2007年12月16日

QUID PRO QUO

マーケティング用語の中に「QUID PRO QUO」という言葉があります。二つの独立体(会社など)の間で行われる交換や代価などの意味で、スポンサーシップに対しての金銭などがこれに当たります。この言葉の使い方や、例などは辞書で調べていただくとして、今回はこの言葉の基本的概念を学ぶ機会が昨日あったので一言。

昨日早稲田大学において日本体育・スポーツ経営学会によるスポーツ経営フォーラムが行われました。日本スポーツ産業に関するフォーラムへの参加は今回が初めてで、内容にとても興味があり、申し込みの際には国際電話をかけて申込書が届いているかを確認をしたほどでした。今回のテーマは「プロスポーツチームの“地域密着”マネジメントを考える」でした。早稲田大学教授の木村先生を始め、北信越BCリーグ代表取締役の村山様、そしてJリーグジェフユナイテッドからは樋口様とテーマを研究と実践の目から語っていただきとても内容の濃いフォーラムだったと思います。

特に自分の中での発見はこのフォーラム参加無しではありえなかったのではないでしょうか。それは「QUID PRO QUO」の根底にあるものが、実は地域やそこにいる人々を「大切に思う」「助け合う」だということです。プロチームがあるお店の名前を地元にもっと知ってもらいたい、それに対して店の人が「ありがとう」を形や形に見えないものでお返しをする。それが1万円であろうと1億円であろうと、この単純な目的「相手を思う」を忘れては本当の意味での「QUID PRO QUO」は出来ていないのではないでしょうか。

物事への決定が更に早く効率的に求められる中にあって、論理や理屈で分かっていても自分も仕事の中で、相手を思う気持ちよりもこの相手は幾ら出すと利潤関係になっていることがあったと思います。ボタン一つで全ての決算や支払いが済む世の中で、「地域に密着した」マネージメントが何なのか、それ以上にスポーツビジネスの根底にあるものは何なのかを思い出させていただいたような気がします。

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posted by maxsgoodies |11:45 | スポーツマーケティング | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年09月24日

年棒/パフォーマンスx365=おいくら?


「情報を制す者はビジネスを制す」なんて言葉を誰かが言っていたようなことを思い出しました。現代のスポーツマーケティングにおいて顧客の情報をより詳しく知ることが将来の成功に繋がることは言うまでもありません。NFLはもとより、NBA,NHLなどでは顧客の情報処理プログラムがいち早く導入されています。ところが最近顧客だけではなく、選手自身をプログラムに掛けて払っている価値に値する活躍をしているかというプログラムがStratBridge INCから発売されました。

このブログラムの名前はStrateEdgeといって既にいくつかのNBAチームやMLBチームも導入しているものです。このプログラムによってチームは膨大な情報の中からその選手の「効果的価値ーEfficiency Value」を様々なパフォーマンスの基準を用いて他の同じような給料が払われている選手と比べることが出来ます。

記事にはその選手に付随する付加価値や地域への経済効果など詳しいことは書いてありませんでしたが、スポーツがビジネスである以上それを行うのが人間であっても、そのシステムにはめ込まれてしまうのかもしれません。いずれ選手の退団や引退記者会見で古田選手のような感動を呼ぶものがなくなり、単に「統計が示すとうり」なんていう会見が起こるとすれば悲しい気がします。

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posted by maxsgoodies |19:37 | スポーツマーケティング | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年08月19日

ユーザーに優しいマーケティング

テクノロジーの発達は私たちの生活に様々な影響を与えています。スポーツマーケティングの世界でもテクノロジーを駆使してさらなるファンを増やしているプロチームや大学が次々と現れています。

どんな例があるかはAthleticManagement.comに詳しく載っているので省略させていただきますが、ポイントはテクノロジーを駆使した窓口(ウェブサイト、バーコードなど)をいかに簡単にユーザー(顧客)がアクセスまたは利用できるかだと思います。

マーケティングをするほうは仕事が増えるのですが、その代わりより細かいデーターが取れるようになります。例えば大学のファンクラブの会員になります。会員カードでチケットから試合での買い物まで出来るようになると、この顧客がどの試合をどれくらいの割合でいつ、いくら位使っているかが解ります。さらに人気のスポーツに限らず卓球、器械体操などの試合を見に行くことでポイントが貯まれば両方にとってとても良い状況を作り出せます。

最近はじめたのはアメリカ版のMixiのようなブログをgって生徒の間に情報を流通させる方法です。Facebookというブログサイトで自分の大学の生徒だけという限定方法を使って流したい情報を一番興味のあるグループにだけ流す方法を行っています。

Facebookは携帯やイーメイルを毎日チェックしない人でも必ず一回は見ているサイトなので、電話やイーメイルよりも手間も時間も掛からずに興味のある人に興味のある情報を送っています。それに一番のメリットは誰もがどうやって使うかを知っているということです。それにより自分はただ興味の出そうな情報を載せるだけで相手から連絡をしてくることもあります。

ただ難点は常に情報をアップデートすることです。常に新しいものが出てくる現代では新しく出てくるテクノロジーに付いて行く事は、それを本職としていない限り難しくなってきます。そろそろアップデート時期だと自分も感じ始めています。

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posted by maxsgoodies |05:09 | スポーツマーケティング | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年08月14日

スポーツマーケティングチームを作ろう

スポーツマネージメントが盛んなアメリカにおいて、スポーツマーケティングは高校でも行われていることも珍しくはありません。今日はそんな話題をお伝えします。

アスレティックマネージメント(Athletic management、AthleticManagement.comから)2月、3月号によると高校レベルではアスレティックディレクター(Athletic Director、スポーツ関係の最高責任者)に多くの仕事が任されて、スポーツマーケティングを行っている時間がないのが現状です。(自分の大学でも同じことですが) しかしほったらかしにしておくわけにもいかないので、解決方法の一つとして生徒による生徒のためのスポーツマーケティングを行ったという記事が載っていました。

これは生徒がチームを作り、どのようなスポーツマーケティングを行うか協議しディレクターに提出します。これにより生徒の意見を取り入れるだけでなく、生徒もスポーツマーケティングプロジェクトに参加でき、本当の現場での経験が出来るというものです。

ディレクターにしてみても、生徒の目線からプロジェクトの立案を行えることはとてもプラスになります。やらされている人たちよりも、やりたいといって集まった人たちのほうが行動力や結成力が強いことは明白です。それに他の生徒も生徒によって作られたプロジェクトのほうが親近感が湧き、参加したいという気持ちにつながります。

自分の大学でも今年、大学にあるMBAプログラムの生徒と一緒にマーケティングチームを作ろうと思います。しかしどんなチームにしてもリーダーシップと統制力がとても大事になってきます。自由な発想が出来る環境であって、尚且つ現実かつコントロールがされているチーム環境を目指して行きたいと思います。

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posted by maxsgoodies |20:49 | スポーツマーケティング | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年08月08日

女性がスラムダンクをしてみると。

昨日NCAA Newsを読んでいると1960年代から70年代にかけての9年間、大学男子バスケットボールにおいてスラムダンクが禁止されていた、と書いてありました。ほぼエンターテイメント化している現在の大学男子バスケットボールにおいて、ダンク無しでの試合は考えられませんが、ちなみに女子でもダンクを出来る人がいることをご存知でしょうか?

WNBA(女子プロバスケットボール団体)に何人かいるのですが、大学レベルにおいてはCandace Parkerを抜きでは語れません。どれだけすごいかは興味があればGoogleしていただくとして、実は彼女が大学一年のとき何回かテネシー州立大学院で彼女のリハビリをする機会がありました。そのためいつも彼女関係のビジネスの記事には目を通しています。

自分が今興味あるのが以前ESPNでも論争の焦点になった、”女子バスケットボールのIdentity(個性)がどこにあるのか?”という点です。彼女のスラムダンク(人によってはレイアップをした後、鉄枠を掴んでいるだけと言う人もいまが)、によって確かに彼女を見るために試合に足を運ぶ人は増えて、女子バスケットボールが注目されています。ただそれは本当に女子バスケを見たいからなんでしょうか?

自分は多くの人が、彼女がダンクを出来るため、彼女から男子バスケットボール選手の様なパフォーマンスを期待しているのではないかと思います。女子バスケットボールも男子バスケットボールのようになると。Candaceはダンク無しでも立派な一流の選手なのにもかかわらず、ダンクにばかりメディアは集中し、中には女子バスケを男子バスケのようにマーケッテングをするべきだという人もいます。しかし女子バスケは女子バスケであり、男子バスケと比べるものではないと個人的に思います。

以前Target Marketの話をしましたが、それに関してだけ言ってもこの二つのスポーツは違いを持っています。これからの若い世代はどんどん運動能力が上がって第二のCandaceがまた現れるかもしれません。それでも本当に女子バスケを楽しんでいる人はCandaceがNBAスター選手のように鉄枠に両手でぶら下がってカメラに向かってポーズしているシーンを見たいとは思いません。彼らはそんな男性的なパフォーマンスは期待していないと思います。女子バスケットボールとしての個性の確立を前面に出し、本来のTarget Marketのニーズを広げていくことが長い目で見たときの女子バスケットボールの成功につながると思います。

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posted by maxsgoodies |18:42 | スポーツマーケティング | コメント(2) | トラックバック(0)
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