2009年07月31日
あっという間の休暇も過ぎ、8月1日は今年の体育局スポーツの初日を迎えます。契約が切れて、その後が決まっていないフットボールのスポンサーなど、やることが山済みですが、今回の帰国でこの先5年ほどの目標が出来たので、忙しさの中にも目標に向かって行く一年になるといいと思っています。
ところで、いつも初日に体育局で行われるイベントの一つに編入や、新入選手のメディカルチェックがあります。「スポーツと共に。。」のブログを書いているairyo3様もプロレベルでその重要さを最新の記事で書いていらっしゃいますが、健康な選手を入団させることは今年に留まらず、この先数年のチームの活動に影響するほど重要なプロセスです。
自分達のような、NCAA 小大学体育局ではこのプロセスが特に重要で、その大きな理由として選手のパフォーマンスと医療費の負担があります。NCAA Division I-A に所属する大学体育会は学生生徒の医療費を大学が負担する為、毎年1千万円~2千万円ほどの費用が掛かります。選手の中には怪我をしているのに申告せず、チームに入ったとたん手術を要求することも珍しくありません(と言うか毎年必ず数件あります)。しかし手術などの大怪我でない限り、メディカルチェックで体全部を隅々まで調べることは現実不可能で多くの場合、選手とコーチの言葉を信じる場合が多いのがほとんどです。去年はあるチームの半分以上の選手生徒が怪我もちですぐに練習を始められない事態が起こりました。今年はそうならないように願うだけです。
posted by maxsgoodies |16:45 |
アメリカ大学スポーツ |
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2009年07月28日
近年の景気低迷の影響でスポーツへの投資を止める企業などのニュースを聞きますが、聞いていて「金不足を理由に使っているだけではないか?」と感じたことはありませんか?しかし本当のところは上にいる偉い方々しか分らない事なのでなんとも言えませんが、先日アメリカ大学体育局のトップランクであるDivision I に所属するセンテナリー(Centnary College of Louisiana) 大学が経済難を理由に大学体育局の所属をDivision I からDivision III に降格すると発表しました。
Centenary Board Votes to Reposition Centenary Athletics
これがどれくらいショッキングな事かと言うと、例えばJ1のチームが社会人2部に自ら降格すると発表したようなものです。(想像出来ますか?えらいことです!)
大学からの発表では、近年の景気低迷で大学体育局への募金が20%減り、大学自体も1.5億円の予算削減を強いられている為、と説明しています。しかしこれが「本当にこれだけが理由ですか?」と思わせる事件が明るみに。
それは発表のしばらく前に、このセンテナリー大学体育局を経済的に支える後援会が、「理由が経済的な物だけなら」と大学の理事会へ、この先2年間の体育局の全ての出費を後援会が持つと提案しました。
これで降格はなくなると誰もが思った矢先、理事会はこの提案をきっぱりと退け2年後に体育局スポーツをDivision III に降格する発表します。
今回の発表に関していろいろ憶測が飛び交っていますが、有力視されているのが選手生徒全体の学業成績悪化が数年に掛けて問題視されていて、学業を重く見る大学が「経済的困難」を理由にして、大学体育局の再編に乗り出したのではないかと見られています。
センテナリー大学体育局内は現在大混乱と聞きます。半年と待たずして多くの選手生徒が転校をし、監督が去り、それにより生徒の足が体育局から遠のくでしょう。Division に関わりなく、体育局の再編には多くの時間と費用が掛かります。しかし一番疑問に思うことは、この決定に大きく左右された選手生徒の将来を上の人は一番初めに考えたのかということです。学生生徒も生徒の一人です。それを考えたらいくらでも他の方法が在ったのではないかと思います。
posted by maxsgoodies |22:31 |
予算削減 |
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2009年07月27日
日本のトップアスリートを支えていたのが企業スポーツと大学スポーツであることは多くのスポーツマネージメント関連の書籍で語られています。その一方で近年の不況による影響で多くの企業スポーツが廃部を迫られたり、規模の縮小をせざるを得ない現状があります。
先日いつもお世話になっているW大学のH先生より日本が現在取り組んでいる、大学スポーツの活性化についての資料を頂きました。上で述べたように、企業スポーツが衰退している現在、大学スポーツが果たす役割は大きくなるはずですが。。。滞在中に幾つか見学をさせていただいた大学での現状を見て・聞いてみるとまだその役割を果たすまでには至ってないように感じました。
そんなことを思い出しながら頂いた資料を読んでみると、今まで見えてこなかったものが見えてきました。資料のにはアメリカ大学スポーツの状況としてNCAA(全米大学体育協会)が取り上げられていました。そして驚いたのはアメリカで活躍するトップ選手の90%が大学から出ているという事実でした。そしてそれを支えるのがNCAAと競技団体(NF)だと書いてありました。
今考えてみると確かにNCAAと各NFの関係はとても近いものです。過去の記事でも取り上げましたが、大学バスケットボールの祭典であるFinal Fourの期間中、コーチ連盟やバスケットボール協会などがイベントや会議を同期間に同じ場所で行っています。また、仕事を探すジョブフェアーなどもこの期間中に行われているので、開催場はいつもバスケットボール関係者で埋まります。
リクルートの面でもこれはいえることで、高校から大学に上がるプロセスでも、各NFが全米の大学バスケットボールコーチが全米を回ってリクルートをせずにすむように工夫を凝らしています。それにより選手にもコーチにも良い環境が整っています。90%を支えるのは関わる全てのレベルで「Win-Win」の関係ができている為と改めて思いました。
posted by maxsgoodies |01:27 |
日本大学スポーツ |
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2009年07月26日
海外のメジャースポーツのグローバル化が進んでいます。日本でもヤンキーズの開幕戦や、プレミアリーグのチームの試合など、今までテレビでしか見れなかった、世界一流のプレーが目の前で見れることは、スポーツファンならずとも興味が沸く事と思います。しかしこのグローバル化が「地元のスポーツの普及に貢献しているのか?」と疑問に思うことがあります。
先月、NBAは今年の十月に台湾でデンバーナゲッツ対インディアナペイサーズの試合を行うと発表しました。
記事はこちらから。
スポーツビジネスオンラインでもご覧いただけます。
つい数日前には、コービーブライアントがNike Asian Tourの最終地である台北訪れるニュースが台湾中に流れました。そのナイキもコービーとレブロンジェイムをメイン広告塔にワールドゲームズに合わせたように、台湾各地で大掛かりなプロモーションを行っています。
記事はこちらから。
台湾にはバスケットボールの準プロリーグである SBL(Super Basketball League) があり、現在7チームが所属しています。滞在中にテレビで何度か見ましたがバスケットボールのレベルは、残念ながらあまり高いとはいえませんし、観客もそれほど入っている様には画面の上からは感じられませんでした。そこで思うのは、元々スポーツ産業自体が小さな所へNBAのような巨大な会社が参入してくることは、地元への貢献の前に、その小さなシェアをも奪ってしまうことにはならないでしょうか。
大学教授で韓国スポーツ産業に通じているK氏はある学会で、「(韓国での)外国からの巨大な資本は国内のスポーツ産業にとって脅威になる」といっていました。それは例えば国内スポーツの放映権などを国内会社と海外資本の大企業とで競り合えば、値段が高騰し国内企業が手の出せる物ではなくなるためと言っています。
コービーがインタビューで、「台湾の人々のバスケットボールに対する情熱は来るたびに感じることができる。それ故に自分にとって子供たちに技術や動きなどを見せることはとても重要なことだ」と2000人の子供の前で言っていました。
過去4年間で既に3回の訪問をしている彼の華麗な動きを見た子供たちが見たいと思うのは、有料の地元のチームの試合か、それともESPNテレビのNBAか。一つ確実なのは、近い将来 SBLが目の肥えた観客を満足させることができなければ、将来のNBAによる台湾進出は地元のチームにとって更なる難題を抱えることになるのではないでしょうか。
posted by maxsgoodies |00:23 |
グローバル化 |
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