2011年10月28日
アメリカ大学スポーツを堪能出来るトップ6大学
つい先日、日本の方に「アメリカ大学を視察に行きたいのですが、お勧めは?」と聞かれて、そういえば真剣にどこの大学が「堪能」出来る大学か考えた事がないことに気づきました。グーグルで「アメリカ大学スポーツ、ランキング」などと入れると、数多くのウェブサイトが独自のランキングを出しています。 個人的には殆どの有名大学にはその輝かしい歴史と栄光があり、トップレベルのアメリカ大学スポーツが堪能できると思うのですが、敢て今回は以下の物差しを使って僭越ではありますが「トップ6」の大学を挙げて見ようと思います。 使う物差しは US News:毎年全米の大学自体のランキングを行っています。「学生選手はまず学生であること」というNCAAの建て前に則り大学学業の質の参考にしました。 Sports Illustrated: 数年に一回、大学競技局(Department of Athletics)のチャンピオンシップの数やポストシーズンなどの成績を基に独自のランキングを行なっています。 ESPN:勿論ESPNでも独自のランキングを行なっていますが、個人的には少しアメリカンフットボール(以後FB)に偏っているような気がします。アメリカ大学スポーツがFBによって動かされている事実を考えると理解は出来るのですが、日本人が「堪能」すると言う観点から見るとこのランキングだけを鵜呑みには出来ないと感じました。 NACDA (National Association of Collegiate Directors of Athletics):大学競技局のトップ、Athletic Directorの協会でも最も成功した競技局をランキングしています。スポーツの成績のみならず、学業や社会貢献なども考慮に入れています。 その他CBSSportsなども使って総括的な視点で6つの大学を挙げました。何故中途半端な「トップ6」かと言うと実は5つに絞りたかったのですがどうしてもUNCを外すことが出来なかったことが理由です。 改めて申し上げますがこれはあくまで個人的なランキングであす。またリストの順番はアルファベット順でランキングを表すものではありません。 Stanford University 大学競技局で34スポーツ、合計800人以上の学生選手を抱えるこの大学は実に300以上のスポーツ奨学金を出しています。その合計金額は16億円以上(2009-2010年度)に上ります。“Big Game”と呼ばれるUniversity of California BerkeleyとのFBゲームは収容人数5万人のStanford Stadiumで行なわれます。 バスケットボールの試合が行われるMaples Pavilionも収容人数は1万人弱と大きい方ではないのですが、建設されたのが1926年と近年のアリーナにはない伝統的な作りとなっています。ロッカールームが座席(Bleachers)の下にあるなどバスケットボールの伝統を体験できる施設です。 そのほか現在までに101のNCAAチームタイトル(全米2位)と467のNCAA個人タイトル(全米最多)を獲得しています。オリンピックにも1908年の夏季オリンピックから毎年学生選手が参加していて、現在までに獲得したメダル総数は182個にも上ります。勿論学業の面では皆様もご存知の通りの名門校でUS Newsによると2011年度は全米で5位に入っています。 University of California Los Angeles (UCLA) UCLAのスポーツで有名なのは何と言っても7年連続を含む11回のNCAAタイトルを持つ男子バスケットボール(MBB)チームでしょう。伝説の監督John Wooden氏はアメリカ大学スポーツの歴史に必ず登場する人物です。初めてのタイトル(1964年)の翌年に出来たPauley Pavilionは去年から約180億円掛けて改装が行われていて来年の2012年には完成の予定です。 それ以外のスポーツでも輝かしい栄光をもち男子バレーボールチームはNCAAタイトルを19回獲得しています。そしてUCLAはNCAAチームタイトル数で全米トップの107回獲得しています。UCLAのFBホームスタジアムはポストシーズンボールゲームの代名詞「ローズボール」が行なわれるRose Bowl in Pasadenaで収容人数は94,118人と全米大学で7位に入っています。オリンピックではUCLA学生選手が今まで参加した大会で毎回メダルを獲得。2004年のAthens Gamesでは56人の選手(全米大学中最多)を送り出し19個のメダルを獲得しています。 University of Michigan アメリカ大学FBを語る上でUniversity of Michiganを外す事は出来ません。UMのFBチームは全米大学チームで歴代最多勝&勝率を誇っています。その数実に884勝(勝率.735)。全米チャンピオンタイトルは11回勝ち取っています。そしてその試合が行われるのが全米大学最大収容人数(109,901人)を誇るFB専用スタジアム、Michigan Stadiumです。このスタジアムはFB専用スタジアムとしては世界で最大級の大きさを誇ります。多くの試合で立ち見が出るため、入場者数は11万人を越え毎年NCAAの入場者記録を入場者記録を塗り替えています。 しかしFBを覗くとアイスホッケーが9回のナショナルチャンピオンに輝いていますが、アメリカ大学スポーツのもう一つの華、男子バスケットボールチームが度重なるスキャンダルとNCAA規則違反によって栄光から遠ざかっています。しかし近年では新しい監督の基、伝統の復活の兆しを見せています。アリーナは1965年設立のCrisler Arenaで収容人数13,751人です。 その他には他の大学同様オリンピックに多くの選手と指導者を送っています。現在までに獲得したメダル数は合計133個。学業でもUSNewsによると2011年度全米28位にランクインされています。 University of North Carolina USNEWSに全米29位にランクインするUNCは多くの場合バスケットボール大学として記憶されています。NCAA Men’s Basketball Championshipを5回制したUNCチームはバスケットボールコンファレンスと呼ばれるACCにおいても45回優勝しています。そのホームアリーナは1986年に総工費34億円で建てられたDean Smith Centerで収容人数21,750人です。 UNCと聞くとメディアの露出の多さから男子バスケットボールチームのみを思い浮かべますが、他の多くのチームがNCAAタイトルを獲得しています。その代表として女子サッカーチームはまさにアメリカ大学女子サッカー界の伝説そのもので、NCAAが女子サッカーチャンピオンシップをスポンサーするようになって以来、28大会中実にUNCは20回優勝しています。そのホームフィールドはFetzer Field で収容人数5,025人。そのほかにもフィールドホッケーがNCAAタイトルを5度獲得。男子ラクロスチームは4度獲得とUNCはNCAAタイトルを37個獲得しています。 University of Southern California(USC) 合計92NCAAチームタイトル(全米3位)と361NCAA個人種目タイトル(全米最多)を誇るUSCは学業良し(全米23位 by USNews)、スポーツ良し(#1大学チームby ESPN)、立地環境良し(スポーツタレントの宝庫カリフォルニア州)で高校学生選手の誰もが一度は夢見る大学です。 そのFBは全米チャンピオン10回を誇る名門。その試合が行われるのが収容人数93,607人を誇るLos Angeles Memorial Coliseumで同州ライバルのUCLAやNotre Dame大学との試合はアメリカ大学スポーツの中で最も注目を集める試合の一つと言われています。 NCAA個人種目タイトルの数が示すように、USCは他のスポーツも盛んです。そして今までに375人の学生選手をオリンピックに送り込んでいます。獲得合計メダル数は112個の金メダルを含めた、234個でこの数はもしUSCが国としてオリンピックに参加していたら世界で12位にランクインされる獲得数です。 University of Texas in Austin(UT) UTの競技スポーツ局は常に全米トップとの評価を多くのメディアから受けています。2008年にはNACDAが全米大学中5位と発表しました。Sports Illustratedには2002年に「ベストスポーツ大学」に選ばれています。学業面でもUSNEWSに全米45位と常にトップレベルにいます。スポーツビジネスのエリアでは自分のブログで多く取り上げていますが、コンファレンスの移籍騒動の切っ掛けを作ったと言われるほどアメリカ大学スポーツ界に大きな影響力を持っています。その中心がFBチームで全米歴代3位の勝利数と勝率を誇っています。ホームスタジアムはDarrell K. Royal-Texas Memorial Stadiumで収容人数101,624人。 その他のスポーツとして、男子バスケットボールも近年FBに負けない人気を誇り常にNCAA Championship Tournamentの常連をなっています。そのホームアリーナは全米トップレベルの収容人数を誇るFrank Erwin Centerで収容人数16,755人。さらに、野球チームは全米最強(勝利数全米最多)とも言われ全米大学チャンピオンを決めるワールドシリーズに全米大学最多の33回出場し6度優勝しています。そのホーム球場はUFCU Disch-Falk Fieldで収容人数6,649人。一試合平均入場者数が6,571人で全米トップ5にランクインされています。 と云う訳で「トップ6」を挙げて見ましたが、書いた後にやはり重要だと思ったのはアメリカ大学スポーツの「何」を目的として大学に行くかだと思います。バスケットボールを見に行きたいのであれば全米大学バスケットボール界で最高のエンターテイメントとされるCameron Indoor Stadium(収容人数16,300)を持つDukeは外すべきではありませんし、アメリカンフットボールに興味があるのであればNotre Dame Stadium(収容人数80,795)を要するNotre Dameは歴史的観点から言っても抑えておきたい場所ですし、プロ顔負けの大学競技局の施設を見学したいのであればOhio State UniversityのWoody Hayes Athletic Centerは総面積7,200平方メートルで東京ドームのグラウンド面積(13,000平方メートル)の半分以上の広さがあります。 よってどこが一番「堪能」できる場所を決めるのは貴方です。そして大学競技局の歴史と栄光の価値を決めるのはその大学の学生と卒業生です。リストには載せませんでしたが、個人的には自分の母校であるUniversity of Tennesseeは全米トップの大学スポーツを持っていると思います。よって以上のリストはあくまで参考程度にしていただけると幸いです。なぜなら、大学の大小に限らず殆どのアメリカ大学が素晴らしい大学スポーツをスポンサーし運営しているからです。
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posted by maxsgoodies |12:15 |
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