2008年02月17日

東アジア選手権 北朝鮮戦

WC予選のタイ戦を終えての東アジア選手権。
タイ戦のエントリーはサボりました。
言い訳でなく「試合に勝った」以外に
何も書きたいと思う点が見当たらない試合だったんで・・
批判や不満もないけど、満足感もない。
それに比べれば今日はモチベーションを持ってかけます。

さて、事前に確認しておきたいポイントは二つ。
最初はサブ組でみたいな噂もあったこの東アジア選手権、
結果としては海外組は除くものの、
現時点でのベストメンバーで臨んでいること。
つまり、二次予選のホームゲームでは
使う可能性のあるメンバーを連れていってるわけで。
今日の川島のようにテストの要素も時ににじむとしても、
基本は国内ベスメンということは頭に入れておくべきかと。

もうひとつはフォワードの怪我人(辞退者)続出。
巻、大久保が離脱。高原も選出見送り。
いま海外に行ってるフォワードが森本しかいない以上、
FWは国内=ベスト布陣となるわけで。
ここも念頭においておくべき点かと。

さて北朝鮮戦。結果1-1のドロー。
まずは日本のデキからいうと、これはかなりひどかったと。
その理由はスタメンとみていいでしょう。
あちこちで選手が本来の力を発揮せず、攻撃はノッキング。

問題のひとつは羽生、山岸の併用。
オシム時代から代表に定着し、出場も頻繁な二人ですが、
一緒にピッチに出ていた時間は昨年見てもわずか数分。
その質(タイプ)に違いはありますが、
最近の代表サッカーでは「持つ」のではなく
「動き」を期待されて、重用されてきた二人。
その結果、中盤のバランスが著しく狂ってしまいました。
中村の体調不良は急な話のようですが、
素直に行けば山瀬を使うのがセオリーのはず。
岡田監督も当然何らかの意図はあったでしょうが、
テストするにしてももう少し配慮があってよかったような。

次に加地の左サイド起用。
今日見る限り、なぜ加地を左サイドで使いたいのかが見えませんでした。
右は内田を使うが、加地の運動量なり、攻撃力なりを
左で生かしたいという具体的なアプローチがまったく見えず。
不慣れな加地は上がらず仕掛けられず、守備では苦戦。
単純に駒野よりいいから使った、とは正直思えず。

で、とどめの攻撃ですが、ファンの方には悪いですが、
バンドと田代のツートップで点を取れる気はどうしてもしなかった。
一応、公式戦の国際試合。
守備もがっちり固めてくる北朝鮮、モチベーションも高い。
まあ前田のほうが点を取れそうな気はしますよね。結果論でなく。
ただ前田も絶対取れるだろうというほど
信頼できるフォワードではないわけで。
たぶんいま一番みんなが想像しやすいゴールシーンが
コーナーからのボンバーヘッドという状況はやはりどうかと思うわけで。
フォワードの層の薄さ、これをどうするかが本当の課題です。

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posted by mazumazu |22:37 | 日本代表 | トラックバック(1)
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2008年01月30日

親善試合チリ戦、ボスニア戦

さてWC予選前のテストマッチ二試合。
この間、オシムが倒れるという事件が起きて
岡田監督へと変わっての初戦ということになったわけですが。

チリ戦、相手のデキが思いのほかよかったんですが、
それを差し引いてもひどかった。
たぶん、トレーニングでいろいろな決め事があるんでしょうが、
それがいったいどうプレーに反映されているのかが見えず。
わかったのはサイドチェンジががくんと減ったこと、
オシムサッカーというのはもう終わったということでしょうか。
(これは岡田批判でなくわかりきってたことを改めて確認した、の意ですが)
とにかく言葉が見つからないな、という思いで、
ゲームが終わるのを見ていました。

さてボスニア戦。前半はチリ戦と変わらず。
後半、中澤が点を決めても本質的な部分では
前半から漂い続けた閉塞感は変化してなかったように思います。
前の試合とは逆に今度はボスニアのデキがひどすぎて、
そりゃ、点もとれるだろうと思ってましたので。
ただ後半、今野が入ったあたりからは
かなりおもしろいサッカーにがらりと変わりました。
相手のスタミナ切れもあるので割引は必要ですが、
とにかくサッカーの質に変化があったのは誰の目にも明らか。

何がどう化学反応を起こしたのかはわかりませんが、
今野がよかったのか、それとも他の何かなのかも断言はできませんが
(個人的には単純に今野投入による変化と考えますが)
やはり終わり間際のサッカーのほうが楽しい。

問題はこれをタイ戦で再現できるのか。
あの終わり間際のサッカーなら正直楽勝でしょうが、
前半のサッカーですと、初戦の難しさも考えれば
苦戦しても不思議ではありません。

本番まであと一週間です。

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posted by mazumazu |21:41 | 日本代表 | トラックバック(0)
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2007年11月24日

五輪予選サウジ戦と総括

またまた間の抜けたころのエントリー。

正直、一ファンとしては嬉しかったですね。
どんな形であれ、より大きな舞台で
日本のサッカーが見られるのは嬉しいもの。
その嬉しさにしばらくじっくり浸ってから整理してみると、

・・・悲観的になりますな(笑)

いや、反町監督も選手もちゃんとノルマはクリアしたんですから、
批判しようと言う気はないです。
ただ、単純に現時点では本大会では
明らかに実力が足りないだろうということがわかっちゃってるわけで。
これをどうするか、今後の課題ですね。


一応、サウジ戦振り返ってみると、
何より評価したいのはきちんとスコアレスドローに持ち込んだこと。
日本の最後十分間の脆さは、ドイツからはじまって
しばらくつきまとってましたからね。
ずっと0-0の展開に、思わず弱気の虫が宿ったのは
正直私だけではないはず。
しかし、後半はほとんど危ない場面もなく守りきりました。
これは自分的にはかなり高ポイント。
西川、水本あたりがいい集中力でプレーできてました。

とはいえ、試合自体は五分と五分。
引き分けは妥当な結果、
運が少し悪ければ負けてても、驚く結果ではないという実力差で。
改めて日本が抜けた存在じゃない、ということを実感しました。

予選を通じて個人的な評価が上昇したのが
水本、西川、両青山に細貝。
水本はもともとメンタルがいい選手でしたが、
今回の予選でさらに成長した感じがします。
A代表に一番近い選手になったんじゃないでしょうか。
西川も復帰後はさすがのプレー。この選手も伸びしろありそうです。
光るものを見せたのが両青山。細貝は予選を通じて、というより、
レッズでの成長がそのままプレーに出てきたかな、という印象。
予選前半は平凡な印象しかありませんでしたが、
後半ではいいプレーが目に入ってくるようになりました。

柏木はもう少し。もう一段上にいければ、ぐっと変わってくるでしょう。
平山はクラブでの復調と五輪代表での失権が重なったのでなんとも。
やっぱりこの世代では抜けてるという考えは変わりませんが。

さて本大会に向けてオーバーエイジの話が出てますが、
入れるしかないでしょう、率直に言って。
人選は個人的な好みの話なのでまあ置いといて、
層を厚くするためには一番手っ取り早く効果的な方法です。
ただオーバーエイジってどうしてもベンチに置きにくい。
なんとなくスタメンで使わなきゃという感覚がどうしてもある。
(オプションでなく不動のメンバーでないと・・となっちゃうんですよね)
そのへんを考えると、はたしてどのへんを入れるのか。
本大会までまだ楽しめるのはありがたいことです。

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posted by mazumazu |00:47 | 日本代表 | トラックバック(0)
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2007年11月20日

五輪予選 ベトナム戦

間の抜けたころ追加してすいません。
これももちろん生で見てたんですが。

正直、まず負けるとは思ってない試合でした。
オシムのこともありましたし、気合が入っている。
その状態でベトナム相手に負けたら・・・ねえ。
問題は何点差で勝つか、そしてそれよりも裏のサウジ-カタール戦。

試合はしっかりベトナム対策やったんだな、という感じ。
クロスの入れ方にも研究のあとがうかがえました。
いい飛込みで2点決めた李が、今日のヒーローでしょう。
目立つプレーこそさほどなかったものの、
水本の気迫もチームを引き締めていたように思いました。

不満はあるものの、結果を踏まえれば決して悪くないゲームでした。
ただ、力が劣る相手にきっちり勝ちきるゲームをした、
という意味での「いい」なので、先はまああれですが、
まだそこを考える段階ではないということで。

そして日本のゲームよりある意味重みを持ったもう一試合はサウジ勝ち。
意見はあるでしょうが、目の前の相手をホームで倒せばいい、という点で、
すっきりした形になったのは間違いないですし、
日本にとってもやりやすい展開でしょう。

この展開をものにできないようでは、という気もするこの予選。
結果が出るのはとうとう水曜日ですね。



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posted by mazumazu |00:27 | 日本代表 | トラックバック(0)
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2007年10月20日

五輪予選カタール戦

世間と同じく自分もいまひとつ夢中になりきれない五輪代表。
それでもこの試合は勝てば実質的に五輪出場がほぼ決まる試合。
そういうわけで生で見たんですが、記事を書くのを忘れて。
ま、いっかと思いつつ「備忘録」でもあるので、
個人的なメモ書きということで・・
何か期待した人はほんとごめんなさい。

さて日本はここまで勝ち点7。はっきりいって立派な結果です。
ここで勝てば監督の反町解任どころか、
名将の評価がでてもおかしくないほど。(結果がすべてですしね)
勝てば反町は正しかった、
すっきりしないものを感じてた自分に見る目がなかった、と言うこと。
そんなことを思いながらゲームが始まったのですが。

まず展開されたのは、感情が前面に出た
ノーガードの打ち合い的な激しくボールが両前線を行き来するサッカー。
どっちも気持ちはこもってます。
カタールは前線に人を置いてどんどんボールを入れてくる。
しかしこれは日本の守備陣がしっかり対処。
ところがその弾き返した日本も、この流れに付き合います。
前線に人を裂いた分、信じられないほどスペースがある中盤を
一気に駆け抜けて日本も相手の前線へ攻撃を繰り返す。
「ゲームの流れ」的には激しく動くサッカーになりました。

もしお読みの方で「ん?俺はそう思わなかったけどな」と
感じた方がいらっしゃったら、それもまた正しいです。
なぜなら両チームとも技術等の問題で、
スピード感やゴール前でのチャンスメイクなどがかなりしょぼかったから。
見ようによってはボールがただ行き来してるだけのサッカーでもありました。

無人の荒野を駆けるがごとく柏木が走っても、
そこに戦術や連携によって作られたサポートがない以上、
そのスピード感は70%は減。

しかし日本もなんでこんなサッカーに付き合うのか。
こういうときこそ中盤でじりじり回して落ち着ければいいのに。
アジアカップA代表の前に進まないパスワークは
こういうときにこそ使うべきだと思うのです。

落ち着くだろう、落ち着くだろうと思ってた流れは結局落ち着かず。
普通に選手のスタミナが減るのにあわせてダウンするだけ。
流れをコントロールするという発想もないまま、
日本にややラッキーな1点。そして後半へ。

そして後半も、その流れは本質的に変わることなく。
相変わらず両方とも前がかり気味の早いサッカー。
ルーズになった中盤で無理をして日本もファールをとられますが、
それをチャンスにできないカタールのしょぼさ。
「このまま地力で押し切っちゃうかな。
 確かにアウェーで引き分けなら今後の予選は十分。
 反町もこれで首はなくなったか」
と思った後半も押し詰まったところでついに同点。

「まあもう一点とられなきゃいいんだし」
恐怖は感じつつ見てたもの、まったく形を作れていないカタール。
「こりゃさすがにカタールがもう一点は無理だな・・」
と思ったら伊野波の信じられないハンド。
思わず口が開きました。

はっきり言って負けるわけない相手に負けました。
この日に限って言えば「どうしちゃったの?」と
いうくらい、カタールのできはひどかった。
日本ホーム戦のときのほうが数倍よかったのでは。

選手もひどいとはいえ反町采配もわからない。
巷で議論になった李のワントップには私も首を傾げましたし、
柏木の交代策も疑問。復調した平山をベンチに置きっぱなしも不可解。

この試合の柏木はプレーの「質」はかなりイマイチも、
走り回っていたのはすごい。運動量は抜群。
後半もそれは衰えることなく。なぜ運動量理由で下げたかわからない。
質も運動量もイマイチな選手は他にいたしねえ。本田ですけど。
この試合の本田はどうしちゃったの?というくらい消えてたし。

他にも家長はらしさは見せたけど、自分の役割がわからない感じ。
(これは選手じゃなくチーム戦術の問題)
ボランチとDFラインの位置取りも首をかしげるシーン目立ち。
よかった、といえるとすれば水本くらいですかね。

ゲームの感想としては
「やっぱりこういう結果になるんだな」
「こういうぐだぐだでも以前は押し切れたけど、
 今は押し切れないくらいカタールとの差は縮まってるのかな?」
というとこです。
残り二試合が楽しみにはなりましたが、
漂流しつつある感のあるこの五輪代表はさてどこへ行くのか。



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posted by mazumazu |09:28 | 日本代表 | トラックバック(0)
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2007年10月17日

10月17日エジプト戦

代表の今年最終戦。
シーズン考えても微妙な時期ですし、
(駒野なんてチームが大変ですからねえ)
浦和あたりは疲労の蓄積も相当きついはずで。
正直、まるっきり内容には期待していなかったんですが。

思いのほかいい内容のゲームでした。
エジプトはテクニックはなかなかでしたが、
やはり急造チームなのか連携は相当ずれまくり。
攻撃も決定機を外しまくり。
あのエジプトにあれだけ決定機を作られたという意味では
日本の守備についてはちょっと評価しにくいですね。
(中澤はかなりよかったですねえ)

一方、攻撃は相手の守備がざるだったという点を抜いても、
一定の評価をしていいと思います。
点差よりも攻撃のつながりの部分で
ボールがめまぐるしく動いたところは見ていて気持ちよかった。
4ゴールは多少運がよかったかなという感じですけど。

大久保のゴールは、よかったなあ、と。
私が言ってもしょうがないですけど。
なにしろノーゴール長かったですからね。
もう何年、何分出場してたのか。
もちろん大久保”だけ”の責任といえない部分もあったんですが、
それも含めて評価されるのがFWですし。

課題も見えた試合ですが、
気持ちよいゲーム、気持ちよいサッカーだったという意味では
高く評価したいところです。


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posted by mazumazu |21:46 | 日本代表 | トラックバック(4)
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2007年09月08日

欧州遠征 オーストリア戦

別に見なくてもいいかな、と思ってたんですが、
きっちり目が覚めて結局見てしまいました、オーストリア戦。

凡戦ならゲームの途中でも寝られる自分が、
最後まで起きてられたのだからそこそこ見所のあるゲームだったと思います。
チームがステップアップしているのも確認できたし。

ただまあ決定力だけはステップアップできないですからねえ。
ホームでモチベーションの高いオーストリアをほぼ完璧に封じ込んで、
ひやっとするシーンはまったくなし。
なにげにこれはすごいことだと思います。
それだけチーム力の差があるということですから。

でもねえ、達也がシュート外すのはオシムでもどうにもならないし、
俊輔が決めそこなうのもどうにもならない。
形ができてなければ批判のしようもありますが、
まあ作ったチャンスの数としては、相手を考えれば十分でしょう。
オシムを責めようにも、選手変えるにももう駒がいないですからねえ。
寿人?アジアカップ忘れた?
大久保?まだいいと思うけどいままで考えれば
ばかすか入るとは思えない。
となるとオシムの選手起用も交代策もケチがつけようがない。
前で仕事できる人材が致命的に不足してるわけですから。

このあともチームは順調に進化するでしょう、たぶん。
ボールの支配力はどんどん上がっていくと思います。
でもねえ、どうやって点を取ればいいのか。
逆にオシムに「この国にまともなFWはいないのか?」と聞かれたら、
僕らはなんて答えればいいんでしょう?
それを育てるのがオシムの仕事?さすがにそれは違います。
数年しかいない代表監督ができることなんて限られる。
他の部分で決定力のなさを補う工夫をする?
それは十分オシムはやっています。

技術は高くなりスマートになった日本人選手たち。
それなのにFWだけはいない。






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2007年08月23日

親善試合カメルーン戦と五輪予選ベトナム戦 

代表戦が二試合続けてみられるとくれば、
やっぱりなんだかんだいって楽しみにしてたんですが、
エンターテインメント的には微妙でしたねえ。

まず代表戦。
内容>結果だったアジアカップとはまったく逆で、
内容はお寒い限りでしたが、結果だけはしっかり出たという試合。
カメルーンは上手いし強かったですね。
ベストコンディションとは程遠かった感じですから、
しっかり調子を合わせてきたらどこまでやるのかという感じですね。

それに対する日本。
ある程度一対一でやられるのはしょうがないとして、
なにかキラリと光るものを見せてくれるのか、というとこが
ポイントだったはずですが、
単純に個の力量差そのままに押し込まれてしまった印象。
無失点に抑えた守備陣の奮闘は評価したいし、
新戦力も意欲的な動きを見せてました。
けど、内容はサッカーの神様がいれば、日本が負けてたゲームです。
強いとことやれば善戦できてもやっぱり負けちゃうんだろうな、と
いうことを改めて確認した、と言う意味では
アジアカップ以上にシビアなゲームだったと思うのですが。

もっとひどかったのは五輪代表のベトナム戦。
四年前のアテネの予選。ホーム三戦すべて観戦したのを
懐かしく思い出します。
中一日で三試合見るのは今思えば結構大変だったなあ、と。
そんな私も食指が動かない今回の五輪チーム。
ゲームを見てみたら、あら、案の定の大凡戦。
今日に限って言えばベトナムは完全に期待はずれ。
アジアカップで見せたイキのよさはまったくなく、
かといってガチガチにひきこもるかといえば
そうでもなく、守備は結構ルーズ。
そのベトナムとぐだぐだモード全開の五輪日本代表。
こりゃかなり重症ですね。

ここでいう重症とは、もう問題の根っこがすごく深いから。
反町が悪い、平山が悪い、選手が悪い、
もう原因はそんなレベルじゃないんです。
私の勘が正しければ、監督変えたって選手入れ替えたって、
たぶんこのチームはこんな感じのサッカーします。
U-20のイキがいい連中もこのチームに入ると、
ぐだぐだ感たっぷりになる予感でいっぱいです。

それは個々の人間の意思とは別に、
チームとしての方向がそういうベクトルで固定されちゃっている。
監督の意思、選手の意思とは別にです。
組織(集団)が、個々の個人の意思とは時に
まったく無関係に動いてしまうように、
ひとりひとりの意思を変えることでなんとかなるレベルを
超えちゃってるような。

個人的にはヒステリックな悲観論でなく、
悟るような気分で今度の五輪参加は無理かも、と覚悟を決めたのでした。





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2007年07月31日

オシムジャパン初期型を考える

こういうブログを書くぐらいですから、
スポーツに関する文章を読むのも好きです。
とっておくのは「Number」ぐらいですが、
それでも狭い我が家のスペースを相当圧迫している昨今。

ところで、ふと手の空いた休みの日なんかに、
適当に棚から一冊抜きとってぱらぱらとめくってみるとこれが実に面白い。
人間がほとんどのことを忘れてしまう生き物だということを実感させられます。
ありがちなことですが、結果として平凡に終わった選手が妙にもてはやされてたり、
全然見当違いの論評がさも正しいことのように紙面で幅を利かせている。
自分も気をつけなければ、と思うのです。

さて、こんな前振りをしたのも、
今日はオシムジャパンの現時点でのまとめをしてみようと思ったから。
立ち上げからほぼ一年、アジアカップという公式戦も終えて、
区切りとするには格好の時期です。

現状、オシムで南アフリカWC(予選)を戦う可能性が高い以上、
ドイツと南アフリカの間でチームがどう移り変わっていくのか。
メンバー固定と言われたジーコでさえ、
四年間でチームメンバーは大きく変わっていきました。
とりあえず現時点での代表を、「オシムジャパン初期型」として整理してみましょう。

初期は意外な顔ぶれが呼ばれたりした国内組ですが、
秋から冬へと時が移るにして絞り込まれ、
春からは中村俊輔他海外組との融合を図った。
このへんの流れはいま振り返っても実にセオリーどおり。
オシムがアジアカップまでの一年をひとつの区切りとして、
チームを作っていたことがはっきりとわかります。

じゃあそのオシムジャパン初期型とは最終的にどうだったのかというと、

GK 川口
CB 闘莉王、中澤(阿部)
SB 加地、駒野(今野)
DM 鈴木啓、中村憲
OM 遠藤、中村俊(羽生、山岸)
FW 高原、巻、(矢野、佐藤寿)

・チーム作りの段階では相手によって3バックと4バックを
 使い分けていたが、アジアカップでは4バック固定。
・システムは4-4-2と4-5-1を併用。
 4-5-1のワントップは高原が努める。
 試合終盤の攻撃オプションとして3トップを使用

・格下はもちろん、アジアの強豪相手にもポゼッションでは優位。
 技術の高い選手を中盤に置いたことでパスがよくつながった。
 また格下相手の試合では、美しいパスワークからの得点も。
・プレス能力が高い、しっかりした相手だと得意のポゼッションも
 機能不全を起こすシーンがしばしば。
 特に高い位置からプレスをかけられ、中盤の選手がボールを持てないと
 攻めが停滞する傾向が顕著。
・高原のワントップでは、他の選手が飛び出して受ける動きが
 なかなかできず、高原が孤立、攻撃に迫力がなくなった
・パスに頼りすぎ、ドリブル突破が非常に少ない
・引かれてゴール前を固めると、パスで崩しきれずに
 攻めのアイディアがなくなってしまい中盤の停滞傾向が顕著。

多少、意見の違う方もいるでしょうが、
おおむねこんなところでしょうか。

このチームの流れを踏まえて考えると、
闘莉王の離脱は相当な痛手だったと思います。
水本もあわせてふたりのCBを失ったことが、
今回4バック固定になった原因のひとつではないでしょうか。
(坪井を入れれば組めますがバックアップはいないですし)
もうひとつ、闘莉王がいなくなったことで阿部をDFで使わざるを得なかった。
(坪井を使えばいいじゃん、という突っ込みはあるでしょうが)
個人的な妄想では、本来の4-5-1の「5」は
啓太、阿部、中村俊、遠藤、中村憲で構成したかったのではないか、
なんて思っています。(すなわち山岸のとこに俊輔で憲剛を少し前に)
阿部は過去ずっと重用されてきてますし、闘莉王がいたとしても、
外されると考えにくい、ということは・・という考えですがどうでしょう。
さらに闘莉王が健在で3バックが自信を持って使える状況であれば、
今野の途中投入も有力なオプションになったはず。
阿部と今野がいれば、今野をサイドバックと変えたあと、
戦況に応じて4でも3でも自在に組めますから。
ただ4バック限定だと今野の投入は
サイドバックどちらかを交代、だけの効果にとどまり、広がりがありません。
ある程度加地、駒野に固執せざるを得なかったのも
むべなるかな、という気もしてきます。

中盤は高い技術でよくボールを保持しましたが、
同時に攻めのパターンが足りないという現実も浮き彫りになりました。
ドリブラー不在の構成となったこともその単調さを強めていました。

そしてFW。高原の活躍であまり問題視されませんが、
一番深刻な問題はここかもしれません。
コンビネーションの問題はあったにせよ、佐藤寿人が不発。
国内で他の候補を探してみても、大久保、田中達也ぐらいしか
名前が挙がらないのが実際です。
もちろん今後ブレイクが期待できる素材はいますが、
いまの時点では未知数としかいいようがないわけで。
中盤から後ろが組み合わせと層の厚さの問題とするなら、
FWはいまの時点で使える選手がいない、というのが実情。

さてこれからオシムジャパンはどの方向へ行くのか。
中期型はどんな顔ぶれになるのか思いつくまま述べてみましょう。
オシムサッカーとテクニシャンは相容れないイメージ(先入観)がありますが、
実際はパサーが多すぎといわれるほど、テクニシャンを並べた。
ただこの部分は今後修正が入ってくる可能性が高いのでは。
まずはドリブラーを一人入れるパターン。
復調なれば松井が第一の有力候補。対抗としてサントス。
水野、家長に梅崎あたりまで当然視野に入ってきます。

次に守備的MF。オシムが今大会で
「リスクのある組み合わせ」と言っていたのは、守備の多くを
中澤、阿部、啓太の三人で担っていた点にあります。
阿部の守備面での脆さは承知していても他に人がいなかったのでしょう。
日本はもともと3-5-2が多く、
守備的MFやWBも含め、四人以上で守る文化が定着しています。
その意味では確かにこれはある種の「カミカゼ」だったのでしょう。
(オシムがコロンビア戦でカミカゼといったのは、
 単に選手の顔ぶれではなく、守備にかける人数の意があるのでは)
問題はオシムが今後もこの薄い守備態勢を続けるか。
今後はより強い相手との対戦も意識して
守備を強化するだろうと言うのが私の見解。
ということでおそらく啓太、阿部の組み合わせが基本。
後ろの中澤、闘莉王とあわせて、
今野(水本、坪井)のバックアップで安定させる方法がベースと見ます。
ドリブラーと守備の強化を考えると、
今後一番大きく動きそうなのは中盤の組み合わせのような気がします。

最後にFW。ここは理屈もなく、とにかく誰か出て来い!の世界。
個人的にはやはり大久保をテストしてほしいですね。
代表ノーゴール病もあったりで自分も全幅の信頼を置いているわけではないですが、
五輪での決定力、今シーズンの好調をみると、
テストする価値はあると思います。
スペースに飛び出す動き、前を向く反応のよさは特筆できますから、
ぜひ佐藤寿人と競らせてほしいものです。

最後にサイドバック。加地のデキがいまいちで、
駒野は運動量は文句なしも、やはりもうちょっと決定的な
やつを入れてくれると全体的に助かるわけで。
この部分は中田浩二がやはり第一候補。
今野と同様、CBもできますので組み合わせの幅が広がる点でも期待。
あとは安田あたりも楽しみですが、まずは五輪予選でブレイクが条件でしょうか。

このあとオシムジャパンは国内で一戦した後、欧州遠征のスケジュール。
アジアの戦いを終え、今度は欧州相手のテストマッチ。
完全に、初期型から中期型への移行を踏まえたスケジュールですね。

さてどう変わっていくのか、秋を楽しみに待つとしましょう。


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2007年07月30日

アジアカップ 韓国戦その2

昨日に続いて韓国戦の話を。
今日、オシムの会見録を見たら、おおむね予想どおりだったので、
あまり見当違いのことを書かずに済んでほっとしたのが正直なところ。

さて今日に持ち越したのは、

・戦術論
・日本の選手全体の資質
・個々の選手の評価

はじめの戦術論ですが、そんな難しいことを語る気はありません。
ただひとつ、いまの日本の戦術は格上相手に通用するのか、その一点です。
この韓国戦でも相手のプレスの位置は高め。
技術だってスタミナだって、相当骨っぽい相手でした。
その相手に、GSのようにやれたかというと・・
贔屓目に見て、前半はやや有利程度。決定機も多かったわけでなく。
日本が優勢になったのは相手の退場以後。
加えて何度も鋭い逆襲を食らってたのもご存知のとおり。

いまのままでは格上の相手には明らかに通用しない。
日本より技術のある、力のあるチーム相手には同じようにやられる。
それはこの形を熟成させることで克服できるのか。

これに関連するのが今日の二点目、日本選手の資質の問題です。
何しろ昨日の試合はボールが前に進まなかった。
心あるサッカー好きの人は思ったはずです。

「これじゃジーコのときと一緒じゃないか!」

自分の子どもが勉強ができない。
どうやら家庭教師がよくないらしいから、評判の先生を連れてきたら、
やっぱり成績は上がらなくて、原因がどこにあるかようやくわかった
バカ親のような切なさを味わった人も絶対にいたはず。
(決して前の家庭教師が実は有能だった、というオチではありません。念のため)

やっぱり日本人のメンタリティとして
「みんなで一緒に」というのがどうしてもある。
ドリブルで単身もっていくより、
パスをつないで協力してもってくほうがウケがいい。
私個人は、俗に言う縦ポンサッカー、放り込みサッカーって
決して嫌いではないのですが、世間の酷評はすごいですよね。
やっぱり日本人の価値観の中には、
パスをつなぐことをよしとし、
何本もパスがつながるのを美しいと感じる感覚が根強くある。
その意味ではオシムがこのサッカーを指向するのは正しい。
ただし完成にはもうちょっと頼りになるFWと、
アクセントをつけられるドリブラーがやっぱり必要だろうなと。
問題はそれが日本人の中で見つかるか。
自分も日本人なだけにこのへんはちょっと辛い話なんですが。

最後に個々の選手の評価。
まあ往々にして選手叩きになるのは承知で、触れてみます。
まずMVPは中澤。失点の多さは気になりますが、
たぶん中澤がいなかったらもっと増えてた。
ついで啓太。川口。このへんは十分合格点の働きはしました。

疲労の蓄積、相手の強化もあって決勝Tでは消えた高原も、
大会トータルを見れば及第点は与えるべきでしょう。
そして駒野。一部では評価が低いですが私はよくやったと思います。
あの運動量は貴重。日本随一のサイドバックでしょう。
巻はこんなものでしょう。もうちょっとやれたとは思いますが、
少なくともチームの足を引っ張るほどひどい内容ではなかった。

問題は俊輔、遠藤、憲剛の中盤。
新しい境地を見せるかと思えた前二人も、
苦しい試合の続いた決勝Tでは、”本来の自分”のプレーに終始。
憲剛もJとは違う相手に戸惑いを隠せなかった印象がぬぐえず。
そして怪我の影響もあったのでしょうが、
加地のデキが終始平凡なまま。
韓国戦ではかなり衝撃的なパスミスもありました。
(視界の外でセプト狙ってた敵を見落とした、とかいうレベルのミスではなかった)
これはちょっと駒野に追い越された感あり。

阿部も不安定さを拭えず。
羽生、山岸は実力どおりでしょう。
頑張ってますが代表の試合では、明らかにまだ何か足りない。
佐藤寿人は、まだ荷が重かった。これからですね。
矢野はむしろ意外な高評価。
巻と並んでこれから大化けするかも、という期待を抱かせてくれました。


さてこれからこのチームがどう変わっていくのか。
今度のエントリーではそのへんを予想してみたいと思います。


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posted by mazumazu |00:25 | 日本代表 | トラックバック(0)
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