2008年06月23日
明大ラグビー部 帝京大に辛勝、課題見つめ直すきっかけに/練習試合
◆6・22 練習試合(明大八幡山グラウンド) ▼Aチーム ○明治26―22帝京大 ▼Bチーム 明治14―17帝京大○ ▼Cチーム 明治17―36帝京大○ 大粒の雨が降り付ける中行われた帝京大との一戦。昨年の対抗戦に続き勝利を収めたが、チームとして課題の残る試合となった。 最初に行われたのは、スタメンに多くの1年生を起用したCチーム戦。前半は17―5とリードして折り返すも、後半はノートライに押さえられて17―36で敗れた。 そして迎えたAチーム戦。杉本主将(政経4)、松本(法4)、西原(政経3)など主力がケガから復帰し、久々にベストメンバーで試合に臨んだ。 試合は序盤から明治ペースで進む。キックオフ直後、FWの突破から細かくパスをつなぎ敵陣深くまで前進。素早い球出しから最後は西原が持ち込んでトライし、コンバージョンゴールも決まって7-0とリードする。先制した後も明治は攻撃の手を緩めない。勢いそのままに、先制トライと同じようにFW、BKがうまくパスをつないでグラウンドを走り回る。ゴール前の密集から大須賀(農4)がステップで帝京DFを交わし、ゴール中央にトライ。14-0とリードを広げた。 この調子で攻め続けたい明治だったが、スリッピーなボールに加え、水しぶきがあがるグラウンドコンディションにも足を引っ張られてしまいトライを奪うことができない。帝京大にゴール前まで攻め込まれる場面もあったが、帝京大もノックオンを連発。14―0とリードして前半を終えた。 しかし後半になると、徐々に帝京大の攻撃がうまく機能し始める。相手BK陣にうまくパスをつながれて対応しきれない場面が目立つようになり、ピンチを招く場面も増え始める。明治も必死のディフェンスで何とかボールを奪おうとするも、思うようにタックルが決まらない。帝京大に縦に突破を許し、立て続けにトライを許してしまう。 明治もFWを軸に攻撃を展開し、モールから西原がトライ。その後も敵陣まで攻め込むもノックオンなどのハンドリングミスが目立ち、うまくトライに結びつけることができない。じりじりと点差は縮まっていき、26―22と4点差まで詰め寄られてしまう。 そして迎えた後半ロスタイム、一瞬のスキをつかれて帝京大にビックゲインを許してしまう。トライを奪われれば逆転というところだったが、明治FWの集中力は途切れなかった。ラックでうまくターンオーバーし、ボールをタッチに蹴り出したところで試合は終了。26―22と辛くも勝利を収めた。 最後に行われたBチーム戦。前半はAチーム同様、細かいミスが目立つ展開となり前半は0-5とリードを許す。後半2トライを奪い逆転するも、終了間際に帝京大に逆転トライを決められノーサイド。14―17で敗れ悔しい敗戦となった。 4月27日からスタートした春のオープン戦も、今週末の同志社大との一戦で最後となる。現段階でのチームの完成度を測るには絶好の相手だ。内容、結果共に春の集大成といえる試合を見せてほしい。また、…続きはこちら!
posted by 西村元英 |11:42 |
明大ラグビー部 |
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◆6・22 練習試合(明大八幡山グラウンド)
▼Aチーム
○明治26―22帝京大
▼Bチーム
明治14―17帝京大○
▼Cチーム
明治17―36帝京大○
大粒の雨が降り付ける中行われた帝京大との一戦。昨年の対抗戦に続き勝利を収めたが、チームとして課題の残る試合となった。
最初に行われたのは、スタメンに多くの1年生を起用したCチーム戦。前半は17―5とリードして折り返すも、後半はノートライに押さえられて17―36で敗れた。
そして迎えたAチーム戦。杉本主将(政経4)、松本(法4)、西原(政経3)など主力がケガから復帰し、久々にベストメンバーで試合に臨んだ。
試合は序盤から明治ペースで進む。キックオフ直後、FWの突破から細かくパスをつなぎ敵陣深くまで前進。素早い球出しから最後は西原が持ち込んでトライし、コンバージョンゴールも決まって7-0とリードする。先制した後も明治は攻撃の手を緩めない。勢いそのままに、先制トライと同じようにFW、BKがうまくパスをつないでグラウンドを走り回る。ゴール前の密集から大須賀(農4)がステップで帝京DFを交わし、ゴール中央にトライ。14-0とリードを広げた。
この調子で攻め続けたい明治だったが、スリッピーなボールに加え、水しぶきがあがるグラウンドコンディションにも足を引っ張られてしまいトライを奪うことができない。帝京大にゴール前まで攻め込まれる場面もあったが、帝京大もノックオンを連発。14―0とリードして前半を終えた。
しかし後半になると、徐々に帝京大の攻撃がうまく機能し始める。相手BK陣にうまくパスをつながれて対応しきれない場面が目立つようになり、ピンチを招く場面も増え始める。明治も必死のディフェンスで何とかボールを奪おうとするも、思うようにタックルが決まらない。帝京大に縦に突破を許し、立て続けにトライを許してしまう。
明治もFWを軸に攻撃を展開し、モールから西原がトライ。その後も敵陣まで攻め込むもノックオンなどのハンドリングミスが目立ち、うまくトライに結びつけることができない。じりじりと点差は縮まっていき、26―22と4点差まで詰め寄られてしまう。
そして迎えた後半ロスタイム、一瞬のスキをつかれて帝京大にビックゲインを許してしまう。トライを奪われれば逆転というところだったが、明治FWの集中力は途切れなかった。ラックでうまくターンオーバーし、ボールをタッチに蹴り出したところで試合は終了。26―22と辛くも勝利を収めた。
最後に行われたBチーム戦。前半はAチーム同様、細かいミスが目立つ展開となり前半は0-5とリードを許す。後半2トライを奪い逆転するも、終了間際に帝京大に逆転トライを決められノーサイド。14―17で敗れ悔しい敗戦となった。
4月27日からスタートした春のオープン戦も、今週末の同志社大との一戦で最後となる。現段階でのチームの完成度を測るには絶好の相手だ。内容、結果共に春の集大成といえる試合を見せてほしい。また、…
18日早朝、足立区にある玉ノ井部屋で、ラグビー部が“出稽古”に参加した。玉ノ井部屋は元大関・栃東を輩出した名門で、出稽古は玉ノ井部屋での栃東親方、そして黒崎コーチが明大中野高で同級生であることがきっかけで実現した。ラグビー部が相撲部屋で稽古することは、きわめて異例のことだ。
選手たちはまずは四股(しこ)踏み、すり足を行った。慣れない動きに部員たちは困惑している様子だったが、部屋の力士が親身になって教えることで、だんだんさまになっていった。
そしてぶつかり稽古。しかしグラウンドでは大きく見える重戦車・明治も、土俵の上では力士よりも小さく見える。それでも部員は恐れず、自分たちよりも一回りも大きい力士にぶつかっていった。
その姿を見て玉ノ井親方も、まるで部屋の力士に指導するように、部員たちへ熱心にそして温かくアドバイスを与える。「手で押さず、足で押せ!」「体を丸くしたほうが力は伝わる」「かかとを上げるな!」……。ぶつかり稽古は1時間にも及び、再度四股(しこ)、すり足、ストレッチをして、午前中に稽古は終わった。
「明治ラグビー部には体力のある選手が多いのは知っているし、今日の稽古を見れば分かる。しかし相撲で大事な四股(しこ)に代表される、下半身の強さはまだ弱い。ラグビーでもその強さは活きるんじゃないかな」(玉ノ井親方)と、ラグビーとは違う相撲という競技指導者の視点から明大ラグビー部を分析する。
「大相撲の力士はとても重かった。機会があったらまたやりたい。礼儀面も強くなれる」(杉本(晃)主将・政経4)。体力的な強さだけでなく、礼儀といった“精神面の強さ”の大事さを学べた出稽古になったようだ。
この日、相撲の稽古を通して、多くのことを学んだはずだ。そしてこれからも、…
――今年から明治に来られたきっかけは?
「そういう話があって、選手としてプレーを続けながらコーチをするのは失礼なので、一度はお断りさせてもらいました。ただ、黒崎シニアコーチから、『現役の選手としてアドバイスできることがあるんじゃないか』といわれ決心しました」
――テクニカルコーチとは、具体的にどんなことを指導されるのでしょうか?
「基本的には、SH・SOのコーチです。ただ、それ以外も見れるので、ハーフ団だけでなく満遍なくやっていこうと思います」
――今シーズン、テーマとして掲げた「縦横無尽」の現時点での完成度は?
「コーチ陣からすると、まだまだですね。目指すラグビーは、個人個人のスキルが高くないと達成できない。現時点ではFWで圧倒できていない。BKでトライを取れるチームは、FWがしっかりボールを確保できるから。そういう意味ではまだまだできていないですね。しかも、ラグビーはコンタクトスポーツ。そこが十分なレベルに達してというチームでないと勝てない。だから、そういうチームにならないといけないと思います」
――昨年からの課題といわれている、ディフェンスに関してはどう指導されるのでしょうか?
「個人のタックルが悪いとかではなく、それなりのトレーニングができていなかった。個人個人の理解力に問題があったということでしょうね。ボールが動いている中で、一人一人の判断力もまだ不足しています。ただし、それについてはやればすぐできると思うので心配はしていません」
――では逆に、修正に時間のかかる課題とはどういったものがあるんでしょうか?
「ブレイクダウンだね。これは継続的にやっていかないと結果がでないので、時間がかかります。一人一人のベーシックスキルの積み上げが必要だと思う。早・慶・明の差は戦略だけではなく、そのベーシックスキルの差だと感じます」
――実際にグラウンドに来られての選手の印象はどうでしたか?
「来てみて思ったのは、能力が高い選手が多いということ。しっかり鍛えれば結果は出せると思います」
――今シーズンから新ルール(ELVS)が適用されますが、それはどのような影響があると思われますか?
「スクラムが重要になってくると思います。モールが組めなくなるという点では、明治にとっては不利かもしれない。新ルールによって、ラグビーがもっとタフなスポーツになるんじゃないかな。コンタクトも激しくなるし、FWももっと走れないといけなくなる。そこにこだわるチームが勝つと思う。それぞれのチームがどうやってトライを取るかということを考えて、作戦を変えてくるだろうから、そういう意味ではおもしろいと思うね」
――現役のプレーヤーがコーチになることについてのメリットとは?
「現場の情報が得られて、それをすぐに自分も確認できることかな。コーチという立場でもまだまだ勉強しなければならないことは多いし、プラスになることも多いね」
――逆にデメリットとなることもありますか?
「やっぱり選手に教えられる時間が少ないことだね。時間が取れないので、いろいろな人と話すようにしています。意識しているのは、名前をすぐに…
こんなはずじゃなかった。本当なら、半年前の国立での屈辱を晴らすはずだった。互いにメンバーは大幅に替わったとはいえ、あの時の借りを返す絶好の機会であったに違いない。しかし、何も出来なかった。させてもらえなかったのではない。出来なかったのだ。
試合開始直後から、いつ降りだすか分からない天候をそのまま物語るようなプレーが続く。開始わずか1分でトライを奪われると、それからは防戦一方。スリッピーなボールとグラウンドコンディションにハンドリングミスが目立ち、確実に仕留めなければいけないタックルにも精彩を欠いてしまう。その場の動きを止めることはできても、捕まえることができない。何度も立ち上がられ、大幅ゲインを許してしまう。風雨が激しくなりだしたその後もトライを奪われ続ける。まるでファンの気持ちをそのまま代弁しているかのようであった。そのまま何も出来ないまま前半は終了した。
必ずや立て直してくるであろうと信じた後半も何ら変わりはなかった。モールやスクラムでも押されてしまっては、手の打ちようがない。相手陣内に攻め込んでも安易なミスからターンオーバーを許し、トライに結びつけられてしまった。浅いディフェンスラインは早稲田のパスワークと個人技に簡単に破られ、点差を縮めるどころかさらに広がっていく。もはや今の明治にいったん勢いづいた早稲田の流れを止めることは出来なかった。結果は0-57。記録にも記憶にも深く刻みつけられる屈辱の完封負けとなってしまった。
試合後には涙を流す選手もいた。宿敵ワセダ相手にこれでもかというほどにやられた上にノートライ、無得点とあれば、このようになる気持ちになるのはごくごく自然なことであっただろう。選手たちは本当に悔しかったはずだ。
「あの負けから全てが始まった」。
相手指揮官がかつて発したコメントに倣うわけではないが、実際彼らはその言葉のもとに団結し、わずか1年で大学ラグビー界のトップに返り咲いた。明治もこの屈辱の敗戦からチームを立て直し、また秋に今日には見られなかったあの大きな、たくましい姿で戻ってきてほしい。そして、その言葉を誇らしげに発してほしい。紫紺ジャージーをこよなく愛する多くの明治ファンが、彼らの再生を待ち望んでいる。
~試合後のコメント~
松浦ゲームキャプテン(商4)
「圧倒するつもりが圧倒されてしまった。受けに回ってしまったのが全てにおいて失敗だった。姿勢が早稲田に完敗だった。今まで春にやってきたことがどれもできていない。ノートライに終わったことに関しては屈辱の一言。もう一度ゼロからやり直したい」。
仲西(政経4)
「今日の試合では自分たちがやりたいと思っていたことを全て早稲田にやられてしまった。試合前にチームで決めた1対1で勝つということができていなかったし、個人的にも体を張り切れなかった。今はまだ全然チームが完成しきれてなく、練習の成果も試合に出せていない。次の試合に向けて出直していきたい」。
土井(政経4)
「何もかも自分らのラグビーができなかった。ディフェンスで受けに回ってしまった。1からやり直さないといけない。スクラムは回されたが押していたしゲットもしていた。課題はディフェンスで受けに回らないこと。捨て身で体を張らなきゃいけない。アタックでも練習でやったことを生かせなかった」。
山本(政経4)
「ただ試合をこなしてるだけになってしまった。気持ちが入っていない。練習からやり直さなくてはいけない。夏に向けゼロから練習を変えていかなきゃいけない」。
田原(政経4)
「(練習の成果は)ボールを散らそうという意識があるができていない。(感想は)これが実力の差。受け止めなきゃいけない。細かい技じゃなく勝ちに行くという貪欲さ、気持ちの面で負けていた。(縦横無尽のラグビーは)前半はやろうという部分が…




