だに読まれるとはさすがスポナビというか五十嵐選手・・・。

posted by mera | 2008-01-17 18:42

五十嵐圭!!

コメント投稿者ID :

はじめまして!バスケ普及に関して一言わせてもらえれば、素人を引き込ませる一番の要因は、世界で戦えるということではないでしょうか?サッカー日本代表が今こうして人気があるのは、決して五十嵐のようにイケメンがいるからでも、解説が解りやすいわけでもなく、ただ、ただ、ワールドカップやオリンピックで世界と渡り合える実力があるからだと思うのですが。。。

posted by なおと | 2008-01-27 13:56

五十嵐圭!!

コメント投稿者ID :

それが一番難しいんですよね…。

私にできる事はバスケを少しでも普及させてプレイヤーの絶対数を増やし、少しでも良い人材を日本代表に送り込むだけです。

ちなみに。
こんな事読んでもサッカーファンの人は怒らないで欲しいんですが…。
サッカーの世界における実力はバスケにおけるそれとそれ程大きくは違いません(あくまでそれ程程度は…)。
日本のFIFAランキングは30位~40位。
バスケは50~60位くらいじゃないでしょうか?

しかしサッカーは競技上の特性により接戦になりやすい、というスポーツです。
ブラジルとやってもそこそこ良い勝負になります。
一方でバスケ日本が本気のアメリカとやったら50点くらい開くかも知れません(汗)

更にワールドカップはFIFAのちょっとした金儲け主義(サッカーの普及目的もある?)により参加国が多いんです。
ちょっと前までは16カ国しか出れずまだ弱かった日本にとっては夢のまた夢でしたが今は32か48か国ですね。
その中でアジア枠は4.5とか。バスケに比べるとちょっと甘いです。


まあ言い訳ですけどね。
強い方がもちろん良いのは良いんですけど、
弱くても面白いものは面白いので少しでもその面白さを伝えられたらと思ってこのブログを書いてます。
そして前述しましたがバスケ普及を頑張るだけです。

posted by バスケ普及委員会員No.005 | 2008-02-15 16:02

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