2010年01月25日
アメリカ大学スポーツのリクルートの手順~公式訪問編~
今週、大学陸上部にリクルートされ公式訪問 (Official Visit) の為モーガン大学を訪れた高校選手を監督より紹介を受けました。女子選手のニッキーさん(仮名)とその家族はコネチカット州から二日間ボルチモアに滞在していました。いつも厳しい表情の監督もこの日だけは終始笑顔。この公式訪問の重要さが伺えました。 アメリカ大学のリクルートに関しては過去に何度も触れているように、とてもシビアな世界です。大学スポーツを統括するNCAA はリクルートに関する規定を細かく決めていますが、現実的に違反が後を絶ちません。全てのスポーツ(NCAA Division I 男子バスケットボールを除く**)の監督は基本的に高校生が3年生の7月になるまで大学の外での如何なるコンタクト(メール・電話を含む)を取ることを一切禁止されています。3年生になってようやく、監督と選手がキャンパス外や電話を通して情報のやり取りを出来るようになります(それでも監督から選手への電話は週一回のみ)。 そして高校4年生になると奨学金の申し出を受けている大学の中から一校だけ公式訪問をすることが出来ます。この公式訪問中は大学キャンパスに最長で48時間滞在出来き、全額大学チームの負担で訪れることが出来ます。この内訳は
- 選手本人と両親(または兄弟など)の計三人分の実家から大学までの交通費全額(必要であれば飛行機代も含む)
- 3人分の3食事代
- 宿泊代
- 大学スポーツイベントなどへの招待券3人分(一般席のみ‐コートサイド席やVIP席などの特別席を除く)
以上の経費のみが含まれます。それ以外の出費(お土産など)は選手自身が出さなくてはいけません。奨学金を得る誰でもこのようなお金の掛かる公式訪問を行なえる訳ではなく、監督が喉から手を出してもほしい人材のみにオファーされます。このオファーを受けられる高校生はうちの大学規模(NCAA Division I の小大学)の陸上チームの場合、年に10人もいないと思います。逆に高校選手も一度しか公式訪問は出来ないので、この大学でよいのかを家族と一緒に自分達の目で確かめる機会となります。後はニッキーが帰宅後に契約書にサインをすることを願うのみです。 注:NCAA Division I 男子バスケットボールのリクルーティング規律は少し違いがあり、公式訪問を5回、3年生の1月から行なうことができます。 参考資料: NCAA Manual (リクルーティングに関する規律はArticle 13です。)
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posted by maxsgoodies |20:52 |
リクルーティング |
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