2007年03月31日

北島選手の金メダル☆ by田中雅美

 北島康介選手、金メダルおめでとうございます!!

 記録を本気で狙った、勇気のあるレースだったと思います。
 スタート前に名前がコールされるとき、平井コーチは、北島選手のことを<相当気合が入っているな!>と思ったそうです。
 そして、飛び込みのあと、最初の25メートルくらいは力の入った泳ぎで、少し心配されたそうですが・・・そこからが、北島選手のすごいところ。
 25メートルを過ぎたあたりから、ちょっとずつ修正して大きな泳ぎにしたそうです。
 飛び込んだあとから、途中で、自分のことを冷静に考えて泳ぎを変えられるというのは、誰にでもできることではありません。
そして、ラスト50メートルは、テンポを徐々に上げてラストスパートをかけ・・・ゴール!!
 自己記録まであと少し!2分09秒8というタイム。

 北島選手本人は、世界記録を狙って泳いだと言っていて、金メダルはうれしいけれど、記録的には悔しいと言っていました。
 しかし、世界の金メダルですよ。
 昨日も一昨日も、緊迫感のあるレースをし続け、200ではハンセン選手が欠場の中、勝ちにプレッシャーもあったと思いますが、攻めの気持ちを持って望んだ、個人最後のこのレース。
 隣のコースを泳ぐオーストラリアのリッカード選手もいい泳ぎをしていましたが、やっぱり北島選手はすごかった!!

 残り400メートルメドレーリレーがありますが、今回の世界水泳は、北島選手にとって、とても大きな収穫があったことと思います。
 50、100、200の予選・準決勝・決勝をしっかりと泳ぎきり、100では1分を2度も切り、200でも、以前まで世界記録だった自己ベストに迫る泳ぎをしました。

 この経験・そして今回ついたであろう自信は、必ず来年の北京で生きてくると思います。
 これからの北島選手も応援していきます!!!

 ドキドキ・ワクワク興奮の世界水泳も、残り2日となりましたね。
 私のテレビ解説も、最終日の1回となりました。
 拙い解説で、見ている方にご迷惑をおかけしていることと思います。

 最後の1回、選手の頑張りと、私自身も後悔のないように、精一杯お伝えしていきますので、どうぞ最後まで見守ってください。

 よろしくお願いします。

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posted by masami_tanaka |13:53 | コメント(6) | トラックバック(2)
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2007年03月30日

スイマー中村真衣 by田中雅美

 昨日は、なんとも言えない気持ちで幕を閉じた・・・。

 悔しさなのか、充実感なのか、満足感なのか、敗北感なのか・・・言葉にできない気持ち。
 それは、アテネで私が200メートル平泳ぎを泳ぎきったときに、すごく似ている気持ち。

 真衣の50メートル背泳ぎが終わった。

 レース後のインタビュー、一生懸命答えようと頑張っていた。
 けれど、あとからあとから溢れてくる涙が言葉の邪魔をした。

 ずっと応援していた私たちにも、この日初めて真衣のレースを見た人たちにも、きっと、あのインタビューでは、真衣のこれまでの努力や苦悩の日々が伝わっただろう。

 2ヵ月前に取材に行ったとき、真衣は結果は考えていない、とにかく1日1日を頑張るだけ、と口にしていた。
 しかし、先日のジャパンオープンでは、手ごたえを掴んだのか、記録を狙っていた、結果を残したい!といきいきした表情で、はっきりと言ったのだ。
 心に秘めていた想いが爆発したかのように。

 それからの真衣は、試合まで、順調に時間を過ごしていった。
 時々、現地から送られてくるメールにも、その順調ぶりが見え、私も嬉しく思った。

 50メートルの予選、準決勝、感じは良かった。
 持ち前のバサロキックがよくきいて、15メートルの浮き上がりでは頭ひとつリードし、後半も、その勢いを保っていた。
 レース後のインタビューも、しっかりと次を見据えたコメント。表情もいい感じ。

 決勝の日、私は朝から緊張していた。
 真衣のことを考えていると涙がでてきそうになっていたが、必死にずっとこらえていた。

 そして、決勝の瞬間。
 スタートして浮き上がり、よかったと思う。いつものキレのあるバサロキックだった。
 そして、あっという間にゴールの瞬間。
 息を呑んでタッチを見守った。
 センターコースのレイラ・バジリ選手が自身の世界記録タイ28秒16という好記録で優勝。

 真衣は、7位。

 結果としては、残念だったといえるだろうが、私は真衣に、<よく頑張ったね。感動と勇気をありがとう>と言いたい。

 北京五輪に50メートルという種目はない。
 これからのことは、本人も終わってから考えると言っていた。
 まずは、気持ち的にも肉体的にも、ゆっくり休んで欲しいと思う。


 真衣、帰ってきたら、美味しいものたくさん食べに行こうね!


 さぁ、世界水泳は残り3日になりました。
 昨日は、女子800メートルフリーリレーで日本記録を更新し、日本チームは大健闘しました。
 リレーという種目は、本当に燃えます。
 一人では出来なかったことが、4人の力を合わせる、何か違ったパワーが出ると思います。
 今日は、これから男子800メートルフリーリレーがあります。
 そして、明日は女子の400メートルメドレーリレー、最終日には、男子の400メートルメドレーリレーがあります。

 日本のチームとしての戦い、しっかり応援していきたいと思います!


 ところで、この世界水泳が行われているのは、ご存知の通り<メルボルン>
 オーストラリアでの競泳は、かなりの人気で、オーストラリア国内での視聴率が60%まできていると聞きました。すごいです・・・。

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posted by masami_tanaka |14:11 | コメント(9) | トラックバック(1)
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2007年03月29日

50メートルという種目 by田中雅美

 50mという種目は、非常に難しい種目です。

 特に平泳ぎは、速くかいて速くキックをすればタイムが上がるかと言えば、そうではありません。
 腕と足のタイミングがとても重要なのです。

 また、平泳ぎ以外でもそうですが、50mとなると、パワーが必要です。
 体格が大きくて筋肉のある選手の方が有利となってきます。

 その中で北島康介選手は昨日、5位に入賞しました。
 この結果は本当に素晴らしいと思います。

 北島選手の泳ぎの上で特に上手なところは、キックとストリームライン(手足をまっすぐ伸ばし、体が一直線になる形)です。
 抵抗のない強いキックを打ったあと、手足が伸びきったとき、水に対して体の状態がとてもいいのです。
 重心が前にあって、スーッと伸びていく感じです。
 ですから、彼の泳ぎから考えると、かき数が多い50mよりも伸びのある100mや200mの方が得意と言えるでしょう。

 今大会、100mでも50mでもいい泳ぎが出来ている北島選手は、200mでもいい結果が期待されると思います。
 
 連日のレースで肉体的にもメンタル面でも疲れはあると思いますが、この試合に向けて、いつも以上の泳ぎこみをしてきた北島選手ならやってくれると信じています。

 そして、今日は女子50m背泳ぎ決勝があります。

 100mで銅メダルを獲得した中村礼子選手と、私の妹のような存在であり、現役時代はライバルであり、親友の中村真衣選手が出場します。
 
 日本の女子背泳ぎは本当にレベルが高い!
 常に、どの距離でも2人が決勝に残っています。
 しかも、二人の選手が表彰台を狙える位置にいます。
 これは、すごいことです!

 中村真衣選手は、世界水泳6度目のチャレンジとなります。
 シドニーオリンピックで銀メダルを獲得した彼女、これまでの現役生活、決して平坦なものではありませんでした。
 何度か水泳を止めてしまいたいと思ったこともあると聞いています。

 けれど、彼女はそこであきらめなかった。
 水泳が好きだから。人生そのものだから。
 自分が納得できるまで泳ぎ続けたいという気持ちでこれまで頑張ってきました。

 今大会は、50m1本にかけています。
 その28秒台の戦いを、その一瞬も見逃さずに、応援したいと思います。
 
 中村礼子選手とともに、笑顔でプールから上がってきて欲しいと心から願っています。
 ラスト10m、皆さんもパワーを送ってください!!

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posted by masami_tanaka |12:19 | コメント(10) | トラックバック(0)
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2007年03月29日

訂正させていただきます。 by田中雅美

 先日のブログ記事に誤りがありました。
 選手団総勢30人と記載してしまいました。事実は32人です。
 しっかりと確認をしないまま、文章を掲載してしまい大変申し訳ありませんでした。

 ご指摘をいただいた方、ありがとうございました。

 今後は、伝える側として十分に気をつけていきたいと思っています。
 また何かありましたら、ご指導ください。

 これからもよろしくお願い致します。

田中雅美

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posted by masami_tanaka |11:12 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2007年03月28日

記録ラッシュの1日!世界水泳3日目。 by田中雅美

 今日は、世界記録がたくさん出ました!

 まず、200メートル自由形でマイケル・フェルプス選手があのイアン・ソープ選手の世界記録を破りました。
 前半から飛び出して、その勢いは最後まで衰えず、見ている私たちに、ものすごい興奮を与えてくれました。
 彼は、今大会リレーを含めて8種目にエントリーする予定と聞いています。
 初日に400メートルリレーで金メダルを獲得し、この種目でも金メダル。
 絶好調で迎えたこの大会、いったいいくつの金メダルを奪っていくのか、そして、いったいどのくらい速い記録で泳ぐのか、これからも本当に楽しみです。

 大注目、<アジアのイアン・ソープ>パク・テファン選手は、あの400メートル自由形で見せたラスト50の追い上げをし、3位に入賞しました。
 アジアの選手が、こうして自由形で活躍してくれることは、日本の選手にも勇気を与えてくれていると思います。
 パク選手に続け! 日本の勇士たち!

 この日、二つ目の世界記録誕生は、100メートル背泳ぎ。
 アメリカのナタリー・コグリン選手が、自身の持つ世界記録を0秒14更新しました。
 彼女の持ち味はバサロキック。
 そのイルカのように体をしならせるスタートとターン後のバサロキックは世界一です。
 バタフライでもアメリカンレコードを更新し3位に入り、今大会の好調を示しています。
 彼女は、あと50メートルと100メートル自由形に出場します。違った種目ででも、どんな記録で泳ぐのか注目です。

 そして、3つ目の世界記録もアメリカの選手。
 男子背泳ぎ100メートル、アーロン・ピアソル選手です。
 この種目、世界で初めて53秒を切り、52秒9という素晴らしい記録をたたき出しました。
 200メートル背泳ぎの世界記録保持者でもあるので、今回のレースから考えると、200でも新記録の瞬間が見られるのではないかと期待しています!

 さぁ、この日は、さらにもうひとつの熱いレースが行われました。
 女子200メートル自由形準決勝。
 この種目は、なかなかダントツのヒロインがいなくて、誰がトップに立つだろう・・・と楽しみなレースです。
 準決勝2組目で接戦の末、勝ったのは、イタリアのペレグリー二選手。
 しかも、1分56秒47の世界記録!タッチ後の驚いた表情に表れていたように、自信もこの結果に喜びを隠せないようでした。
 しかし!記録が出たと言っても、準決勝は準決勝。
 どんな記録でも、決勝で一番速くタッチしなければ、優勝者にはなれません。
 決勝では、今回の結果を自信にして、更なる記録更新、熱いレースを楽しみにしています!

 さてさて、素晴らしいのは世界だけではありませんよ~。
 日本の選手たちも、頑張っています!
 この日はメダルを二つ獲得しました。

 柴田亜衣選手と中村礼子選手です。

 柴田選手は、400に続き1500でも大大大ベストを更新して、日本記録で銅メダル。
 この1500メートル自由形という種目が世界水泳に出来て、初めて日本にもたらしたメダルです。
 しかも、16分を切るという好記録。
 12秒ほど、自身のタイムを伸ばしました。1500という長距離だとはいえ、12秒という伸びは信じられません!
 こうなると、800もどんな泳ぎを見せてくれるのか・・・今から楽しみです。
 800メートル自由形決勝は、31日の午後に行われます。
 皆さん、ぜひぜひ応援してください。

 そして、中村礼子選手は、接戦の中、絶妙なタッチで銅メダルを奪いました。
 1位に世界記録のナタリー・コグリン選手、2位にロール・マナドゥ選手、この二人は先行していて、3位がかなりの混戦でした。
 日本の伊藤選手も頑張っていました。
 もう一人、14歳オーストラリアのシーボーン選手もいい位置にいて、最後のタッチまで、どの選手が勝つのか分からない、息の呑むレース。
 その中で、中村選手は、前半に少し力をおさえ、後半に追い上げていくレースをし、勢いに乗ったスピードで勝利を勝ち取りました。
 中村選手にとって、100メートルでメダルを獲得したのは初めてのこと。
 レース前に考えていたことをしっかりとレースで出来るというのは、調子がいい証拠。
 200ではよりよい色のメダルを本人も狙っていると思いますので、頑張って欲しいと思います。

 他にも、日本の選手はがんばっています。
 調子のいい選手、悪い選手がいて、記録や順位的に納得いかないこともあるでしょう。
 けれど、選手みんなが、今の持っている力を精一杯発揮しようとしています。この姿勢こそが、素晴らしいのです。

 全てのレース、全ての選手に、ドラマが存在しています。

 皆さん、ぜひその瞬間を見逃さないでください!
 残りの5日間、頑張って応援しましょう~!!

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posted by masami_tanaka |12:51 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2007年03月27日

北島康介選手!!! by田中雅美

 頑張った、本当によく頑張りました、北島選手!!!

 皆さんは、あの勇ましい泳ぎを見て、何を感じたでしょうか・・・。

 私は、チャレンジする大切さ、困難にも立ち向かう勇気、そして、元気とやる気と・・・大げさではなく、生きるパワーのようなものを教えてもらいました。

 そして、レース後のコメントが、また素晴らしかった。
 金メダルを一番期待されていた中で、惜しい、本当に惜しい銀メダルという結果に、一番悔しい想いをしているのは北島選手本人。
 けれど、前向きに自分を受け止めて、相手選手をたたえ、さらに、応援しているファンのことも考えたメッセージ。
 どんな気持ちでレースに向かっていったのかを思うと、胸が熱くなります。

 私は北島選手が中学生の頃から、同じ大会に出場してきました。
 初めて彼が国際大会に出場したのは、2000年のシドニーオリンピックだったと思います。
 その頃から、大きな舞台で自己ベストを更新するなど、自分の力を発揮する精神的な強さはありましたが、アテネで金メダルを獲得して、その後の悔しいレースを経験した北島選手は、今、あらたに本物のトップアスリートに生まれ変わったように思います。

 もともと私にとって北島選手は尊敬するアスリートの一人でしたが、今日、さらにその思いが強くなりました。
 今日のレースは、私の中で、忘れられないものとなるでしょう。

 さぁ、そして、北島康介選手の世界水泳2007はまだ終わりではありません。
 50メートルと200メートルが残っています。

 今日の悔しさ、手ごたえをどう自分の泳ぎに生かしていくのか・・・これからの北島康介選手にも目が離せません!!!

 明日も、日本選手の活躍がかなり期待されます!!
 
 今日行われた女子100メートル背泳ぎ準決勝で、伊藤華英選手・中村礼子選手が好記録で決勝進出を決めています。
 さらに男子の背泳ぎでも、アテネオリンピック銅メダリストの森田智巳選手が上位を狙います。

 世界と日本選手の戦い。
 いつも私は言うのですが、肉体的には有利と言えない日本の選手が、努力と心で世界に挑戦する姿は本当に素晴らしい。
 目に見えていることが、決して、イコール結果にはならないのです!
 だから、人は頑張れる、夢が持てるのだと、私は思います。

 そんな気持ちにさせてくれる日本の、世界のアスリートに感謝。
 そして、スポーツという素晴らしい文化に感謝したいと思います。

 明日からもまたフレッシュな気持ちで、私も頑張って応援するぞ~!

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posted by masami_tanaka |00:02 | コメント(9) | トラックバック(3)
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2007年03月26日

世界水泳1日目!熱い戦いの始まり・・・ by田中雅美

 いよいよ世界水泳、競泳が始まりました~!!
 今日の決勝レース、女子・男子400メートル自由形、その両レース、本当に本当に熱い戦いでした。

 まず、女子のレースでは柴田亜衣選手が頑張った!!見事、銅メダルを獲得しました。
 柴田選手は、皆さんご存知の通りアテネオリンピック800メートル自由形の金メダリスト。400メートルでも、前回の世界水泳で銀メダルを獲得しています。
 結果だけを見ると、銀メダルから銅メダルで、悔しい結果なのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。

 柴田選手、自己ベストを更新し日本記録を樹立したのです。

 世界水泳というプレッシャーのかかる状況の中、自分に打ち勝ったのです。
 その、素晴らしい結果の裏には、ひたすら泳ぎ続けた努力があり、またチャレンジする心がありました。柴田選手はこの種目の世界記録保持者、ロール・マナドゥ選手に勝つ気持ちで試合に望み、予選からいい泳ぎをし、そして、決勝でも前半から自分の目標としていたタイム2分01秒台で入りました。
 本当に充実した練習が出来ていなければ、このような速いタイムで入ることは難しいです。
 なぜなら、しっかりとした練習が出来ていない場合は後半に疲れが出てしまうのではないかという不安が頭をよぎり、前半にスピードを抑えてしまうからです。
 そのような意味でも、自己ベストを更新した柴田選手に、大きな拍手を送りたいと思います。

 柴田選手には、あと1500メートルと800メートルが残っています。
 体力的に、今日の疲れはあると思いますが、彼女にはそれらの種目も乗り越えられる力があります。それだけのトレーニングをしてきているはずです。
 今の調子で、これからのレースでもいい泳ぎをしてくれると私は信じています。

 そして、もうひとつの熱いレースは、男子400メートル自由形。
 今、水泳界で注目度ナンバーワンの選手が出場しました。
 韓国のパクテファン選手です。なんとまだ17歳!昨年の夏から驚愕の進化を見せているこの選手。
 スタートから300メートルまで、ベテラン・ハケット選手らと半身差でついていき、最後の100でグイグイと追い上げていきました。ラスト50のターン後、激しいキックと素晴らしいスタミナで世界に追いつき、最後は追い越してしまったのです!
 本当に興奮させられるレースでした。思わず私も声を荒げて応援してしまいました。
 アジアの選手が男子自由形で金メダルを獲得することは、私が水泳と関わった数十年の中で初めての出来事でした。それほどに凄いことなのです。
 なんと、アテネオリンピックで金メダルを6個も獲得したあのマイケルフェルプス選手もかなり意識しているそうです。
 200メートル自由形でフェルプス選手対パク選手の激しい接戦が期待されます!
 ぜひ皆さんも注目してください!!

 さぁ、世界水泳はまだ始まったばかりです。
 明日は、いよいよ北島康介選手が100メートル平泳ぎに出場します。
 今大会の北島選手は、何か違います。アテネの前年、バルセロナでの世界水泳で2冠したときのようなオーラがあります。例年にないきついトレーニングを積んできたそうです。
 とにかく、自分の記録、つまり日本記録を更新して欲しい。それが何より、北島選手の願いだから・・・。
 そして、あの水をたたき上げるガッツポーズを世界に見せ付けて欲しいと、心から願っています。

 頑張れ、北島選手!
 頑張れ、日本!

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posted by masami_tanaka |00:32 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2007年03月24日

いよいよ! by田中雅美

 世界水泳が始まり6日が経ちました。

 シンクロ競技、かなり盛り上がっています!
 皆さん、見ていますか??

 日本選手の皆さんが連日、世界と素晴らしい戦いをして多くのメダルを獲得しています。
 日本という、世界に比べると小さな国、フィジカル的にも有利とは言えない状況の中で、本当に華麗で大きな演技をされています。
 見ているだけで涙が出そうになります。

 これだけの高い技術を習得するためにはどれだけの努力を重ねてきたのか。
 1日10時間を越える練習、水の中で存在感を出すために食べることまでトレーニングとして行ってきたと聞いています。本当に苦しく、血のにじむような日々を送ってきたことでしょう。
 残りの2日間、私が望むことは、ひとつです。
 選手の皆さん全員が、心から満足して演技を終え、笑顔でプールから上がってくることです。世界水泳メルボルンという、この時しか訪れないこの瞬間に、努力してきたことをしっかりと発揮して欲しい、それだけです。
 結果は、その後についてくるものと思います。

 それにしても、日本を含め世界の強豪国はやはり素晴らしいですね。
 長い手足を器用に使いこなし、表情豊かな演技には、あっという間に、その選手の空気に引き込まれていきます。

 特に私の心を奪ったのは、チーム・テクニカル決勝での日本の演技、そして、ソロ・フリー決勝でのヴィルジニー・デデュー選手。
 デデュー選手は、過去2回の世界水泳で優勝しています。一度は引退を決めたが、2006年に復帰を決め、わずか4ヵ月のトレーニングでこの試合に望んだそうです。
 たった4ヵ月の準備期間とは思えないほど引き締まった肉体、そして、引退前とほとんど変わらない・・・いや、それ以上かとも思われた高い技術と表現力。
 シンクロ界だけでなく世界のファンが、期待のまなざしで見つめる中で、堂々の演技は本当に美しかった・・・。
 金メダルを決めた瞬間のデデュー選手の顔が印象的でした。

 さぁ、シンクロ競技の次は競泳です!
 いよいよ25日から始まります。

 日本競泳チームも現地入りしました。本番のプールで最終調整をしている頃だと思います。

 試合を3日後に控えている選手というのは、多少の緊張感を持ちつつ、けれど、まだまだリラックスしている状況。徐々に気持ちを高め、最高のレースをして欲しいと思います。

 私もワクワクしてきました。
 頑張れ! ジャパン!!!

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posted by masami_tanaka |15:57 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2007年03月22日

はじめまして。田中雅美です。

 みなさん、はじめまして。田中雅美です。
 この度、世界選手権期間中にコラムを書かせていただくことになりました。

 私自身も、世界選手権には過去三回出場させていただいています。水泳選手にとって、オリンピックの次に大きなこの大会。さらに今年は、オリンピックの前年ということで、世界のトップスイマーたちが気合いを入れて望んでくる試合です。

 日本からは、北島康介選手を始め、オリンピック経験者からフレッシュな勢いのある選手まで総勢30人が、世界と対等に戦うのでなく、『世界に勝つ』想いでレースに挑みます。

 その熱いレースを、選手たちの頑張りを、より良く皆様にお伝えできるよう、私も頑張りたいと思います。

 どうぞ、よろしくお願いします!

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posted by masami_tanaka |19:52 | コメント(0) | トラックバック(0)
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