2007年12月18日
オラが村チーム
男子バスケットボールと女子バスケットボールのマーケティングを考えたとき、この二つのスポーツはまったく違う側面を持っていると考えなければいけません。しかもこの二つを同じ方法でマーケティングすると女子バスケが男子バスケに比べて云々となることが多く,その逆はあまり見ません。それは、ターゲットとする基礎基盤が違うためでこの二つのマーケティングは別々に行う必要があります。 「基礎基盤の発見」 日本でもbjリーグが始まり、自分も東京アパッチの試合を見に行くのですが、もしバスケが好きな友達が身近にいたら、両方の試合を見に行ったことがあるか聞いてみてください。おそらく両方の試合を見に行く(行った)という人は少ないと思います。それは各々の試合を見に行く観客が試合に求めているものが違うところにあります。 NCAAが出した最新の調査結果では女子バスケットボールを見に行く人は選手たちの技術、誠実さ、高いレベルでのスポーツマンシップ、そして何よりも選手たちが自分の子供たちの見本(Role Model)になるためと答えています。これは男子バスケットボールを見に来る人には見られない傾向です。 今アメリカ大学体育学部ではこの「家族に優しい環境」「子供たちが喜ぶ場所」作りが女子バスケットボールをマーケティングする上でとても重要になっています。メリランド州立大では、女子バスケットボール試合での前年平均観客数が4800人だったのが今年は平均9500人、シーズン合計観客数は15万人を超えました。同大学女子バスケットボールチームは2005~2006年シーズンのNCAA全米チャンピオンなのですが、同大学スポーツマーケティング準ディレクターのニックロファーロ(Nick Lofaro)氏はこう答えています。「確かに勝つことで観客は増えました、しかしそれ以前も着実に観客数は伸びていて、成功の鍵は過去数年に及ぶメディアを通しての小さな子供や、家族に楽しんでいただく環境作りの結果だと自負しています。」 たとえ全米制覇が目標ではないにしろ、観客数を増やすことは共通の目標ではないでしょうか。スポーツに合った基礎基盤の発見をし、新しいテクノロジーを使ってそこに魅力的な環境を提供することが必要です。愛着のあるチームを「オラが村チーム」と呼ぶように「地域密着」マネージメントを考える上で、ファンの方々にそう呼んでいただく環境作りがマネージメントの成功への第一歩ではないでしょうか。
posted by maxsgoodies |06:33 |
「地域密着」マネージメントを考える |
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