2010年02月06日

99%の努力と1%の才能で

今週はアメリカンフットボールファンには待ちに待った日がやってきました。NFL のスーパーボールの話?と思われるかもしれませんが、自分が指しているのは高校生が大学アメリカンフットボールチームと正式に契約する、Signing Day の事です。

NCAA DIVISION I FOOTBALLチームとの契約は毎年2月の第一週水曜日と決められていて今年は2月3日。各スポーツ新聞は挙って全米トップ大学の契約者リストを報道しました。日本でも高校生がプロ野球に行く時には話題になりますが、ドラフトではなく個人の意思で好きな大学に行けるため、各大学のリクルート担当者は全米に散らばるトップ高校生を躍起になって集めようとします。

しかし必ずしも全米から選りすぐりの高校生選手を集めればそれが結果に現れるわけではありません。現に今年NFLに選ばれるであろうと言われている全米トップ大学学生選手の多くが、今から4年前の2006年のSigning Day には全米トップ高校選手として注目を浴びてはいませんでした。

重要なのは今有る高校生の才能をこの先4年間で如何に伸ばしていくかです。しかしそれには監督と選手の両方の協力が必要です。学生選手がどれだけ一生懸命取り組むか?大学体育局がどれだけサポートを充実させるか?監督陣がどのようにコーチングするか?選手がどれくらい伸びるか?「高校スター」という過去の称号をどれだけ早く捨てられるか?たとえ全ての情報を持っていても、今の高校選手の4年後は誰にも予想できる物ではありません。

例えば、モーガン大学アメリカンフットボール部に所属し、卒業した2人のスタープレーヤーがいました、名前はチャッド選手とジャレル選手。ともに将来を有望視され、生まれて持った才能により入学前より期待されていました。しかしモーガン大学在学中にその差は広がり、今ではまさに天と地。チャッド選手は二日後に行なわれるスーパーボールという夢の舞台にインディアナポリスコルツの選手として立ち、ジャレル選手はNFLへの第一ステップといわれるカナディアンリーグでの契約にようやくこぎつける事が出来ました。

今思い起こせば、チャッド選手は常に努力をしていた記憶があります。もう一方は「高校スター」が抜けられず何かというと言い訳をしていました。スタッフにも、「He could go to NFL if his head were straight(彼が誠実であればNFLに行けただろうに)」と言われていました。在学中はとても仲の良かった二人、チャッド選手の雄姿をテレビで見るジャレル選手の気持ちはとても複雑な物だと想像します。

参考記事:
Signing day a start, not a destination (ESPN.comより)

posted by maxsgoodies |10:25 | その道のプロ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年07月08日

スポーツ業界における専門性

大きい会社ほど、働く人が多く、それによる個人の専門性も高まっていくことと同じように、アメリカスポーツ業界でも同じようなことがいえると思います。アメリカ大学体育局のレベルでさえ、名門のオハヨウ州立大学体育局には461人(ウェブサイト名簿より)の人が働いています。マーケティング部門だけでも10人(募集中のポジションも含め)それに対して自分の大学は私一人です。人数が多い分、一つ一つのプロジェクトは充実し、広く深くマーケティングを行うことが出来ると思います。

日本での滞在期間中、様々な分野の方々との交流を持たせていただいております。ニュースのみでは判らない日本のスポーツ業界の現状を毎日肌で感じることが出来る機会をいただけることは感謝に堪えません。そこで感じる事の一つが自分の分野における専門性の必要性です。今後日本のスポーツ業界が広く大きく普及していく中で、今までなら「スポーツマネージメント」で収まっていたものが、「スポーツマネージメントの何々分野」となることで日本におけるスポーツ業界の狭き門を潜っていけるのではないかと実感しています。日本に来る前にあった「もやもや」としていた物が今少し晴れてきたような気がしています。

posted by maxsgoodies |09:52 | その道のプロ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年01月08日

一つの原石として

「一つ一つの原石が輝くことで全体が明るくなることを望みます。」今回の帰国中にお話をさせていただいた某有名大学の名誉教授、U先生からいただいた言葉です。この言葉が今まではっきりと見えなかった「自分が今何をするべきか?」という疑問を払拭する機会になりました。

ここ一年余り、「日本のスポーツ産業発展に何か貢献できることが出来ないだろうか?」と模索してきました。今回滞在中に多くの方と話す機会に恵まれ、初めてのbjリーグの試合観戦やスポーツマネージメントに関するセミナーなど今まで頭の中でしか描けなかったものが実際に見ることができ、とても意味のある時間を過ごせました。

その中でもスポーツ産業だけではなく、その他の分野でも30年以上その世界に関わってきた方々と話を出来る機会に恵まれたことが幸運でした。U先生もその一人です。少ないながらもとても貴重な時間をいただきました。帰り道に「原石」の意味を考え、その時に自分はまだ何かを貢献することを考えるほど成熟していないと痛感しました。それまでの自分が結果ばかりを追いかけ、未熟がゆえに結果を見ないと安心しない所にいたことが分かったのです。

スポーツマネージメントが新しい分野であるとはいえ、ここに来るまでに努力をしてきた方々いらっしゃいます。スポーツマネージメントという言葉がなかった時代にその分野を発展させようと努力をなさった先生方がいらっしゃいます。その方々に比べると自分の経験が如何に小さな物かが分かったのです。自分はまだ一つの原石にすぎない、今自分がしなくてはいけないのは、更に経験を積んで少しでも輝きをます原石になることだと学ばさせていただきました。帰国中に時間を作っていただき心から感謝をいたします。

ところで、今年の自分の言葉は「変化」です。身の回りの様々な「変化」に臨機応変に対応しつつ、自分のやりたい方向へいけるように努力したいと思います。遅れながら、新年おめでとうございます。皆様にとってよい年でありますように。

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posted by maxsgoodies |20:51 | その道のプロ | コメント(0) | トラックバック(0)
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