2010年03月06日
顧客のニーズを知らずして、よいマーケティング・プロモーションは出来ません。そのニーズを知るのには、まず顧客そのものを知る必要があります。スポーツマーケティング・プロモーションの分野でまだ駆け出しのモーガン大学体育局にはその顧客の情報すらありませんでした。自分が数年前に初めて正確な観客数を数えるまで、当日入場者数を「大体」で出していたと言うんですから、その時はこの先が思いやられましたが、一つ一つの積み重ねで少しずつながら顧客の全体像とニーズが分ってきました。
自分がマーケティング・プロモーションを本格的に行なうバスケットボールシーズンにはこのデータ集めをイベントに合わせて行なっています。先日の2月27日に行われたYOUTH DAYとNCAA PACK THE HOUSE CHALLENGEのコラボイベントでも観客データとプロモーションの効果などを調べました。
自分が一番注目したのは実に55%以上の観客がこの日のイベントや試合の情報を「人から聞いた – BY WORD OF MOTH」と答えました。これは体育局のウェブサイト、SNS,新聞などでのプロモーションが効率よく浸透していない事を表していました。その大きな理由としてマーケティングに取り組む傍ら、アスレティックトレーナーとしても働いている自分が、十分な時間を持って一つ一つのプロジェクトに取り組むことが出来きず、他のスタッフとのコミュニケーションや準備などが疎かになってしまった事による結果と痛感もしました。
そんなデータでもプロモーションの成果も表す物もあり、その一つに体育局に新しく設置した「体育局伝言板」を見て知ったという人は初回にもかかわらず6%と上々の成果を見せていました。その他にもOB・OGへの体育局メールなども11%と確実な情報発信の役割を果たすようになりました。入場者数は様々な要素が影響しているので単純に去年と比べることは出来ませんが、それでも昨年の同じイベントが行われた時と比べて30%増を記録しています。
いつもデータ集めの最後に行なうことが、以上のようなことをまとめて大学側に体育局内のマーケティングとプロモーション部門の重要性と必要性を訴えていくことです。この世界は数字が全て、必要性を数字で証明することで、いつの日か自分の後に続く人がこの職業に専念できる環境が生まれることを祈りつつ努力する毎日です。地味で時間が掛かりますが、無いところに新しい物を生み出すにはこれが一番着実な方法ではないでしょうか。

posted by maxsgoodies |09:36 |
スポーツマネージメントを学ぼう |
コメント(1) |
トラックバック(0)
2009年09月17日
スポーツ産業で働くのを目指し、プロなどのインターンを求める人も多いと思いますが、プロアマ大小に限らず、バラエティーの富んだ経験を持つことはとても重要だと思います。例えば今までスポーツに関わった事がない分野の方などが、スポーツの現場から学ぶことは多いと思います。
NCAA(全米大学体育協会)Division II(日本の大学2部のようなもの)では大学スポーツで行われるテレビ中継の試合で現大学生をリポーターとして起用する試みを行っています。去年のバスケットボールシーズンから始まったこの試みは、予想以上の反響があり今年のアメリカンフットボール中継でも大学生をリポーターとして起用しています。さすがに全ての試合とは行きませんが、コンファレンスがバックアップすることにより、今まで学生が考えられなかったキャリアチャンスが生まれました。この機会を得た学生は、「とても楽しいく、これが自分のやりたいことだと確信できた。」と言っています。
Division II broadcasts put class in session
posted by maxsgoodies |10:41 |
スポーツマネージメントを学ぼう |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2009年07月24日
インターンを通して、現場やお客さんとの関係を肌で感じる事は、経験値だけではなく、その業界が自分の目指すものなのかを知る大切な手段です。それでも日本でのインターンは夏休みの間や週末のイベントなど、短期や単発で行うことも少なくないと聞きます。でも個人的には長期のインターンをお勧めします。その理由は幾つかあって、
一つ目はシーズン中よりシーズンオフのほうが仕事が多い。例えばスポンサー業務。一番難しいのはスポンサーを獲得することで、行われるのはシーズンオフ。Win-Winの環境作りなど学ぶことは多いと思います。
次にスポーツ業界は予期できないことがよく起こる業界なので、常に「もしも」の時に備える先を見る目、例えば何か起こったときの「危機管理体制」や「危機状況対応」などを学ぶことができます。
三つ目はチーム管理。一年通して経営やチームの状態を安定させることはとても難しいことです。シーズンに入り怪我をした選手などをニュースなどで見ますが、実はシーズン中にしっかり怪我をしないようにシーズンオフやシーズン前に準備することが一番大事なことです。これにはもちろん本人の努力もありますが、周りのスタッフとの連携無しには一年を通して安定した状態は保てません。
挙げればもっとあるのですが、簡単に以上三つを上げさせていただきました。要は「華やかな部分を見るには、暗い部分も見る必要がある」と言うことでしょうか。時間的余裕や、他の理由により誰もが長期インターンを出切るわけではないと思います。でももし可能であれば、週一回でもいいと思います。検討してみてください。きっと予想もしていなかったことを学ぶことができると思います。
posted by maxsgoodies |09:17 |
スポーツマネージメントを学ぼう |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2009年07月07日
先日お会いした学生の方がアメリカでスポーツマネージメントを学びたいとおっしゃっていました。以前自分のブログでも紹介したように、大学が生徒集めに人気のある学科を設立したり、設立しても内容が伴わなかったりすることが New York Timesの記事に載ったと紹介しましたが、自分の望む学科を探し出すのに苦労したことは自分も経験があります。
そこで参考程度にNASSM(North American Society of Sports Manangement)のウェブサイトを送りました。この団体はthe National Association for Sport and Physical Education (NASPE) と合同でthe Commission on Sport Management Accreditation (COSMA)という認定基準を設けアメリカ大学のスポーツマネージメント学科の審査をしています。
その他には、各大学のウェブサイトで在籍学生へ直接メールが送れることも多く、そのような機会を通して、ウェブでは得られない内部事情などを聞いてみるのも手です。
posted by maxsgoodies |09:32 |
スポーツマネージメントを学ぼう |
コメント(0) |
トラックバック(0)