2007年09月29日

スポーツの社会的立場(1)

スポーツの世界において一番予想しがたいことの一つに選手の不道徳な行為や不品行などがあります。その影響はチームやそのスポーツ全体に影響することが多いのですが、ステロイドや賭博などの話題が尽きないアメリカで、「選手の不道徳はあまりチームの収入に影響していない」という研究結果が発表されました。今回はいくつかのシリーズに分けて選手の不品行などによってチームやスポンサー、ファン、さらにはそのスポーツ全体が受ける影響などを様々な角度から個人的な意見も含めて書いてみたいと思います。

日本でもたびたび起こる選手の不道徳な行為はチームのスタッフには寝耳に水のことがほとんどです。その選手が所属するチームはファンや報道陣からの質問に加え,スポンサーや出資する会社などへの説明を求められますが、ほとんどの場合、質問に対しての答えが無い場合が多いのです。それでもその対応によってはスポンサーを維持できるどころか増やすことも出来ます。

ご存知の方も多いと思いますが、起訴されたNFLファルカンズのクオーターバック(QB)、マイケルヴィック選手の件では、ファルカンズはオーナー、取締役や総監督を含めたチーム関係者が一丸となって49あるスポンサーへフ対応を行いました。それによりファルカンズは開幕戦までにさらに3つのスポンサーを増やすことに成功しました。この影にはシーズンチケットのほとんどが既に売れていたのと、チーム一丸となった対応策が人々の「落ち込まずにチームには頑張って欲しい」という支持を誘いました。

しかしこの事件の本当の意味での影響はすぐには見えないものだと自分は思います。今回のマイケル選手の事件でもチームに対する直接的な影響は微々たるものですが、スポーツ選手や、フットボール全体に対するイメージへの二次的な影響はこの先何年にも亘って起こることだと思います。子供や親が持つフットボール選手のイメージの低下によって選手人口自体に影響することも多少なりともありえるのではないでしょうか。

マイケル選手の逮捕のニュースは全米でもトップで伝えられましたが、それは彼が破格の契約金と年棒を獲ていることにあるのですが、しかしながら彼の事件はほんの一角に過ぎず、NFLでは2000年から実に334人もの選手が逮捕されています。これはNBAでも同じことで、今年の夏に起こった審判の賭博事件、選手が客席に乗り込んでの乱闘、銃犯罪などが絶えません。MLBではホームラン新記録保持者のベリーボンズ選手のステロイド疑惑などがあります。一つ一つの事件は小さなものでも、その事件から起こる将来への影響は予想しがたいものがあります。そのため、このような事件が起こるたびに各リーグはイメージの回復に努めざるをえません。

次回はそのような事件をファンはどう見ているのかを検証してみたいと思います。

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posted by maxsgoodies |23:01 | スポーツの社会的立場 | コメント(0) | トラックバック(0)
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