2011年09月27日
テキサスA&M大学のSEC(Southeast Conference)コンファレンスへの移籍が正式に決定いたしました。このタイミングでSECが発表を行なった理由は今週末にテキサスA&MとSECのArkansasの試合があることに間違いないでしょう。SECの理事(Commissioner)であるマイク氏は、
"Texas A&M is a nationally prominent institution on and off the field and a great fit for the SEC tradition of excellence -- athletically, academically and culturally,-テキサスA&M大学はフィールドの内外においても有名な大学であり、SECの栄光あるスポーツ、学業、文化の歴史に合致する"と公式のコメントを発表しています。
それでもこのタイミングで発表した理由が話題性を高め、SECが今まで持っていなかったテキサス州の視聴者を獲得することによって、去年ESPNと契約した15年、3200億円($3billion)の放映権に関する、再契約を模索しているのではないかと言われています。今年になってコンファレンス編成で成功したPac-12がSECを上回るメディア契約を結んだので、今後のSECの動きに注目が集まっています。
ところで、30億ドルはゼロが9個:$3,000,000,000で円に替えると$1=80円として、320,000,000,000円の3200億円だとおもいます。
参考文献
Texas A&M officially joins SEC
De facto TV network will push SEC even further ahead of competitors
Pac-10 announces ESPN/Fox TV deal
posted by maxsgoodies |08:46 |
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2011年09月26日
アメリカ大学競技スポーツ(Intercollegiate Athletics)におけるコンファレンス(Conference)の成り立ちは元々学生選手(Student-Athletes)の競技資格を明確且つ管理し、スケジュールや遠征をより円滑に行い、また理念(Mission)と目標(Goals)を共有する大学が集まることで、政治的発言権を強めるために設立されたのが始まりです。その歴史を辿るとハーバード大学、イェール大学、プリンストン大学とコロンビア大学が集まって1873年に設立したIntercollegiate Football Association (IFA)に始まります。もっともこの協会はラグビーから発展したアメリカンフットボールのルールの統一と安全性を求めるためにだけに設立されたものでした。
現在のコンファレンスのような形がとられるようになったのは19世紀後半に大学競技スポーツ、特にアメリカンフットボールに注目が集まり、勝利至上主義に傾きつつある中でシカゴ周辺の大学教授陣と管理者が一緒になり大学競技スポーツを管理するために1895年に設立されたシカゴコンファレンス(Chicago Conference-後のBig Ten Conference)が最初です。その後1989年にはブラウンコンファレンス(Brown Conference-後のアイビーコンファレンス、Ivy Conference)と多くのコンファレンスが設立されるようになります。20世紀の半ばまで各コンファレンスは学生選手の競技資格とその違反に対しての罰則と言う役割をNCAA以上に果たしていたといえると思います。
しかし商業化した大学競技スポーツの運営に関して同じコンファレンスに所属する大学の間で理念(Mission)と目標(Goals)の違いが鮮明になり始めます。つまり商業化を進めるコンファレンスと学業中心で進むものとに別れます。商業化を進めた代表的なコンファレンスとしてはビックテンコンファレンス(Big Ten Conference)。その逆に学業中心を進めたのはアイビーコンファレンス(Ivy Conference)と言えると思います。
それにより、コンファレンスの理念と共有しない大学が共有できるコンファレンスを求めて移籍する時代が訪れます。その代表的な例としてテキサスキリスト(Texas Christian University-以後TCU)大学などが上げられます。この大学は今は無きSouthwestern Conferenceに所属していました、その後Western Athletic Conferenceに所属、2年後Conference USAに移籍、2005年Mountain West Conferenceに移籍します。そして来年の2012年からはBig Eastに移籍することが既に決まっています。これらの移籍理由としてTCUの競技局長は「TCUは常に全米トップレベルを目指しており、大学アメリカンフットボールのトップであるBCS(Bowl Championship Series)への出場権をもつBig Eastコンファレンスに移籍する事はTCU競技局の理念と目標に合致するも」のと述べています。
この数年のコンファレンス移籍騒動でアイビーコンファレンスの名前が挙がらない理由は一連の移籍騒動の理由がコンファレンスに支払われる放映権料の分配金にあり、コンファレンスを拡大し、視聴者マーケットを広げることによって更に多くの放映権料を手に入れようとするコンファレンスの経営方針と理念はアイビーコンファレンスのそれとは一致しないためです。スポーツ奨学金を出さず、シーズン中の試合数を限定し、学業優先を崩さない中にあっても常に全米トップの選手を送り出すアイビーコンファレンスとその大学の理念と目標は現在の商業化した大学競技スポーツのビジネスプランが限界を迎える時、必ず見本となるものだと思います。
posted by maxsgoodies |05:01 |
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2011年01月22日
今週の火曜日にモーガン大学が所属するコンファレンス(MEAC)内のマーケティングディレクターが集まる電話会議に出席しました。今年2回目となる電話会議ですが、加盟大学13校中たった5校しか参加していないというお粗末ぶりでした。モーガン大学でマーケティングをやらせていただいて6年目になりますが、電話会議などの度に思う事は、コンファレンス本部と所属大学との溝は広がったまま、塞がる気配が無い事です。大学体育局とそのスポーツがコンファレンスという傘の下に所属する意味は何なのかを考えて見ました。
NCAAの下部組織
本来コンファレンスは大学スポーツを統括するNCAAの下部組織として位置し、NCAAと各所属大学体育局(モーガン大学を含む13局)を繋ぐ重要な役割を果たします。刻一刻と変わるNCAAルールや新規定を所属大学に徹底させ、トーナメントやアメリカンフットボールゲームなどからの分配金を振り分ける役割など、多くの重要な役割を担います。
ここでMEACが抱える問題は仕事待遇と環境が悪い為に(低賃金・長時間労働・ゼロ報酬など)スタッフの入れ替えがとても激しいことが上げられます。去年の年末に分ったことですが、コンファレンス本部のマーケティングディレクターがまた代わったそうです。過去6年の間で4人目のポーターさんは広報部のディレクター職との兼任になるそうです。「率先したリーダーシップを」でも取り上げていますが、交代のたびに引継ぎに時間が掛かり、結局シーズンが終わってしまうということを繰り返しています。その間の連絡も疎らになり、NCAAとの連携も取れなくなってしまうことが多く有りました。
所属大学の代理人
「違法でも腹が減っては何とやら」や「大学スポーツとスポンサー契約の比較」でもお伝えしましたが、モーガン大学のような小大学だけではESPNや大口スポンサーを取る事はとても難しいことです。コンファレンスは所属大学の代理として単に1x13=13という価値ではなく、13x(1+α)=?と言うように価値を上げ、大口スポンサーやテレビ契約を獲得する義務を負っていると思います。
ここでの問題はコンファレンスがスポンサーなどの契約を所属大学との連携無しに契約したり、テレビ契約などを安売りしてしまうことに有ります。確かに13校全ての希望を反映させる事はとても難しいことですが、代理人である以上、彼らの意見に耳を傾ける姿勢が大事だと思います。「ラッセル社との契約結ばれる」でも取り上げましたが、その場すら無しに一方的にメモのみが送られてくるということが多くあり、所属大学総長との不協和音を生む原因にもなっていました。
団結・協力させる接着剤
コンファレンスは単にアップダウンの組織にとどまらず、所属する大学の横の関係を繋ぎ、協力させていく責任も担います。上に挙げたように小大学一つでは財政的・人員的に限られているのでやれる事も当然限られてきます。コンファレンス本部は率先して横のコミュニケーションを図り、アイディアなどをシェアすることでお互いの価値を上げ、それは同時にコンファレンス全体の価値も上がるということになります。
ここでの問題はコンファレンス本部が孤立していることが挙げられます。上にも挙げたように、電話会議でも参加者が半数にも満たない。「違法でも腹が減っては何とやら」で上げたように、各大学がコンファレンス本部の許可なしにスポンサーを集め、ある意味コンファレンスもそれを容認すると云う繰り返しでコンファレンスが統制能力を失っている現実があります。これでは横の接着剤となるどころか、トップダウンの機能すら果たさなくなっています。
解決策はあるのか?
(あくまで個人的な意見として)有ると考えます。キーワードはリーダーシップ、意思改革、Unity、そして誠意です。
強力なリーダーシップ
「率先したリーダーシップを」でも挙げましたが、コンファレンスのトップたる理事が自ら率先してコンファレンスと所属大学とのプロジェクトに取り組む姿勢が必要です。腐った木から成熟した美味しいりんごは取れません。
意思改革
モーガン大学でも取り組んでいますが、晩年負け続けていると勝つための姿勢やる気などが自然と失われて、何事にも悲観的且つ消極的になりがちです。その意識改革をするのには長い時間と地道な努力が必要です。単にチームが勝つことだけではなく、勝つためのプロセスを理解させることが慣用です。偶然で勝てたのではなく、プロセスの結果として勝ち、また勝ち続ける事が出来る事を理解させる必要があります。
UNITY
バラバラになっている所属大学とコンファレンスを一つにするにはコンファレンス自ら動くしかありません。乳がん撲滅キャンペーンや恵まれない子供たちへの寄付運動など、共通したテーマなどを通してコンファレンス本部が言うだけでなく、行動して全体の協力・団結を強くすることが必要だと思います。
誠意
「アメリカスポーツはビジネス」といいますがそれでも人と人のつながりで成り立っています。シビアな部分は勿論有りますが、「コンファレンス本部は(モーガン大学のことを)本気で考えてくれているんだ」と思えるような行動が必要だと思います。例えば理事が年に一度ぐらいモーガン大学のキャンパスを訪れるとか。忙しいのは重々承知していますが、過去6年一度も訪問された事はないと思います(自分が会いに行った事はありますが)。変えていくんだという誠意をまずトップが見せる事が不可欠ではないでしょうか。
よく強いチームは細部まで気を配る(The team always takes care of small details) といいますが、誰もが分っている事だと思います。違いはそれを実際にやる財政的・人員的余裕があるかと言うところです。コンファレンスに所属する大学中、フールタイムのマーケティングスタッフがいるのは半数以下です(自分もほぼボランティア状態)。そのような状況を重々承知しているからこそ、コンファレンスが率先して資金を出した研究やリサーチを基に各大学にフールタイムスタッフの重要性や必要性を訴えることが必要だと思います。
posted by maxsgoodies |22:42 |
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2009年03月14日
今週行われている我がコンファレンス、MEAC (Mid-Eastern Athletic Conference)のバスケットボールチャンピオンシップトーナメントがライブで見れます(日本から試していないので、見れることを願います)。ColgateやBaltimore Rushmoredrive.comなどのコンファレンススポンサーを含めたマーケティングが試合のタイムアウトの間や会場の至る所に見て取れます。まだまだコンファレンスとして改善する点を数多く含みますが、その点、発展途中の日本のスポーツや大会などの参考になると思います。
- まず、http://www.meachoops.com/に行きます。
- そこのページの一番上にBaltimore Rushmoredrive.comのバナーがありますが、その下にある”VIDEO STREAM”をクリックします。
- そこから” http://www.meacsports.com/liveEvents/liveEvents.dbml?&DB_OEM_ID=20800”に飛びます。
- いろいろゴチャゴチャしているページに飛びますが、大きく”MEAC”と書いているバナーの下に”Upcoming Live Events”と書いているところの右下に”View/Listen Speed*”という下に”Play”と言う所があります。そこをクリックすると” http://www.meacsports.com/newMediaPlayer/consolewmp.htm?id=&type=&oemid=20800”のページが開きます。そこで現在行われているバスケットボールゲームが生で見られます。
アメリカ東海岸時間で3月14日の昼の12時(日本時間3月15日午前1時)に女子バスケットボールゲームの決勝が、14日の午後7時(日本時間15日午前8時)から男子バスケットボール決勝が行われます。日本からIPアドレスなどの関係で見られなかったらすみません。
posted by maxsgoodies |08:44 |
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