2007年10月17日
代表の今年最終戦。
シーズン考えても微妙な時期ですし、
(駒野なんてチームが大変ですからねえ)
浦和あたりは疲労の蓄積も相当きついはずで。
正直、まるっきり内容には期待していなかったんですが。
思いのほかいい内容のゲームでした。
エジプトはテクニックはなかなかでしたが、
やはり急造チームなのか連携は相当ずれまくり。
攻撃も決定機を外しまくり。
あのエジプトにあれだけ決定機を作られたという意味では
日本の守備についてはちょっと評価しにくいですね。
(中澤はかなりよかったですねえ)
一方、攻撃は相手の守備がざるだったという点を抜いても、
一定の評価をしていいと思います。
点差よりも攻撃のつながりの部分で
ボールがめまぐるしく動いたところは見ていて気持ちよかった。
4ゴールは多少運がよかったかなという感じですけど。
大久保のゴールは、よかったなあ、と。
私が言ってもしょうがないですけど。
なにしろノーゴール長かったですからね。
もう何年、何分出場してたのか。
もちろん大久保”だけ”の責任といえない部分もあったんですが、
それも含めて評価されるのがFWですし。
課題も見えた試合ですが、
気持ちよいゲーム、気持ちよいサッカーだったという意味では
高く評価したいところです。
posted by mazumazu |21:46 |
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2007年09月08日
別に見なくてもいいかな、と思ってたんですが、
きっちり目が覚めて結局見てしまいました、オーストリア戦。
凡戦ならゲームの途中でも寝られる自分が、
最後まで起きてられたのだからそこそこ見所のあるゲームだったと思います。
チームがステップアップしているのも確認できたし。
ただまあ決定力だけはステップアップできないですからねえ。
ホームでモチベーションの高いオーストリアをほぼ完璧に封じ込んで、
ひやっとするシーンはまったくなし。
なにげにこれはすごいことだと思います。
それだけチーム力の差があるということですから。
でもねえ、達也がシュート外すのはオシムでもどうにもならないし、
俊輔が決めそこなうのもどうにもならない。
形ができてなければ批判のしようもありますが、
まあ作ったチャンスの数としては、相手を考えれば十分でしょう。
オシムを責めようにも、選手変えるにももう駒がいないですからねえ。
寿人?アジアカップ忘れた?
大久保?まだいいと思うけどいままで考えれば
ばかすか入るとは思えない。
となるとオシムの選手起用も交代策もケチがつけようがない。
前で仕事できる人材が致命的に不足してるわけですから。
このあともチームは順調に進化するでしょう、たぶん。
ボールの支配力はどんどん上がっていくと思います。
でもねえ、どうやって点を取ればいいのか。
逆にオシムに「この国にまともなFWはいないのか?」と聞かれたら、
僕らはなんて答えればいいんでしょう?
それを育てるのがオシムの仕事?さすがにそれは違います。
数年しかいない代表監督ができることなんて限られる。
他の部分で決定力のなさを補う工夫をする?
それは十分オシムはやっています。
技術は高くなりスマートになった日本人選手たち。
それなのにFWだけはいない。
posted by mazumazu |21:06 |
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2007年08月23日
代表戦が二試合続けてみられるとくれば、
やっぱりなんだかんだいって楽しみにしてたんですが、
エンターテインメント的には微妙でしたねえ。
まず代表戦。
内容>結果だったアジアカップとはまったく逆で、
内容はお寒い限りでしたが、結果だけはしっかり出たという試合。
カメルーンは上手いし強かったですね。
ベストコンディションとは程遠かった感じですから、
しっかり調子を合わせてきたらどこまでやるのかという感じですね。
それに対する日本。
ある程度一対一でやられるのはしょうがないとして、
なにかキラリと光るものを見せてくれるのか、というとこが
ポイントだったはずですが、
単純に個の力量差そのままに押し込まれてしまった印象。
無失点に抑えた守備陣の奮闘は評価したいし、
新戦力も意欲的な動きを見せてました。
けど、内容はサッカーの神様がいれば、日本が負けてたゲームです。
強いとことやれば善戦できてもやっぱり負けちゃうんだろうな、と
いうことを改めて確認した、と言う意味では
アジアカップ以上にシビアなゲームだったと思うのですが。
もっとひどかったのは五輪代表のベトナム戦。
四年前のアテネの予選。ホーム三戦すべて観戦したのを
懐かしく思い出します。
中一日で三試合見るのは今思えば結構大変だったなあ、と。
そんな私も食指が動かない今回の五輪チーム。
ゲームを見てみたら、あら、案の定の大凡戦。
今日に限って言えばベトナムは完全に期待はずれ。
アジアカップで見せたイキのよさはまったくなく、
かといってガチガチにひきこもるかといえば
そうでもなく、守備は結構ルーズ。
そのベトナムとぐだぐだモード全開の五輪日本代表。
こりゃかなり重症ですね。
ここでいう重症とは、もう問題の根っこがすごく深いから。
反町が悪い、平山が悪い、選手が悪い、
もう原因はそんなレベルじゃないんです。
私の勘が正しければ、監督変えたって選手入れ替えたって、
たぶんこのチームはこんな感じのサッカーします。
U-20のイキがいい連中もこのチームに入ると、
ぐだぐだ感たっぷりになる予感でいっぱいです。
それは個々の人間の意思とは別に、
チームとしての方向がそういうベクトルで固定されちゃっている。
監督の意思、選手の意思とは別にです。
組織(集団)が、個々の個人の意思とは時に
まったく無関係に動いてしまうように、
ひとりひとりの意思を変えることでなんとかなるレベルを
超えちゃってるような。
個人的にはヒステリックな悲観論でなく、
悟るような気分で今度の五輪参加は無理かも、と覚悟を決めたのでした。
posted by mazumazu |00:08 |
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2007年07月31日
こういうブログを書くぐらいですから、
スポーツに関する文章を読むのも好きです。
とっておくのは「Number」ぐらいですが、
それでも狭い我が家のスペースを相当圧迫している昨今。
ところで、ふと手の空いた休みの日なんかに、
適当に棚から一冊抜きとってぱらぱらとめくってみるとこれが実に面白い。
人間がほとんどのことを忘れてしまう生き物だということを実感させられます。
ありがちなことですが、結果として平凡に終わった選手が妙にもてはやされてたり、
全然見当違いの論評がさも正しいことのように紙面で幅を利かせている。
自分も気をつけなければ、と思うのです。
さて、こんな前振りをしたのも、
今日はオシムジャパンの現時点でのまとめをしてみようと思ったから。
立ち上げからほぼ一年、アジアカップという公式戦も終えて、
区切りとするには格好の時期です。
現状、オシムで南アフリカWC(予選)を戦う可能性が高い以上、
ドイツと南アフリカの間でチームがどう移り変わっていくのか。
メンバー固定と言われたジーコでさえ、
四年間でチームメンバーは大きく変わっていきました。
とりあえず現時点での代表を、「オシムジャパン初期型」として整理してみましょう。
初期は意外な顔ぶれが呼ばれたりした国内組ですが、
秋から冬へと時が移るにして絞り込まれ、
春からは中村俊輔他海外組との融合を図った。
このへんの流れはいま振り返っても実にセオリーどおり。
オシムがアジアカップまでの一年をひとつの区切りとして、
チームを作っていたことがはっきりとわかります。
じゃあそのオシムジャパン初期型とは最終的にどうだったのかというと、
GK 川口
CB 闘莉王、中澤(阿部)
SB 加地、駒野(今野)
DM 鈴木啓、中村憲
OM 遠藤、中村俊(羽生、山岸)
FW 高原、巻、(矢野、佐藤寿)
・チーム作りの段階では相手によって3バックと4バックを
使い分けていたが、アジアカップでは4バック固定。
・システムは4-4-2と4-5-1を併用。
4-5-1のワントップは高原が努める。
試合終盤の攻撃オプションとして3トップを使用
・格下はもちろん、アジアの強豪相手にもポゼッションでは優位。
技術の高い選手を中盤に置いたことでパスがよくつながった。
また格下相手の試合では、美しいパスワークからの得点も。
・プレス能力が高い、しっかりした相手だと得意のポゼッションも
機能不全を起こすシーンがしばしば。
特に高い位置からプレスをかけられ、中盤の選手がボールを持てないと
攻めが停滞する傾向が顕著。
・高原のワントップでは、他の選手が飛び出して受ける動きが
なかなかできず、高原が孤立、攻撃に迫力がなくなった
・パスに頼りすぎ、ドリブル突破が非常に少ない
・引かれてゴール前を固めると、パスで崩しきれずに
攻めのアイディアがなくなってしまい中盤の停滞傾向が顕著。
多少、意見の違う方もいるでしょうが、
おおむねこんなところでしょうか。
このチームの流れを踏まえて考えると、
闘莉王の離脱は相当な痛手だったと思います。
水本もあわせてふたりのCBを失ったことが、
今回4バック固定になった原因のひとつではないでしょうか。
(坪井を入れれば組めますがバックアップはいないですし)
もうひとつ、闘莉王がいなくなったことで阿部をDFで使わざるを得なかった。
(坪井を使えばいいじゃん、という突っ込みはあるでしょうが)
個人的な妄想では、本来の4-5-1の「5」は
啓太、阿部、中村俊、遠藤、中村憲で構成したかったのではないか、
なんて思っています。(すなわち山岸のとこに俊輔で憲剛を少し前に)
阿部は過去ずっと重用されてきてますし、闘莉王がいたとしても、
外されると考えにくい、ということは・・という考えですがどうでしょう。
さらに闘莉王が健在で3バックが自信を持って使える状況であれば、
今野の途中投入も有力なオプションになったはず。
阿部と今野がいれば、今野をサイドバックと変えたあと、
戦況に応じて4でも3でも自在に組めますから。
ただ4バック限定だと今野の投入は
サイドバックどちらかを交代、だけの効果にとどまり、広がりがありません。
ある程度加地、駒野に固執せざるを得なかったのも
むべなるかな、という気もしてきます。
中盤は高い技術でよくボールを保持しましたが、
同時に攻めのパターンが足りないという現実も浮き彫りになりました。
ドリブラー不在の構成となったこともその単調さを強めていました。
そしてFW。高原の活躍であまり問題視されませんが、
一番深刻な問題はここかもしれません。
コンビネーションの問題はあったにせよ、佐藤寿人が不発。
国内で他の候補を探してみても、大久保、田中達也ぐらいしか
名前が挙がらないのが実際です。
もちろん今後ブレイクが期待できる素材はいますが、
いまの時点では未知数としかいいようがないわけで。
中盤から後ろが組み合わせと層の厚さの問題とするなら、
FWはいまの時点で使える選手がいない、というのが実情。
さてこれからオシムジャパンはどの方向へ行くのか。
中期型はどんな顔ぶれになるのか思いつくまま述べてみましょう。
オシムサッカーとテクニシャンは相容れないイメージ(先入観)がありますが、
実際はパサーが多すぎといわれるほど、テクニシャンを並べた。
ただこの部分は今後修正が入ってくる可能性が高いのでは。
まずはドリブラーを一人入れるパターン。
復調なれば松井が第一の有力候補。対抗としてサントス。
水野、家長に梅崎あたりまで当然視野に入ってきます。
次に守備的MF。オシムが今大会で
「リスクのある組み合わせ」と言っていたのは、守備の多くを
中澤、阿部、啓太の三人で担っていた点にあります。
阿部の守備面での脆さは承知していても他に人がいなかったのでしょう。
日本はもともと3-5-2が多く、
守備的MFやWBも含め、四人以上で守る文化が定着しています。
その意味では確かにこれはある種の「カミカゼ」だったのでしょう。
(オシムがコロンビア戦でカミカゼといったのは、
単に選手の顔ぶれではなく、守備にかける人数の意があるのでは)
問題はオシムが今後もこの薄い守備態勢を続けるか。
今後はより強い相手との対戦も意識して
守備を強化するだろうと言うのが私の見解。
ということでおそらく啓太、阿部の組み合わせが基本。
後ろの中澤、闘莉王とあわせて、
今野(水本、坪井)のバックアップで安定させる方法がベースと見ます。
ドリブラーと守備の強化を考えると、
今後一番大きく動きそうなのは中盤の組み合わせのような気がします。
最後にFW。ここは理屈もなく、とにかく誰か出て来い!の世界。
個人的にはやはり大久保をテストしてほしいですね。
代表ノーゴール病もあったりで自分も全幅の信頼を置いているわけではないですが、
五輪での決定力、今シーズンの好調をみると、
テストする価値はあると思います。
スペースに飛び出す動き、前を向く反応のよさは特筆できますから、
ぜひ佐藤寿人と競らせてほしいものです。
最後にサイドバック。加地のデキがいまいちで、
駒野は運動量は文句なしも、やはりもうちょっと決定的な
やつを入れてくれると全体的に助かるわけで。
この部分は中田浩二がやはり第一候補。
今野と同様、CBもできますので組み合わせの幅が広がる点でも期待。
あとは安田あたりも楽しみですが、まずは五輪予選でブレイクが条件でしょうか。
このあとオシムジャパンは国内で一戦した後、欧州遠征のスケジュール。
アジアの戦いを終え、今度は欧州相手のテストマッチ。
完全に、初期型から中期型への移行を踏まえたスケジュールですね。
さてどう変わっていくのか、秋を楽しみに待つとしましょう。
posted by mazumazu |23:36 |
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2007年07月30日
昨日に続いて韓国戦の話を。
今日、オシムの会見録を見たら、おおむね予想どおりだったので、
あまり見当違いのことを書かずに済んでほっとしたのが正直なところ。
さて今日に持ち越したのは、
・戦術論
・日本の選手全体の資質
・個々の選手の評価
はじめの戦術論ですが、そんな難しいことを語る気はありません。
ただひとつ、いまの日本の戦術は格上相手に通用するのか、その一点です。
この韓国戦でも相手のプレスの位置は高め。
技術だってスタミナだって、相当骨っぽい相手でした。
その相手に、GSのようにやれたかというと・・
贔屓目に見て、前半はやや有利程度。決定機も多かったわけでなく。
日本が優勢になったのは相手の退場以後。
加えて何度も鋭い逆襲を食らってたのもご存知のとおり。
いまのままでは格上の相手には明らかに通用しない。
日本より技術のある、力のあるチーム相手には同じようにやられる。
それはこの形を熟成させることで克服できるのか。
これに関連するのが今日の二点目、日本選手の資質の問題です。
何しろ昨日の試合はボールが前に進まなかった。
心あるサッカー好きの人は思ったはずです。
「これじゃジーコのときと一緒じゃないか!」
自分の子どもが勉強ができない。
どうやら家庭教師がよくないらしいから、評判の先生を連れてきたら、
やっぱり成績は上がらなくて、原因がどこにあるかようやくわかった
バカ親のような切なさを味わった人も絶対にいたはず。
(決して前の家庭教師が実は有能だった、というオチではありません。念のため)
やっぱり日本人のメンタリティとして
「みんなで一緒に」というのがどうしてもある。
ドリブルで単身もっていくより、
パスをつないで協力してもってくほうがウケがいい。
私個人は、俗に言う縦ポンサッカー、放り込みサッカーって
決して嫌いではないのですが、世間の酷評はすごいですよね。
やっぱり日本人の価値観の中には、
パスをつなぐことをよしとし、
何本もパスがつながるのを美しいと感じる感覚が根強くある。
その意味ではオシムがこのサッカーを指向するのは正しい。
ただし完成にはもうちょっと頼りになるFWと、
アクセントをつけられるドリブラーがやっぱり必要だろうなと。
問題はそれが日本人の中で見つかるか。
自分も日本人なだけにこのへんはちょっと辛い話なんですが。
最後に個々の選手の評価。
まあ往々にして選手叩きになるのは承知で、触れてみます。
まずMVPは中澤。失点の多さは気になりますが、
たぶん中澤がいなかったらもっと増えてた。
ついで啓太。川口。このへんは十分合格点の働きはしました。
疲労の蓄積、相手の強化もあって決勝Tでは消えた高原も、
大会トータルを見れば及第点は与えるべきでしょう。
そして駒野。一部では評価が低いですが私はよくやったと思います。
あの運動量は貴重。日本随一のサイドバックでしょう。
巻はこんなものでしょう。もうちょっとやれたとは思いますが、
少なくともチームの足を引っ張るほどひどい内容ではなかった。
問題は俊輔、遠藤、憲剛の中盤。
新しい境地を見せるかと思えた前二人も、
苦しい試合の続いた決勝Tでは、”本来の自分”のプレーに終始。
憲剛もJとは違う相手に戸惑いを隠せなかった印象がぬぐえず。
そして怪我の影響もあったのでしょうが、
加地のデキが終始平凡なまま。
韓国戦ではかなり衝撃的なパスミスもありました。
(視界の外でセプト狙ってた敵を見落とした、とかいうレベルのミスではなかった)
これはちょっと駒野に追い越された感あり。
阿部も不安定さを拭えず。
羽生、山岸は実力どおりでしょう。
頑張ってますが代表の試合では、明らかにまだ何か足りない。
佐藤寿人は、まだ荷が重かった。これからですね。
矢野はむしろ意外な高評価。
巻と並んでこれから大化けするかも、という期待を抱かせてくれました。
さてこれからこのチームがどう変わっていくのか。
今度のエントリーではそのへんを予想してみたいと思います。
posted by mazumazu |00:25 |
日本代表 |
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