2011年12月23日
日本の大学めぐりの旅、九州新幹線で鹿児島にやってきました。ここから更に2時間、フェリーを使って鹿屋体育大学にお邪魔しました。先々週から2週間、日本の大学訪問中に頻繁に大学関係者の方々から『ブランド力』という言葉が聞かれました。有望な高校選手がもっと多く大学に進学するためや、在学生選手がしっかり卒業するためには大学の『ブランド力』が欠かせないと仰っていました。それと同時に自分は『ロイヤルティ』の構築も現在の大学に必要な部分だと感じました。
日経BPコンサルティングによれば 「大学において「ブランド力がある」とは、「個性や“らしさ”」、「他にはない差別性が効く魅力」が、有利に働いている状態を意味する」と定義されています。一方、冨山他によれば『ロイヤルティ』とは、『集団の価値基準、役割などを自己の意識や行動の中に内在化させ、同化させる心理過程を示す』つまり帰属意識と同意語と述べています。
よって大学には二者択一になった時に選ばれる『ブランド力』と、在学中や卒業後もその大学との繋がりを望む『ロイヤルティ』の構築が現在の全入次代の中で重要な要素となってきます。特に『ロイヤルティ』の構築により大学への帰属性が向上し、卒業生も大学へ戻る機会が増え、社会的・経済的・教育的など様々な利点が生まれます。その『ロイヤルティ』構築のためには大学スポーツにおけるスポーツマネジメントの導入は欠かせないものだと思います。公立私立問わず、大学経営がサバイバル化している今日にあって大学スポーツは広告媒体以外の面で大学にとって広告以上の価値を持ちえます。その目標達成のためにどの様にマネジメントを取り入れるか、大学スポーツ運営の別れ道に差し掛かっているのかもしれません。
参考文献
『大学ブランド力』ランキング:日経BPコンサルティング(日経トレンディーより)
商業スポーツクラブ経営へのロイヤルティ研究の応用: インストラクターの職場ロイヤルティ(冨山、川西、原田1992)
posted by maxsgoodies |20:18 |
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2011年12月14日
昨夜大阪体育大学にお邪魔させていただき、本日は同志社大学見学のために京都です。
ところで昨夜大阪体育大学の教授主催でFacebook Marketingに関してのスポーツビジネスセミナーが行なわれました。自分も以前モーガン大学でマーケティングとプロモーションのためにFacebookは活用していましたが、当時ぶち当たった一番の難題が時間に制約されている事でした。しかし講演をなさっていたプロ球団の方のお話では、掲載する数と事柄を前もって決めているためにそれほど制約はされていないと仰っていました。
また現在Facebookのような統計的な機能がまだなかった頃なので、現在多くの機能を使って閲覧者の分析が出来る事はとても良いツールであると再認識させられる機会となりました。自分はモーガン大学でプロモーション目的で使ったアカウントがるのですが、個人名が「Morgan Bear」となっているので、近日中に自分のアカウントを作成したいと考えています。
ところで簡単な予定として:
本日:同志社大学
12/15:立命館大学
12/16:びわこ成蹊
12/17:スポーツ経済学会出席
12/18:SPORTEC2011
12/19:神奈川大学
12/20:静岡産業大学
12/21:東海学園大学
12/22:大阪教育大学
12/23:鹿屋体育大学
12/24:佐賀県をうろうろ
12/25:東京に戻る
という予定でいます。関東エリアの大学めぐりは一月の第1~2週を予定しています。
posted by maxsgoodies |09:43 |
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2010年02月03日
スポーツチームに必ず付いているニックネームやチームキャラクター、それらは当然そのチームが登録商標を済ませているため、他人が使用してはいけないと決めつけていませんか?ところが結構そうでないケースがあるようで。今回はそんな珍事件の話です。
Pittsburgh Post-Gazetteによるとロバートモーリス大学 (Robert Morris University) は「レッツゴー、ボビーモー(Let’s go Bobby Mo!)」と言うニックネームを長年(非公式に)使ってきました。しかし大学はこのニックネームを登録商標として登録してなかった様で、そのビジネスチャンスをなんと卒業生によって出し抜かれたという事件が発生しました。
ロバートモーリス大学の学生だったベンズ(Benz)さんは在学中、授業のプロジェクトで長年使われているこのニックネームをWear Clothing Inc.という会社を設立して商品化することを提案。しかもこのプロジェクトを大学も気に入り、このプロジェクトに参加した生徒に30万円($3,000)の資金を提供してプロジェクト更に進めるように提案します。
しかしその進めた先は大学の思惑と180度逆方向。彼らは資金を使い「ボビーモー」を自分たちで登録商標し商品化を始めました。どちらが悪い悪くないは意見が分かれる所と思いますが、出し抜かれた事を知った大学側はその権利を買い戻そうとしまいたが、その額がたったの10~20万円ではその値段を遥かに凌ぐ利益を出しているベンズさん達を納得させるには程遠く、大学側の提案は当然のごとく断られたそうです。
皆様も応援するチームがあると思いますが、お気に入りのチームのニックネームやキャラクターロゴなど調べてみると意外な所でビジネスチャンスを見つけることが出来るかもしれません。
参考記事:
Robert Morris graduates coin a phrase
posted by maxsgoodies |22:19 |
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2009年07月27日
日本のトップアスリートを支えていたのが企業スポーツと大学スポーツであることは多くのスポーツマネージメント関連の書籍で語られています。その一方で近年の不況による影響で多くの企業スポーツが廃部を迫られたり、規模の縮小をせざるを得ない現状があります。
先日いつもお世話になっているW大学のH先生より日本が現在取り組んでいる、大学スポーツの活性化についての資料を頂きました。上で述べたように、企業スポーツが衰退している現在、大学スポーツが果たす役割は大きくなるはずですが。。。滞在中に幾つか見学をさせていただいた大学での現状を見て・聞いてみるとまだその役割を果たすまでには至ってないように感じました。
そんなことを思い出しながら頂いた資料を読んでみると、今まで見えてこなかったものが見えてきました。資料のにはアメリカ大学スポーツの状況としてNCAA(全米大学体育協会)が取り上げられていました。そして驚いたのはアメリカで活躍するトップ選手の90%が大学から出ているという事実でした。そしてそれを支えるのがNCAAと競技団体(NF)だと書いてありました。
今考えてみると確かにNCAAと各NFの関係はとても近いものです。過去の記事でも取り上げましたが、大学バスケットボールの祭典であるFinal Fourの期間中、コーチ連盟やバスケットボール協会などがイベントや会議を同期間に同じ場所で行っています。また、仕事を探すジョブフェアーなどもこの期間中に行われているので、開催場はいつもバスケットボール関係者で埋まります。
リクルートの面でもこれはいえることで、高校から大学に上がるプロセスでも、各NFが全米の大学バスケットボールコーチが全米を回ってリクルートをせずにすむように工夫を凝らしています。それにより選手にもコーチにも良い環境が整っています。90%を支えるのは関わる全てのレベルで「Win-Win」の関係ができている為と改めて思いました。
posted by maxsgoodies |01:27 |
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